とある無所属の求人情報   作:阿呆毛

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お久しぶりです、阿呆毛です。
タイトル通りバトルシーンは程々です。
…だって難しかったんだもん。


第5話 「バトルシーンも程々に」

前回からのあらすじ

 

「ワタシハミサカミコトヨー」

「シッテルヨー」

 

______________________________

 

 

学園都市 8月31日 午後00時22分

 

 

「あれれ、おっかしいなぁ…?」

「本当にここで合ってるのかよ。ボケ始まってんじゃねぇの?」

「この歳でボケなんて始まってたまるかァ !ほんと、どこ言っちゃたのよアイツ…」

 

そう言いながら不貞腐れる超電磁砲。

そんなに置いてかれたのが寂しいのかよ。イチャイチャしやがって…

おっと?読者の諸君はここで俺が斧を出すと思っているだろうが、流石に3度目はないからな、うん。

やっぱ俺賢い。

 

「…あんた、頭…」

「へっ?」

 

頭?頭になにがあるってんだよ…って!?

 

「頭に斧刺さってるゥゥゥぅううううううッッッ!?」

 

斧が出ないよやったぜ、とか思ってたら頭に刺さってました、はい。

…うんもう何かどうでもいいや痛くもないし

さてどうしたもんかなぁ、と思っている俺だが、ふと目がビルとビルの間にいく。

ありゃ、今なんかビルの間から何かが見えたような…、もしかしたら上条とエツァリが戦っているのかもしれないな。

 

「おい御坂、俺ちょっと幻想殺しの野郎、探しに行くからここで待ってろ」

「え、なんで―――「いいから!」―――、もうっ!わかったわよ!」

「じゃあ俺行ってくるから、ちゃんと待ってろよー」

 

そう言いながら、俺は路地のほうに入っていった。

こっちにいるはずだ…多分。

 

 

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学園都市 8月31日 午後00時24分

 

 

まず、先に言わせてくれ。

 

「どうしてこうなった・・・」

「こっちが聞きてぇよッ!」

 

おっと、隣の上条からツッコミが来たよやったぜ。

だってよぉ!?俺が颯爽と

 

「助けに来てやったぜ(ドヤァ」

 

と決めながら入ってきたら、丁度エツァリの野郎がこっち向かってトラウィスカルパンテクゥトリの槍打ってきやがったんだぜ!?

 

間一髪で避けたからいいけど、下手したら顔面バラバラの刑だったんだぜ!?

 

もうやだあ…この仕事辞めたい…ぃ

 

「はいはい働きたくないでござる願望は聞いてやったからとっとと逃げるぞ!」

「えれ?上条さんは読心系の能力でもお持ちで?」

「持ってたとしても幻想殺しで相殺されてるよッ!」

 

あっそっかーテヘペロ〜☆

 

「さて、そろそろおふざけやめて真面目にやりますかー」

「こっちは最初からそのつもりだったんだよバカ!」

「なッ!?一応初対面だって言うのにその口の聞き方は無いんじゃねぇの!?」

「わかったわかったよわかったから早くこの状況打破するぞ三段活用!」

 

さて、どうしたもんかね…、相手側はこっちを殺る気満々だ。これだと交渉という手は使えないな。

まぁこっちも殺る気満々な訳だったんだが

 

「上条、ちょっと時間稼ぎしてくれないか?」

「はぁ?まさか自分1人だけで逃げようとしてんじゃないだろうな?」

「んなわけねぇだろ!10分、いや5分だけでいいから」

「…わかった。5分で済ませろよ?」

 

何するかは知らないけどな、と上条は心の中で思った。

 

 

______________________________

 

 

ヴァランと分かれてすぐ、上条はエツァリと対峙していた。

 

「あれ?どうしたんですか、どうやら1人いなくなってるようですが」

 

『 海原』の姿をしたエツァリが上条に問いただす。

相手の作戦を知ろうなどという理由ではなく、彼は純粋に興味を持ったのだ。

 

「さぁな?ただ、俺は時間稼ぎを任されただけッ、だッッッ!!」

 

ダッ!と、まるでそのセリフが合図かのように、上条はエツァリに向かって走り出し、エツァリはトラウィスカルパンテクゥトリの槍を上条に向ける。

 

エツァリが上条の右手向かって打ってくる。

それを上条は間一髪で避け、どんどんエツァリに近づいていく。

 

「こんな所でやられる程、柔くはないんですよッ!」

 

エツァリは槍を、もう一度上条に狙いを定める。

今度は右手ではなく、心臓を狙っていた。確実に殺すために。

 

2人がぶつかろうとするその時、

 

ゴキンッ!!、とどこからか音が出た。

それはまるで、金属が割れてような音。

それはまるで、鉄柱が崩れ落ちるような音。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なッッッ!?」

 

上条達の表情が強張る。

 

上条は身を守ろうとし、エツァリは槍を使い落ちてくる鉄柱を壊そうとするが、槍が狙える標的は『単一』であり、『複数』は壊せないのだ。

 

そして、鉄柱は上条達に落ちて―――

 

「―――『()()()()()』とサぁ?」

 

ヴァランがそう呟いた瞬間、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…い、今、何が起こったんですか…?」

 

エツァリは驚愕していた。目の前にいる金髪の青年が何かを行使したのはわかるが、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()何かの魔術なのだろうか。だが、その場合なんらかの形で、魔術を使ったという痕跡が出るはずなのに。もちろん魔術の痕跡は消そうと思えば消せるものだが、5分程で消せるものではないし、()()()()()()()()()()()()()()()()()

ならば、彼は学園都市によって開発された能力者なのだろうか?

 

いや、違う。

 

彼は、違う。

 

臭いが違う。

 

科学によって作られたものじゃない。

 

明らかに魔術の臭いだ。

 

理由()がない()の行使なんてまるで、まるで…

 

「『魔法』みたいじゃないか…」

 

そして、エツァリはある事に気づく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あなた、その()は…ッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヴァランの目が、()()()()()()()()()()()()()()

 

 

 

 




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