今日も今日とて非日常 作:祇風
そして全クリしたGODのデータが吹っ飛ぶと言う事件…
さらに三月からは本格的な社会人になる予定…
て、家に帰ってきたわけだが…
「よし。ディアーチェ、シュテル、レヴィ。今日の夜から行動するから準備しておいて」
「了解した」「畏まりました」「分かった!」
と三人に指示を出すと了承してくれる。
「ユーリはごめんけど広域型の探索魔法でジュエルシードの反応を探してくれる?発動が確認されたのあったらすぐ念話で」
「はい。任せてください!」
ユーリには負担が掛かるけど俺たちの中で一番補助魔法が得意なのはユーリなのだ
だからユーリに頼むが一番の得策だろう。それを直ぐに了承してくれるユーリはやっぱり天使
「それじゃあリニス。話を聞くから俺の部屋で待機してもらっていい?」
今日の飯当番俺だし。中華でいいかな。
「あ、晩御飯なら私も手伝います。」
とリニスが言ってくれるので二人でダイニングに並んで調理を始める
「それでリニス。話してくれるのは嬉しいけど本当に聞いて大丈夫なのか?」
卵を溶きながら聞く。あ、味覇あったけ
「私は刀夜と約束しましたからね。勝手に行動して迷惑掛けてしまったら約束を守れないじゃないですか」
と玉ねぎともやしを刻んでボウルに移していくリニス
あれ、猫って玉ねぎ大丈夫だっけ
「だからしっかりとお話します。刀夜が私を信じてくださるのなら、この話は私からの信頼だと思ってください」
なるほど。ならしっかり話を聞いておかなければ
ハムを冷蔵庫から取り出して切り刻む。
そうだ、こないだの残りのミンチもついでに入れよ
何作るかって?ほいほいチャー…あんかけチャーハンです。
手軽でおいしい。よく(前世で)作ったものだ。
しかもチャーハンの具材は冷蔵庫の中にあるもので適当に代用できるのが素晴らしいと思う
それに量も調節しやすい。後は大量に炊いたお米の処理にも適してる。素晴らしい
「刀夜、卵スープの方は出来ましたよ。春雨でも入れますか?」
と何時の間にか出来ているスープ。味見をさせてもらうと…
「さすがリニス。これなら春雨入れてもおいしく食べれそうだ」
「いえいえ。これぐらいは出来なきゃお父様とお母様に顔向けできませんからね」
と笑って返してくれる。うむ、暗い話をしているときよりこういった感じで楽しくしてる時の方がいい顔をしてくれる
さて、後は具材と卵とお米を炒めて混ぜれば完成だ。
「よし。それじゃあ晩御飯の時間までまだ余裕があるからリニスの話、聞かせてくれる?」
「分かりました。それじゃあ刀夜の部屋で待っていてください」
「分かった。それじゃあ部屋で待ってる」
そう言って俺は自分の部屋に向かう。
あ、ディアーチェには部屋に来ないように伝えておかないと…
そう思ってディアーチェの部屋に行くが中から声が聞こえた
「こらレヴィ!しっかりと隠すためにバリアジャケットを変更しておけといっただろう!」
とディアーチェの怒声が飛んでいた。確かにアレは見ていて寒い。
「やだよ!ぼくはこれがいいの!それこそ王様のバリアジャケットを変更するべきだよ!」
とレヴィの批判が飛ぶ。ディアーチェのジャケットは確かにベルカ式の甲冑だから管理局に見つかったら一瞬でばれるかも知れないな
「ディアーチェもレヴィも落ち着いてください。それだったら二人とも変えればいいんです」
「「シュテるん(貴様)が一番変えるべきだよ(なのだ)!!」」
とシュテルがなだめようとするも失敗する。シュテルのバリアジャケットは見る人によっては学校までばれそうだもんな
どう見ても聖祥の制服と同じだもん。色違いのなのはジャケットですし
今入るのは面倒な事になりそうだ。後からにしよう(名案)
なので自分の部屋に直行する。
黒い扉に俺の名前が書かれたネームプレートが掛けられた扉を開ける
俺の部屋はただただ広いだけで机、ベッド、本棚、パソコンと普通の学生らしい部屋だ。
……ただし壁に掛けられている大量の刀剣、銃器類さえなければとつくのだが
何故こんな物があるのかと言うと創造練成武器で作り出した武器類なのだ
本来ならヘルトの中に補完していたのだが作りすぎたせいでしまえなくなったのだ
だがこの問題も今日で片付く!いでよ!王律鍵バウ=イル!
と金色の鍵を取り出す。形は普通の鍵だが空中で鍵を開けるように捻ると…
このように大きな扉が出現します。後は中に投げ込むだけ!整頓は中で勝手にやってくれます!
収容量は制限なし!どんな大きなものでも収納できます!超便利!今回だけは神様に感謝だな
そんな感じで部屋の武器類をバウ=イルの中に投げ込んでいると
トントンと扉がノックされる。「空いてるから入ってきていいよー」と返事をする。ついでにバウ=イルの扉も消しておく。
扱い的にはコレ(バウ=イル)ロストロギア認定されるだろうし、ばれない方が得策だろう
「なにか部屋の中で大きな音してましたけどどうかしたんですか?」
とリニスが部屋に入ってきた。まじかちょっと雑にやりすぎたか
「なんでもない。ちょっとヘルトの中の武器整頓してただけ」
ヘルトの収納領域内を確認して閉じる。そのままベッドに座り込みリニスに椅子を空ける
「それじゃ、椅子に座ってリニスの話聞かせてよ」
そういうとリニスは椅子に座り、
「このあと、直ぐに晩御飯ですから簡単に話させていただきます」
と小さく悪戯に笑うと決心したように口を開きだした
「私の前の主はプレシア・テスタロッサと言います」
「プレシアはこの宝石、ジュエルシードを使って今なお眠っているアリシア・テスタロッサを甦らせようとしています」
「眠っているというのは語弊があります。本当はもう死んでいるのです。」
「これはプレシアの部屋にあった記録で確認しただけなので確証はありませんが昔、魔道実験の事故を起こしてしまいその際にアリシアは亡くなったらしいのです」
「それでプレシアはフェイトを、フェイトはプレシアの…いえアリシアのクローンなのですが彼女にこのジュエルシードを集めるように命令しているのです。」
「そしてこないだの夜、ジュエルシードが空から落ちてきた日に私はコレを拾いました。」
そう言ってポケットから取り出したのは俺たちが回収したジュエルシードではない別のジュエルシード
「コレを拾ったときは本当に運命を仕組まれているのではないかと疑ったくらいです」
「だからわたしはプレシアを止める為にもこの石を…ジュエルシードを集めているんです」
そう言って手に持っていたジュエルシードを机の上に置くと机から距離を取る
「なのでこのジュエルシードは刀夜、貴方にお渡しします。」
「これをどう使ってもらっても構いません。ですからどうかわたしを止めないでください」
そう言い切るとリニスは頭を下げる
リニスがどうしてジュエルシードを集めているのかは分かったけど
「それで、リニスは如何したいの?」
「…え?」
とリニスが呆けた返事をしてくる。だから
「俺が聞きたいのはリニスの話。リニスの気持ちが聞きたいの。」
「前の主がとかじゃなくて。リニスがその、フェイト?アリシア?って子達をどうしたいのか。プレシアって人を懲らしめたいのか、助けたいのか」
「プレシアをとめる方法が知りたいなら俺が考える。二人の少女を助けたいのなら俺が助ける。それに」
「前の主がどうであれ、今のリニスのマスターは俺だ。だからリニスは
とリニスの手を掴んで言い切る。
誰がなんと言おうと其処だけは変わらない、変える予定もない
「だからリニス、お前の全部を曝け出せ。お前の願いを答えろ…これは『命令』だ」
そう言ってリニスと視線を合わせる。そうすると
「…命令…ですか。そんな言葉を使ってでも聞きたいんですか。わたしの願いが」
リニスは今にも泣きそうな目で、いや既にその瞳には涙が溜まっている
「ああ、リニスは本当に隠したいことは何をどうやっても言わないからな。ズルイとは思ってるけどお前の本心が知りたい」
しっかりと俺の思いを伝える。何があっても聞きださなければ行動も起こせない
「……本当に、刀夜は意地悪です…本当に!」
と両手で顔を押さえて蹲る。そして小さい声で
「プレシアを…助けてください…。元主の病を治してください…」
「フェイトを救ってあげてください……。子供らしい人生を歩ませてあげてください」
そこまで下を向きながら言い切ると涙でボロボロな顔を上げて俺を見て
「…アリシアを!生き返らせて欲しいんです!アリシアはプレシアの…わたしの大好きなご主人なんです!」
そこまで堰き切ったように言い切るとまた両手で顔を覆って声を押し殺しながら泣き始めてしまった
そうだったか。リニスの本当の飼い主はアリシアと言う少女だったのか。
使い魔になったって事は多分、アリシアがなくなったときにリニスも一緒に…
その結果、アリシアを生き返らせるためにプロジェクト『F』に手を出したのだろう
そしてフェイトが産まれた。だが今もアリシア復活を目論んでいるということはフェイトでは駄目だったという事なのだろう
リニスが教えていた少女がフェイトなら辻褄が合う
リニスが素体で使われたのはアリシアが可愛がっていた飼い猫だったから
ジュエルシードを集めているのはあの宝石が願いをかなえるロストロギアだから
そう一人で結論付けると泣いているリニスを優しく抱きしめる
「ごめんな、リニス。無理やり聞き出して」
そういいながらゆっくり頭を撫でる。
「だけどリニスの願いは必ず叶えよう。死者蘇生ができるかどうかは分からないけど」
そう言ってリニスの顔を両手で包んで持ち上げる。
「ちゃんと約束は守るよ。」
目と目をしっかりあわせて伝える。そうすると
「っ!!刀夜ぁ…!!」
リニスは余計に泣き出してしまった。しかもがっちり俺を抱きしめて
あれ、身動き取れないんですけどリニスさん。力技でも剝がせないんですけどリニスさん~?
…
……まぁ、役得と言う事でもう少しこのままにしてあげるか
そのままリニスの頭をずっと撫で続けるのだった
~30分後~
やっと泣き止んで解放してくれた。涙でボロボロになった顔が今では真っ赤な林檎のようだ
「お、お騒がせしました…///」
先ほどまで泣いていた事もありより体を小さくしている。心なしか耳もへたっている。尻尾は見えないから判断できないけど下がっているんだろう
「スッキリしたならいいよ。それでなんだけど」
と言いながらヘルトの拡張領域内からとある物を取り出す
とある偉人…神霊の類なんだけどその宝具である鏡を取り出す
「多分これでなら使者蘇生ができると思う。神話上の武器だから実際に効果があるかはわからないけど試さずに終わるよりかはマシかな」
この宝具、
因みにコレを創造する際に魔力を消費するのだが全快の魔力を三回使い切るレベルで出来た。
多分使用した魔力量だけならEXには届かないだろうけどその少し下ぐらいの量は使ったと思う
そして完全解放すれば魂と生命力を活性化させる力を持ち、死者すら蘇生させる冥界の神宝である。そのときはEXランクの対界宝具、国すら覆うほどの効果範囲…らしい(前世の記憶と此方の神話から参照)
だがコレだけでは足りないであろうから別の方法も用意してある。だがそれはまだ見せない。お楽しみってことで
「ヘルト、これしまっといて」「了解で~す」
いままでシリアス()な場面だった事もありずっと黙っていたヘルトが元気よく返事をする
「それじゃ、リニス。近いうちにプレシアの所に乗り込むぞ」
「そのためにもジュエルシードを集めよう。そうすればフェイトと言う少女と接触できるはずだからな」
あとは全部纏めて救ってしまえばいい。プレシアの病も宝具なり秘薬なりある。
フェイトのクローン問題もまぁ、今のところ解決方法がないけどそこはおいおい考えていこう
最後にアリシアの蘇生法も宝具とあの方法を使えばほぼ確実に蘇生できるだろう
「だからリニス。もう一人で抱え込まないでくれ。俺が必ず解決してやる」
そう宣言してリニスの顔を見るとまた泣きそうな顔になるが
「はいっ!」
と微笑み返してくれた。
俺はこの約束を守るためにも早く行動に動くとするか…
「それじゃあ、そろそろ時間だし晩飯にするとしようか」
「そうですね。ディアーチェ達はまだ言い合いしているでしょうから止めに行きましょうか」
そう言って俺は立ち上がり、リニスと部屋を出て行く
だが部屋の扉が僅かに空いている。その隙間から一瞬だが見えた目線と俺の視線が交差した
なので思いっ切り扉を蹴ると
「うぎゃ!?」「あいたぁ!?」「そんな物当たりはせぬ!」「だから覗かないほうがいいといったのです」
と上からレヴィ、ユーリ、ディアーチェ、シュテルが覗いていた。
「お前ら、今の話聞いていたな?」
と確認を取ると全員が頷いた。「はぁ…」と溜め息をつきたくもなるがこいつらにも協力してもらうんだしいいか
「それじゃあ、晩飯食べた後行動開始するから全員準備しておけ」
と指示を出してリビングへ進んでいく。チャーハンとスープを温めなおして準備を終わらせる
その間に手洗いを済ませているレヴィたちが席に着く。準備が終わり俺が席に着くと
「それじゃ、頂きます!」というレヴィの声に続くように「「「「「頂きます」」」」」と俺たちが声を合わせて言う
毎回最初に言う人は変わるがコレが我が家式の挨拶だ
「それでトーヤ。おおまかな話は聞いていたがどうするのだ?」
とスープを飲みながら聞いてくるディアーチェ
「ああ、それなら基本は昼間に考えた通りでいく。だけど一つだけ追加だ」
そう言って手に持っていたレンゲを置いてヘルトの拡張領域内からジュエルシードを取り出す
「リニスの前の主がコレを集めているらしい。だから俺たち以外にコレを集めている奴をブッ飛ばして捕獲。それだけ」
「後は今日見つけたあのフェレットを監視&行動を開始したら即捕縛で」
それとと付け加えながら全員のデバイスに出すように指示する
「こっちで行動するときは必ず変身魔法の使用と顔を隠してけ。」
全員のデバイスに変身魔法と前の襲撃に使用した仮面を送っておく
そうすると全員がデバイスの中の魔法を確認する。確認が終わった子からデバイスを仕舞い食事に戻る
「それじゃあとうやさん。私はまたお家の中から探索魔法で探してればいいですか?」
とユーリが聞いてくる。
う~ん、流石に家に一人で探してもらうのもなぁ…
「この中でユーリ以外に探索魔法を使える奴居る?最悪、広域型じゃなくても大丈夫だから」
と聞くと手を上げたのはリニスとディアーチェ、シュテルの三人だ
「わたしは広域型の探索魔法が使えますがユーリさん程ではないですね」
と苦笑をするが俺は全くと言うほど補助系の魔法が苦手だ。だからリニスが羨ましく思う
「私は広域ではないですが探索魔法は使えますよ。飛びながら使う用なのでそんなに精度は保障できませんが」
とシュテルが言う。使えたのかと言うのが本音なのだが使えるらしいからそれを信じようか
「我は一応、広域型でも使えるが通常の方が精度が良い」
これまた意外な回答だった。基本何でも出来るディアーチェにも苦手なものとか合ったんだな
「トーヤ、我も人間なんだからできないことの一つや二つあるぞ?」
さらっと人の心読むのは誰にも出来ない芸当なんですがねぇ…
「それならディアーチェとシュテル。リニスとレヴィ。俺とユーリの三チームに分かれて動こう」
「片方が探索魔法を使用中にもう一人は周辺を目で探索。発動したら一番誓い奴が対応。無理そうなら念話で」
と言う感じで話が纏まり、それと同時に食事も終わった。
夜中になるまで皆でゆっくりとした時間を過ごした。
「それじゃあ、全員準備終わったな」
うちの屋上に集まり全員で顔を合わせる。そして
「ヘルト・ヴァッフェ」「ルシフェリオン」「バルフィニカス!」「エルシニアクロイツ」「U-D!」
全員がデバイスを掲げ名を呼ぶ
「「「「「セットアップ!!」」」」」
「「「「「Stand by ready. Set up.」」」」」
と言うデバイスから音声が聞こえると光に包まれる。光が収まると…
「何でお前ら、俺と同じバリアジャケットなの」
青年モードと言うこともあって盾拳のときと同じバリアジャケットを着ているのだがなぜかディアーチェ達も終わりのセラフの女性用制服を纏っていた
「それは」「私たちのバリアジャケットじゃ」「すぐに身元がばれてしまいますから」「盾拳からバリアジャケットの詳細を貰ってそれを元に作り直しました!」
と四人が一つの台詞をわざわざ四つに分けて説明してくれた
「私も同じタイプのほうがいいですかね?刀夜」
とリニスが聞いてくるので「リニスの好きにしていいよ」と伝えるとユーリにバリアジャケットの事を聞き始めていた
「わざわざ説明有難う。それなら仮面を付けていったとおりに分かれて行動開始で」
そういうとディアーチェとシュテルは山方面へ、リニスとレヴィは海側の探索へ
「それじゃあとうやさん。私達は市街地から探索しましょうか」
とユーリが提案してくれたので市街地…今日ジュエルシードを拾った公園辺りを中心に探索を開始した
「う~ん。全然反応がありません~。とうやさん、この辺はないんじゃ無いんですか?」
とユーリが探索魔法を発動しながら言う。ユーリの探索魔法でも反応しないなら本当にこの辺には無いのだろうか?
「なぁ、ユーリ。探索魔法に特定の魔力波だけを探す事って…!?」
出来るかと聞こうとしたら突然巨大な魔力反応が上がった。
「ユーリ!場所の特定早く!俺は先に飛んで制圧するから念話で詳細を頼む!」「分かりました!」
とユーリが返事してくれたので脚を魔力で強化し屋上を走り掛ける。
ビルの屋上のフェンスに足を掛けて魔力を噴出させるように蹴り出す。
「ヘルト!魔力制御だけは頼んだ!」「合点承知の助~。」
着地する瞬間に一瞬だけ魔力を噴出し衝撃を消す。それを繰り返しながら魔力反応があった方向へ駆ける
「(とうやさん。その方向へ数キロ行った先に魔力反応があります!…!もう一つ巨大な魔力反応出現しました!)」
ユーリからの念話を受けて視線をそちらに向けると地上から桃色の光が空へと伸びているのが分かる。
それは俺達、魔道士なら見慣れた光であり、この世界では起こるはずのない現象
「誰かが魔法を使用したか!ヘルト!あの魔力波の波長だけ収集しておけ!あと『ブリッツアクション』!」「了解~。」
体を雷が一瞬覆ったかと思うと視界がクリアになりまわりの動きが遅く感じる。
リニス直伝の移動魔法。変換資質 雷のお陰で更に速度が上がっているらしい。体感では分からないが
「我、使命を受けし者なり。契約のもと、その力を解き放て。」
光の発生源からそんな声が聞こえる
「風は空に、星は天に、そして、不屈の心はこの胸に。」
その声はよく聞いた友人の声。魔法の魔の字も知らないような普通の少女の声
「この手に魔法を。レイジングハート、セットアップ!」
光の発生源についたときには純白の衣装に身を包み、その手に杖を携えている。
「…なのは…っ!?」
なのか、と続けようとした時になのはに襲い掛かる昼に見たジュエルシードの暴走体
「ヘルト!!カシウス全掃射!!奴をぶち抜け!」「あいあいさ~。モードカシウスあ~んどシステム:カシウス発動~」
俺の詠唱に合わせて俺の周りにカシウスが大量に出現し、ジュエルシードへ掃射される
「へ!?何コレ!?どうしてこんな姿になってるの!?」
と襲い掛かられている事にも気付いていないなのはに少し頭痛がするが今はおいておこう
「其処のちび!さっさと奴を封印しろ!」
と叫ぶとやっと自分の状況に気がついたのか。慌てるようにオロオロするが直ぐにジュエルシードに向き直り杖を構える
「なのは!奴に向かって杖を向けて!」
と何処からか声が聞こえるが何処から聞こえてくるのか分からない
「マスター。やばいです、カシウスの吸収できる魔力量をもうじき超えます。」
とヘルトから忠告が出るがここでカシウスを回収するとなのはのほうに被害が出てしまう
「ギリギリまで持ちこたえろ!」
最悪、カシウス内の魔力を暴発させて最小限に抑える…!
「封印すべきは忌まわしき器。ジュエルシード!」
「ジュエルシードを封印。」
となのはが誰かの声に従いながらデバイスをジュエルシードに向けると
「sealing mode. set up.」「stand by ready.」
デバイスから声が聞こえたと思うと形状が変わり槍のような形になる
「リリカルマジカル。ジュエルシード、シリアル21、16、20。封印!」
なのはの掛け声と共にデバイスから放たれる砲撃がジュエルシードを打ち抜く
だが撃ち抜かれると同時に二つほど砲撃から飛び出し、どこかへ飛び出そうとするが
「させるかってのロンギヌス!カシウス!飛び貫け!」
追加でロンギヌス、カシウスを召喚し投げ付ける。
「強固な結界を、誰にも侵されぬ断絶した地をここに!『ヴァイガーン ツヴィンガー』!!」
これは俺が作った結界型バインドだ。結界内に対象を捕らえ逃げれなくする事ができる。内側からどうにかする事はほぼ不可能と言っていい
欠点があるとすれば…この魔法には詠唱がいること、生成までの時間が掛かる事。後は…
「『エンシェントマトリクス』…」
念話で先ほどから此方を気にしていたユーリが結界を突き破り、ジュエルシードに飛び掛っていた。
そして内部から魔力の塊を抜き出し投げ付ける。それを防ぐ事が出きずに似たいとも突き刺さり爆散する
最後の欠点。それは面での攻撃には強いのだが一点突破型の攻撃にはほぼ耐性が無い事だ
そのお陰で先ほどのユーリのように魔法を発動しながら突撃すれば簡単に内部に侵入できる。
「やりました~!ジュエルシード封印です!」
とユーリが喜んでいる。一応戦闘中なんですけど…
「それで?其処の少女。お前何処の所属の魔道士だ?」
と先ほどから動きが無いなのはに向かって聞く。そうするとなのはの足もとから声が聞こえた
「彼女は民間協力者です。今回の事件の一連には僕に責任があります」
聞こえた声の発生源にいたのはフェレット…。じゃなかったユーノだ
「僕の名前はユーノ・スクライアと言います。ジュエルシードを輸送中に事故に遭いこの土地に落としてしまったのです」
「それで回収をしていたのですがこの通り回収できずに怪我を負ってしまったところを彼女助けてもらいました」
「それでいけないとは分かっていましたが彼女に協力を要請しデバイスを借与しました。」
「あの貴方は…誰ですか?」
となのはが聞いてくるがとりあえず放置。
なるほど。神様が言っていたことは本当らしいな。ここから原作が開始らしい。
「そちらの意見は理解した。だが安心してもらって構わない、此方も民間協力者だ(大嘘です)」
「彼女も俺たちの協力者だから安心してもらっていい。だが君の事情を知ってもこの危険物質をそちらに渡す事はできない」
といい昼に回収した奴、リニスから渡された奴、ユーノのところで拾った奴の三つを掲げる
「一つだけでも危険なものがそこら中に転がっているんだから早めの回収を推奨する。此方でも見つけ次第回収していく」
そう言い切り背を向けて屋根まで飛び上がり振り返って
「なのはとやら早く其処から逃げたほうがいいぞ。この地の警察は優秀だからな」
といって屋上をまた走り抜ける。そのついでに
「(ジュエルシードの回収は一時中断!各自家に戻って来い!)」
と念話を飛ばして大急ぎで自宅に帰るのだった
第三作目の前売り両方予約したぞぉぉぉおおおおおお!!!(謎テンション)
次も出来るだけ早くあげますがまた時間掛かるかも…