旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

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あー、別のss書きてーなー。

でも、別のss書き始めたらこっちの更新が滞るのが目に見えてるんで、一応の完結までは駆け抜ける他ない。




85話 音成オンザ旅人

「生半可な旅人には真似できない一矢!!!」

 

ほらこんなもん。

 

「「「あ、あははははは……」」」

 

なにわろてんねん。

 

「て、提督さん、薄々気付いてはいたけどさ、やっぱりあの人、人間じゃないよ!!」

 

「こ、これは、確かに、一航戦の御二方よりも遥かに……!」

 

「え?……え?なにあれ?」

 

言う程か?静止物なら幾らでも当てられるだろ?ただ単に二、三十本の矢を同じ位置に当てただけだぞ?

 

音速以上のスピードで動かれると、俺だって外すことくらいあるけど。

 

「と、まあ、こんな感じで。ほら、やってみ?」

 

「「「無理です」」」

 

こんな遣り取り、前もやった気が。

 

 

 

「私は人間ですからね……」

 

じゃあ何か?俺は人間じゃないとでも?酷いぞ守子ちゃん。そもそも、俺はどっちかと言うと肉体は仙人寄りだ。もちろん、変化や変異して化け物になることも可能だが。

 

守子ちゃんは美人でスタイルも良いけど、時折辛辣なこと言う。悪気はないらしいが。でも、物事をはっきり言う子は好きなので、ついつい結婚を申し込んでしまった。受けてくれた。やったぜ。

 

弓は普通に上手いな、弓道と言う意味では。実戦では使えないだろうが、この子は戦わないし、良いんじゃない?

 

 

 

「その、すいません……。まだまだ修練が足りず……」

 

申し訳なさそうな翔鶴。初春と並んで、この音成鎮守府の母親ポジションの子。

 

美人だし、スタイルも中々。この前、ナチュラルに「襟が折れていますよ」とか言って、服装を直された時は、思わず結婚を申し込んでしまった。受けてくれた。やったぜ。

 

弓は、筋は良いんだけど、型にはまり過ぎな印象。

 

 

 

「前々から思っていたけど、やっぱり凄いわね、旅人さん……」

 

正規空母の割に胸の薄い瑞鶴。うちの豊満ボディの空母達を見ては、絶望に打ちひしがれているの、俺は知ってるよ。龍驤を見る度、安心しているのも。僕は(貧乳の女の子も)好きです(半ギレ)。そんな瑞鶴が可愛かった故に、音速で結婚を申し込んでしまった。受けてくれた。やったぜ。

 

弓の腕?うーん、こっちは逆に、型がガバガバ。

 

 

 

まあ、全員可能性はある。ユニコーンくらいの可能性秘めてるし、ちょっと練習すりゃ格段に強くなるな。

 

「んじゃ、まずは守子ちゃんから」

 

「は、はい」

 

弓を構える守子ちゃんに、後ろから抱きつくような形で手をとる。空母に教えるときはいつもこれだ。

 

「?!、そ、そそそそそ、そのっ?!!こ、これは?!!」

 

「え?……あ、あー、そっか、セクハラかぁ!!」

 

やべー、うちの鎮守府だとセクハラすると喜ばれるから、ついついいつものノリでやっちまった、どうしよ。

 

「ごめんなさい警察だけは」

 

土下座である。プライド?何それおいしいの?

 

「いっ!いえっ!!だ、大丈夫です!!……こ、このままでお願いします!!」

 

良かった!好感度稼いでおいた甲斐があった!!

 

「そうかい、じゃあ、このまま……」

 

……乳でも揉もうかと思ったけど、やめとこ。今はその時ではない。

 

うちの鎮守府に慣れたせいで、セクハラ力が高まってるな、最近は。このままではいつ通報されるか……。

 

「(わ、私達もあれ、やるの?!ど、どうしよ、翔鶴姉!私、汗臭くないかな?!!)」

 

「(だ、大丈夫、だと思うわ!ああ、私も、こんなことになるならもっとかわいい下着を着けておけば……!!)」

 

いやいや、そこまではやらんよ?監視もあるしね。

 

だが髪の匂いだけは確実に嗅がせてもらう!!

 

……いや、うちのわんわん達と同じかそれ以上に、俺は鼻が利くんだよ。耳も第六感も、かなり自信があるね。

 

そもそも、目も良いけど、視覚情報はアテにならんことの方が多いし。特にヤーナム。姿なきオドンは捕まえるのに苦労したな、うん。

 

という訳で、見た目だけじゃなく匂いや音とか、そう言ったもので他人を覚えてるもんなのよ俺は。

 

別に変態な訳ではないのだ。

 

断じて。

 

あ、守子ちゃんは、そうだな、短弓でも使わせよう。速射ができれば護身術くらいにはなる。

 

え?守子ちゃん?石鹸の香りだったね。あとは和食の匂い。化粧は薄め、人の血の匂いは多分生理。

 

 

 

さあ、次は瑞鶴だ。

 

「わっ、私?!……ちょ、ちょっと待って!!…………よし!き、来なさい!!」

 

何を勘違いしてるんだか、両手を広げて目を瞑る瑞鶴。

 

えっ、どうしろと?

 

「(頑張るのよ、瑞鶴!!)」

 

小声で何言ってんの翔鶴?

 

うーん、ここは抱きしめておくべきか?抱きしめておくべきだろうな。

 

えい。

 

「あっ……、えへ、えへへへへへへ❤︎」

 

かわいい。

 

ぷにぷにほっぺが胸筋に当たって幸せ。

 

……ポケットのスマホにガンガンラインが届いてるけど、まあ、どうにかなるだろ。

 

多分。

 

そうだった、カリキュラムは、長弓。意外と力持ちだし、ダイヤ製の重いやつとかが良いだろう。あとは型。

 

匂いは、そうだな、フルーツの匂いだ。イチゴのタルトで大喜びだったし、フルーツ好きなのかも?そして艦娘特有の海と鉄の匂いがするなぁ。

 

 

 

ラスト、翔鶴。

 

「で、では!最後は私が!!」

 

おおっと〜?勝手に胸に収まってきたぞ〜?

 

「…………その、私は、抱きしめて頂けないのでしょうか……?」

 

くっ、卑しい女ずい!!こんなことされたら、こうする他ない。

 

「あっ❤︎力、強いんですね……❤︎」

 

クソォ!!帰ったら死ぬぞ俺!!電話めっちゃ鳴ってるもんな!!でも、美人にこうされたら抱きしめざるを得ない!!!

 

男ってのは、悲しい生き物だな……。

 

弓は、軽めの長弓、だな。エーテル製も考えたが、艦娘にどんな影響が出るか分からん。大人しくミスリル製にしとこう。練習は動く目標を撃ち抜くこと。

 

匂いは、守子ちゃんに近いな。キッチンに立つからだろうか?あ、ちょっとだけ本の匂い。文学少女か。

 

 

 

……さて、教えることはこんなもんか。

 

取り敢えず、とっととラインを返さねばな。取り返しがつかなくなりそうだ。

 

 

 

 

 

「あ、できた!」

 

「おー、凄い凄い。頑張ったね、守子ちゃん」

 

ポテンシャルがあれば、練習すりゃできる。何もおかしくない。

 

「教え方、上手いんですね。その、何かやっていたんですか?」

 

「あー、教師をちょっと」

 

「へぇ!そうなんですか!」

 

毎回、教師してたって言うと驚かれるな。女の子からの受けは良いから、良いんだけどさ。

 

「教師、ですか。その、どんな学校で教鞭をとっていたのでしょうか?」

 

「もしかして、女子校とか?!」

 

「うん?女子校も何度かあったよ?最近だとアンツィオ高校ってところで戦車乗り回したっけ」

 

いやぁ、ありゃあ最高だった。型は古いけど、良い戦車を乗り回せて。生徒も可愛かったし。

 

「戦車?!」

 

「昔は男子校に勤めていてさぁ、最悪だったよ。校舎は爆発するし、生徒が爆発するしで」

 

クロマティはキツかった。流石の俺もゴリラとメカとフレディと不良共に経済学を教えたのは生まれて初めての経験だった。引き算が覚束ないレベルのアホに物を教えるのは辛いな。

 

「爆発?!!」

 

「童守小学校も面白かったな、妖怪と戦った経験は他所でも役に立ったし」

 

あんなに多くの妖怪とやり合ったのは、中々ないな。あの時の退魔の技は他所でも役に立つし、いい経験だった。幻想郷とかで大分使えたな、あそこで得た技能は。

 

「妖怪?!!!」

 

「あの、学校?ですよね?」

 

「?、学校だろ?」

 

何言ってんの?学校なんだから、戦車に乗ったり、色々と爆発したり、妖怪が出たりするのは当然だろ?

 

「……あ、また冗談とか?」

 

「む、本当だぞ、瑞鶴!見ろよ見ろよ!」

 

懐から取り出したのは、思い出アルバム。

 

「うわぁ、本当に戦車乗ってる……」

 

「その、何で学校にゴリラとロボットと外人歌手みたいな人が?」

 

「あっ、えっ?!こ、この人、手首から先が、無い?!」

 

な?言ったろ?

 

 

 

「……多芸なんですね、旅人さんは」

 

「……もしかして、提督のお仕事も、やめちゃったりする?」

 

「え?!や、やめちゃうんですか?!」

 

む、重要な選択肢だ。窓にはびっしり式神が張り付いてる。すっげえ一杯おるやんけ!キモっ!!だが、ここでしくじったら死ぬ。

 

「いや、途中で仕事は投げ出さない主義でね?海の平和を取り戻すまでは、一緒に頑張ろうな!!」

 

「「「……はい!!!」」」

 

どうだ?!

 

……去っていったようだ。

 

よし、今回も生き残ったな!!

 

 

 

……まあ、黒井鎮守府に帰ったら殺されるかもしれんがな!!!

 

どうしよ!!!

 

 




音成提督
とっても良い子だけど天然なんでたまに酷いこと言う。

翔鶴
濡れ場多めの昔の文学を読んで悶々としている。卑しい女ずい……。

瑞鶴
黒井鎮守府にはよく行くが、その度に加賀にいびられている。

旅人
生徒より子供。

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