旅人提督の世界征服までの道程   作:ハードオン

99 / 593
なんか、感想欄で心配されましたが、俺のテンションも精神状態も一話から全く変わってませんよ。

最近忙しいのは確かですが、そうでなくても、毎日のように世界の全てを呪いながら生きています。

最初から既にロッテンフライとかバーサーカーのランスロットとか虎眼先生とか、なんかそんな感じの精神状態ですね。


99話 開け、冥府の門

まあ、アレだ。

 

「提督❤︎聞いてください!私も、加古も、練度が98になりました!あと、一つ!あと一つです!!」

 

「あと少しで、提督の仔を孕める身体になるんだね❤︎よーし、頑張っちゃうよー!」

 

ヤバい。

 

ヤバくなかった試しは無いが。

 

いや、でも、今回はいよいよもってヤバい。

 

「い、いや、俺はほら、父親になんて」

 

「大丈夫ですよ!提督はきっと、素敵なパパになれます❤︎古鷹が保証しますよ❤︎」

 

「私達だってサポートするしさ、不安にならなくっても良いんだよ❤︎」

 

違う、そうじゃない……!!

 

ウルトラヤバい!

 

でも、まだまだ女遊びしたいとか正直に言ったら殺される!!

 

どうする俺!!

 

クソッ、やだなー!ジャパリパーク的な優しい世界で女の子達と楽しく暮らしてーなー!心労のない世界に行きてえ!

 

……いや、本当にどうするか。もうパンツ無いんだが。またもパンツを剥ぎ取られてしまうのだろうか。

 

「んふー❤︎提督ー❤︎くん、くんくん……❤︎あはぁ、いい匂い……❤︎」

 

「すんすん……❤︎良いよぉ、凄く良いよぉ❤︎」

 

あー、もう駄目。既に上着脱がされた。

 

俺、いつも、黒のワイシャツにジーパン、上着に提督の軍服って格好なんだけどね、もう既に上着とワイシャツを奪い取られたもの。

 

もうワイシャツも無いんだよなぁ……。

 

手持ちのペンとかも、よくビショビショになってるし、枕とか布団とかも毎晩ビショビショだ。基本、俺の私物は無くなってるかビショビショか、だ。

 

枕元には何故か、適度に湿った女性用下着が置いてあったり、いかがわしいプロマイド写真が仕込まれていたりで、気の休まる暇もない。良いぞ、もっとやれ。

 

……まあ、スケべなのは良いんだ、大変健全でよろしい。

 

「ほ、ほらほら、離れて離れて!俺、これからお仕事だから!さあ、執務室、へ……」

 

「くんかくんか!すーはー!提督の、提督の椅子……!んっ、ああっ……❤︎………………はっ?!!て、提督?!!」

 

「……何やってんの大淀」

 

「………………さて?何のことですか?」

 

………………ま、まあ、良いんだよ!性欲があるのは生命体として当然っ!!健康的で良いことだっ!!!

 

ほ、ほら、うちの艦娘は、そう、や、優しい!優しいんだ!皆んな良い子ばっかりで、

 

「提督、今回の出撃の件ですが」

 

「夜戦してもいい?!」

 

キチガ、いや、川内型のお二人である。我が黒井鎮守府の誇る、首置いてけ型軽巡洋艦、川内、そして神通。え?那珂ちゃん?どうせこの後取っ捕まって強制出撃だよ。可哀想に(他人事)。

 

「提督、御命令を」

 

「最近増えてきたレ級がターゲットだね!」

 

「う、うん、じゃ、じゃあその、チェスト水雷戦隊!」

 

「「了解!!」」

 

「チェスト水雷戦隊」とは、川内型の隠語で、「ぶち殺せ」の意である!!

 

「誤チェストには注意して下さいね、姉さん」

 

「うーん、チェストの前に名前訊くのは女々かな?」

 

「うふふ、姉さんったら。深海棲艦は喋れませんよ?」

 

「そうだね!あはははははは!」

 

や、や、優しくて!!良い子!!

 

「こんにちは司令官。これ、ル級フラグシップ改の首です。……この尻尾、本当に便利ですね。今まで自分に尻尾が無かったのが不思議なくらいですよ」

 

最大戦力の一人と化した、三日月ルプスレクスだ。

 

最近艤装に取り付けたテイルブレードがお気に入りらしく、顔面をズタズタに引き裂かれた深海棲艦の頭が、数珠繋ぎでぶら下がっている。

 

飼い主によく懐いた犬の様に、テイルブレードをぶんぶん振っているけど、その度に深海棲艦の脳漿だの髄液だのが飛び散る。やめて。

 

「あら?三日月ちゃん!素晴らしい戦果ですね!私達も見習わなくてはなりませんね、姉さん!」

 

「そうだね!えーと、首を詰める麻袋は、と」

 

………………ほ、ほら!その、乱暴なところも確かにあるよ?け、けど、これくらいは普通だよ!

 

そ、そう、そうだ!

 

ご覧の通り、うちの艦娘は仕事熱心なんだよ!!海の平和を、人々の安寧を守る為!日夜戦ってくれてい、

 

「ご主人様ー!夏コミ行きましょー!」

 

「ふ、ふふふふふ!間に合った!間に合ったぞー!!これで印刷所に土下座せずに済むっ!!!」

 

「えぇー、夏コミー?良いよ私はー。通販で買うからさー」

 

……あっ、そういや、夏休みあげたんだっけ。

 

働いてねーわ、人生エンジョイしてるわ。

 

クソ、どういうことだ?

 

仕事やってねえぞ!!(俺も含めて)

 

え?金?

 

いやあ、艦娘による安全な貿易ルートの確保によって荒稼ぎとか、東城会との繋がりとか、そういうアレじゃないよ?うん、違うよ?

 

合法だぞ!違法スレスレだけども。

 

しかし、全く!何なんだこの子達は!たるんどる!!

 

「漣!秋雲!望月!!」

 

「「「はい?」」」

 

「暑いから水分補給を忘れないようにな!!」

 

「「「はーい」」」

 

全くもう!

 

 

 

……さて、コスプレの用意するか。

 

 

 

×××××××××××××××

 

「くくくくく、ふはははははは、はーっはっはっはー!!!」

 

やっと!

 

やっと!

 

やっと出来た!!!

 

この私、明石と!!

 

親愛なる提督を繋ぐ!!!

 

 

 

結婚指輪が!!!!

 

 

 

練度上限の解放?そんなもの、副産物に過ぎませんよ。

 

大切なのは、そう!

 

絆!!

 

あの人と、提督と繋がる、強固な絆です!!!

 

提督に愛されているという証拠!!!

 

 

 

一応、人数分は用意しましたが……。

 

一番最初に指輪を渡して貰うのは、この私!明石です!!

 

だって、提督に最も愛されている道具は、この私ですから!!!

 

これは、所謂、儀式なんですよ!男性が女性に指輪を渡す、ロマンティックで素敵な儀式!!

 

本物の戸籍も、家族も、過去の思い出も何もない私達艦娘と出来る、唯一の儀式……!!

 

 

 

その名も!!!

 

 

 

 

 

ケッコンカッコカリ…………!!!!

 

 

 




川内
日本の軽巡の名前が川から取られているのはご存知だろう。因みに、川内川は鹿児島にあるのだ。

旅人
私物がよく無くなる。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。