最近忙しいのは確かですが、そうでなくても、毎日のように世界の全てを呪いながら生きています。
最初から既にロッテンフライとかバーサーカーのランスロットとか虎眼先生とか、なんかそんな感じの精神状態ですね。
まあ、アレだ。
「提督❤︎聞いてください!私も、加古も、練度が98になりました!あと、一つ!あと一つです!!」
「あと少しで、提督の仔を孕める身体になるんだね❤︎よーし、頑張っちゃうよー!」
ヤバい。
ヤバくなかった試しは無いが。
いや、でも、今回はいよいよもってヤバい。
「い、いや、俺はほら、父親になんて」
「大丈夫ですよ!提督はきっと、素敵なパパになれます❤︎古鷹が保証しますよ❤︎」
「私達だってサポートするしさ、不安にならなくっても良いんだよ❤︎」
違う、そうじゃない……!!
ウルトラヤバい!
でも、まだまだ女遊びしたいとか正直に言ったら殺される!!
どうする俺!!
クソッ、やだなー!ジャパリパーク的な優しい世界で女の子達と楽しく暮らしてーなー!心労のない世界に行きてえ!
……いや、本当にどうするか。もうパンツ無いんだが。またもパンツを剥ぎ取られてしまうのだろうか。
「んふー❤︎提督ー❤︎くん、くんくん……❤︎あはぁ、いい匂い……❤︎」
「すんすん……❤︎良いよぉ、凄く良いよぉ❤︎」
あー、もう駄目。既に上着脱がされた。
俺、いつも、黒のワイシャツにジーパン、上着に提督の軍服って格好なんだけどね、もう既に上着とワイシャツを奪い取られたもの。
もうワイシャツも無いんだよなぁ……。
手持ちのペンとかも、よくビショビショになってるし、枕とか布団とかも毎晩ビショビショだ。基本、俺の私物は無くなってるかビショビショか、だ。
枕元には何故か、適度に湿った女性用下着が置いてあったり、いかがわしいプロマイド写真が仕込まれていたりで、気の休まる暇もない。良いぞ、もっとやれ。
……まあ、スケべなのは良いんだ、大変健全でよろしい。
「ほ、ほらほら、離れて離れて!俺、これからお仕事だから!さあ、執務室、へ……」
「くんかくんか!すーはー!提督の、提督の椅子……!んっ、ああっ……❤︎………………はっ?!!て、提督?!!」
「……何やってんの大淀」
「………………さて?何のことですか?」
………………ま、まあ、良いんだよ!性欲があるのは生命体として当然っ!!健康的で良いことだっ!!!
ほ、ほら、うちの艦娘は、そう、や、優しい!優しいんだ!皆んな良い子ばっかりで、
「提督、今回の出撃の件ですが」
「夜戦してもいい?!」
キチガ、いや、川内型のお二人である。我が黒井鎮守府の誇る、首置いてけ型軽巡洋艦、川内、そして神通。え?那珂ちゃん?どうせこの後取っ捕まって強制出撃だよ。可哀想に(他人事)。
「提督、御命令を」
「最近増えてきたレ級がターゲットだね!」
「う、うん、じゃ、じゃあその、チェスト水雷戦隊!」
「「了解!!」」
「チェスト水雷戦隊」とは、川内型の隠語で、「ぶち殺せ」の意である!!
「誤チェストには注意して下さいね、姉さん」
「うーん、チェストの前に名前訊くのは女々かな?」
「うふふ、姉さんったら。深海棲艦は喋れませんよ?」
「そうだね!あはははははは!」
や、や、優しくて!!良い子!!
「こんにちは司令官。これ、ル級フラグシップ改の首です。……この尻尾、本当に便利ですね。今まで自分に尻尾が無かったのが不思議なくらいですよ」
最大戦力の一人と化した、三日月ルプスレクスだ。
最近艤装に取り付けたテイルブレードがお気に入りらしく、顔面をズタズタに引き裂かれた深海棲艦の頭が、数珠繋ぎでぶら下がっている。
飼い主によく懐いた犬の様に、テイルブレードをぶんぶん振っているけど、その度に深海棲艦の脳漿だの髄液だのが飛び散る。やめて。
「あら?三日月ちゃん!素晴らしい戦果ですね!私達も見習わなくてはなりませんね、姉さん!」
「そうだね!えーと、首を詰める麻袋は、と」
………………ほ、ほら!その、乱暴なところも確かにあるよ?け、けど、これくらいは普通だよ!
そ、そう、そうだ!
ご覧の通り、うちの艦娘は仕事熱心なんだよ!!海の平和を、人々の安寧を守る為!日夜戦ってくれてい、
「ご主人様ー!夏コミ行きましょー!」
「ふ、ふふふふふ!間に合った!間に合ったぞー!!これで印刷所に土下座せずに済むっ!!!」
「えぇー、夏コミー?良いよ私はー。通販で買うからさー」
……あっ、そういや、夏休みあげたんだっけ。
働いてねーわ、人生エンジョイしてるわ。
クソ、どういうことだ?
仕事やってねえぞ!!(俺も含めて)
え?金?
いやあ、艦娘による安全な貿易ルートの確保によって荒稼ぎとか、東城会との繋がりとか、そういうアレじゃないよ?うん、違うよ?
合法だぞ!違法スレスレだけども。
しかし、全く!何なんだこの子達は!たるんどる!!
「漣!秋雲!望月!!」
「「「はい?」」」
「暑いから水分補給を忘れないようにな!!」
「「「はーい」」」
全くもう!
……さて、コスプレの用意するか。
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「くくくくく、ふはははははは、はーっはっはっはー!!!」
やっと!
やっと!
やっと出来た!!!
この私、明石と!!
親愛なる提督を繋ぐ!!!
結婚指輪が!!!!
練度上限の解放?そんなもの、副産物に過ぎませんよ。
大切なのは、そう!
絆!!
あの人と、提督と繋がる、強固な絆です!!!
提督に愛されているという証拠!!!
一応、人数分は用意しましたが……。
一番最初に指輪を渡して貰うのは、この私!明石です!!
だって、提督に最も愛されている道具は、この私ですから!!!
これは、所謂、儀式なんですよ!男性が女性に指輪を渡す、ロマンティックで素敵な儀式!!
本物の戸籍も、家族も、過去の思い出も何もない私達艦娘と出来る、唯一の儀式……!!
その名も!!!
ケッコンカッコカリ…………!!!!
川内
日本の軽巡の名前が川から取られているのはご存知だろう。因みに、川内川は鹿児島にあるのだ。
旅人
私物がよく無くなる。