旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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誤字報告、ありがとうございます……。ガバガバで本当にすいません……。



elonaのオバホやり始めて、カスタムアイテムとか超楽しくて、ドットとか打ち始めて……。忙しい。


76話 ハラスメントの帝王 丙

「あいむしんかーとぅーとぅーとぅーとぅとぅー!」

 

よう、首輪付き、旅人だ。

 

蒼龍を襲撃する。付き合わないか?

 

え?付き合わない?

 

……あ、そう。

 

え?裏山のさくらんぼ?ああ、採っていいよ、駆逐艦の子達と行くの?……うん、大丈夫。あ、あと、メロンもそろそろいけるから、あとで収穫しといて。

 

……さて。

 

「ふぃーるいと!いんざうぃる!!!」

 

「………………ほぇ?」

 

隙だらけの蒼龍を襲撃!!

 

着物のォ!胸元をォ!!全ッ開ッ!!!

 

「Oh , SARASHI ?」

 

スキル:窃盗

 

サラシ←

着物

 

「有給ラッシュ!!!」

 

成 功

 

サラシ を てにいれた !

 

Exp +810

 

 

 

……それは、乳というにはあまりにも大き過ぎた。

 

大きく、ふわふわで、重く、そしてえっち過ぎた。

 

それは、まさに巨乳だった……。

 

 

 

「………………え?」

 

おや、まだ現実が飲み込めていないご様子。

 

「おはよう、蒼龍!今日もかわいいね!」

 

「え?う、うん!おはようございます!提督!……あれ?」

 

……俺の勘違いじゃなければ、またでかくなったか?この乳?うちの艦隊トップクラス……。少なくとも100cmはある……。

 

「……?!、きゃ、きゃあ!!」

 

あ、やっと気付いた。

 

「びっくりしたなぁ、もぅ!」

 

うん、まずはそのおっぱいを隠そう?いや、脱がせたのは俺だけどさ?

 

「……すまぬ」

 

戻しとこ。

 

「え?なんで戻すの?触りたいんじゃないの?」

 

いや、触りたいよ?でもさ、触りたいからって触っていい訳じゃないの。

 

「第一、もっと恥ずかしがらなきゃ、ね?」

 

「えー?提督になら、良いんだよ?」

 

「はいはい、良くないです!……あと、サラシはやめなよー?ちゃんとした下着じゃないと、形が崩れるからね」

 

「?、普段は、提督の言う通りに、ちゃんとしたのを着けてるよ?私、さっきまで出撃してたから、提督の言う通りにサラシにしただけで……」

 

……まあ、聞き分けが良い分、他の子よりもマシ、と思うじゃん?

 

「そ、そっか。でもさ、蒼龍も女の子なんだから、服とか髪型とか、そう言うことに気をつけた方が良いんじゃないかな?出撃中だって、好きな下着を着たって良いんだよ?」

 

「うん!分かった!提督の言う事はなんでも聞くから!!」

 

……これなんだよなぁ。

 

「あー、その、蒼龍?俺はただ、こうした方が良いかもって、助言をしてるだけなんだ。ありのままの蒼龍で良いんだよ?」

 

 

 

「?、何で?提督が言う事は全部正しいんだよ?どうして、態々正解以外の答えを選ぶ必要があるの?」

 

 

 

……自己の放棄。

 

一番やっちゃならない事だ。人生ってのは、どんなに辛くても、自分で進むべき道を選ばなきゃならない。人は誰でも幸せを探す旅人のようなものだから。

 

「提督、私ね?今まで、提督の言う通りにしてきたら、全部が上手く行ったんだよ!戦闘でもなんでも!全部!!」

 

「蒼龍……」

 

依存と言うより、甘えなんだろうか。

 

見た目は小柄なトランジスタグラマー。だが、中身は赤子のように純粋だ。

 

「だからね、私ね、提督の言う事ならなんでも聞くんだ!これからも、いっぱい命令してね、提督❤︎」

 

……だから、俺の命令がないと、何もできない。

 

「……こりゃ、自立させるのに骨が折れそうだ……」

 

「何か言った?提督?」

 

「いや、何でもないよ……。そうだな、今日は、どんなことをしたんだい?」

 

「え?今日?今日は、提督に言われた通りに出撃して、提督に言われた通りに深海棲艦を殺して、提督に言われた通りに無傷で帰ってきたよ!」

 

「……そう、か。偉いぞ、よく頑張ったな……」

 

確かに、命令はしたけどさぁ……。

 

「昨日は、提督に言われた通りに飛龍と遊びに行って、その前の日は、提督に言われた通りに一航戦の二人と弓の練習をしたよ、その前と、そのまた前の日は、何も言われてないからお部屋で待機してたよ、その前も……」

 

「わ、分かった、もういい!」

 

やべえ、悲しくなってきた。この子、俺が声をかけてない日はずっと待機してんのか……。

 

「?、はい、分かりました」

 

まるで汚れを知らないかのような笑み。そのまま、俺の目の前で待機している。……今までは、凄く愛想が良い子だと思っていたが、まさか、これ、命令を待ってるのか?

 

「あのね、蒼龍?俺の命令じゃなくてね、その時自分がやりたいと思ったことをやるんだ」

 

「私は、提督の言う事を聞くのがやりたい事だよ?」

 

うーん、この。

 

じゃあ、こうするか。

 

「あー、あれだ、蒼龍、今度デートしよう」

 

「ホント?!」

 

「ただし!行き先も、日時も、全部蒼龍が決めるんだ、良いね?」

 

「……え?だ、駄目だよ、わ、私じゃ」

 

「別に、嫌ならやめても良いんじゃよ?」

 

「そ、それはやだよ!一緒にデートしたいもんっ!!」

 

「そうだ、それでいい……。それじゃ、決まったら連絡してくれ。大丈夫、蒼龍となら地獄にだって行ってやるさ!」

 

地獄の閻魔様、めっちゃ可愛いし。死神も可愛い。おっぱい大っきい。

 

「………………うんっ!!ありがとうございます!提督!!!」

 

いやぁ、丸く収まった。あんまりにも甘えられると、旅どころじゃなくなるしな。

 

ま、これも、俺の人徳が成せる業ってとこかな?(自意識過剰)

 

 

 

……後日、蒼龍とのデートで、最終的にお城のようなホテルに連れ込まれるのは完全に別の話だ。

 

 

 

 

 

×××××××××××××××

 

 

 

「提督❤︎私の作った卵焼き、食べりゅ?」

 

「お、食べりゅ、食べりゅー」

 

もー、提督ってば、可愛いんだから❤︎

 

「お味はどう?」

 

「うまみー」

 

やった!今回も、喜んでもらえた!

 

 

 

私が「入った」卵焼きで……。

 

 

 

私はね、提督?貴方のことが大好き❤︎……でも、その大好きって気持ちと同じぐらい、貴方を尊敬しているの。

 

私はね、提督?貴方に助けてもらったこと、忘れずに覚えてるよ?あの時も、出撃の時も、私を、皆んなを守ってくれたよね。

 

私はね、提督?貴方みたいな人になりたいの。貴方みたいに、強い人に。強くなって、皆んなを、貴方を守ってあげたいの。

 

 

 

だからね、提督?私を、食べて?私と、一つになって?

 

そうすれば、私は貴方に近付ける気がするの……❤︎

 

 

 

「美味しいけど、血を入れるなら味付けを変えた方が良いね」

 

「……気付いて、たの?」

 

「え?気付いてないと思ったの?……あ、良いよ、別に困ってないし。艦娘の血液は人とはちょっとばかり違うみたいね。感染症とか気にしなくて良いのかな?」

 

そんな、入れたのはほんの少しなのに……。

 

「なんとなく、鉄っぽさが強いかも。艦娘だからかね?ほんの少しハーブとか入れると良いかもね、匂い消しに。……ご馳走様、瑞鳳」

 

「え、あ、うん……」

 

……動じて、ない?提督なら、あり得る、かな?普通は、怒ると思うんだけど、もうずっと前から気付いてたみたいだし……。

 

「……その、ごめんね。気持ち悪かったよね……」

 

「?、別に?マミーの肉とか食ったことがある身としてはねー。美味くて毒がなけりゃ幸せだよ」

 

……マミー?

 

「あー、なんて言えば良いんだろう、歩く腐乱死体?」

 

「?!、な、なんでそんなものを……?」

 

「……ノースティリスの冒険者はクソだ」

 

な、何があったんだろう……。

 

「そうだなー、じゃあ、はい」

 

「えっと……?」

 

膝の上を叩く提督。……座れ、ってこと?

 

「罰として、俺の膝の上に座ること!」

 

「そんなことで、良いんですか?」

 

「男の膝の上に座るってかなりキツイ罰だと思うけど……?」

 

むしろ、ちょっと嬉しいくらいなんだけど……。まあ、いいや。

 

「じゃ、じゃあ、座るね……?」

 

んっ❤︎提督の膝……❤︎胸も硬くて……❤︎

 

「はぁぁ〜❤︎こうしてると、蕩けて、提督と一つに混ざり合っちゃいそう……❤︎」

 

 

 

「隙ありゃーーー!!!」

 

 

 

………………あ、れ?

 

着物の中に、手を、入れ、られて、る…………?!!

 

「なーに安心しとるんや?!これはセクハラ回だぞ?!オラオラ!!!全身まさぐってやる!!!」

 

「きゃん!だ、駄目だよ〜!格納庫まさぐっちゃ駄目!」

 

あっ❤︎て、提督、凄く優しい触り方……❤︎温かい提督の手が、私の敏感なところを優しく撫でてくれて……❤︎

 

「えっ、この辺、格納庫なの?マジで?……格納できる程の容量無くない?(小声)」

 

「あんっ❤︎て、提督、もっとぉ❤︎❤︎❤︎」

 

「お、おう」

 

優しいマッサージ、気持ち良くって、おかしくなりそう❤︎

 

 

 

「……提督?その、なんでこんなことを?私なんかの、小さくて貧相な身体、触っても面白くはないかと……。もっと、こう、蒼龍さんみたいな……」

 

マッサージが終わった。全身に力が入らない。今は、身体を提督に支えてもらっている。

 

「そのさぁ?どこから来てるのその噂?俺は別に、巨乳じゃなきゃいけないとか、そういうアレは無いからね?」

 

「でも、ずっと前にお酒に酔った時は、蒼龍さんの胸を触ってましたよね?嬉しそうに……」

 

……やっぱり、私は他の艦娘に勝てない。だから、こうやって提督と一つになるしかないんだ。他に方法がない……。

 

「んー、競うな、持ち味を活かせッ!ってところかね。瑞鳳には瑞鳳の良いところがあるさ」

 

「そう、ですか?」

 

「ああ、俺には分かる。……瑞鳳のこと、ちゃんと見てるよ。少なくとも、俺は瑞鳳が好きだしね」

 

……そっか、そうなんだ。提督は、私のことも好いてくれるんだ。

 

そうだよね、提督は、提督だもん。私が思っているよりずっと凄い人だ。

 

「……その、提督?私のこと、好きなら、その……、わ、私と、一つになりましょう?」

 

上着を、脱ぐ。袴の紐に手をかける。今なら、こんな私でも……。

 

「ほげっ……、ちょ、ちょ待っ」

 

「あっ……❤︎」

 

後ろから、強く抱きしめられる。さっきとは違って、強く。

 

「い、今はこれで精一杯、かな……?そ、そういうのは、もっと段階を踏むべきじゃない?」

 

「段階ですか?」

 

「そうだよ!段階だよ!そ、そのさ、こういうのは、か、過程が大事じゃん?!料理と一緒よ、結果を急ぐのは良くない!!ねっ?!」

 

過程……、そっか、いきなりしなくても、ゆっくりで良い、よね。うん、提督は、私のことを大好きだって、愛してるって言ってくれたし。

 

「……うん!分かった!ゆっくり、ゆっくり、ね?」

 

「は、ははは、そうだね、ははははははははは……、はぁ…………」

 

 

 

でも、いつかは……。

 

 

 

提督と、一つに……。

 




蒼龍
でかい子供。駄々をこねることは多いが、諭せば聞く。乳も尻もおまけにウエストもでかい。鎮守府トップの乳。自己があまり無く、旅人の命令を聞くのが大好き。オートめいれいさせろ。

瑞鳳
パッと見駆逐艦。敬愛する旅人と一つになりたい。自己評価が低く、旅人に迫ることは無かったが、今回の一件からガンガン性的に迫るように。卵焼きには、ほんの少しだけ、味が変わらない程度に血液が入っている。

ノースティリスの冒険者
カルマ-100のウルトラど腐れ。暇潰しで街を核で吹き飛ばし、隕石を落とし、街のど真ん中で少女や妹やお嬢様と気持ちいいことや遺伝子を残したりする。

旅人
セクハラに成功、好感度を下げられたと思っている。

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