旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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セクハラ回。

今回はサンプルみたいな。

活動報告て指名してくれれば、次回、指名された艦娘にセクハラします。

やったね。


74話 ハラスメントの帝王 甲

「提督、その、大和型建造の件で大本営から通知が来てますけど」

 

「あー、あれだ、大和型建造時の監視カメラの映像でも送っといて」

 

良いじゃん、どうでも。

 

そんなことより、不安のあまり更に厳しくなった監視の方が大変。

 

やはり、前回のビスマルクの件がまだ尾を引いているらしいな。

 

ここいらでこう、ガッとコミュニケーションを取って、艦娘に安心をお届けしないとな。うん。

 

……いや、待てよ?

 

「……今回こそ、好感度を下げられるのでは?」

 

そう、精神的に弱っている女の子に追撃のグランドヴァイパー。(精神への)ダメージは更に加速する。これは非モテですわ。

 

「……提督、前も、同じようなことを言ってスカート捲りをして、失敗しましたよね?」

 

「い、いや、あれはさ、スカート捲りだったから!今回の俺はもう悪魔に魂を売ったから!修羅だから!!」

 

な、舐めやがって大淀!!

 

「本当ですか?そもそも、提督になら何やられても嫌じゃありませんよ、私達」

 

いやいや、そんな訳ないね!なんでも、なんてこたぁ無い!!試すか?!

 

「じゃあ実際に試してやる!男は皆んな狼!怖さを思い知れ!!はい、まずは大淀を抱きしめます!」

 

「あっ❤︎は、はい、それから?」

 

柑橘系の香り。華奢で女の子らしい身体。胸は控えめ。

 

「耳元で気持ち悪いこと囁きます!」

 

「ふわぁ❤︎み、耳が、耳元に吐息がぁ!」

 

うーん、気持ち悪いこと、気持ち悪いこと……、これだ!

 

 

 

「なぁ……、スケベしようや……」

 

 

 

良し!キモいわ!ギネスに載るレベルだわ!!

 

「ひゃいぃ……❤︎しましゅ……❤︎」

 

ウッソだろお前?!!

 

 

 

「…………大淀、君さ、失礼だけどチョロすぎない?将来が不安になるレベルで」

 

「いやぁ、もう抱きしめられた時点で幸せ過ぎて、なんかもう色々どうでもよくなっちゃって……」

 

鼻血をハンカチで抑えながら照れる大淀。

 

「どう?好感度下がった?」

 

「グッと上がりました」

 

「えー」

 

おかしくない?流石に今のは下がるでしょ?イケメン俳優が言っても逮捕されるレベルじゃん?

 

「提督、自分を客観的にご覧になって下さい。提督は何を言っても許されるレベルのイケメンですよ」

 

こんなん、ノースティリスでプチの肉を食いまくればどうとでもなるぞ?魅力なんて簡単に上がるんだぞ?ワァオー。

 

「んー、まあ、失敗かー。仕方ない、他の子で試すか。ちょっと行ってくるわ」

 

「はい、行ってらっしゃいませ、提督」

 

「……いや、部屋閉めるんだけど?」

 

「はい、行ってらっしゃいませ、提督」

 

「鍵閉めたいから部屋から出」

 

「はい、行ってらっしゃいませ、提督」

 

村の出入り口で村の名前を教えてくれるNPCかな?同じことしか喋らないのやめない?怖いよ?

 

「わ、分かったよ、鍵、ここに置いとくから、部屋を出る時は閉めてね?じゃあ、行ってきます」

 

……執務室を後にする。

 

………………。

 

……大淀、何やってるんだろうか。また、俺の日用品を新品と入れ替えてるのかな?

 

ちょっと聞き耳を立ててみようか……。

 

 

 

……「あっ❤︎あっ❤︎あっ❤︎あっ❤︎提督❤︎提督だいすき❤︎❤︎❤︎」

 

 

 

……ふむ、水音と喘ぎ声。

 

 

 

…………ふむ。

 

 

 

聞かなかったことにしよう。きっとローション塗れでストレッチでもしてるんだろう。そうに違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「イィィィヤッホオオオオオ!!!」

 

「司令官が空から?!!」

 

「降ってきたのです?!!!」

 

場所を移して鎮守府の正門前。そこにいたのはいつもの遠征組。天龍型と暁型である。

 

んなぁるほどぉ〜?天龍ちゃぁぁん?

 

「オイオイ、びっくりするだろ?今度はどうしたんだ?」

 

「うー、わっほい!!」

 

パ ン ツ い た だ き 。

 

「更にフォイ!!!」

 

ブ ラ い た だ き 。

 

「………………はぇ?」

 

「天龍、くまさんパンツはどうかと思うぞ?あと、その胸の大きさでそのブラはおすすめできないな、形が崩れる可能性がある。しかし、艦娘の身体の強靭さから考えればどうでも良いことかもしれないな」

 

「………………な、な、な、な、にゃにをしやがるーーーーー!!!!」

 

おーおー、お怒りですわ!!こりゃあ好感度下がったわ!!!やったぜ!!!

 

「ヘイヘーイ!!天龍ちゃんびびってるぅー!!!」

 

「バ、バカヤローーーっ!……ガキ共が見てるだろ!!教育に悪い!!……ったく、ヤるのは構わねぇけど、こう言うのは夜にしろっ!!!」

 

えっ?そこ?

 

「えっと、下着が可愛い方が良いのか?オレはそう言うの分からねぇから、龍田に聞いてみる。あ、それは処分して良いぞ」

 

えっ、マジ?

 

「じゃ、じゃあな、夜、提督の部屋に行くから……」

 

えっ、嘘?

 

どうしろと?

 

 

 

「あらあら〜?提督〜?」

 

あっ、死ぬわ俺。

 

「たっ、たたたた龍田、違うんだこれは許してくれごめん」

 

「私は昼からでも良いわよ〜❤︎」

 

「?!」

 

「私にはどんなことをしても良いけど、天龍ちゃんには優しくしてあげてね〜?」

 

そう言って、胸元を大きく開く龍田。でけぇ!

 

「あ、あのさ、龍田って、俺のこと嫌いなんじゃないの?」

 

あれ?嫌われてたよな?

 

「もー、何言ってるの?……もう、貴方は充分に、私達に優しさを示してくれたじゃない?」

 

珍しく、影のない笑み。純粋な喜び。

 

「あー、その、つまり?」

 

「もう、これ以上、女の口から言わせるのは野暮ってものよ〜❤︎」

 

か、かわいい……!龍田がかわいい!

 

「ま、まさかそんなに好感度が高いとは……。おいおい、冗談だろう?」

 

「信じ、られない?まあ、そうよね〜?私は貴方に、きつく当たっていたものねぇ……。ごめんなさい、今までの非礼を詫びるわ、提督……」

 

さっきとは一転、悲しそうな顔で頭を下げる龍田。

 

「い、いや、良いんだよ!気にしてないし!!そんなことより、そんな風に謝られる方が辛いよ!!」

 

いや、本当に。龍田は何も悪いことしてない。

 

「そ、そう?許してくれる?」

 

「許す!!」

 

「……やっぱり、貴方は優しい人。貴方になら天龍ちゃんを任せられるわ〜」

 

…………ん、あれ?これ、このままじゃ、好感度が上がって終わりじゃね?

 

クソ、ナチュラルに行動するとついつい好感度を上げちまう!!ここが分岐点だ!最高の選択肢じゃなくて、最悪の選択肢を選ぶんだ!!!

 

「……さっきは、昼からでも良い、だなんて言ったけれど、もちろん冗談よ〜?私は、天龍ちゃんさえ、幸せになってくれればそれで良いの〜。お願い、提督、天龍ちゃんを幸せに」

 

「ハイスラァ!!!」

 

パンツとブラいただきぃ!!!

 

「…………は?……え?」

 

唖然とする龍田。ふっふっふっ、好感度が大幅に下がったな!俺の命と引き替えに!!!今までありがとう皆んな!!!第3部完!!来週からは機動戦士旅人が始まるぞ!皆んな見てくれよな!!

 

「…………ふふ、ふふふふふ、あははははははは!!!!!」

 

ヒィー!!めっちゃ笑ってるうーーー!!!ここここ殺されるーーー!!!

 

あ、ああ、襟首を掴まれて!!

 

引き寄せられて!!!

 

「んーっ❤︎❤︎❤︎」

 

…………キスされた?

 

「あは❤︎そう、そういうことね❤︎貴方は、器が大きいものね❤︎天龍ちゃんだけじゃなく、私も女として見てくれるのね❤︎嬉しいわ、嬉しい❤︎❤︎❤︎天龍ちゃん共々、幸せにしてね?」

 

あんるぅえぇぇぇ?!!!!!

 

「い、いや、いきなり下着を剥ぎ取るような男は」

 

「私、ずっと不安だったの。貴方は、私には愛しているとも言ってくれないし、抱きしめてくれる訳でもない……。正直、女として見られていないんだと思ってた。でも……、うふふ❤︎こんなことをするってことは、期待して良いってことよね?嬉しいわ〜❤︎」

 

そのまま、極めて嬉しそうに去っていく龍田。えぇー?

 

どうすんのこれ?

 

 

 

「はい!しれーかん!」

 

「ん?どうしたのいか、ず、ち?」

 

えっ、なんでパンツ差し出してきてんの、この子?

 

「?、欲しいんでしょ?大丈夫!私のをあげるわ!!私、司令官の為なら何でもするし、何でもあげるわ!!他に何か欲しいものはある?何でも、何でもあげるんだから!!」

 

うん、今の状況酷いよ?子供から脱ぎたてのパンツ受け取る男。ヤバくない?事案だよ?

 

その後も、暁型の皆んなは嬉しそうにパンツを押し付けてきた。その場で。脱ぎたてを。

 

「は、恥ずかしいよぉ〜!で、でも、司令官が喜んでくれるなら……」

 

「電?恥ずかしいなら無理しなくて良いんだよ?」

 

「はい、司令官、これを」

 

「響、顔真っ赤だよ?こんなこと、しなくていいから」

 

「い、一人前のレディなら、こ、これくらいヘーキだし!!」

 

「暁、一人前のレディは人前でパンツ脱がないからね?」

 

そして手元の六人分の下着。どうすんのこれ?どうすんの?

 

……むぅ、ほんのり温かい。

 

 

 

「にしても、パンツを何に使うのかしら?電、分かる?」

 

「はうっ?!そっ、それは、その……、えっと、夜に……」

 

「うーん、司令官は大っきいし、そもそも男の人だし……、本当にどうするのかしら?」

 

「わ、私は知ってるわよ?!な、なんてったってレディだし!!」

 

「はいはい、分かったよ暁。……雷、そういう話はまた後でいいじゃないか。とりあえず、鎮守府に帰ろう。そしておやつにしようじゃないか」

 

「そうね!とりあえずは休憩ね!」

 

 

 

そして、困惑する俺をよそに、去り行く暁型。

 

だが、最後に響が俺に近付いてきて……、

 

「司令官、態々下着を使わなくても、私本人を使ってもらって構わないんだよ?……私は艦娘、見た目よりずっと丈夫だよ。司令官の大きいソレも、無理矢理挿れてもらっても大丈夫。壊すつもりで抱いて良いんだよ」

 

「ななななな何を言ってるんだー?ひひひひひひ響、抱くって何だー?抱っこかー?良いぞー?」

 

あっぶねえ!!!まさかのダークホース!!!思いの外ヤバかったぞ響!!!

 

とりあえず抱っこで誤魔化そう。大体の駆逐艦はこれでOKよ。

 

「ほーら、たかいたかー、い?」

 

と、抱き上げようと屈んだところ、逆に抱き寄せられ、頭を響の胸に押し付けられる。

 

「誤魔化されないよ、司令官。司令官は、女の下着だけが好きな訳じゃないよね、それは分かってるんだ。私には胸はないけど、その代わり、身体のどこを使っても良いから」

 

ホゲェーーー!!!!なんか凄いこと言ってるぅーーー!!!!

 

「さあ、司令官、私の身体、好きに使って?大丈夫、私のことなんて考えなくて良いから。道具みたいに、好きに使って欲しいんだ……❤︎」

 

ヤバいヤバいヤバいヤバい!!!響がエロい!!!手を出しちまいそうだ!!!

 

 

 

「あー!ずるーい!!私もー!!」

 

「司令官、その、私も、ぎゅってして欲しいのです!」

 

「もー!レディの私をほっといて、響と抱き合うなんて!!」

 

た、助かった!

 

「はいはい!ケンカしないの!おやつにするんだろ?何でも好きなもの作ってあげるから!」

 

「本当に!!」

 

「やったのです!!」

 

「わーい!!……はっ?!い、いけない、私は大人のレディ、大人のレディ……」

 

「チッ」

 

うわぁーーー!!響今さり気なく舌打ちしたーーー!!あっぶねえ、回避できて良かった!!!

 

さあ、命を繋いでおやつタイムだ。

 

 

 

「次回に続くっ!!」

 

 

 

「司令官、誰に話しかけてるの?」

 

「いつものおふざけなのです」

 




大淀
ムッツリスケベ。毎晩○慰してる。日課は旅人の日用品を新品と入れ替えること。ただ、ちょっと言いよると興奮のし過ぎで倒れるので、かなりチョロい方ではある。

天龍
駆逐艦のことをしっかりと考えているあたり、意外と母性がある。下着とかは適当なのばかりだが、この後、龍田セレクションのセクシーな下着を身につけるようになり、攻撃力が上がった。

龍田
チョロくない。最初の頃、旅人を警戒し、キツく当たっていた為、旅人には怖がられていた。天龍の為に身を引くつもりでいたが、今回の件で女として見られていると思い込み、以降グイグイ来るように。


レディはレディでもアーマロイドレディではない。


暁型で一番ヤバい。奉仕精神の塊のような暁型の中でも、受動的に奉仕するタイプ。マゾっ気が強く、命令されたり、使われたりすることに強い幸福を感じる。


キスで子供が出来ないと聞いて戦慄した。


耳年増。少なくとも、子供の作り方と、男がどうやって女の子のパンツを使うかは分かるらしい。

旅人
死にそう。

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