旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

575 / 593
エルデン、クリアしました。


575話 エルデの王

「ああ、提督!どこに行っていたんですか?!」

 

「あ、大淀」

 

「三週間も鎮守府を空けるなんて……!」

 

「すまんね、止むに止まれぬ事情が……」

 

「それでどうでもいい事情だと、ちょっと流石に、私も庇いきれませんよ……?」

 

さてさて、三週間ぶりに帰って来た俺。

 

何があったのか?

 

それは、止むに止まれぬ事情があった。

 

「ご存じのこととは思いますが、申し上げておきます。黒井鎮守府は現在、壊滅状態です」

 

「なんで????」

 

存じてないが?

 

「提督がいないので、鬱で頭がおかしくなった艦娘が暴れたりなんだりして……、まあ、はい」

 

はいじゃないが。

 

「大淀は大丈夫なの?」

 

「私は、任意で提督の幻覚を見ることができますから!提督のナニを再現した張形を前後の穴にぶち込みながら、夢想の世界に逃避すれば、致命傷は避けられますよ!」

 

「それはそれでヤバくないですか????」

 

「それより、本物のナニが欲しいのですが……♡」

 

「うんうん、後でね」

 

「なるほど……、早速の放置プレイ!流石提督です!子宮が下りてきましたよ……!」

 

あっはい、そうですか。

 

とりあえず、黒井鎮守府を救わねば……。

 

全く、さっきまで世界救ってたのに、何で帰宅してからも世界を救わなきゃならんのかねえ?

 

ってかこれ、また俺が死ぬやつでしょお……?

 

もう大体分かってるんだよねこっちもさあ。

 

なんか平然と死んでるからそういうものと思われがちだけど、俺も死ぬと痛いし苦しいんだよ?

 

その辺分かってる?

 

まあでも、美女に殺されるのは楽しいので死にに行きますけど。

 

 

 

「おっすおっす」

 

「「「「提督ーーーーーッ!!!!!」」」」

 

黒井鎮守府に入った瞬間、四方八方から現れた艦娘にパーツ毎に分解された。

 

ほーら、早速死んだぞ。

 

どうしてくれる?

 

「寂しかったよう……!」

 

引きちぎられた俺の腕に頬擦りするレーベ。

 

「どこに行ってたんですか!もうっ!」

 

ねじ切られた俺の足に抱きつくゴト。

 

「もう二度と離さないから……」

 

陸奥に抱き抱えられる頭。

 

もちろん、俺は頭だけになると、コンプアイランスとかなんかそういうアレの関係上、クリームが詰まったゆっくり饅頭になる。

 

これでグロとかではなくなるので、万人に胸を張ってお届けできるって寸法よ。

 

え?両穴に張形を咥え込んでいた大淀は万人にお届けできるのか?

 

ちょっ……とぉ……、何言ってるか分かんないですね。

 

見間違いではないでしょうか?

 

うちの大淀は清楚系美女ですよ?

 

さて……、ゆっくりになった俺は、横から赤城に食べられつつも、今まで何をしていたかをお伝えする……。

 

「あ、今日は中身はクリーム餡なんですね」

 

「ふくしまめいか、『ままどおる』だよ」

 

「え?福島銘菓?福島行ってたんですか?私も誘ってくださいよ、桃とか食べたかったのに……」

 

「いやほんとうに、さいしょはそういうつもりじゃなかったんだけどね?」

 

「えっと……、ではどこに?」

 

「エルデ」

 

「はい?」

 

「エルデによびだされたんだよね」

 

そう、エルデの地。

 

俺は、福島銘菓を食べたくなったので、東北へ向かったのだが……。

 

福島の駅前に召喚サインが出ていたので、軽い気持ちで承諾したところ。

 

エルデの地とかいう末法世界に飛ばされてしまったのだ。

 

俺はそこで出会った一人の「褪せ人」さんと協力して、「褪せ人」さんがエルデの王になるのに協力したんだよね。

 

それに長い時間がかかり、鎮守府に帰れなかったって訳だよ。

 

「途中で止めれば良かったのでは?」

 

「いやもうね、おれがしょうかんされたじてんで、せかいはつながっちゃってるからね。こっちのせかいにめいわくをかけないように、キッチリかたをつけてきたんだよ」

 

「お呼びになってくだされば、私達がどうにかしましたのに……」

 

「そりゃあ、おれもよびたかったけどね?ロスリックとにたような、せかいのほうそくで、たくさんなかまをよべないらしくてさ」

 

まあそんな訳で、褪せ人さんと二人で世界を救って来たって訳。

 

「いやあ、がんばったよおれは……。プライドとかないから、しもふみとかつかってさ……。それでもかてないんだもん……」

 

「大変でしたねえ」

 

「ラダーンがね、あいつがね、おかしいんだよね。ひとりだけむそうシリーズみたいな」

 

「はあ」

 

「ほしをくだくようなバケモノにかてるわけがないんだよなあ……」

 

「でも、勝ったんですよね?」

 

「うんまあ、おれがわちゃわちゃしているすきに、あせびとさんがなんとかしたよ」

 

で、スクロールと祈祷書をもらって来たから、こっちで解析を……。

 

「これは興味深いね……」

 

あ、時雨にひったくられた。

 

「クリーム餡って何でこんなに美味しいんでしょうねえ……?」

 

赤城は、マイスプーンで俺の頭をほじくって、中身を食べている。

 

後因みに、あまりにも絵面が酷過ぎてスルーしているのだが、胴体は鹿島に逆レされてるよ。

 

ひどい、世も末だ……。

 

「とにかく、あばれるのはもうやめてね?」

 

「「「「はい」」」」

 

うーん、言うことは聞いてくれるんだよなあ……。

 




旅人
交友関係リストにエルデの王が追記される。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。