俺がイチャイチャしているうちに、悪の組織の人達はなんかこう……、頑張っていたらしい。
が、今のところは、うちの戦力には全然勝てないから、一晩で部隊が全滅!とかザラらしいね。
そうか!君達は頭が悪くて他に取り柄がないから、戦うことでしか自尊心を満たすことができないんだね!
かわいそ……。
と、煽りパワーを込めた檄文を敵対組織に送りつけておいた。
ボーグバトラーの端くれとして、精神攻撃はガンガンやっていきたい。
ガン……、ガンガン?
ガンガーガンガー!
ガンガーガンガーアストロガンガー!
(ここで走る団長)
「思えば俺も団長みたいなもんなのかもしれねぇ」
「はい?」
「キボウノハナーしてから異世界転生してウマ娘のトレーナーになったり、kenshiになったり、ISに乗ったりしてるんでしょ?大体俺じゃん」
「まあ……、そうですね」
いやーにしても、悪の組織はまだまだうちには敵わないっぽいな。
……イチャイチャしてばかりいると、俺は実は友達がいないんじゃないか?とか思われかねない。僕は友達が少ない?
男友達もいっぱいいるんだぞ!
例えば?
……ジャギとか?
あとは汚い忍者とか。
モンスターをハントする人達とか。
それと……、ヒューマノイドタイフーンとかつて呼ばれていた彼とか。いや、彼や、戦場で蛇と呼ばれた男とかは『戦友』の部類だね。
冴羽さんとは女を取り合いする仲だし、ルパン達とは獲物を取り合ったりする仲だし……。
ワイルドタイガーさんも、鵺野さんも、同僚って感じか。
当麻君やら一護君やら仗助君やらは後輩って感じだね。
コズミック害獣ことクソ鳥?あいつは敵だ。インキュベーターと同様、見つけたら抹殺する。
……こうして見ると、対等な立場の「友人」って感じの男は、実はあまりいないんじゃないか?
ジャギとアミバくらいのもんじゃん。
ヤダ……、俺の人間関係、しょぼ過ぎ……?
……ヨシ!こうなれば、ジャギと飲みに行って友情パワーを高めるしかないな!
「行ってくる!」
「お供します」
「い、いや、今日はジャギと飲みに行くだけだから。ついてこなくていいよ、大淀」
「……はい」
ジャギをキャプチャーする。
ジャギをキャプチャーしたの、スネーク?
スネークさんはツチノコをキャプチャーしたことがあるらしい。
あの人凄いよね、この前は辺境でリオレイアと戦ってたよ。
「よー、ジャギ!景気はどうだ?」
「あ"ぁ?……お前か。まあ、悪くはねぇよ」
株式会社世紀末……。
ジャギの経営する石油会社だ。
東証一部上場企業にして、日本のガソリンの半分を供給している大企業。
おかしな仮面野郎だが、こう見えてジャギは大社長なのだ。
それはさておき……。
「景気が悪くない?それはおかしいな」
今は石油の需要が下がってきてるのに。
「いや……、お前んところが投げてきた、月面でのヘリウム3の採取事業がな」
んー?
「……そんなんありましたっけ?」
「なぁーんでテメェの部下の仕事を把握してねぇんだお前は?」
「いや知らん!知らんよ?!フルオートで色々なことやられてるもん!俺なんてマジで飾りだもん!ジオングの足みたいなもんだもん!」
「だもんじゃねぇよ、いい歳した大人が!」
い、いや、だってマジで知らなかったんだもん!
うちの子達、俺以上に上手く俺のコネ使うからね。
「ま、まあとりあえずほら、フラペチーノだ」
俺は、手元のフラペチーノをジャギに渡す。
「女子高生かオメェは……」
「大体合ってる。流行を追えなくなったら若い子とお喋りできないよ?」
「そんなことせんでも困らねぇからなぁ……、って、これ酒じゃねーか!!!」
え?
「そうだよ、ウイスキーフラペチーノだよ。ウイスキーにソフトクリームを沈めたものだ。ウンメェだろ?」
「いや美味いのは認めるが昼間から飲んでんじゃねぇよクズ!」
「言うねぇ」
「ええい、もう飲んじまったもんは仕方ねぇ。オラ、飲みに行くぞ!」
「キャー!シャッチョさん、カッコいい!」
そして、真昼間から居酒屋にどーん!
「メニュー全部持ってきてください」
「おい、そんなに払えねえぞ」
「大丈夫大丈夫、俺の奢りだから」
「そうか、悪いな」
「口座に、ね」
「あぁ?」
「口座に、知らないお金が億単位で突っ込まれていてね。俺の月収は五十万なのにね。おかしいね……」
「お、おう」
………………
…………
……
「でさぁ、そんとき加賀が、『好きな男に貢ぐのが流行りなのでしょう?』とか意味不明なこと言って、俺の胸元に札束捩じ込んできてさあ」
「何なんだお前?何でそんなにモテるんだ?」
「いやー、俺ハンサムだし」
「あ"ぁ?それは、俺のこのぐちゃぐちゃの顔に対する当てつけかぁ?」
「お前のその顔は訓練の怪我による自業自得じゃねーか!俺に言われてもなあ」
「ふん、有象無象の女にどう思われようが釜わねぇ。俺にはアンナさえいればいい」
「へぇ、言うようになったじゃん。あのジャギがなあ……。因みに、アンナさん以外ではどんな女が好きなの?」
「アンナ以外は考えられん」
「月影千草のファンじゃなかったっけお前?」
「馬鹿野郎!月影千草さんはな、そう言うのじゃないんだよ!役者なんだよあの人は!」
「はえー、すっごい」
「大体にしてお前の方がおかしいんだからな?この世界もこの国も滅茶苦茶なもんだが、一応は一夫一妻だぞ?」
「うん知ってるよ。けど、全く知らん間に上と交渉されて、特例措置で重婚可能にされてたんだ……」
「おお、もう……」
「しかも何故か、俺側から離婚を訴えることはできない謎の法律がね、できててね」
「アァ……、オワッタァ……」
「……暗い話はやめよう!そう、好きな女の子の話だったな!最近はペチャパイの開発に凝っていてだな!」
ふう……。
いやあ、たまには、男同士で馬鹿話するのもいいなあ。
女の話とかあんまりできないもんなあ、艦娘には。
ほろ酔い気分で鎮守府に帰ると……。
「お帰り、司令官❤︎」
龍驤、大鳳、瑞鳳がお出迎えしてくれた。
………………ふむ。
「最近はペチャパイが好きなんやって?ええ趣味してるやないか〜❤︎」
なぁーんでジャギとの会話内容をご存知なんですかね????
「うちらの平らな胸で良ければ、いくらでも好きにしてええんやで!」
まあええわ。
「わぁいナイズリ、旅人ナイズリ大好き」
ジャギ
旅人の幼馴染にして親友。嫁一筋。
旅人
どうしようもないカス。