旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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久しぶりの更新。

もう今年の更新はないです。


593話 旅人一年記

やあみなさんお久しぶり。

 

早速だが、今俺は全裸にひん剥かれて艦娘達に捕まっていた。

 

「おかえりなさいませ、提督!」

 

大淀がもう本当にヤバいくらいにアルカイックな微笑み。

 

おこった?

 

おこってないよね?

 

「今日も可愛いよハニー!」

 

でも褒め言葉は忘れない。

 

実際、怒ろうが何しようが、大淀は可愛いしね。

 

で、その瞬間、俺の耳元を銃弾が掠める。

 

「先生、どういうこと?」

 

こちらのバチクソにキレてる太ももの太……藍色の髪をツインテールにした太もも……女子高生の太もも……の子は、最近知り合ったユウカという女の子だな。

 

「太もも」

 

「なっ?!ふ、太ももばっかり見て!セクハラですよ?!」

 

「ごめ……太もも」

 

「やっぱり先生は最低です!」

 

ごめん……、いや太もも。

 

さて、俺は今、なんか全体的にヤバいことになっている。

 

その理由は、一年くらい鎮守府を空けていたからだね。いやほら、俺にも色々と事情があってさ。事情があった!事情が!その程度のことでは、オルファンが沈む訳はない!

 

拷問官(艦?)の艦娘は、逆バニーという恐ろしげな服(まんじゅうこわいみたいな話)を着て、俺を逃すまいと必死にくっついてきている。

 

それに対抗して、メイドの子達が何故かバニーになって俺を掴んでいて……。

 

そしてそれを、生徒達が止めに来ている……しかも、街のど真ん中で!という愉快な状況。

 

野次馬はゾロゾロ集まってきてるし、今確認したらネットに放送されちゃってもいる。

 

社会的な死!(三百三十四回目!)

 

「では提督!ご説明を!」

 

「うん」

 

さて、どうしてこうなったのか?

 

話すとしようか……。

 

 

 

「まず、キヴォトスって未来都市があるって聞いたから、観光しに行ったんだよ。そしたらなんか色々あって、気がつけば教師になってた」

 

まあ、教師だからね。

 

キョウジ・カッシュになってた!とかじゃない分マシでしょ。

 

教員免許も持ってるし、少なくとも資格はあるもん。

 

「その色々あって、の部分が大事なのですが……、まあいいでしょう。教師になって、何をやったのですか?」

 

そんなのは決まってる。

 

「教え子に手を出した」

 

「なんで????」

 

なんで?

 

いや、女子校の男性教師なんて、淫行する以外にやることある?(偏見)

 

「だってこんな、目の前にさ、太ももぶっといプリケツ美少女がいるんだよ?手を出さないのが失礼では?」

 

「だっ、誰がプリケツですかっ?!!!」

 

「ユウカちゃん!」「ユウカせんぱいー?!」

 

キレて銃を構えるユウカを、周りの他の生徒達が止める。

 

セミナーは大変そうだなあ。

 

「……それで?他には何を?」

 

「ああ、後最近は下北沢でバンドの推し活してたんだ!めっちゃいいバンドがあってね?なんかダンボールかぶってライブハウス出てきたピンクのメンダコの子がいてさあ!」

 

「……????」

 

「ぼっちちゃんは凄いんだよ!俺が話しかけると異様な高音を発して破裂するんだけど、肉片を集めてくっつけると再生するし!変形してメンダコになったりするから、俺も対抗して変形してヤリイカになったりしてたんだー!」

 

まあイカのような匂いのする液体をヤッて出しているので、実質的に俺はヤリイカと言っても過言ではないだろうしね。

 

「えっ、それは……、アナザー提督みたいな話ですか?」

 

「ジオウ君の話はしてないよ?……とにかく、下北沢でバンドの推し活をして……、女子高生とキャンプしたり、デザイアグランプリに参加したり、リコリスって秘密結社でバイトしたり、アビスとかいう縦穴に潜って爆散したり、ドンブラザーズの一員になったりしてたかな?」

 

「何やってるんですか????」

 

え?いやだから、そのまんまだけど……?

 

「で、その後にキヴォトスで教師をやってたんだけど……」

 

「はい」

 

「その時はちょっとヤバめの敵が出たんで、全裸で輝きながら突っ込んだら倒せたな」

 

「????????」

 

「相手はZ-ONEみたいなのだった」

 

「待って!待ってください、意味が分かりません?!」

 

「相手がZ-ONEなら実質遊戯王、不動遊星にならできたぞ!ならば不可能なことなどこの世の何処にもありはしないッ!と自身のモーメントを震え上がらせ、大人のカードという名の大人気ないティアラメンツで叩き潰してやったんだ!」

 

大淀は、助けを求めるような視線をユウカに向ける。

 

……ユウカは、もう助からない末期患者を診ている医者のように、目を伏せてから頭を横に振った。

 

「何やったっぽい?」

 

夕立がこっそり、隣に立つミドリとモモイに訊ねる。

 

双子のゲーム開発部の少女は、当時の情景を思い出したらしく、その時の話を熱く語ってくれた。

 

「先生はすっごいんだよ!全裸で光り輝きながらバイクに乗って『アクセルシンクローーー!!!』って叫びながらプレナパテスに突っ込んで、手札からうららを捨てて相手の攻撃を無効にしつつ、最終的には全裸ローション相撲で雌雄を決したんだー!」

 

「あれは激アツだったよー!確か、『クリアマインドだから!澄んだ心だから!』とか言って、意味もなく全裸になったんだよね!全裸ローション相撲の他にも、スマブラとかシャドバとかカーリングとか早押しクイズとかの対決もあったんだよ!」

 

ああ、そうそう。

 

そんな感じそんな感じ。

 

「あ、あー……、他は?」

 

大淀は、遠い目をしながら聞いてくる。

 

他?

 

他かあ……。

 

「んん、まあ……、いつも通り女の子の足を舐めたり、汗の匂いを嗅いだりしてただけかな」

 

「良かった、いつも通りですね」

 

ほっ、と胸を撫で下ろした大淀。

 

そうそう、何も変なことしてないよ俺は。

 

「変態!死刑!死刑よーっ!」

 

エロに過剰反応するピンク髪の生徒もいるが、まあそれはそれ。

 

ピンク髪は淫乱!黙ってなさい!

 

「とにかく、鎮守府に帰ってきてください!提督!」

 

「ん、先生はキドヴォスの共有財産」

 

「駄目っぽい!提督は鎮守府のものっぽい!」

 

「うへー、流石にその要求は呑めないな〜?おじさん、困っちゃうよ〜」

 

うわあ、奪い合いだ。

 

どうしよう……?

 

ってかそれより……。

 

「あ、それ無理。次は惑星ルビコンで傭兵の仕事をやる予定だから……」

 

ハンドラー・ウォルターさんと契約したし……。

 

「そうですか、キャンセルしてください」

 

「ん、キャンセルのメール入れといた」

 

アアッー!

 

 

 

そうして俺は、鎮守府とキヴォトスの俺争奪戦によりボロボロになり、爆発して肉片になったとさ。

 

それこそ、推しのぼっちちゃんみたいに……。

 




大淀
私達はずっと……、待ってた!

旅人
な、何を……?

夕立
(我が子の)クリスマスプレゼントっぽい!カードも、提督のクリスマス休暇も待ってた!

ユウカ
どうでもいいので先生を返して欲しい!ただでさえ、生徒が多いから一人一人に時間がとってもらえないのに……!

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