俺達は、豚汁うどんを素早くかっ喰らって、更にバナナケーキを食って、徹底的にエネルギーを補給した。
そして、少しの休憩の後、即座に突撃をするつもりだ。
休憩用のエントランスルームには、倒れているシェリーちゃんとエイダさんを寝かせておき、今までの戦いで傷ついた生存者達もここで休ませる。
そして、非戦闘員の生存者が、俺が持っていた医薬品などで治療行為をしていた。
ウイルスで死ななくなったとは言え、ゾンビに噛まれているんだ。
破傷風かなんかで死ぬ確率は大きい。
医者のジョージ、応急手当ての心得があるシンディなどが二人で、噛まれた人に抗生物質を注射して回っている。
コンピュータに詳しい日系人のヨーコ、ハッカーのジャニアリーなどは、エントランスルーム付近にあるコンピュータを使って情報収集をしている。
無口な配管工のデビットと、肝の小さいメカニックのマーティンは、二人で劣化した武器の修理や、簡単なトラップに爆弾などを作っている。
他の人達も、各々ができることを十全にこなしていた。
全員、眼は死んでいない。
そして、突撃開始。
元S.T.A.R.S.メンバーと共に、一斉に大規模に探索する。
正直な話、一番怖いのは、開けた場所で大量の雑魚ゾンビに囲まれて群がられることだ。
十人を超えるメンバーがちゃんと武装していれば、そうそう負けることなどない。
三人組のチームに分かれて各部屋を制圧し、一瞬で集まったキーアイテムを使って、道を開いた……。
リッカーなどの強化型の生物兵器が現れても……。
「うわあああ!飛びかかってきたぞ?!」
「任せろ!」
俺がメイスなどで殴り、壁に叩きつけて。
「今のうちだ!硫酸弾を頼む!」
「おうっ!」
仲間達がグレネードランチャーを撃ち込んで倒す。
そうして、どんどん敵を倒していき……。
「あ、貴方達、何者?!」
「年貢の納め時だぞ、アンブレラ!」
アネット・バーキンとかいうおばさん(なんか悪い人らしい)を捕まえて。
「おいレオン、なんかキモいの来てるぞ!」
「あれは……!またあいつか!」
「あれはGウイルスを接種した夫よ!」
という訳で、Gウイルスを接種して化け物になったウィリアム博士が現れた。
アネット博士は、女の人にボディチェックしてもらい、問題ないことを確認。
更に、屈強なおじさん達に捕まえてもらっておく。
そして、暴れているウィリアム博士を、囲んでグレネード。
『グオオオオッ?!!!』
四方八方からグレネードの爆炎を浴びせられて怯み、弱点っぽい目玉みたいな腫瘍をまろび出すウィリアム博士。
そこを、レオンとクレアが、マグナムで穿つ。
『グオオオオアアアッ?!!!!』
腫瘍が、黄色い汁を吹き出しながら弾ける。
機能停止したようだ。
「クレア!」
「レオン、Gのワクチンは手に入れたわ!あとは、脱出するだけよ!」
そんな話をしながら、エントランスに戻る。
エイダさんは、レオンが持っていたGウイルスのサンプルをガメて逃走。
「……泣けるぜ」
「アッハイ」
凹むレオンを慰めながら、ワクチンでシェリーちゃんを治療。
さあ、そのまま脱出だー!
「とは言え、時間的余裕はあるからな、のんびりと脱出方法を———」
『警告。自己破壊コードが実行されました。中央エレベーターから最下層のプラットフォームへ緊急避難してください』
「———考えている暇はないようだねえ、とっとと逃げようか」
なんで????
「中央エレベーターを動かすIDパスはこれよ」
と、アネット博士。
「へえ、抵抗しないんですか?」
「もう、良いのよ……」
「……そうですか」
その言に従い、皆でエレベーターに寿司詰めになりつつ移動。
なんか知らんけどタイラントとかいうデカブツが暴れてきたから、みんなで囲んでショットガンを撃ち込み怯ませ、移動した。
俺が拾った対戦車用ロケットランチャーをみんなで囲んで撃ち込むと、タイラントは跡形もなく弾け飛んだ……。
そして、無事にプラットフォームに着いた俺達だが……。
『グオオオオッ!!!』
「ウィリアム博士!生きとったんかワレェ?!!!」
更にキモくなったウィリアム博士が、四つ足の獣みたいになって再登場したんだよ。
……まあ、ロケランで粉々になったけど。
いい加減、負ける要素がない。
そもそも、現代兵器を撃ち込めば簡単に倒せてしまう生物兵器って大して怖くないよね。
銃無効物理無効とかの悪魔の方が怖いんだよなあ。
こうして、無事に地下鉄に乗って。
返り血やら何やらでドロドロに汚れた俺達は、到着先のだだっ広い荒野に倒れ込んだ。
「「「「つ、疲れた!!!」」」」
そう叫んだが、皆、表情はとても晴れやかだった……。
まあ、うん。
こんな感じだったよ。
え?そりゃまあ、女の子達とは今も連絡を密に取り合ってるけど?
後はまあ、生存者同士でも連絡網ができてるし。
中には、今回の事件で絆を深めたから、後に結婚したって人達もいるな。
レオンやクレアは、これからもアンブレラ社と、アンブレラ社が残したものと戦い続けている感じだね。
ジルさんも心配してたんだけど、ちゃんと脱出できたみたい。
ジルさんはこの後、元鞘って訳じゃないけど、相棒のクリスの元へ戻って、元S.T.A.R.S.メンバーと共にB.S.A.A.っていう対バイオテロ組織に入ったよ。
俺?俺はまあ、レオンとクレアと、そのB.S.A.A.をちょっとお手伝いしてるくらいかな。結構給料良くてさあ……。
……もう大丈夫?
さて、楽しめたかい、俺の過去は。
……面白かった?
それは良かった。
………………え?
この時にナンパした女の子達は今、俺の子供をこっそり産んで育てている?
………………え?
嘘でしょ?
……全世界でそういうケースがあるから、(暫定)俺の子供に支援する為に、俺の過去の記憶をサルベージしている?
今回のこれ、そういうアレだったの????
だって俺、ちゃんと房中術で妊娠しないように……。
あ、はい、女の人ですもんね。
浅はかな我々男なんかより、よっぽど強かですもんねえ……。何かしら無効化する手段を用意してたんですね、はい。
そっかあ……、そっか……。
大淀
「因みに、一番大きい子はもう高校生らしいですよ」
「ほら、この写真の子とか。見た記憶があるはずでは?」
旅人
「アッハイ……」
「『新しいボーイフレンドよ♡』って言われたから……、ほら、ね?」
鹿島
「ね?ではないのですが」