進撃のGANTZ   作:3×41

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第12話 留守

トロスト区兵舎

 

 

 

 廊下を歩いていたミカサとエレンにアルミンと、途中で会ったクリスタが声をかける。

「ねぇエレン、ミカサの体調を気づかってたんだってね」

 

 アルミンにエレンがこたえる

「ああ、ミカサが具合が悪そうにしてたからな、顔も赤かったし、変に汗ばんでたしな、まぁなんともなさそうでよかったよ」

 

 ミカサが無表情でいう。

「エレンに調べてもらえてよかった。これからも調子がわるかったらしらべてみてほしい」

 

 アルミンがミカサにいう。ジャンは涙を流してアルミンに気持ちを託したのだ。ここで引くわけにはいかない。

「や、でもそういうのってちゃんと詳しい人に見てもらったほうがいいんじゃないかな~って、思うんだけど」

「私もそう思うよ?ミカサの思うところがあるなら、無理強いはできないけど」

 

 ミカサがクリスタにたずねる。

「なぜクリスタまでいるの?これは私とエレンの個人的な問題」

「気にしないで。でもやっぱりその、ミカサとエレンは性別が違うし、調査兵団のみんなが誤解しちゃうかもしれないし」

「問題ない。私とエレンは同じ家で育った。家族も同然だから、まったく平気」

 じゃぁなんで顔を赤らめてたんだ。アルミンはその意見をぐっとのみこんで言う。

「でもさ、仮に家族同然だとしても、兵団のみんなはそこまで気がつかないし、モラルの問題もあると思うんだよ、ねぇエレン?」

 

エレンは少し考えていった。

「そういうもんかなぁ、まぁアルミンがいうならそうなんだろ。わかったよ、ミカサもそれでいいだろ?」

「そう、エレンがそういうなら、いい、仕方がない」

 しぶしぶミカサが言う。アルミンはほっと胸をなでおろす心地だった。

 クリスタが笑顔でミカサにいう。

「もしミカサの具合が悪くなったら、私にいって。私でよければいつでもみてあげれるから、ね?」

「それは遠慮しておく。気持ちだけうけとっておく」

 間髪入れずにミカサに拒否されて、クリスタはシュンとした。

 

 

 

 そうしていると、兵舎の外から叫び声が聞こえた。

 

「伝令!!伝令!!兵団員は至急!!東部のパルテア区にむかえ!!パルテア区に巨人が侵入した!!」

 

 伝令を聞いた兵団員たちは急いでうま舎に向かった。

 

 

 

 

 

 

パルテア区ウォールローゼ内部

 パルテア区から生還したエレンは、ウォールローゼ内部の臨時対策本部に向かい。

情報を報告していた。

 

 報告を聞いていた臨時本部長がうなる。

「ううむ、エルヴィン兵団長の留守中に、なんということだ。しかも飛行大型巨人に、穴あきの巨人だと?

しかしここでウォールローゼを突破されるわけにはいかん」

 

 もしウォールマリアに続き、ウォールローゼまで巨人の侵入を許したとすると、

人類の活動領域は半分以下にせばまることになる。

 

 臨時本部長がちかくの兵士につげる。

「外部の兵団が集まりしだい!作戦を伝える!広場に召集をかけろ!」

 

そしてエレンに向き直っていう

「ご苦労だった。エレン・イェーガー。まもなく作戦伝達の会議が召集される。それまで少しでも体を休めておけ」

「はっ!了解しました!」

 エレンは右手を左胸に掲げる敬礼をしたあと。臨時本部をさった。

 

 今頃パルテア区はどうなっているのだろう?

 あの穴あきの巨人は?飛行大型巨人はどうなったのだろう。

 今はパルテア区に巨人がひきつけられているが、さらにウォールローゼに向かってくるのは時間の問題だ。

 エレンがパルテア区の兵舎を出たとき、うま舎のほうにトロスト区の調査兵団が到着したらしかった。

 

 エレンはそのままうま舎に向かった。トロスト区の調査兵団がきたということは、アルミンやミカサもいるはずだ。

 さっき見た情報を、あいつらにも教えてやらなければならない。特に穴あきの巨人だ。あれにあったらすぐ逃げろと。

 エレンが馬舎についたとき、馬舎からアルミンとクリスタが出てくるのが見えた。

 エレンはかけよりながら二人に声をかける。

「アルミン!クリスタ!ミカサも来てるのか?大変なことになってる!」

 馬舎から出てくる人影を見たとき、エレンの動きは止まった。

 馬舎から出てきたのは、ミカサと、エレンだった。

 二人の視線がお互いに釘付けになる。

 

「お、俺?」

「お、俺?」

 同時に二人のエレンはそういった。

 

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