今日も今日とて非日常 作:祇風
残念だがまだだよ…
さて…どうしてこうなった?
死屍累々となったマテリアルズ
「我が手も足も出ないとは…」とディアーチェが仰向けに倒れたまま言う
「可笑しいです。私の計算では…」うつ伏せでぶつぶつとぼやくシュテル
「……」一人で突っ込んでヤムチャしたレヴィ
服が所々破れていたり煤けているリニス
「まさか。刀夜の能力を活用しても防ぐのに精一杯とは」
一人上機嫌で俺に馬乗り状態のユーリ
「えへへぇ~。とうやさん。私やりましたよ~」
そして、馬乗りされたままなすがままの俺。どうしてバリアジャケットを貫通されるんですか。
「お、おう…」
「えへへ…。ふわぁ…少し眠くなってしまいました…お休みなさいです…」
そのまま俺の上で上体を倒して寝息を立て始めるユーリ
本当にどうしてこうなった…
こないだ起こした管理局殴りこみ事件のあと、父に盾拳を返しリニスの事を説明した
そうすると父は少し驚いた顔をしたが「好きにしな」と一言だけ言ってその日は終わった
次の日には母に紹介し、リニスを見て驚きもするがやっぱり当主と言う事もあってリニスに悪意、分かりやすく言えば矛盾家にとって使えるか、使えないかの判断がしたいらしくその日は一日リニスの動きを監視していた。
次の日には「リニスちゃ~ん。お塩取って~」と言う言葉と共に一緒に台所に立ってた。
そんな緩い感じの日々が一ヶ月ほど過ぎ。今は二月上旬ぐらい
「お~い。りーにーす。どこだー」
と父の間の抜けた声がする。声の質的に昼間から酒でも飲んでるんだろうなぁ…
今日は休日で特に用事も無く俺とシュテルは縁側で日光浴に勤しんでいた。
背中合わせで読書をしているシュテル。
ディアーチェはユーリと共に図書館に行ったらしい。
レヴィは近くの山まで散歩に行くと言って先ほど出て行った
母は外で井戸端会議中だ。お陰で広い家だが静かだった(父が先ほど叫ばなければ)
「お父様。呼びましたか?」と父に呼ばれたリニスがやってきた。あれ?ネコミミ?
「おう。ちょっと用事を頼みたいんだが…」と父とリニスが話し合っている。あれ?尻尾?
リニスの後姿しか見えないが普段被っていた帽子を脱いで頭の上に可愛らしいネコミミが時折ぴくぴくと動く。
そしてスカートの下から伸びている尻尾右へ左へとゆらゆら揺れていた
「それで例の件なんだがやっぱり行く事にしたからさ」「そうでしたか。ならその後の事はお任せください。」
手を伸ばせば届くであろうそれを俺は最初揺れる尻尾にあわせて顔を動かしていたが無性に掴みたくなった。なので掴んだ。
「ふにゃっ!?///」という声と共にリニスが飛び上がる。
「がっはっはっは!!やっぱりシルの子だわお前は!!はっはっはっ!!」
と父が何時も以上に笑い出す。何かこうやらなきゃいけないような気がした。後悔はしてない
「刀夜!流石のわたしも怒りますよ!」やっべ怒らせた。逃げよう。
「残念だがここから先は行き止まりだ…通りたければ俺を倒すんだな」と逃げた先に父が盾拳を掲げながら通せんぼする。
「クソ親父ー!どけー!」と簡単な身体強化を掛けて殴りかかる
「はっはっは!貴様にやられるほど俺はまだ弱くないぞ!」と盾拳を起動しながら俺のパンチを受け止める
「刀夜。お前の行動は早かったが…その行動は迂闊だったぞ?」
と父がほくそ笑みながら足もとに魔法陣を起動する。これは転移魔法!?
「それじゃあ、勉強の時間だ…」父の一言で俺はどこかに飛ばされる羽目になった
地球 ???
「それでここに俺を連れてきたのか」
「はい。もともと教える予定で居たので場所の用意を頼んでいたのです」
互いに向き合いながら座る俺(たんこぶピラミッド付き)とリニス。ここは父が昔使っていた修練場らしいがだっだ広い部屋で窓どころか扉さえない空間。予測ではどこかの地下なんだろうな
此処に転送してきたであろう父の姿は無く、俺とリニスだけだ。
「さて刀夜。これから魔法の指導をしていきますが貴方は座学で覚えるよりも実践で覚えた方が早いという事をこの一ヶ月でよく分かりました」
リニスが立ち上がり杖を構える。俺はリニスから4,5m離れて拳を構える。
「待ってください刀夜。流石にデバイスなしで実践はいけません。」
リニスが苦笑しながら杖を振るとリニスの目の前に四つの魔法陣が展開される。あれ?転移魔法?
「やっと呼ばれたか」「ぼく参上!」「とうやさん。お待たせしましたぁ」「王よ、勝手に行動するのはおやめください」
其処に呼ばれたのは家に居るはずのディアーチェたちだ。ユーリは何か抱えているがあれなんだっけ?
そのまま座り込み、ユーリが「とうやさん。こっち着てください~」と手招きするので近づく。
「さてトーヤよ。これがなんだか分かるか?」とディアーチェがユーリが抱えているものを示す。
「なんだっけ?」と素直に聞くとハリセンで殴られる。理不尽すぎませんかね?
「これは前の襲撃の際に管理局から戴いてきたものですよ~」とユーリが説明してくれた。
管理局…襲撃…戴いた…ジェイル・スカリエティ…うっ。パルマが撃ちたくなってきた。右手が疼く…!!
とそこまで思案してから思い出した。アレは確かスカリエティから戴いたデバイスだ
「その顔なら思い出したようですね。私とレヴィとディアーチェはもう貰いましたので後はユーリと王が選ぶだけです」
と四つのアクセサリーを見せてくる。指輪型、宝石型、ピアス型…お、これいいじゃんと思ったやつを手に取った
形状は宝玉でレイジングハートの待機状態に似ているが色が白で玉の中に二本の槍がはいっている。
気に入った理由はその槍がどう見てもロンギヌスとカシウスと呼ばれる槍だからだ。あぁ、エヴァン〇リオンの最新作見たかったなぁ…
「なら私はこれで~」とユーリが選んだのは宝石型のデバイスだ。形状はトランプのダイヤだ。真っ赤な宝石だ。
残りの二つはとりあえず俺が預かっておこう。無くしても困るし
「王よ。選び終わりましたか」とシュテルが聞いてくるので「おう」と答える
「ならデバイスに名を授けてやるがいい。我らは前のデバイスから移行だから名は変えていないがな」
そういえば、ディアーチェたちのデバイスって前のアレはただの杖だったよな。俗に言う大量生産系のやつ
「皆はどんな名前なんだ?」と知ってはいるが気になったので聞いてみた
「ん?我のはエルシニアクロイツ。クロイツと呼んでやってくれ」「Mit freundlichen Grüßen(よろしく)」
ディアーチェが見せてくれたのは十字架のデバイス。色が紫色だがはやての剣十字と同じやつで首からぶら下げる感じらしい(あんなに大きいの首から掛けておくの辛くないか…?)
あとドイツ語で喋らないでくれ。日本語で頼むよ
「ぼくのはバルフィニカス!バルって呼んでるんだ!」「Hey(やぁ)」
レヴィのはブレスレットタイプのようだがどちらかと言うと腕時計を想像すると分かりやすい。文字盤の部分が水晶玉になっている。色はレヴィの髪と同じ濃い目の水色だ
それと今度は英語かい。頼むから日本語でおK
「私のはルシフェリオン。ルシオンと呼んでいます」「始めましてですね。マスターのマスター」
シュテルのは俺と同じレイジングハートと同じタイプだが首に掛けずに腕に付けている。色は朱色かな?
だから日本語で…あ、日本語か
「じゃあ、私は…U-D。
一瞬U-Dと聞いて嫌な思い出ががが…(GOD感)だけどいい名前だと思う。だけど完全にダイヤだけだと持ち運び辛いよな…あ
「ユーリ、これあげるよ。」俺は首についていたデバイス。チョーカーを外してユーリに渡す
「え!でもこれとうやさんのデバイスですよ?」と返そうとしてくるが押し返す
「俺には新しいのがある。それにそのチョーカーのデバイスの部分はこのクローバーの部分だけだし」
このチョーカーの前についているアクセサリーの部分。これがデバイスなのだ
つまりこの首に巻く部分はほんとにただのアクセサリーなのだ。
「だからこれはユーリにやるよ。ほら付けてやるから後ろ向きな。」
そう言うとユーリはしぶしぶだが後ろを向いてくれた。なので首に巻きつける。
ユーリの表に回りデバイスを受け取る。それをチョーカーの接続基部に付ければ完成だ
「ほらユーリ、似合ってるぞ」と素直に似合っていたので言うと顔を赤くする。あぁ^~可愛いんじゃあぁ^~
リニスが何処から出したか知らないが手鏡をユーリに手渡していた。
「刀夜、これぐらいは使い魔として序の口のレベルですよ」とにっこりと笑うリニス。それ使い魔って言うより召使…
顔を左右に動かしてチョーカーについているデバイスが小さく揺れる。
「とうやさん!ありがとうございます!」と此処最近で一番いい笑顔で言われる。うん、いいことしたなぁ…
「王は如何しますか?」シュテルが聞いてくるが、正直これと言って名前が…
「う~ん。思いつかねぇや…。なんかいい案ない?」こればかりは皆に意見を求める
「我としては、トーヤの名前をそのままデバイスの名前にするといいと思うぞ。
うーん。いい名前だけどナハトはなぁ…闇の書関連と被るからなぁ…保留で
「ぼくならね!†極光…」
却下で。†とか嫌だよ俺、そんな†虚無の申し子†を連想しそうなの。そんなふくれっ面すんなよ…中二病みたいだからいやなの!まだ中二じゃないもん!
「それなら
なるほど。確かにデバイスはもう一人の自分って言っても良い位だもんな。でも王冠ってほど大切でもないしなぁ…でも英雄って響きはいいよね
「私なら、
おお、それはいいね!だけど運命って言葉はちょっと…あんな事(大体神様のせい)があったしなぁ…
「……よし。こいつの名前は
シュテルの案から
…え?レヴィの案?……アレからどうやって採用しろっていうのさ…
「いい名前ですね刀夜。それではユーリと一緒にデバイス登録を行いましょうか」とリニスが言ってくるので頷く
「それでは一人一人やると時間が掛かりますので同時に行きましょう」
「管理者権限解放、新規マスター登録。」
リニスがデバイスのウィンドウを弄る。そうするとデバイスから声が発せられる
「「Verständnis Bitte registrieren Sie den Namen(了解。名前を登録してください)」」
名前を呼んでくれって意味であってる?ユーリのほうを見ると小さく頷いてくれたのであってる…はず
「Held Waffe…」「unendlich D''ammerung…」
二人して名前を呼ぶ。そうするとデバイスが点滅する。点滅が止まると
「「Neu registrieren Abschluss Bitte registrieren Sie den Master-Name(新規登録完了。マスターの名前を登録してください)」」
「盾守 刀夜」「ユーリ・エーベルヴァイン」
「「Abschluss der Registrierung Zukünftig Vielen Dank im Voraus(登録完了。これからよろしくお願いします)」」
点滅が終わり。俺達の手の中へ進んでくる。
「これから頼むぞ。Held Waffe…ヘルト」「畏まりました。マスター」
おお。今度は日本語で話しかけてくれる。これは盾拳より有能なフラグ…!?
「よろしくお願いします。U-D」「了解した。お嬢」
ユーリのほうも最初から日本語で話しているがなんか外国人特有の変な日本語インストールしてない?そんな予感がするよ
「それでは登録も終わりましたしさっそく実践形式でやっていきましょう」
リニスが開いていたウィンドウを閉じ、杖を片手にやってくる。え俺ヘルトの性能確認できずに戦うの?
「マスター、ご安心を。」とヘルトが声を掛けてくれる。これは何か秘策があるんですね!?
「私には一つの魔法が登録されてます。」ほう!その魔法とは何だね!?
「プロテクションです」……はい?それだけ?「それだけです」
…俺この勝負勝てる気どころか生き残れる気しないわぁ…。
「マスター、冗談です。しっかり他の魔法も登録されています。」…ええ…意地悪いわぁこの子…
「魔法は基本系のものは前のデバイスから引き継いでいます。後はリニスさんから送られた魔法と盾拳から攻撃系魔法、補助系魔法などが登録されてます」
なるほど。一応今のはヘルトなりのお茶目と言う事にしておこう。そうしておこう
「バリアジャケットの形は如何しますか?一応盾拳からマスターの詳細データが送られてましたので新規で作る事もできますが」
自分で好きな形を選べるのか~。なら決まっている。ガンストの風澄さんのやつがいい。出来れば黒色で!
あとあのマフラー、ちょっと気に入らないからツバサの小狼のマントがいいです!色は黒にしといてね!
「畏まりました。しっかりマスターからイメージを送られたので忠実に再現できそうです」
「それでは始めましょう。」とリニスが全員から距離を取る。それに合わせて全員がデバイスを構える
「ヘルト」「ルシフェリオン」「バルフィニカス!」「エルシニアクロイツ」「U-D!」
「「「「「セットアップ!」」」」」
「「「「「Stand by ready. Set up.」」」」」
全員が光に包まれる。俗に言う変身シーンと言うやつですが光が強すぎて目が…!!これじゃあなのはの伝統芸が見れねぇじゃねぇか!
なんて悪態つきながらも自分の変身は進んでいく。
まず服が脱げます。
全身を黒タイツに覆われます(どっちかと言うとウェットスーツ?)
その上からバリアジャケットが展開されます。完成。野郎の変身シーンで申し訳ない(´◉◞౪◟◉)
光が収まるとそれぞれがバリアジャケットに身を包み、それぞれ手に武器を手にしている。ユーリは魂翼(正式名称はスピリットフレアらしい)を発動させている
だが俺は無手。あれ?槍は?ロンギヌスは?カシウスは?「あ、それ来月からなんですよ」ファ!?
ヘルト曰く、出現させる事は可能だがそれを武器として扱う事はまだ出来ないらしい。つまり今出現させてもただのガラクタと言う事
「とりあえず普通に魔法は発動できますのでご安心ください。」なら身体強化とインパクトキャノン「畏まりました」
体に感じる魔法の感覚が全身に染み渡る。右足を前に出し左半身を下げる。右手は胸の前で構える。左手は右手の後ろに隠すように構える。
親父が教えてくれた効率よく相手をパルマ(※インパクトキャノン)するための方法だ。
「ぼくが一番乗りだ!」レヴィがバルフィニカスを大鎌にして飛び掛ってくる。だがレヴィの攻撃は大振りなのばかり
「ていっ!」「ほっ」
「ハァアア!!」「よっと」
「ま、まだまだぁ!!」「おっと」
「このぉ!当たってよ!」「いやだ!」
右振り、左振り、打ち下ろし、打ち上げと手数で攻めて来るが体を捻るだけで避けれる。これなら
「オラァ!!」とバルフィニカスを右手で弾く。「あっ!?」とレヴィが体制を崩したところに左手でパルマをしようとするも横槍が入る
「王よ。私たちを忘れてもらっては困ります」シュテルがルシフェリオンをデバイス状態にして俺の左手を押さえていた。
「レヴィ。貴方はユーリの相手をしてあげてください。ディアーチェはリニスさんと遣っていますので」
シュテルが遠まわしに「私と変わりなさい」と言っているのが分かる。まぁ、ユーリの魂翼は対処の仕方分からないと辛いよな…
だがそんな思惑を知らないレヴィは「分かった!行ってくる!」と言い残しユーリの突っ込んでいった。南無…
「それでは始めましょうか。王よ」
ルシフェリオンをシューティングモード(レイジングハートと同タイプ?)にして構える
「いいぜ。かかって来いよ」
俺は今回は射撃を警戒するために両手を前に出して構える。
「ヘルト、インパクトキャノンを解除。
イメージするのは鎖。前世の記憶にあるアニメに出てきたあの頑丈な鎖を創造する。光が集まり右手に鎖が少しずつ出現し始める。
光が収まりながら金色の鎖が右腕に絡みつくように完成する。それを見たシュテルが
「なるほど。それが王の固有魔法なのですね。」と感心したように頷いている
「ですが、そんなもので私の魔法を受け止められますか?」
シュテルの目の色が変わる。ルシフェリオンを掲げながら魔法を発動する
「ルシフェリオン。『パイロシューター』」「了解」
シュテルの周りを囲むように火の玉が出現する。その数、35個。マジかよ…自分で出しといてあれだけど防げる気しなくなったぞ。
「いけ。アクセル」と加速の呪文を唱えると火の玉が襲い掛かってくる。
「鎖よ!」鎖を魔力を通しながら展開する。そうする事でこの鎖は自在に動かす事ができる
「全てを貫け!」「撃ちぬけ!」互いに鎖と火の玉がぶつかり合う。煙が起こり互いの姿が見えなくなる
「鎖よ。敵を縛れ!」煙で見えなくてもこの鎖には意味が無い。なぜなら本来この鎖は全自動なのだ!凄いぞ!かっこいぞ!天の鎖!
煙からシュテルが飛び出してくる。それを追う俺の鎖。ひたすら鎖に魔力を流し続けなければいけないのが欠点だが時間が立つごとに鎖の数が増えていくのがこの鎖の特徴。
流石に本家ほどの性能は出せない。あれが出来たら多分無双できる(気がする)
「くっ。『ブラストファイアー』!」
シュテルが鎖を避けながら砲撃してくる。だが鎖が集まり砲撃を防ぐ。あ、熱で溶けてる!?
「もう一度!『ディザスターヒート』!」
先ほどの砲撃より威力の高い砲撃が襲い掛かってくる。一撃目は鎖が防いでいるが
「なっ!?」
二度目の砲撃で鎖の壁が破られる。三度目の砲撃が襲い掛かってくる。防御する事は出来なかったがヘルトがプロテクションを発動して防いでくれた
あ、あっぶねぇ…助かったぞヘルト「お構いなく。べ、別にマスターが心配だったとかそんなんじゃないですからね!」
デバイスがツンデレとかめんどくさそうだな…。というかさっきから態度ころころ変わりすぎじゃ在りません?
「それにしてもあの威力の砲撃を三連撃かよ…殺意高いな…防ぎきれなかったら死んでるぞ」
「安心してください。王ならこの砲撃くらい防げますよ。それと非殺傷設定なので死にはしません」
ですがと付け加えながらルシフェリオンを突撃槍のように構える
「これは耐え切れますか?ルシフェリオン、ディザスターヘッド」「了解」
ルシフェリオンの形状が変わり槍のようになる。それと同時に俺の手足が拘束される
「うそぉ!?」「先ほどの砲撃にバインドを紛れ込ませておきました」
ルシフェリオンが槍状の先端に魔力を集め始める…。もしかしてこれS・L・B?違うか。あれはなのはの技だし
「行きます王よ。轟熱滅砕『真・ルシフェリオンブレイカー』!!」
目の前に赤く染まる砲撃が迫りくる。だが俺は身動きを取れない!やばいって!アレはやばいって!
「ヘルト!!全魔力を回せ!出来るがわからんが創造練成武器発動!
光で出来た七枚の花弁が展開され目の前でシュテルの砲撃を受け止める、だが急造品だったこともあり既に二枚花弁が割れている。
「う、うおおおおおお!!!!」「はあああああああ!!」
互いに全魔力を送り込む。少しずつ花弁に皹が入っていく、やっぱり急造品じゃ耐え切れないか!
「二人で楽しんでいるところ悪いのですがそろそろ終わりませんか?」
リニスが俺の横に立っている。若干、服が破れてて煤けてたりするのはなぜ?
「あれ!?ディアーチェとやりあってたんじゃないの?」魔力は常に熾天覆う七つの円環に流し続けている
「ああ、ディアーチェなら今はダウン中です。彼女大技ばかりで小技を使おうとしませんでしたから」
とリニスが視線を向けた先には目を回して倒れ伏すディアーチェ。そういえば今回紫天の書貸してなかった…
「それでユーリとレヴィの戦闘を見ていたのですがユーリさん、あんな力をまだ隠していたんですね」
どの力のことを言っているのだろうか?魂翼のことか?いやあれは結構前に見せたとか言ってたし違うか
大きめの音と共にまた花弁が割れるだがシュテルの砲撃がやんだ。やった耐え切った!
煙が巻き起こっていたがそれが収まると奥にはうつ伏せで倒れ伏しているシュテル
「シュテルは見た感じ、魔力を使い切っていますね。其処に多分後ろからやられたのでしょうね」
後ろから?でもディアーチェはやられてるしレヴィもユーリにやられたらしいし。
「あれ?そういえばユーリはどこn」
「『エンシェントマトリクス』」
声が聞こえたときには腹から腕が生えていた。表現ではなく文字通りそれも物理で
「とうやさん。討ち取ったりぃ~」
ユーリが俺の腹に手を刺したまま笑顔で言う。だが何時もと様子が違った。
顔にはタトゥーのような炎の模様が入っている。白を主とした衣装も赤く染まっている。瞳の色も緑色になっている
そのままユーリが腕を引き抜くとその手には赤い玉が握られている。
その玉が巨大な剣が生成される。それを投げ付けてくる。
「ちょ!?」プロテクションを発動し受け止める。
簡単に受け止められたので安心していたがユーリが凄い勢いで上から剣を踏みつける
「どっか~んです」の声と共にプロテクションが割られ胸に剣が突き刺さる。そして爆ぜる
バリアジャケットが貫通!?などと驚いている暇もなく地面に叩きつけられる
「どうです。わたしの勝ちです!」と胸を張りながら俺の上に降りてくる。
その結果、死屍累々となったマテリアルズ
「我が手も足も出ないとは…」とディアーチェが仰向けに倒れたまま言う
「可笑しいです。私の計算では…」うつ伏せでぶつぶつとぼやくシュテル
「……」一人で突っ込んでヤムチャしたレヴィ
服が所々破れていたり煤けているリニス
「まさか。刀夜の能力を活用しても防ぐのに精一杯とは」
一人上機嫌で俺に馬乗り状態のユーリ
「えへへぇ~。とうやさん。私やりましたよ~」
そして、馬乗りされたままなすがままの俺。どうしてバリアジャケットを貫通されるんですか。
「お、おう…」
「えへへ…。ふわぁ…少し眠くなってしまいました…お休みなさいです…」
そのまま俺の上で上体を倒して寝息を立て始めるユーリ
この戦いで全員は学んだ、ユーリと戦闘することは危険だという事を
そんなことがあった俺達はもう模擬戦はしないと心に決めて家に帰った。
地球 海鳴市 矛盾家自宅
「あら、お帰りなさい。みんなボロボロだけどどうかしたの?」
母が鞄に服を詰めていた。母の後ろでは父が馬鹿でかいリュックサックに服を詰めている
「ちょっと遊んでたら予想外な事がおきすぎて…」
ユーリを背負いながらリビングに入る。シュテルとディアーチェは自分の足で歩いて入ってくるが
「うぇええええ…」リニスに抱かれてはいって来るレヴィ。リニス曰くユーリの全力を真正面から喰らい過ぎたせいで脳震盪を起こしているらしい。
ユーリちゃん…なんて恐ろしい娘…っ!!
「それで母さんと父さんは何してんの?」
荷造りなんかしてどこか出かけるのか?……まさか離婚!?
「大丈夫よ、離婚なんてしないわ。」さらっと心読むのやめてもらってもよろしいですかお母様
「うふふ、刀夜は顔に出やすぎなのよ。これはそうね、ちょっと旅行にいってくるのよ」
え?
「リニスちゃんも居るし、最近襲われる事もないからね。ちょっと二年くらい掛けて地球の名所を回ろうって話になって、ね?」
「そういう事だ!これからこの家の家主はお前になるから頼んだぞ!はっはっは!!」
父が俺の肩を叩きながら馬鹿でかいリュックを背負う。え?はい?旅行?
「ちょっと待ってくれよ!お金とかその他諸々如何するんだよ!?」
あと俺は前世の記憶とか先祖の記憶があるからいいけどこいつらは!?
「金に関しては気にしなくてもいいぞ。ほら」
と見せてくれたのは父親名義の通帳。其処に書かれている桁は…ゼロがいち、にい、さん………十個?
一回通帳から目を離し目を擦ってもう一度見るも桁は変わっていない。
「どうだ?問題ないだろう?それに俺のよりシルの通帳の方がやばいぞ?どこぞの国家予算並だからな!アレを見たときは俺も目ん玉引っこ抜けるかと思ったぞ」
そんな話を聞いて母を見てみると意味深で頷いてくる。まじかよ嘘じゃないのかよ…
「あとこれがお前の通帳だ。」
そういわれて受け取る。中身は入って無いだろうな~という気分で開けてみるが毎月入金がされている。あれ?
「父さん?これ可笑しくない?」「何も可笑しくないぞ?」
嘘だろ…なんで八桁なんて額はいってるんだよ!?小学生の通帳だぞ!?
「毎月お前名義で入金されていたんだがな?誰が入金しているか分からんし。お前名義だからお前の通帳に入れてあるってわけだ」
なんとなくだがこの入金している奴の予想がつく。今頃高笑いしているだろうな
「まぁ、そういうことだ。それじゃあ行ってくる~」
「お留守番よろしくねぇ~。リニスちゃんもあの子達お願いね」
「お任せください。気を付けて行って来てくださいね」
と頭の上でトントン拍子で話が終わる。そして玄関から出て行く両親。
「……もうどうともなれ」おれは匙を投げた。考えるだけ無駄だ…、あの両親の考えは分からん…
といった感じで俺達は二年生の冬から両親なしの生活が始まり特にへんな事も無く二年生が終わり、三年生になった
運命の日が刻一刻と迫る中で
ドイツ語単語の辞書とにらめっこしてたら頭痛くなったこの頃
ユーリのデバイス読みは
unendlich ウン・エントリヒ D''ammerung デンメルングと読みます
オリジナル設定ではありますが砕け得ぬ闇、元々が夜天の書のシステムだった
"夜"天の書→夜が明ければ朝→夜明け
ユーリと言えば→永遠結晶「エグザミア」→永遠→終わらない→無限
といった感じで改変して考えています。
主人公のデバイス読みは
Held ヘルト Waffe ヴァッフェと読みます
名前のとおり英雄の武器、大体予想はつくと思いますがアレですw
主人公が使った創造練成武器に関しては代償の無い投影魔術だと思ってもらって構いません。
ただし本家ほどの性能は無い。作り出せるのはしっかりとしたイメージが出来るもの
約束された勝利の剣など真名解放できるものは一発限りの使い捨て武器(再度作り出す事で再使用可能)
主人公のバリアジャケットは個人的な趣味をぶち込みました。
内容がマイナーだって?おまっ。アニメ見ろよぉ!ツバサクロニクルはマジでオススメ
ガンストは…まぁ、アニメよりもゲーセン行こう。アニメなんてなかったんや
あとうちの最強は主人公<ユーリなので主人公>ユーリのなるのはずっと先
現在のランク付け
ユーリ(魂翼発動時(原作暴走時と同等))>越えられない壁>ディアーチェ(紫天の書使用)>リニス>主人公=シュテル=レヴィ