今日も今日とて非日常   作:祇風

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ちなみの投稿主は割とサボり魔でした

あ、前回若干だけどシリアスというか真面目路線だったので今回はギャグ路線で行きます
ゆっくり読んでいってね!



※GW中に書けたのに押しミスして8000文字ダメにした奴~wwww

俺です…三日泣きました


サボりは学生の特権だと思うんだけどどう思う?

フェイトを拾ってきた次の日の朝。

 

窓から差す日の光で目が覚める

 

目を開けて体がまだ睡眠を求めているのが分かるが今日は普通に学校があるのだ

 

仕方ないと思いつつ布団から体を持ち上げようとするが何かに阻まれて体を持ち上げれない

 

何事と思い体を見ればシュテルとディアーチェの両方から体を抱きしめられ身動きがとれずにいた。

 

顔だけ持ち上げて状況を確認すればレヴィがお腹の上で寝転がっていた。

 

「すぅ…すぅ」「zzz…zzz…」「すー…すー…」

 

と可愛らしい寝息を立てながら眠っている。

 

起こすのも可哀想だな……よし。

 

起こさないように出来るだけ動かさないように体を二人の間から抜く

 

そしてレヴィを腹の上からどけてさっきまで俺が寝ていた位置へ置いておく。

 

そのまま音を立てないようにヘルトを持って部屋から出る

 

階段を下りてリビングに行くと

 

「あ、刀夜。お早う御座います」

 

とリニスがエプロン姿で朝食を作っていた。あれ?今日の当番ってディアーチェじゃ…

 

「そのことなんですが昨日あんな夜遅くまで起きていたじゃないですか?なのでディアーチェ達も流石に眠いでしょうしなのでわたしが代わりに」

 

「なるほど。そういえば昨日拾ってきた狐はどうなってる?」

 

と冷蔵庫から牛乳を取り出しながら聞くと

 

「ああ、彼女なら今日朝一に帰りましたよ。「後日御礼に来ます。治療有難う御座います」だそうですよ」

 

朝一で帰るとは傷のほうは大丈夫なのだろうか?というかあの狐…じゃなくて妖孤は多分使い魔か何かなんだろうか?野生にしては人に慣れてる感じだし

 

牛乳うまー。やっぱ牛乳は生乳だよね!

 

「そうか。なら次来たときは怪我の容態だけ聞いといてくれ。女の子らしいからな、俺が聞くよりリニスとかが聞いたほうが相手も答えやすいだろう」

 

とリニスに頼みながら「三十分ほど修練場行ってくる」と伝えてヘルトに魔力を流す

 

「はい。もう少ししたら皆も起きてきますので朝食までには戻ってきてくださいね」

 

リニスの言葉に手を上げて返事をしておく。光が体を覆い転移魔法が発動する

 

 

 

「さてヘルト。昨日までに集めた情報を全部開示してくれ」

 

「あいあい。ユーリさんから受け取った情報も開示しますよー」

 

と大量のホロウィンドウが表示される。それを一つずつ読んでいく

 

発動したジュエルシードの数…10個…内三つなのは、リニスとユーノが拾った分含め六個、フェイト達が一つ、か?おかしいな封印したのは全部で九つのはず…

 

フェイトたちがあの怪物のやりあう前に一つ回収したのか?

 

まぁいいそれは置いておこう

 

次、ユーリの調べた結果ジュエルシードは全部で33個の反応があったらしい。

 

そのうち十個は回収できた。残りは23個

 

発動したジュエルシードは近くの動物に反応し易い、動物が居なければ魔力の塊…あのスライムもどきになって行動を開始し始める。

 

見た感じだと発動後→動物と接触の確立が高い。それなら発動直後に結界で封じれば接触は限り無く減らせる筈

 

それはまたおいおい考えていくとしよう

 

次、残り23個の落下地点と発動までのタイムリミット。

 

今回の発動は海鳴全体で見れば意外と小さいエリアで起きた

 

つまりこの発動は互いの共鳴によって周囲のジュエルシードが同時、連続発動したと考えるのが妥当

 

なら毎回エリアを変えつつ決めた範囲内に魔力をぶち込めばそのエリア内だけのジュエルシードが発動するはず。

 

それなら一箇所に大量に落ちてなければ俺達の戦闘能力的に個々で回収に回れる。

 

よし、これで時間は掛かるかもしれないが回収の目処はたった

 

だがそれと同時に問題も発生する。

 

まず一つ目、なのはの魔法少女化。

 

これは管理外世界での魔法使用は禁止されているからたとえ正当な理由があっても看過できない問題になる。

 

二つ目、管理局の介入。

 

これは既に確定しているだろう。ジュエルシードなんて危険物質を管理外世界に放置する事は絶対ないはずだ。

 

三つ目、ジュエルシードの回収に掛かる期間。

 

今の俺達は魔導士とはいえ体はまだ未成熟な小学生だ。精神的に発達していても体が追い着いてなければ持たない

つまり小学生が行動していられる時間、起きていられる時間が大幅に制限されるわけだ。

 

四つ目、ジュエルシード回収の失敗した場合。

 

ジュエルシードはあの小さい宝石内に魔道炉が壊れない限り一生動かせる量の魔力が内包されているらしい。

一つでも回収に失敗したら海鳴…最悪日本が滅ぶだろう

滅多なことが無ければ失敗なんて事は無いと思うがやはり回収はツーマンセルのほうがいいか。

 

五つ目、管理局が現れた際の俺達の行動の取り方

 

俺達はこないだ管理局強襲なんてことをやらかしている。

もちろん変身魔法で顔を隠してやったからすぐさま俺達が襲撃者だとは気付かないだろう

だが俺達はジュエルシード回収の際、顔を隠してやっている。

それも管理局に襲撃したときと同じバリアジャケットで。

 

襲撃犯が此処に居る→ジュエルシードが地球に落ちたのもこいつ等のせいという最悪の図式が出来上がってしまう。これだけは避けなければ

 

……

 

よし。そこはもう其の場のノリで持って行こう。何があってもあいつらに負担をかけない方法で

 

取り合えず目下の計画は立てた。

 

後は実行に移しつつ適度に正義の味方しつつ悪役をやっていこう。

 

ん?全然纏まってないし結局其の場のノリになって破綻してないこの計画?

 

「問題ないと思います」

 

とドルンレーヒェンが言ってくれるのでコレで行こう。よしよし問題かいk……

 

「なんで居るの?」「私をポケットにいれたまま眠られたからです。」

 

なるほど。昨日使用してそのままだったかスマン

 

「気にしておりません、ですがそろそろお時間が近づいておりますので戻るべきかと」

 

もうそんなに時間が経っていたか。ヘルト、この纏めた情報はファイリングしといて

 

「畏まりデース。ついでに転移魔法を発動しておきますね。」

 

と大量に展開していたホロウィンドウを消すと足元にいつもの魔法陣を展開する

 

此処にきたときと同じように光に包まれる。目を閉じて転移が終わるのを待つ

 

目に刺さるような光が収まり目を開ければ此処に来る前の場所に戻る

 

「あ、刀夜。丁度朝食が出来ましたよ。」

 

「トーヤ。おはよう」「王よ。おはようございます」「おはよー…」

 

とリニスがコーヒーを用意しながら言い、それに続くように俺の部屋で寝ていた三人も続くように挨拶をしてくる

 

「おはよ。あれ?ユーリとフェイト、あと使い魔さんは?」

 

そう聞くとリニスは苦笑いをしながら

 

「フェイトとアルフ、あの子たち昨日まで寝ずに探してたみたいで一度起きてきたんですけど疲れが取れるまでわたしの部屋で寝るようにと言って寝させましたよ」

 

勝手に判断して申し訳ありませんと言うがリニスの身内だし俺達と変わらないぐらいの少女が寝ずに探してたんだ肉体的な疲労もあるが見知らぬ土地というのは精神的にも疲れが溜まりやすいからな

 

「全然構わない。ただ起きてからちょっと話を聞かせてくれるように頼んでおいてくれ」

 

俺はユーリを起こしてくるよと言い残して階段を上っていく

 

ユーリの部屋は俺の対面側の扉でピンク色のネームプレートが付いている

 

因みに三階まで家はあるが俺達子供部屋は二階で六部屋、三階は四室あるが全て倉庫になっている。

一階は台所、リビング、お風呂、客間、両親の部屋とリニスの部屋。あとは開けるなと言われている二つの部屋。

 

ユーリの部屋の前に着くと扉をノックする

 

「ユーリ?起きてるかー?」と聞くも返事なし。

 

仕方ないので「入るぞー」と声を掛けてから扉を開ける。

 

ユーリの部屋は全体的に白色が多く、人形が多い。布団やカーテンはピンク色が使われるが他のものは白が多い

 

ベッドに近づけばそこで寝ているお姫様が小さな寝息を立てながら眠っている。

 

相変わらず可愛いなぁ…と思いながらも今日は学校があるのでユーリを少し揺らしながら

 

「おーい、ユーリ?朝だぞー起きろー」

 

と言ってみる。そうすると「んー…」と小さく返事をするだけで起きる気配が無い

 

「起きないと悪戯しちゃうぞー」とふざけて言ってみるとピタッと寝息が止まった。だが起きる気配は無い

 

「ユーリ?」と声を掛けても起きる気配は無い。なら悪戯するしかないよね!

 

「おーい?」と言いながら頬をつつく、変化なし。

 

両頬を掴んで軽く引っ張ってみる、変化なし。ムッチャ柔らかい

 

おお…柔らかいしむっちゃ伸びるー。なんて遊んでいると

 

突然目を見開いたユーリが襲い掛かってきた

 

そのまま布団に引きずり込まれるとユーリが覆いかぶさるように腹の上にのっている

 

「もう!とうやさん!起こすならもっと優しくして欲しいです!」

 

と抗議の声をあげるが

 

「いや、起きたのなら早く布団から出るべきだと思うんだよね俺」

 

とユーリをお腹の上からどけようと体を持ち上げるが上から抱きつくように抑えられて起き上がれない

 

「おいユーリ」

 

「昨日、私だけ無視してディアーチェ達と寝ましたよね」

 

そう耳元で言うといかにも私怒ってますという顔をしてぽこぽこと小さく殴ってくる

 

痛くは無いけどユーリが言いたい事は分かった。

 

「ごめん。ユーリをはぶいたつもりは無かったんだ。昨日の事もあったし疲れてると思ったんだ」

 

素直にそう謝った。昨日はユーリに結構な負担をかけて居たから休ませて上げたかった

 

「許しません。」とユーリは言い切る。許してくれないか…

 

「今から私と寝てください。そうしたら水に流してあげます」

 

「一緒に寝なかったら?」

 

「私、こう見えてもコンクリート握りつぶせるんですよ。」

 

まさかの脅迫!?

 

「今日は学校があるの!付き合ってられないわ!」

 

ユーリが魂翼を発動して俺の両肩に手を置く。それもいい笑顔で

 

「今日は休んでください♪」

 

その言葉と共にゴキッと頭部に強い衝撃を受け俺は目の前が真っ暗になった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

zzz…zzz…

 

ふわぁ~…よく寝た。シュテルたちと寝ても案外寝れるもんだな

 

なぜか首の辺りに凄い痛みを感じるけど寝違えたかな。しかも半裸だし何で?

 

と体を持ち上げるが体に何かがもたれ掛かってきていて起き上がりづらい

 

「うへへ…とうやさ~ん…」

 

なんでユーリが此処に!?しかも若干服が乱れてる…!?ま、まさか

 

「俺もしかして…ヤっちまった…!?」

 

そんな馬鹿な俺は昨日間違いなく俺の部屋で寝たんだ。両端をシュテルとディアーチェ達に挟まれて寝てたはず…

 

確かに昨日シュテルのせいで若干昂ぶってはいたがそこまでじゃなかったはず…

 

でも俺が半裸でユーリと寝ていた事実は変わらないわけで……

 

「これはもう腹括って責任取るか…腹を切るしかない…」

 

ユーリを腹の上で寝かせたまま、自分のしでかした事に絶望と言うかそのときの自分に失望した

 

「ぅんん…ああ、とうやさん…おはようございますぅ…」

 

と目を擦りながら起きる。ただし俺の腹の上からは動かない

 

アア、俺は何て事をしてしまったのだろう。こんな良い子に手を出してしまうとは

 

「ユーリ…ごめん、本当に…」

 

「ええ!?なんでいきなり泣くんですか!?何処か痛いんですか!?」

 

ユーリの顔を見たら目から涙が…むしろ痛いとこあるのはユーリの方じゃないか

 

「ごめんな…ちゃんと責任取るから…俺でダメなら腹切るから…ごめん」

 

「何の話をしてるんですか!?とうやさん一回落ち着いてください!!」

 

何の話って俺がユーリに手を出した事だけど…いやごめん思い出すのも嫌だよな…ちょっと其処の窓から飛び降りるから許して…

 

「待ってください!まってください!何してるんですか早まらないでください!」

 

「離せ!離してくれ!俺は自分が許せないんだ!」

 

窓に足を掛けて飛び降りようとするがユーリがしがみ付いていて飛び降りれない

 

なんて窓の前で謎の攻防戦をしていると痺れを切らしたユーリが

 

「もう!とりあえず落ち着いてください!」

 

魂翼を発動して体を捕縛される。離してくれ!

 

「とうやさん、一回落ち着いてください。深呼吸してー」

 

すーはー…すーはー…ふぅ…おっけ落ち着いた。

 

「落ち着きましたか?それでは説明してくれますか?」

 

「えっと…俺がユーリに手を出したことに絶望して責任を取ろうとしてました」

 

と先ほどの経緯を説明するとユーリは深い溜め息をついた

 

「とうやさんが言ってるような話は一つも起きてません。私がとうやさんを引きずり込んで一緒に寝ていただけですよ」

 

ほんとに?俺、ヤってない?

 

「大丈夫です。とうやさんは奥手ですからねそんな勇気も無いでしょう。」

 

ユーリが大丈夫と言うなら良いけど。そこまで言われると逆に凹むんだが…

 

「なら良かった…。皆可愛いから5年後辺りが凄く怖い」

 

「そのときはしっかり責任を取ってもらいますから大丈夫です♪」

 

さいですか。それより今何時だ、早くしなきゃ学校遅れちまう。

 

「あ、今日はお休みにしといたので大丈夫ですよ。皆さんも下で寛いでると思います」

 

サボりですね。分かります

 

「なら今日はもうゆっくりするかぁ。ってもう11時過ぎてんじゃん」

 

着替えるために自分の部屋に戻る。普通に私服で良いか

 

適当に黒の短パンと真っ白なTシャツを着る。それから一階のリビングに下りるとディアーチェとリニスが家事をしていた。

 

「おはよう」

 

「刀夜、おはようございます。あと大丈夫ですか?魂翼で殴られてましたけど」

 

挨拶をするとリニスが返してくれる。だが殴られた記憶が無いのだがリニスの気のせいでは?

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

「それは大丈夫な奴ではない」

 

とディアーチェがエプロンを外しながら言ってくる。

 

「なら一番いい昼食を頼む」

 

「あと一時間は待て」

 

(´・ω・`)仕方ない。日向ぼっこでもしようか

 

縁側まで歩いていくとシュテルが読書をしていた。膝に見知らぬ猫がいるがもはや恒例行事なので気にしない

 

「あ、王よ。おはようございます」

 

シュテルが本から目線をこちらに向けてくる。

 

「ああ、おはよう。また今日も来てるんだな猫」

 

シュテルの横に座り猫を撫でる。そうすると猫が此方の膝に乗って来た

 

おお、ここが良いのかほれほれと顎の下を撫でてやるとゴロゴロと嬉しそうに喉を鳴らす

 

するとシュテルが頬を膨らませる。

 

「何故王が撫でるとみんなそっちへ行ってしまうんですか。」

 

何故といわれてもな…よく分からないが動物には好かれやすいからなぁ

 

「ほら、猫。シュテルに可愛がってもらいな」

 

と背を撫でてから指示してやると俺の膝からシュテルの膝へ猫が移動する

 

「……やはり私達の王は可笑しいです。」

 

「そんなことねーよ?コイツがいい子だから俺の言う事を聞いてくれるだけだし」

 

なぁ?と話しかけてやれば「にゃ~」と返事をしてくれる

 

「そんなことが出来るのは王ぐらいです」

 

そうは言われてもなぁ…あ、そうだ。

 

「よし、猫。お前に指令を出そう」

 

「にゃ?」

 

猫が此方を向く。ポケットから回収したジュエルシードを取り出すとそれを猫に見せる

 

「この石を見つけたら俺に教えるか、此処まで持って来てくれるか?」

 

そういうと猫はジュエルシードを嗅ぐ。すると「にゃ!」と元気よく返事をしてくれた

 

「よしよし…有難うな。見つけてきたらまた遊んでやるからなぁ~」

 

頭をワシワシと撫でてやると気持ちよさそうに目を細める。

 

手を離すと満足したのか庭に降りて行きそのまま塀に駆け上がって何処かに行った

 

「王、流石に猫に頼むのは無理があると思うのですが…」

 

「正直持ってこれるとは思わない。でも猫の手も借りたい状況なのは変わりないからな」

 

そういえばレヴィは如何したんだ?

 

「レヴィなら部屋でデバイスの調整をするとか言ってましたよ」

 

「そうなの?じゃあちょっと様子を見てくるよ」

 

さらっと心を読まれたがコレも日常茶飯事…普通普通………だよな?

 

縁側から部屋に入り、二階へ上がる。

 

レヴィの部屋は階段のすぐ隣、。水色のネームプレートが掛かっている部屋だ。

 

「レヴィー?いるかー?」

 

と部屋の外から声を掛けると「入ってきて良いよー!」と声が返ってきた

 

「お邪魔するぞー」

 

部屋を開けるとそこは物が雑多に散らばっており、レヴィが座り込んで何かを弄っていた

 

「おいおい、片付けぐらいしろよ…」

 

転がっている工具や漫画、部屋の隅には俺が創った武器が立て掛けられている

 

「えへへ、ごめんなさーい。」

 

と返事はするも視線は動かさずに集中して手を動かしている

 

マルチタスクを使用しながらの作業か…レヴィもこういうところで高性能だよなぁ

 

仕方ないのでレヴィの作業の邪魔にならないように部屋を片付けていく

 

漫画は…この棚だな。工具は何処にしまっていいか分からないから取り合えずきれいに並べておこう

 

刀剣類もラックを作ってあるから其処に掛けて…うむ、これでよし。

 

後は服とかだけど流石に引き出しとか開けるのはまずいからな、畳んで置いておこう

 

しっかし、もうちょっと可愛らしい服は着ないのかな…男物ばっかじゃん。元が良いんだからしっかり着飾らないと損だよなぁ

 

「えへへ。僕可愛いかなー?」

 

もちろん可愛いぞ?確かにボーイッシュな服装も似合うけどもっと可愛らしい服着ても似合うと思うぞ。

 

「そっか!なら今度着てみようかな!」

 

それがいい。レヴィが可愛い服着てればそこら辺の男なんてイチコロだろな!

 

「って勝手に人の心の中読んでじゃないよ!」

 

「え?おもいきり口に出てたよ?」

 

とレヴィが作業が終わったのか工具を箱に詰めながら返してくる

 

「そっかそっかー。そこら辺の男はイチコロなのかー。なら」

 

工具を仕舞い終わったレヴィが四つん這いで此方ににじり寄って来る。若干悪い顔で

 

「トーヤんはイチコロなの?」

 

とニヤニヤしながら聞いてくる。そりゃあ普段男らしい奴が突然女の子らしい格好をしながらもじもじ(若干妄想混)してたらどうよ?

 

「俺なら堕ちるね。断言できる」

 

と言い切る。するとレヴィが顔を真っ赤にして後ずさりする。

 

「なんたってレヴィは可愛いし、どんな服着ても似合いそうだもんなぁ…」

 

夏になれば浴衣、秋になればブレザー、冬にはセーターとか色々あるけど本当に着こなしてるイメージしか浮かんでこないな

 

なんて考えていれば茹でた蛸より顔を真っ赤にしたレヴィが俯いている。

 

「?おーいレヴィ?どうした……何もしかして照れてる?」

 

「………///」

 

そう聞いても俯いたままで返事もしてくれない

 

ちょっと反応が可愛かったからってからかい過ぎたかな

 

「ごめん…ちょっとからかい過ぎた」

 

「う、ううん…大丈夫。でもトーヤんがそうやって僕の事を見てくれてるってことが分かっただけでも嬉しかったよ!」

 

と顔は真っ赤のままだが笑ってくれたので安心した。

 

「あ、そうだ。そういえばトーヤんは何しに僕の部屋に来たの?」

 

「え、あそうそう。デバイスの調整をしてるって聞いたからやり方教えてもらおうと思って」

 

本題を忘れていた。デバイスが増えた事もあるがまずヘルトは展開時、バリアジャケット側に装着される

 

本来なら杖、手元にコアが来るように展開されるのだがヘルトの武装は特殊なものであり、使用方法が違うかもしれないがブン投げたりするため手元にあると不便なのである。

 

更に付け加えると拡張モジュールなど外部領域を多用しているため、情報処理など様々な面で圧迫していた。

 

今はバウ=イルの中に保管してあるので拡張モジュールも外部領域も使用はしていないので前ほど重くは無いがその名残が残っているのだ

 

「だからメンテナンスとクリーンアップをしたくてね」

 

「なるほど。だけどトーヤん、僕は軽い整備しか出来ないよ?」

 

とバルフィニカスを展開して見せてくる

 

「今回はサイスモードのモード変更の際に嚙み合わせが悪かったから部分調整してたんだよね」

 

そう言ってサイスモードに変更する。見た感じは何の問題も無くモードチェンジを繰り返している

 

「うーん、やっぱりチェンジに掛かる時間が長いなぁー。バル、どうにかならないかな」

 

「Sorry, master. I can not do it any faster(ごめんマスター、これ以上は無理)」

 

とバルが返事をする。それにレヴィはう~んと唸りながら悩んでいる。

 

「取り合えず、レヴィでもCPU方面は無理ってことでいい?」

 

「そうだね。僕でも其処まで専門的なことは無理かな。でもリニスなら出来ると思うよ」

 

そう言いながらバルフィニカスを待機状態に変更して腕に戻す

 

「僕達のデバイスの移行もリニスが手伝ってくれたし。多分デバイスのそっち面も出来ると思うよ」

 

そうか、なら時間があるときに頼もう。

 

「そっかありがと。それじゃそろそろ昼飯だから下行こうぜ」

 

「そうだね!今日のお昼は王様とリニスが一緒に作ってるからきっとおいしいよ!」

 

部屋から出てリビングに移動すると使い魔が起きて来ていた

 

そして金色のもじゃもじゃが鎮座していた。

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