今日も今日とて非日常   作:祇風

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投稿空いてすみません

社畜辛いです

愚痴はこの辺でどうぞ


つかの間の休息、本題へ

金色のもじゃもじゃが鎮座していた

 

大事な事だからもう一度言う。金色のもじゃもじゃが鎮座していた。

 

だがそのとき不思議な事が起こった。

 

気が付いたら手に櫛と霧吹きを持っていた

 

……は!?

 

あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

 

「もじゃもじゃに対面したら何時の間にか手入れをしていた」

 

な…何を言っているのかわからねーと思うが 

 

おれも何をしていたのかわからなかった…

 

頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードだとか

 

そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

 

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 

「と言うかコレなんだ」

 

と櫛をいれながら髪を梳かしていく。

 

綺麗だな~。しっかり手入れされてるな~とか思いながら整える

 

「あ、トウヤだったけ?ありがとうねフェイトの髪やってくれて」

 

とソファに座っていた使い魔が言ってくる。

 

「え、コレフェイトなの?というか使い魔さんはなにしてんの?」

 

「尻尾の手入れをしてたんだけど上手くいかなくてね。あ、そうだそうだ」

 

と切り出してくると手を差し出してくる。

 

「あたしはアルフ。フェイトの使い魔さ、よろしくね」

 

その手を握り返しながら此方からも名乗る

 

「盾守 刀夜だ、よろしく頼むアルフ。あと良かったら後で俺が手入れしてやろうか?」

 

先にフェイトの髪を梳かしてからだけど

 

「そうだね、ならお願いしようかな」「おっけー」

 

と話しているともぞもぞとフェイトが動く

 

「んー…ふわぁ…」

 

髪を退かせば小さく欠伸をしている。ふむ可愛い()

 

髪型如何しようか?三編み?ポニテ?「フェイトは何時もツインテールだよ」なるほどツインテね

 

全部纏めたらレヴィと一緒になっちゃうし後ろは流してツインテにするか

 

そう決めると手早く霧吹きで髪を濡らし丁寧に梳いていく

 

頭の横で一房作り其処を結ぶ。反対側も同じように作っては結ぶ

 

「よし、完璧。」

 

と満足する。

 

俺はこれでも自分の髪は自分で手入れするほどだ。この長い髪にもだいぶ慣れてきた。

 

因みに今俺の髪は腰まであり後ろで一纏めにして結んである

 

「ほー、トウヤ男にしては綺麗に結んでるね。」

 

とアルフが尻尾を抱えながら言って来る。

 

「まぁな、母さんが髪を切ってくれないからこの長い髪を毎朝結わなきゃいけないから」

 

洗うのも大変だしと言いながら自分の髪を触る。今度肩辺りまでばっさり切ろうか

 

「そ の 髪 を 切 る な ん て も っ た い な い」

 

どこからかユーリが現れる。さらりとまた心を読まれてるがもう気にしないと決めた

 

「とうやさん!その髪を切るなんて言わないでください!とても綺麗なんですから!」

 

必死の剣幕で詰め寄ってくるユーリの肩を押さえて落ち着かせる

 

「分かった、わかったからそんなに怒らなくても良いじゃん」

 

でもさ?男なのに此処まで髪が長いとね?分かるだろ?

 

「分からない事もないですけどダメです。せっかく綺麗に伸ばしているんですから大事にしてください」

 

とユーリが必死に止めるので諦める。夏とか本当に暑いんだけどな…

 

「…あれ、私なんでここにいるんだっけ…?」

 

フェイトが起きた。いやさっきも起きていたけどやっと目が覚めた感じか

 

「おはようフェイト。よく寝れたか?」

 

「あ、おはようトウヤ。あれ髪が整ってる…」

 

と自分の髪を触って確かめている。気に入らなかったかな

 

「ああ、飛び跳ねてたから勝手だけど直しといた。気に入らなかったか?」

 

「ううん!そんなこと無いよ!私がやるよりも綺麗にできてるから凄いなって思って」

 

そう言いながら結ってあげた髪を嬉しそうに撫でてる。

 

「そんじゃアルフ来いよ。ただし元の姿で頼むぞ」

 

とリニス用のブラシを掴みながら俺の前に座るように指示する

 

「いいけど、どうして?」

 

「俺のテクの前に正気を保てるわけが無いからだ」

 

「あんたはただのブラシで何をしてんのさ!?正気を保てないってどういうことだい!?」

 

アルフが身を守るように体を両手で抱きながら後ずさる

 

「そうだな。ブラシを見せたらリニスが直ぐに膝の上に乗ってるぐらいには中毒性があるんじゃないか?」

 

実際今アルフの後ろで「わたしの番はまだですか」とアピールするくらいには上手いと思う

 

「何なら止めておくか?元に戻るのに魔力使うのも勿体無いし」

 

それにもうじき昼飯だし

 

「リニスが唸るほどの腕を身に味わってみたいけど……よし、ご飯食べてからお願いしていいかい?」

 

ふむふむ。

 

「最後の晩餐だ…。心の底から噛みしめておくんだな…」

 

「だからなんでそんな恐ろしい表現をするんだい!?」

 

とアルフが突っ込んでくる。いい突っ込みだ、だがキレが足りない

 

「いいから早く席に着かんか馬鹿者」

 

と後頭部に鋭い痛みが炸裂する。振り返ればハリセンを肩に担いだディアーチェが青筋を若干立てながら笑顔で立っている

 

「席に着くか、地に還るか……どちちがよい?」

 

「喜んで席に着かせていただきます」

 

素早く動き、席に着く。

 

今日の昼ご飯はパスタのようだ、いつも複数味作るけどめんどくさくないのか?

 

「その程度、我にからみれば変わらん。それに…」

 

と言いながらディアーチェが席に着き。、レヴィに視線を向ける

 

「こやつが美味しそうに食べてくれるからな。それだけでも作った甲斐はある」

 

「えへへ…」とレヴィが笑う「まぁ、レヴィは少し食べる量を考えたほうが良いがな」

 

とレヴィにだけ聞こえるように呟くと食べ過ぎの自覚があるのか「うっ」と声を漏らす

 

「まぁまぁ。早く食べてしまいましょう。せっかく作った料理が冷めてしまいます」

 

リニスがレヴィに助け舟を出し其処でこの会話は終わった

 

「それじゃあ、いただきます」と今日はシュテルが言い。それに続くように皆が言う

 

だがそんな中で一人困った表情でオロオロしているフェイト

 

「どうかしたのか?フェイト…もしかしてパスタ嫌いか?」

 

「え!?ううん!違うよ!…そのパスタって言うんだよね?食べた事がなくて…」

 

そういうと少し恥ずかしそうに俯く。なにこれ可愛い

 

「リニスは作ってあげた事なかったの?」

 

「そうですね…。ミッドではパスタの麺は売ってはいるのですがパスタの基本であるミートソースなどは余りありませんでしたからね。作ったのもナポリタンぐらいでしたし」

 

と言葉を切る。なるほどなぁー。というかミッドのご飯ってどんなんだったっけ…

 

「そういえばミッドのご飯ってどんなのでしたっけ」というユーリの呟きに全員の視線が集まる

 

「ユーリ、それは……あれなんでしたか?」「僕も覚えないや」

 

シュテルとレヴィも覚えてないようだ。最後の頼み綱、ディアーチェを見るが

 

「ダメだ…我も思いだせん。基本はこっちと同じだった記憶はあるのだが…」

 

俺達、こっち(地球)に染まりすぎだろ。

 

「ま、そのうち向こうに戻るんだ。今は気にしなくても良いだろう」

 

そう言っておく。俺も忘れた事は口には出さない

 

「そうですね」「そうだねー」「うむ」「はい」と返事が返ってきて話が終わる

 

「あれ、何の話してたっけ。」「フェイトがパスタ食べた事ないって話」「そうそれだ」

 

と元の話を思い出しフェイトのほうを向く。

 

手元に皿にあるパスタをフォークで小さく巻くとフェイトのほうに差し出す

 

「あ、え」と戸惑うフェイト。可愛い

 

さっきからフェイトに対して可愛いしか言ってない俺。語彙力ェ…

 

「ほら。あーん」とフォークを更に突き出せばしぶしぶ?いや、恥ずかしいだけか

 

「あ、あーん」と口を開けてくれるのでフォークを差し込む

 

それをゆくっりと咀嚼するフェイト。小さく目を見開く

 

「お、おいしい…」

 

とフェイトが言うとディアーチェが小さく笑う。それを見たリニスが

 

「沢山食べてくださいね。今日はわたしとディアーチェが貴方のためにと丹精籠めて作ってくれましたから」

 

「な、な、何を言っておる!リニス!我は断じてそんなこと思っては作っておらぬ!」

 

リニスの言葉に顔を真っ赤にしながらディアーチェが反論する。

 

「我は…そう!リニスの知り合いだと聞いたから下手な料理は出せなかっただけだ!」

 

ディアーチェ、それ弁解と言うより墓穴掘ってるから。

 

「そっか。ありがとうディアーチェ」

 

とフェイトが微笑みながら感謝をする。

 

それを 受けた ディアーチェ に 百 の ダメージ !!

 

ディアーチェ は 萌死んだ !!

 

「そ、そうか…。………ほらフェイト、これも食うがいい」

 

と甲斐甲斐しく世話を焼き始めた。

 

(((((この王様……チョロイ)))))

 

ディアーチェとフェイトを除いた全員の意見が一致した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで?なんでミッドにいるはずのフェイト達は此処に居る訳?」

 

食事を終えて、居間で寛いでいるフェイトにそう話を切り出した

 

因みにアルフはソファに倒れ伏している。少し刺激が強すぎたようだ(確信犯)

 

「えっと…それは…」

 

と表情を翳らせて俯いてしまった。流石に出会って二日目で話してくれる訳ないか

 

「なら、コイツをフェイトの親に渡しておいてくれないか?」

 

ポケットから取り出したのはジュエルシードと一通の手紙

 

「それと「あんたの望みを叶えてやる」とだけ伝えてくれ」

 

そう言ってフェイトの前に手紙とジュエルシードを置く。

 

「…どうしてジュエルシードまで渡すの?私がこれを危ない事に使うかもしれないんだよ?」

 

フェイトが机に置かれたジュエルシードを見て驚いた顔をするが直ぐ俯いてそんな言葉を吐いた

 

「……フェイトの家族の事をリニスから少し聞いた。それでフェイトがそんな事にジュエルシードを使うとは思えなかった、って理由じゃダメ?」

 

流石に家庭の事情を全部聞きましたとはいえないし…、これくらいなら大丈夫かな…?

 

「なら私達がジュエルシードを集める理由も聞いているんだよね?」

 

「フェイトの母親に命令されたからだろ?だからアルフと二人で地球に降りてきたんだろ?」

 

とフェイトから質問に答えるとフェイトは首を振った。あれ?違うの?

 

「ジュエルシードを集めるように言われたのは本当だけど、二人で来たのは私の勝手なの…」

 

「本当は地球に母さんも降りるはずだったの。だけど体調が悪くて降りられなくなったの」

 

なんかリニスと聞いてた話と違う…。話がなんか微妙に違う。

 

「へい!リニス!かもん!」

 

取り合えずリニスを呼ぶ。そして話をかみ合わせよう。

 

「呼びましたか?刀夜」

 

「リニスから聞いた話とフェイトから聞いた話が噛み合わないからちょっと二人で話して、それで纏まった話を聞かせて」

 

話が噛み合わないという言葉に眉を顰めるリニス。フェイトは首をかしげている

 

「ではフェイト、出来れば私が居なくなった辺りからの話を聞かせてもらえますか?」

 

「う、うん。」

 

 

 

O☆HA☆NA☆SHI☆中((砲撃

 

 

 

「すみません、刀夜。話が纏まりました」

 

リニスがフェイトを撫でながらやってくる。若干フェイトの目元が赤いのは泣いていたのか?

 

「そうか、なら結論から聞かせてくれ」

 

そういうとフェイトがリニスを見上げる。それにやさしく微笑むと口を開いた

 

「はい、プレシアはアリシアの蘇生のためにジュエルシードを集めている事は確定です。」

 

「ただフェイトのこと…、クローンである事も明かしてあるそうです。」

 

「そしてアリシアのことも聞いたそうです。」

 

クローンの辺りからフェイトが顔を下げているがやはりそういうのは聞かれたくなかったのだろうか

 

「ジュエルシードに関してもこの辺の次元空域を通ったら反応があったためにそれを利用しようとして地球に降りてきたそうです」

 

そこまでリニスが言うとフェイトが話し出した

 

「…だから私は母さんのためにアリシア姉さんのためにもジュエルシードを集めるの」

 

「確かに私はアリシアの偽者だけど、母さんはそれでも私をフェイトとして育ててくれた。だから母さんのお願いを叶えてあげたいの」

 

なるほどね。それでジュエルシードが必要なのか

 

だけどジュエルシードをどうやって使うつもり何だ?この状態の(・・・・・)ジュエルシードじゃ願いが歪むぞ?

 

プレシアはジュエルシードの本来の使い方を知っているのか?

 

「ですが刀夜、この計画をわたしは止めなくてはなりません。」

 

リニスが深刻そうな顔をしてはっきりと言った

 

「何故だ?」

 

「プレシアは確かにジュエルシードを使用します。ですがそれはジュエルシードの魔力を使うだけであってジュエルシード自体を使うわけではないのです。」

 

「プレシアの目的は…その魔力を使用してアルハザード…忘れ去られた世界に行こうというのです」

 

ふむ、それなら何の問題も無いのでは?魔力を使用するだけならジュエルシードの力も使わないのに

 

「問題は其処にあるんです。アルハザードはそもそも実在するかさえ不確かなもの…。」

 

「しかもジュエルシードは高密度の魔力結晶、それが暴走でも起きればこの世界…最悪この近辺の次元世界が多数滅びる事になります」

 

なるほど、そうなると結局放置してもフェイトに預けてもこの世界が滅びる事になるのか

 

「だったらフェイトにも預けずに俺達で管理した方がいいのか」

 

そう呟くとフェイトは俯いてしまうがリニスがそれを優しく撫でる

 

「刀夜、此間のお話の件…お願いしてもよろしいですか?」

 

「任せておけ、魔力の充填も例の奴も完成済みだ。」

 

足元に魔法陣を展開する。それと同時に玉藻鎮石をバウ=イルの中から取り出しておく

 

「さて行くか…。リニス、座標の固定を頼んだぞ。」

 

「ど、何処に行くの刀夜?」

 

とフェイトが不安そうに聞いてくるので頭を軽く撫でてニッコリと微笑む

 

「時の庭園」

 

「座標の固定完了…開け、次元の扉。テスタロッサの主人の下へ!次元跳躍開始!」

 

リニスの掛け声と共に視界が光に包まれ、目を閉じた。

 

 

 

 

 

~おまけ~

 

光が消えたと共に刀夜の家から数人が消え去った。

 

「とうやさーん、今日の夜なんですけどー?あれ、とうやさんー?」

 

と部屋に入ってきたユーリが刀夜がいない事に気付く

 

「アルフさんアルフさん」

 

とアルフを揺さぶるも反応が返ってこない。

 

「ディアーチェ!!大変です!!とうやさんがいなくなりました!!」

 

と部屋を飛び出していった。

 

「…zzz、ふわぁ…」

 

アルフが目を開けて一度周りを見渡すが何も無かったようにまた眠り始めた

 

「zzz…zzz…」

 

 

 

 

 

そしてまた戻ってきた刀夜がしばかれるのはまた次のお話…

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