旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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アサクリの新作が楽しみで今から眠れない。


587話 摩耶様とプラトニックな恋愛をするんだよ

摩耶様じゃん。

 

俺が……、秋の始まる頃のある日。

 

ゴリッゴリにガーリィな可愛い女の子向けスイーツ店に、男の身で堂々と入店し、『秋のマロンパフェ』と『お芋ケーキ』と『かぼちゃプリン』で紅茶を飲んで一服していると。

 

ばったりと、摩耶と出会った。

 

「……あー」

 

「お、摩耶」

 

「……み、店を間違ったみたいだぜ!」

 

あっふーん?

 

「摩耶」

 

「うるせえ!何も言うなぁ!」

 

頬を赤くしながらも、手で顔を覆う摩耶。

 

まだ何も言ってないじゃん?

 

「摩耶、聞いてくれないか?」

 

「に、似合ってねえって言いたいんだろ?!分かってるんだよ、んなこたぁ!」

 

いや、別に全然アリなんだけど……。

 

そもそも。

 

「摩耶、よく考えてごらんよ。黒井鎮守府はね、某団地もびっくりな変態人妻(艦娘)の巣窟なんだよ?今更、少女趣味程度じゃキャラ立てにもならないんだよ。それは、分かるよね?」

 

「まあそれはそう」

 

秒で納得された。

 

 

 

「ったく……、何でお前がこんな店に居るんだよ?」

 

「スイーツが食べたかったから……」

 

「良くもまあ、こんな女臭い店に入れたな?緊張とか……しないよなぁ……」

 

「えっ?!スイーツを食べれる上に、女の子の匂いも嗅げる?!??!!?!」

 

「おう、アタシの匂いは嗅いで良いけど、他の女に目移りしてんじゃねえぞ?」

 

あらまー、嫉妬?

 

可愛いなあ、摩耶は。

 

どう可愛いか?具体的に説明させていただこう。

 

まず大前提として、ガラ悪いヤンキー女に見える摩耶だが、内面は割と少女趣味である。

 

度重なる戦闘により、入渠しても消え切らなかった細々とした傷の数々。

 

顔にも小さな傷が無数あり、胴体には弾痕まである始末。

 

手なんて、訓練で皮が剥けてボロボロになるまで剣を振ったからか、傷だらけでひび割れていて、剣タコが盛り上がっている……。

 

摩耶の顔を見なされ、戦場で傷だらけになったきたねえツラだ!

 

……だが、それがいい!

 

それほどまでに戦ってくれた戦士であると同時に、この傷こそが、摩耶という一人の女の子を可愛らしくする。

 

傷が気にならないような美女である、と。そう言う訳ではない。

 

傷すらも美しい、珠玉の身体。

 

戦乙女なのだ。

 

そして、何が可愛いのか?と言うと……。

 

「摩耶」

 

「んだよ?」

 

「可愛いお洋服だね、似合ってるよ」

 

「んっ……♡バカ、何言ってんだ!似合ってる訳、ないだろ!」

 

摩耶が身に纏うのは、女の子らしい女の子に憧れていますと言わんばかりの、ガーリィなファッション。

 

無論、あまり子供っぽくならないようにしつつも、それでもどこか幼さが滲み出る、優しい装い……。

 

パステルカラーのピンクセーター、緩やかなシルエットを描くスカート、ネイビーのリボン。

 

女性であることの喜び、と言うのだろうか?

 

「女の子」をエンジョイしつつも、摩耶らしいキリッとした引き締めをネイビーの小物で演出する、オシャレポイントが高いフルアーマーだ。

 

オシャレを楽しむ女の子は、本当に幸せそうで……。

 

そう言う女の子を見ると、守ってあげたくなってしまう。

 

全ての可愛い女の子は幸せに生きるべきだから。女の子が幸せに生きるためなら、俺は死んでも良い。

 

ああ、摩耶。

 

可愛いよ、摩耶。

 

精一杯のオシャレをしてきたんだね。

 

服を選ぶのは楽しかったかい?

 

薄い化粧もよく頑張った。

 

沢山勉強したんだね。

 

似合ってるよ、可愛いよ。

 

大好きだよ、愛してる。

 

俺は、そうやって摩耶を褒め称えた。

 

「バカかお前ぇ〜!!!」

 

顔を真っ赤にして、両手で顔を覆う摩耶。

 

が、俺には分かる。

 

めちゃくちゃ、ニヤけていることが。

 

褒められて嬉しいんだろう。

 

「摩耶、大丈夫だよ。似合ってる、可愛い。摩耶の新しい、素敵な一面が見れて嬉しいな。俺は世界で一番の幸せ者だよ」

 

「うう〜……♡」

 

ん?

 

大淀からのラインだ。

 

《大淀》

《よろしければ私もそういうファッションを致しますがいかがでしょうか?》

 

あ、監視か。

 

人のデートの最中にラインとは許すまじ。

 

返信!

 

《旅人》

《ごめん、今、摩耶とデート中だから》

 

お、返信が来た。即レスだ。

 

《大淀》

《けつあな確定ってことですか?》

 

あはーん?

 

何言ってんだこいつ?

 

脳味噌までカビたか?

 

《旅人》

《行間どころか書いてない文章読み取るのやめちくりー》

 

《大淀》

《はい。ケツ穴をおっ広げて待機しておきますね♡》

 

俺は大淀のラインをブロックした。

 

スマホがハッキングされ、大淀のエロ自撮りがスパムメールが如く大量に送りつけられる。

 

こわい。

 

俺はスマホの電源を切ってアイテムボックスに突っ込んだ。

 

 

 

変態人妻は放っておこう。

 

それより、摩耶様とデートだ。

 

だいじょーぶ、まーかせて!

 

俺のデート力はオーラロードが開かれるくらいある。

 

摩耶様をべったべたに褒めて口説いて蕩かしながら、腰を抱いて移動する。

 

摩耶の乙女回路がギュンギュンと火を吹く音が聞こえる聞こえる……。

 

「や、やめろよっ!外でくっつくなよ、恥ずかしいだろっ?!」

 

最初はこんな感じでツンツンしてた摩耶だが……。

 

ほんの数時間後には。

 

「提督……♡もっとぎゅってしろよ♡」

 

即堕ち二コマですわ!!!!

 

今は、夕暮れを、景色がいい公園のベンチで二人で眺めている。

 

握り合った手のひらが熱い。

 

摩耶の暖かさを感じる。

 

残念ながら、人の革新はまだ遠く、新たな人類も生まれていないこの世界では、天パのパイロットのような、分かり合う力はない。

 

だが、そんな特別な、マーブル模様の宇宙で謎の全裸レスバトルをせずとも、人と人とは分かり合い、愛し合うことができるんだよなあ……。

 

ほんとの愛はここにあるんだねサーバルちゃん。

 

余談だが、某地方ゆるキャラとのコラボでひぐまモンにされたヒグマのフレンズを見て、「うわあ、まるで変態洗脳常識改変エロコスチューム化みたいだあ」と邪なことを考えた人は、K県黒井鎮守府で僕と握手!

 

それはそれとして、学生デートって感じがしてこれはこれでいとおかしだよね。

 

セックスを伴わない恋愛は、俺くらいの歳になってくると、逆にえっちであると専らの評判。

 

「アタシはバカだから上手く言えねえけど……、その……、好きだ。愛してる。ずっと一緒にいてほしい」

 

あぁ^〜。

 

「アタシは、あー……、もうダメだ!好きって気持ちが胸いっぱいで、なんて言えば気持ちが伝えられるか、わかんねーよ!」

 

ああぁ^〜〜〜!!!

 

犯罪的なかわいさ。

 

"乙女"という言葉は摩耶の為にある!

 

しゃあっ!

 

「摩耶、俺もだ。何万回言ったって足りないくらい、愛しているよ」

 

「提督……♡」

 

こうして俺達は、プラトニックなデートをじっくり楽しみ、摩耶とイチャイチャしながら一日を過ごした……。

 

 

 

余談だが、帰宅したら自室に、極太ケツバイブが刺さったまま、色々な液体まみれになっている大淀がいた。

 

こわいので逃げた。

 

大淀は放置しても喜ぶのでいいんじゃないですかね。

 




摩耶
摩耶様は乙女なんだよな。

大淀
自らけつあな確定していく傑物。ケツにブツが入ってるので傑物だ。

旅人
変態人妻管理人。
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