そのスーツは巨大で、
エレンの頭から足先まで包んでいた。
頭部には6つの目がついた白い仮面
両腕は巨大でほとんど地面にとどいている。
背部には8つの噴出口があり、それをよけるように黒い巨大な剣がかかっていた。
それらの膨大な情報がエレンの脳に流れ込んでくる。
クリスタが叫ぶ。
「エレン!?後ろに巨人!2体きてる!」
ヘヴィスーツのエレンが振り向くと、白い縄付きの二体の巨人がこちらに走ってきているのがわかった。
そのうちの一体がヘヴィスーツのエレンに右腕を伸ばす。
ヘヴィスーツのエレンは巨大な黒い右腕を振りかぶり、そのまま巨人の巨大な右腕をなぐりつけた。
強力な力でなぐられた巨人の右腕はちぎれ、高速でふきとばされた。
ヘヴィスーツのエレンはそのまま立体機動装置を起動、背部の8つの噴出口からプラズマを発しながらジェット噴射で高速で加速しつつ飛翔、
そのまま正面の巨人の胸部をねらって巨大な右腕を振りかぶり手をひらく。右腕のそれぞれの指から黒い刃が五本のび、それを巨人の胸部にたたきつける。
巨人は前からうなじを切り飛ばされ、地面に崩れた。
エレンは空中から5Mほど眼前のもう一体の巨人にむかって巨大な左手をふりかぶる。
巨大な左手が黒くゆがみ力場を展開、そのまま左腕を巨人にむかってなぐりつけると高速ではなたれた力場が疾走し、5M眼前の巨人のうなじに着弾、爆散させた。
ヘヴィスーツのエレンは街道に着地する、そのとき、ズシンという音が聞こえた。
そちらを見ると20M眼前に穴あきの巨人が着地したのが見えた。
ヘヴィスーツのエレンはそちらを向き、つぶやいた。
「よくも」
立体機動装置を起動、背部の8つの噴出口からプラズマジェット噴射で穴あきの巨人に向かって加速する。
「よくもおおおおおお!!」
高速で疾走、加速しながら、ヘヴィスーツの巨大な右腕を振りかぶる。穴あきの巨人が巨大な右腕を高く掲げる。
ヘヴィスーツのエレンが高速で穴あきの巨人に突進、同時に黒い巨大な右腕を穴あきの巨人にふりぬく。
メキィと音をたてて巨人のわき腹にこぶしがめり込む。さらに背部の8つのジェット噴射で加速しながら黒い巨大な左腕をふりかぶり、巨人のわきばらにうちこむ。
「うあああああああああああああ!!」
そして黒い巨大な右腕を下に振りかぶり、下から穴あきの巨人の腹部にふりぬく。
ヘヴィスーツのエレンの黒い巨大な右腕が穴あきの巨人を吹き飛ばし、穴あきの巨人は夜の空中に飛んだ。
ヘヴィスーツのエレンは背部のハードポイントから黒い巨大な剣を抜き、両手で上方に振りかぶる。
巨大な黒い剣が伸びていく。それが15Mほどまで伸びたとき、
エレンは眼前に滞空する穴あきの巨人を見据え、渾身の力で振り下ろす。
15Mの巨大な黒い剣が巨大な弧をえがく、その黒い刀身が高速で穴あきの巨人の頭部にあたり、そこからそのままメリメリと巨人の体を裂き、穴あきの巨人をうなじごと真っ二つに両断した。
ヘヴィスーツのエレンのそばにミカサが立体機動で着地する。
「エレン、エレンだよね?」
ヘヴィスーツに包まれたエレンがいう。
「まだだ。ミカサ」
ヘヴィスーツのエレンが続ける。
「残りの巨人どもを駆逐する」