今日も今日とて非日常 作:祇風
眠気と仕事には勝てませんでした…
それではどうぞ
……zzz
「…ふふふ…よく眠ってるわね」
…女性の…声が聞こえる
「仕方ない、あんだけはしゃいだんだ。良い子は寝る時間さ」
「僕らももう寝よう。明日からこの子達の大切な学校だ」
…今度は…男性の声
「そうね…もう少し寝顔を見ていたいけどこの子達の為だもんね。おやすみなさい」
その声と共におでこに感じるやわらかい感触…
とてもやわらかく何処と無く安心する…良い夢を見れそうだ…
話していた男性と女性の気配が消える。部屋の外に出て行ったようだ
……zzz
……zz
……
…ハッ!?
俺は一体何をしているんだ!?
俺は掛けられていた布団を剥ぎ、体を勢いよく上げる
「…ここは…何処…だ?」
「やっと起きたかい?」
布団の上で今の状況の確認をしようとすると布団の隣から声が掛かる
バッ!っと布団から飛び上がり声のしたほうに目線を向けると
「だからそんなに警戒しないでよ?僕だって。神様だよ」
視線の先にいたのは俺を殺した自称(自称じゃなかったが)神様が胡坐をしながら座っていた
「お前!よくも!人の意見も聴かずに!」
流石に俺も我慢の限界だ!強引に連れてきた挙句に人の話を聞かずに生き返らせやがって!
「まぁまぁ、落ち着いて今は夜だからね?ご両親が起きちゃうよ?」
そう言われて声を噤むと同時に先ほどの声が俺の今の両親だということを理解する
「……くっ!!それでお前は何しに来たんだよ。人の人生壊しといて」
「何しにきたっていつまで経ったて君が目覚めないから起こしに来たのと明日の出来事を教えてあげようと思ってね」
目覚めない?俺はこうして起きてるじゃねぇか。何寝ぼけたこと…を
と考えたうえで一つの考えが浮かぶ。それは
「あ、理解したって感じだね。そう君は」
「「一からこの世界に生まれたのか(んだよ)」」
そう基本二時創作の神様転生はその歳でその肉体のまま送られる。そして基本はその世界に存在する肉体を得て転生する
だがこの神様はそうではなく一から肉体を与え其処に転生させる。
其処まで理解すると頭に直接、記憶が流れ込んでくる。前世の記憶。そしてこの体の記憶
だがこの体の記憶の量が少な過ぎる。ここから考えられるのは
「つまり俺は今…子供?」
その呟きとともにとても良い笑顔の神様が俺の死に際を映した鏡を目の前に出現させた
其処に映る俺の姿は
「な、な、な、なんじゃこりゃああああああ!!??」
まず目に入ったのは左右非対称の目の色。右目が金色?黄色、左目が赤色をしている
そして髪の色は銀色、窓から入る月の光を反射してきらきらと光るがなんだこの長さ。腰まで届くぞ
顔つきは幼い少年とギリギリで判断できる。少し見方を変えれば女の子にも見えるだろう
あまりにも男と断言できないのでとっさに股のものを確認したが大丈夫だった俺は男だ
「ククッ、あはははは!!そうそれ!その反応がみたかったんだよ!!あははは!!」
腹を抱えて笑う神様に苛立ちが募るがここは押さえよう。
「で俺を起こしにきたってことはこの体に生まれたのは良いが前の体、前世?って言えば良いのか、そのころの記憶が戻らなかっただから起こしに来たってことであってんだな?」
「くくく…。はぁ笑った笑った。そうだ、そんなところだよ」
未だに笑いを堪えてる神様は無視して答えを求めると帰ってくる正解の返答
「それで、神様が言ってる明日の出来事とは何だ?」
「ああ、それが本題なんだけどね。早い話君のご両親は明日事故に遭って亡くなるよ」
「は?」
またコイツは何を言っているんだ。両親が死ぬ?
「亡くなる理由がこれまた感動でね、君が狙われて車で引かれるところを庇って父親が死に、その後父親を引いた車から降りてきた黒服の質量兵器によって母親が亡くなる」
「まぁ、重症を負ってその後いろいろ遭って亡くなってしまうってのが結末なんだけどね。あれ?どうしたそんな信じられない的な顔をして」
また俺の死を話したように両親の死をペラペラと話し続ける神様
「そんなことが分かっているなら何で止めないんだよ!?お前それでも神様かよ!?」
そう反論する。身に覚えが無いがこの体の記憶には数年分の今の両親にはそれはもういやと言うほどに可愛がられ大切に育てられたと記憶している。
もちろんそれが当たり前だというレベルで。だからこそ両親が死ぬという事実は受け入れられなかった
「ん?それが僕の手で出来ないから君に話しているんだよ?いいかい。この世界には何処に行っても変えられない物がある。それが君達の言う運命だとか必然と言う奴だ」
「だったら何で今話すんだよ!?もっと後とかでも良いだろ!?どうして今なんだ!?」
ヘラヘラと笑いながら両手をやれやれとする神様
「だから落ち着いてくれよ。僕には変えられない、これは紛れも無い事実だ。」
「だが君達にはそういうものを変えることができるだろう?俗に言う『奇跡』と言うやつが」
話す神様はヘラヘラした態度から一辺して真面目、何かを求める学者のような顔つきになる
「僕がこの話をしに来た理由はただ一つ。その奇跡とやらを見てみたい。この僕でさえ覆せない運命をたったそれだけで変えてしまう奇跡と言うものを見てみたい。たったそれだけのことさ」
その話を聞いてまるで狂気に染まった思考に若干の恐怖を感じると同時に、この神様は俺に奇跡を起こせといっているのか
「…まぁ、僕のことはどうでもいいさ。僕がこの話をしに来た理由はさっき述べたとおり、それと君にその奇跡を起こして欲しい」
ころころと態度を変える神様、そして予想していたとおりの答えが返ってくる
「…な、何を言っているんだ。奇跡なんてそうやすやすと起こせるわけ無いだろ…」
そりゃそうだろう。神様は人なら変えられるとかいっているがそれが出来るのはほんの一部の人間ぐらいだろう。それも俗に言う主人公と呼べるレベルの…
と思考したところで俺のは一つの可能性を思いついた。それは…
「ここが本当にアニメ、漫画の世界なら主人公が実在する…?」
その言葉を聞いた神様は今まで浮かべていた微笑を深い笑みへと変えた
「ご名答。ここは本当にアニメの世界、いや漫画、アニメと言う情報で伝わった実在する世界…パラレルワールドという奴さ」
「そしてこの世界は君の世界では魔法少女リリカルなのはだったかな?と呼ばれる世界だ」
「そして今君がいるこの場所は地球の海鳴市というところだ」
「ここまで話せばつながるだろう?君の両親を救う方法と奇跡を起こす方法が」
つまり俺は間違いなく魔法少女リリカルなのはの世界に来ている
だが俺には重大な、それはとてもとても重大な問題があった
「…神様、一つ確認させてくれ。今は原作前か?それともそこそこ進んだ状態か?」
「ん?そんなの決まっているじゃないか。原作の…ジュエルジードが落ちてくる数ヶ月前だよ」
終わった…
「やばい…!!俺、A'sからしかわからない…!!」
そう。圧倒的原作知識の不足である
「へ?君本気でそれいってるの?まじ?ただ前の記憶が思い出しきれてないとかじゃなくて?」
流石の神様も今まで浮かべていた笑みを消し青い顔をする
「申し訳ないがマジだ。」
その言葉と共に神様は頭を抱え始めた
「…んんっ~!!困ったなぁ~!!」
「…その…なんというかごめん…。どうにかできないかな?」
あまりの慌てふためく神様に申し訳なくなってしまい謝ってしまったがよくよく考えれば俺悪くなくね?
そして妙案が浮かんだのか神様が頭の上に電球が出現しそうな顔をする
「なら別の手段がある。君、自分で両親を救いなよ」
それのどこが別の手段なのか。俺は何の力も持たない子供だぞ
「君にはそれなりの力があるし。むしろ今の力なら主人公を上回るレベルで」
「俺には神様が何を言っているのか全然分からない」
どこをどう見て俺に力があるというのだろうか。何処をどう見ても普通の子供だぞ
ん?普通だっけ?よくよく考えれば両目の色が違うって普通じゃなくね?
「君は王様の部類に入るからね。これは予期してなかったことだけど先祖返りのようだし」
そういえばなのはの世界では王様は馬鹿みたいな能力者が多かったような…
「ん?ちょっと待てよ。俺が王族に入るってことは何で地球になんかいるんだ?普通ミッドチルダに居るべきじゃないのか」
覇王家とかダールグリュン家とか、確か聖王教会に保護されてるはずじゃあ…
「それは君が原因だよ。君があまりにも強力な能力を有したこと。先祖返りによる特異性。そのせいで管理局の暗部側は君が喉から手が出るほど欲しがった。その結果、聖王教会は君達矛盾家の一族を管理外世界へ送り出すことにした」
「まぁ。能力に関しては僕が頑張りすぎたのと目覚めていない君が度重なる僕との遭遇によるものなんだけどね」
結局てめぇのせいじゃねえか!!と叫びたかったが押さえろ。抑えるんだ俺!!
「それじゃあ。君にも分かるように表にしておいたよ」
そう言って手渡してくるタブレット?かと思ったがホロウインドウというものらしい
それを覗き込むと俺の現在のステータスが表示された
――――――――――――――
《名前》 盾守 刀夜 年齢8歳(今年で9歳)
《所持デバイス》紫天の書
チョーカータイプ ストレージデバイス
ブレスレットタイプ 魔力抑制型
《魔力量》S-
《術式》ベルカ式 適正◎
ミッドチルダ式 適正△
《希少技能(レアスキル)》矛盾
変換資質 炎雷水地風
《魔法》盾の篭
矛の頂
――――――――――――――
「ばっかじゃねぇの!?」
真っ先に浮かんだ言葉がこれである
「なんで紫天の書があるんだよ!?これ原作関係ねぇじゃねえか!!」
紫天の書。これは俗に言う番外編(A's後のifで出現する闇の書と同等の魔道書)でしか語られてないロストギアである。因みに本来なら闇の書の中にあるはずのものである
「そこはあれだよ。神様都合だよ。」
「かんっぜんにお前の趣味じゃねぇか!!それとなんだこの魔力量は!?なのはでさえ原作開始時はAAA辺りって聞いてんだぞ!?」
9歳でSランクもいっていればそりゃ体を調べたくもなるわ
「それは君が僕と出会いすぎたせいだよ。本来なら高くなってもAAぐらいの予定だったのにアイエエエエエ!?ナンデ!?ってレベルで君が僕の目の前に現れるんだもん」
そういうと神様はまるで悪いのはお前だといわんばかりの目で見てくる。
「それならなんだこのレアスキルは!?一番上は王族特有だとしても変換資質が五つって!!vividのリオでさえ二つだぞ!?」
「それも君が悪い。本来なら魔力ガンあげでも良かったんだけど流石にSより上になると主に追われたお理由を考えた上で変換資質にしたんだ。それならまぁいくら増えても同時に扱える数もあるし練習しなきゃ使えないからね。最後の一つも練習必要だし」
そう言い切り腕を組んでドヤ顔してくる神様…おもっきりぶん殴りてぇ…
そしてこれだけ騒いだら分かってわいたことだが…
「うるさいぞ!!トーヤ!!」
と俺の扉の部屋をぶち破る勢いであけたのは…はやて?
「トーヤ。今、我の事を見て誰か別の者を考えたな?そんな貴様には良いものがある……『レギオンオヴ…」
「あーあ!!悪かった!!悪かった!!ディアーチェ!!見間違えた俺が悪かったから!!魔法は止めろ!!」
あぶねぇ!!紫天の書があるならそりゃ居るわな!!本来の紫天の書の持ち主が!!
「フンッ!!また夜中に一人で叫びよって!ご近所さんに迷惑になるじゃろうが!少しは考えい!」
「ご、ごめんなさい…。ん?まってくれさっきまでここにもう一人居なかったか?」
流石は王様と呼ばれるだけあって叱咤一つで萎縮してしまった…というか王様、思考がおかん化してません?
「なにを言って居るのだ貴様は。ここはトーヤ、貴様の部屋だぞ。他の誰かがいるはずもなかろう」
あの神様逃げやがったな…。これは後でOHANASHIが必要になるな…
「そっか………なぁ、ディアーチェ…。明日父さんと母さんが死ぬって分かったら如何する?」
先ほどまで両親が死ぬ死なないの話をしていた俺はつい口を滑らかしてしまった
「また訳の分からんことをとつぜ……いや、トーヤの目を見る限り冗談で言ってるわけではなさそうだな」
そしてその質問を聞いたディアーチェは俺の眼を見て冗談で言っているわけではないのを理解してくれた
だからもう口を滑らかしてしまったし夢と言うことにして喋ってしまおう
「そうなんだ…。夢というかまるでそうなることが確定しているような感じがして…」
という言葉をさえぎるようにディアーチェが口を開いた
「安心しろ。もしそうなったとしても刀夜には我らがついておる。それに刀夜の父上たちは屈指の実力者だ」
その言葉を聞いて安心すると同時に、よくよく考えたら原作どおりにいけば両親は死ぬかもしれないがここには既に原作とは関係ないディアーチェがいるんだ。最悪でも死ぬことだけは防げるはずだ
「ありがとう、ディアーチェ。」
素直に感謝を述べるとディアーチェは困ったように頬を軽く掻きながらそっぽを向く
「ふ、ふんっ。トーヤに感謝される必要など無いわ。あ、明日は学校があるんだから早く寝るのだぞ!レヴィもシュテルもユーリもトーヤと行くのを楽しみにして居るからな!…もちろん我だって…」
と最後だけ小声で聞こえなかったが早口で言うと「おやすみじゃ!」と言い残して扉を閉めて出て行った
「やっぱりツンデレ王様はここに行き着いていたか~」
と神様がまた何処からか現れた。なので俺はすばやくアイアンクローを出した
「やっぱりってことはこれも神様が仕組んだ事だったんだな…!!」
「イテテテテ!!!やめて!頭割れちゃう!!良いじゃないかこれで君の両親は死亡どころか重症を負う可能性も0になったよ!!僕も忘れてたから今日は教えに来たけどもう既に運命なんて変わっているよ!」
その言葉で俺はひとつ確信した。それはディアーチェはそれなりの主人公属性を持っている
「今の君の考えには触れずに行くけどこれで安心しただろう…!!早く手を外してくれ…!!」
神様が手の中で暴れているので仕方ないから解放してやる…
「た、助かった…。とりあえずこれで君の心配はなくなったから安心して過ごすと良いよ。それではまた合おう」
「もう二度とあいたくねぇわ!!」
そういい残して神様は光の粒となって消えていった。結局何がしたかったのか分からずじまいだったな…
「ま、マテリアルズがなんでここに居るのかはおいて置いてとりあえず寝よう…」
と俺は目覚めた意識と新しい体の感覚を確認しながら眠るのであった…
~後日談というか事件当日~
俺は学校、に転入したその帰り、皆(レヴィ、シュテル、ユーリは寝坊したため初日から居残りである)と帰っていると
車が突然歩道に飛び込んできた!だが
「こんなもので我の歩みを妨げられると思ったか。」
とディアーチェがデバイスを起動して車を止めていた。そしてそのまま
「貴様らには我の歩みを妨げた罰としてどこかにいってしまえ『デモンゲイト』」
魔力によって精製された門により車ごとどこかに飛ばされた黒服ズ。彼らには仕方ないが自業自得である
「な?言ったとおりであろう?我に任せておけば安心と」
と笑顔で言ってくるディアーチェには先ほどの魔法も含め少し引いたがとても頼れる存在だった
「さすがはディアちゃんね♪」「ああ、刀夜にはもったいないくらいの召使だな!はっはっはっ!!」
と母と父がディアーチェの頭を撫でながら言った。ディアーチェ…お前召使だったのか…
と衝撃の事実を知りつつも俺達は自宅へと帰路に着いた
コメディじゃなくてシリアスかと思ったらコメディだった…何を言ってるか((以下略
紫天の書に関してはゲーム未プレイです…すみません…
一応、アニメは全話視聴済みですがところどころ間違いあるかもしれません
最後終わりかた雑なので補足を
最初の両親の台詞の「~この子達」はオリ主、マテリアルズを指してます
神様の台詞の「覆せない運命」「奇跡」主人公補正云々を神様目線で
「俺A'sからしか~」投稿主がなのはを始めてみたのがA'sなので
「聖王教会が保護」一応ベルカの保護区とかあるわけだし王家も保護するくらいできるだろという脳内設定
「管理局の暗部」古代ベルカを調べるためにも研究体が必要だろ?もちろん違法関連というこちらも脳内設定
デバイスについてチョーカータイプは簡単な魔法のみ記録してあります。身体強化とか
ブレスレットタイプは地球に身を隠すために作られたタイプ。魔力ランクの強制的に下げる+魔力が漏れ出さないように吸収するため
レアスキルについては更新していくたびに公開していきます
ディアーチェが使ってる魔法について。魔法少女リリカルなのはINNOCENTにて使用した魔法
次の更新は少し間が空く予定です