だが、あえて突っ込まない。
「さようなら、天(津風)さん。どうか死なないで……(C4自爆)」
「提督ーーーっ!!!」
どーん!
いやーーー。
アレですよ、アレ。
QMKです。
急にムセギジャジャが来たので。
QMZではない。
赤いジャギではない。
いやアレ……、アレなんすよ。
詳しく話すと長いんですけど、この世界ではその辺にいきなりグロンギのムセギジャジャやらオルフェノクやら魔化魍やらファンガイアやらがさも当然と言ったツラで湧いて出るのが当たり前、あたりまえ体操なのでございます!
都心圏で生活していたら、怪人の怪しい殺人儀式(ゲゲル)に巻き込まれるし、田舎に引きこもれば魔化魍に食われる。
じゃあ海外は安全なのかって?
そのようなことはあろうはずがございません。
日本から、こんな危険な国にいられるか!俺は海外に高飛びさせてもらう!と逃亡したとしよう。
マフィア!吸血鬼!悪魔!ヴィラン!いろいろあります邪悪な存在!
海外にいれば安全だと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ、と。
そうなる訳だ。
そんな訳なんで、どこにいても死の確率は一定なので、好きなところで暮らして、好きに生き理不尽に死ぬべきなんだ!(^o^)という話になっているんだね。
悲しいなあ……。
現に今も、天津風とラブラブデートの最中だったのだが、いきなり現れた怪人『グロンギ』が暴れ始めたので、俺が身を挺して倒したところだった。
俺渾身の流星一条(C4自爆)によりミートくんのごとく砕け散った五体。
生首は、青少年なんちゃらかんちゃら条例的なやつに配慮され、即座にゆっくりに変換される。
……だが、受け身?に失敗して、ポールに刺さってしまったゆっくりの俺。
「ゆっくりしていって……だんごさんきょうだい!」
「あなたは一人よ」
おっと……、天津風から冷静なツッコミを頂いちゃったな。
いつもは俺が突っ込む側なのに。物理的に。
「ぬいてね!ぬいてね!」
「ええ」
ずろろっ!
うおお、中身のクリームが漏れちゃう!
「た、たすかったよ」
「助かってないのよねえ……」
まあそれはそう。
五体が砕け散ってる訳だし。
こうなったら肩に星形のアザがある人の肉体を乗っ取るしか……。
来たか、ボディ!みたいな。
何も来てねーよ。
「あえ?」
ん、頭が冷たい。
これは……。
「エリクシールよ。あなたったらいっつも死ぬから、持ち歩いてるの」
あっふーん?
そんな、子供のオムツ感覚で蘇生薬持ち歩いてるんだ。
まあ、女の子のカバンには色々入ってるからね、ちかたないね。
スマホと財布ありゃ別にええやろ!ってのは男性の考え方なのだね。
なんにせよ復活!
「かたじけねえ……、かたじけねえ……!」
「良いのよ」
「わちきゆるされた!」
無事復活した俺は、天津風とのデートを再開する。
いや本当にね、俺の仕事はもう、艦娘の慰安くらいしかできないんだもんね。
まあ、元から、頑張るヒーロー達のバックアップや援護がメインだったので、元に戻ったというべきかな。
そんな訳で、デートも仕事のうち!
最高ですよ、デートしてるだけで給料がもらえるんだから。
まさに天職だ。
悪いのは世界、世界の方だよ。
俺は単にデートしてるだけなのに、なんかヤバいのが色々湧いて出る。
俺なんて単なるちいかわ(地位が低くていくらでも代わりがいるやつ)に過ぎないのに、色んな奴が狙ってくる。
いかに……。
いかに俺が、世界最強の武装集団である黒井鎮守府の大首領にして、日本の総理大臣からアメリカの大統領まで幅広い人脈があり、財団の非常勤で、アギト因子持ちで、特異点で、禁術指定魔術を使う魔術師で、プレインズウォーカーで、神話的存在との伝手を持ち、ソウルの業を使い、啓蒙が高く、リンカーコアがあり、デビルサマナーで、対魔忍の経験があり、超能力者で、S.H.I.E.L.D.の非常勤で、鬼の資格持ちで、世界を守るスーパーロボット部隊の最大手スポンサー兼責任者で、アサシン教団関係者だと言えども!
だと言えども!
襲いかかってくる奴が多い、多過ぎる!
一体俺が何をしたって言うんだ!勘弁してくだち!
本当に参っちゃうよねえ。
さっきのグロンギと会話した感じだと、今回のムセギジャジャのゲゲルはリントをバギング・バギング・ドググド・バギング・ドググ殺すことで、俺とクウガさんなどは特別なカウントでバギング・グシギド・ゲギド分になるらしい。
え?分からない?
分かりやすく言うと、殺人儀式に巻き込まれて、殺したらポイントが高いレアキャラ扱いされてるってことだね。
泣いていい?
各方面からレアキャラ扱いされてるからね、本当にね……。
「と言うより、貴方が戦わなくても良かったでしょ」
「え?」
「え?じゃないわよ。あの後、秩序側の……、ええと、仮面ライダー?とか言うのが来てたじゃない。あいつに任せれば良かったのに」
あー。
まあ確かに、素晴らしき青空の会が最近開き直って量産しているイクサギアの使い手が来てたっけな。
753じゃなくて、一般通過イクサだが。
最近多いんだよね、そういうの。
グロンギは、ダグバは死んだが、ダグバの後釜を狙う残党が極めて多い。
テオスは……、アギトさんがどうにかしてくれたが、アギトの力そのものは何だかんだで地上に残った。マラークはもう出ないが。
ミラーワールドの件ももう終わったし……。
スマートブレイン社も『表向きには』なくなったよ!『表向きには』!!!……つまり、影に潜って活動しているオルフェノクが山ほどいるんですね、勘弁してくれ。
アンデッドの件は、ケンジャキさんがジョーカーと化して世界を放浪している。
魔化魍?あれは定期的に出るよ。そう言うもんだからしゃーない。あれも一種の悪魔だし。
ワーム!イマジン!ファンガイア!います。
ヤミーはもう出ないがドーパントは出るなあ。
ゾディアーツはもう出ないかな?
そもそもショッカーが健在だし、ゴルゴムも滅んでないし……。
なんか知らんけど、各方面から的にかけられてるっぽいんだよねえ……。
まあそんな訳だが、秩序側もアホじゃない。
警察はG3システムを一般配備してる。今では、交番に一つはG3がある有様。
アギトやギルスもまあ、言っちゃえば進化した人類な訳で、臨死体験したついでで目覚める人とか多いし……。
鬼も最近は増加傾向にある。
素晴らしき青空の会は、資本パワーを使ってイクサを増やしている。
あ、後は、ファイズ君がスマブレ本社にカチコミした時に、俺がこっそりライオトルーパーの設計図をパクってきたから、ライオトルーパーは一般発売されてるよ。……黒井鎮守府で。
鴻上ファウンデーションは、バースシステムの廉価版みたいなのを売ってるみたいだし、ライドベンダーもその辺に置かれてる。
まあつまり、俺が必死になって戦わずとも、他に戦ってくれる人はいるのだ。
だが、ねえ?
「今この瞬間、この場所には俺しかいなかったんだし、俺がどうにかしなきゃならんでしょ?」
と、そう言う訳だよ。
「……別に、その辺の顔も知らない人が死ぬくらい、どうでも良くないかしら?」
うーん、そうか?
「例えばさ、さっきお茶したカフェの店員さん」
「はい?」
「俺たちにさ、『可愛いお子さんですね』って言ってくれたよね。まあ、お子さんではないけど、優しくて良い人だった」
「え、ええ、そうね」
「例えば、さっきのレストラン。サービス良かったよね。また行きたくなるような、良いお店だったね」
「ええ……」
「確かに、顔も知らない、地球の裏側にいる恵まれない子供が!とか言われても無関係だと思うけどさ。こうして、出会った人、良い人達をさ、助けたいじゃない?」
「私は……!」
「もちろん、言いたいことは分かってるって。でも、これは、俺のわがままだ」
俺が流星一条(C4自爆)するだけで、知り合った良い人達を助けられるなら、やるでしょ?
死なない(死なないとは言ってない)んだからさ。
「……もーっ!馬鹿ねえ!もっと器用に生きなさいよ!」
そんなん言われましても……。
「努力はするよ」
天津風
旅人が幼児のお漏らしくらいの感覚で死ぬので、いつも鞄に蘇生薬を入れている。
旅人
高ポイントレアキャラ。殺すとスコアが高い。