士郎「倫理の課題で聖書を渡された」   作:ヤコブ神拳

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戦闘シーンとかやっぱり無理があると私はそう思わずにはいられません。

あ、お久しぶりです。水着ガチャで18万溶かした作者です。水着マルタ?あ、そちらはとっくにレベル100で、スキルマ、宝具5なのでご安心ください


7話『狂騎乱武』

 墓地を下る坂の中腹。その目下には一人の少女。

 

「こんばんは、お兄ちゃん」

 

 朗らかな笑顔で自身に挨拶する姿は一目で異国のものとわかる。月夜に照らされる銀髪と、夜にあってなお存在を主張する紅い瞳。

 愛くるしい笑顔で、その如何にも無害でいたいけな少女の姿をしたものに対して、全身は拒絶を示し本能が警鐘を鳴らす。

 だが、動いても自身はおそらく死ぬ。そんな予感が、圧倒的な死の気配が少女からは色濃く漂っていた。

 

 横の遠坂も同じプレッシャーを感じてはいるはずなのに、彼女は隙を見せない毅然とした態度でいる。

 

「あら、こんばんは。リン。あなたもいたのね。でも、私はお兄ちゃんに用があるの。だから、どいてくれないかしら?」

 

 その言葉でさらに空気が重くなる。駄目だ。これ以上ここにいてはいけない。

 

 足がすくむ。恐怖で膝が震える。僅か数十分前に切った啖呵の根も乾かぬ内に自身の中を恐怖が満たしていく。

 

「それは少し難しいわね。一応の協力関係にあるんですもの私たち。彼がいなくなっても私は勝ち残れる自信はあるけど、同盟者を目の前で見捨てたとあっては、遠坂の誇りに関わるわ」

「強気ね。まあいっか。どうせみーんな死んじゃうんだから」

 

 言葉と共に少女の圧が強まる。傍らの空間が歪みそこに現れたのは鋼の如き肉体を有した大男。目に理性の光はなく狂気に彩られている。

 

「ッ!…バーサーカー!」

 

「ええそうよ。私のバーサーカー。凄いでしょ。貴方たちのちっぽけなサーヴァントなんてすぐに殺してあげる。あ…いけない忘れてた」

 

 少女ははたと思い出したように居すまいを正すと、両の手でスカートをつまみ優雅にお辞儀をする。

 

「私はアインツベルンのマスター。イリヤスフィール・フォン・アインツベルン。よろしくね。お兄ちゃん。じゃあゆっくり話したいから、お願いバーサーカー、みんな纏めて◼っちゃって」

 

 楽しそうに、残酷に、無邪気な子供が蟻を殺すかのような自然さをもって、銀髪の少女は死の号令を告げる。

 

 瞬間、膨大な死が目の前まで迫ってきていた。

 

「◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼◼ーーッ!!!」

 

 咆哮と共に奮われる斧剣。どうあっても退避することは間に合わない。呆気ないほど自然に自身の死がイメージされる。その威力の前に粉微塵になるのか、肉塊になるのか、いやあの斧剣は見た目以上に切れ味よく両断かもしれない。抗う間も、走馬灯すら間に合わない刹那。だが

 

「お願い」

 

 いつの間にか横にいたマルタの一言により展開される盾。トラックすら弾き飛ばしそうなその一撃を盾は揺らぐことなく受け止めた。

 

「士郎。目をつぶりなさい!」

 

 マルタの鋭い声に考えるよりも先に強く目を閉じる。

 

 瞬間、光と音が爆ぜた。

 

「◼◼◼!?」

「きゃあっ!?」

 

 盾の向こうからイリヤスフィールの悲鳴が聴こえた。

 思わず攻撃したのかとマルタを問い詰めようとして

 

「ただの目眩ましです!鼓膜と網膜までは気遣ってられないですが!」

 

「凛!一度引きましょう!態勢を立て直します!」

 

 耳鳴りが止まぬ中、声を張り上げてマルタが進言する。

 

「賛成よ!あんなのと真っ向からやりあえるかって言うの!アーチャー、近くに有利になりそうな場所は?」

「ああ、戦術的に幾ばくかだが有利になる場所なら見繕ってある。最もアレ相手にどこまで持つかわからぬが、構わなければついてこいルーラー。流石に足を弛めて合わせられはしないぞ」

 

 そういうとアーチャーは凛を抱えて、道を外れて森の方へと向かう。

 士郎も慌てて付いていこうと土煙止まない中、駆け出そうとして

 

「ふん。かけっこで勝負だなんて誰に物申してるのよ。いくわよ士郎。舌噛まないように捕まりなさい」

 

 膝下と背中に回される腕の感触、遅れてやってくる女性特有の香りにたじろぐ。

 

「へっ?ちょっ」

 

 と待ってと言う前に、景色が歪んだ。

 

「私、これでも敏捷Bよ」

 

「なんでさああああああああ!!!」

 

 ドップラー効果で叫びを振り撒きながらその場を退避するのであった。

 

 

「もうっ!なんですぐに追撃しなかったのバーサーカー!」

 

 魔術で視界を回復させながら自身のサーヴァントに文句をいうイリヤスフィール。このサーヴァントが狂化されている身であるにも関わらず、咄嗟にマスターを庇ったことはわかっている。わかってはいるが、今はまんまと逃げられた苛立ちが先に上るばかりであった。

 

「いいわ、すぐに追うわよ。どこでどんな小細工しても全部叩き潰してやるんだから」

 

 マスターの意を汲み取り、肩に彼女を乗せると、バーサーカーもまた森の中へと掛けていくのであった。

 

 

 

 自動車もかくやという速さで森の中を突っ切っていくマルタ。時折不安定な足場には、例の盾を瞬間的に出すことで減速することなく森を駆け抜ける。

 

 だが問題は得てして思いもよらぬ物である。

 

「マ…ルーラー!ちょっと!この体勢は!駄目だ!」

 

 絶賛揺れる視界の中、スピード感に慣れてきた士郎は事態の深刻さを提言する。

 

「何騒いでるのよ!これが一番持ちやすいんだから大人しく運ばれなさい!下手に喋ると舌噛むわよ!」

 

 素が出てるぞマルタ。とか言ってる場合ではなく、今の自分の体勢にもの申さねばならない。

 

「いやでも!本気でこれは!いけない!」

 

「何が駄目なのよ!はっきり言いなさい男でしょ!」

 

 咄嗟に士郎は言葉に迷った。今の状況をはっきり、具体的に言うのであれば、マルタにお姫様抱っこの形で抱えられているのだが、できる限り走りの邪魔にならないようにと背中の服を掴もうとしたところ、背中に布地があまりなく咄嗟に留め紐を掴んでしまったんだけれど、その紐が多分そろそろ限プチッ

 

「「あっ…」」

 

 手が離れる。掴むものを失った手は宙を掻き、僅かな理性で髪だけは掴んでならないと、躊躇してるうちに上半身はバランスを失っていく。だが、それでは不味いと全身全霊で詫びながら首に腕をかける。

 

「ふぅ」

 

 どうにかバランスは保てたなと、しかし状況を改めて認識。

 マルタの肩越しにペシペシとはためく留め紐

 

 繋ぐものを失い些かはだける背中の十字を崩した服

 

 やたらと力が込められてるような膝下と背中に回る手

 

 それらを全て理解した上で、ゆっくりと顔をあげた瞬間

 

 イイ笑顔の聖女様がいた

 

 目の動きでわかる。オ ボ エ テ ロ のサイン

 

「ま、まってくれルーラー!これは不可抗力だ!」

 

「ええ士郎、分かっていますよ。貴方の葛藤も何もかも。不可抗力であり、これは起こるべくして起こったことだと」

 

 存外優しい言葉をかけてくるマルタ。でも敬語なのが数倍怖いし、目もほとんど笑っていない。よく見ると頬に僅かな朱が混じっているようにも見えるが

 

「なので、それにより発生するこの羞恥心も不可抗力ですので、あとで厳正に処罰を下します。わかりましたね」

 

 オーマイゴッド…

 

 

 そんな一悶着を起こしている間に、赤い主従が視界に収まる。

 

「ふむ、存外に俊敏だな。侮っていたようだ。」

「ええ、これでも旅はこなしてきましたから足腰には自信があります」

 

 ペシペシ…ペシペシ

 

「マスターの鍛え方がなってないのでしょう。軽すぎてお荷物にもなりませんでした」

「うっ」

「それは羨ましい。私ではマスターの重さは些か「見掛けだけの筋力Dがなに言ってるのよ」…おっと心は硝子だぞ」

 

 ペシペシ…ペシペシ

 

「ところでルーラー。その背中のそれ「アーチャー。余所見をしている暇があるなら速く先行して案内してくれませんか?」う、うむ了解した」

 

 聞いてはならない圧を感じとり、振り返ることなく先に進むことを選択する。

 

 しばらく走り続けると、少し開けた墓地にでる。

 マルタとアーチャーはそれぞれの主を下ろすと森に向き直る。

 

「ここなら物陰に隠れながらの戦闘や小回りを活かしての立回りも可能だろう」

「上々じゃないかしら。私たちは離れているからあとは任せるわよ。ほら行くわよ士郎」

 

 そう告げると凛は士郎の手を引くようにして墓地の端のほうへと退避する。あの化け物を前にマスターである自身ができることはない。そう判断してのことだ。

 

「アーチャー、貴方は遠距離が本領なのでしょう。私が近くでアレを引き付けるから、狙撃をお願いしていいですか?」

「…正気かね?」

 

 マルタの提案に微かに目を見開き、確認をとるアーチャー。

 

「ええ、近接であれば私には鉄壁の護りがあるから、そう簡単にやられたりはしません。それに…」

 

 喧嘩はタイマンが基本でしょ?

 

「それに、何かね?」

「いえ、そのほうがチームワークに不馴れな私たちが無理に近接戦を行うよりは、適材適所と、そう申し上げただけです」

「ふむ、私としてもそのほうが合理的ではあるがね、畏まった。ではルーラー、簡単に倒れてくれるなよ?」

 

 そう言い残すと、アーチャーはすぐさま最適な狙撃ポイントへと駆け出す。

 その言葉に軽く首肯して、再び森へと向き直る。

 

「死者の安寧の場を荒らすなど、と言っている余裕もなさそうですね」

 

 マルタが哀しそうに嘆息すると同時

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ッッーー!!!」

 

 恐怖が、絶望が、やってきた。

 

 その巨躯に似合わぬ俊敏さを持って追走してきたソレは、マスターを下ろすとこちらへ対峙する。

 

「尻尾を巻いて逃げたのかと思っちゃった。まだ戦う気があって嬉しいわ。じゃないと、全然面白くないもの」

 

 イリヤスフィールはくすりと微笑むと、更なる絶望を与えんと唄うように声をあげる。

 

「でも、何をしても無駄よ。だって私のバーサーカーは正真正銘最強の英霊、あのヘラクレスなんだから」

 

『ッッ!?』

 

 その場にいる全員の身がすくむ。真名の開示、それは本来であれば聖杯戦争において不利益になるばかりの物。だが、この場において、ことあのバーサーカーに限っては相手の戦意を喪失させかねない重みを与えるだけのものとなっていた。

 

「ヘラクレス、ですって…それをバーサーカーで召喚だなんて、規格外にもほどがあるじゃない…!」

 

 これまで余裕を崩さなかった凛が初めて動揺を見せる。イリヤスフィールはそれを見て自身の思惑が当たったと、イタズラに成功した子供のような顔で告げるのである。

 

「それじゃ、お喋りはここまでよ。よくわからない英霊の一騎や二騎、捻り潰しなさいバーサーカー」

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ッッーーーー!!!!」

 

 大音声の咆哮をあげ、バーサーカーが駆け出す。

 

 行く手にはマルタ。

 

 加速した勢いのまま横殴りの一撃が放たれる。

 

「お願い」

 

 マルタはそれに圧倒されることもなく、祈るように一言呟く。

 

 鉄壁の護りと彼女が自称したあの甲羅のような盾が瞬時に顕現する。

 

 車が衝突したような音をあげるも盾は揺らぐことなく、大英雄の一撃を防ぐ。

 

「やっぱり固いわねその盾。でもそんなに頑丈で凄い盾だけど…()()()()()()()()()()()

 

 イリヤスフィールが凄惨な笑みで問うのと同時、斧剣を防いだのとは、逆側、つまりマルタから見て右側、バーサーカーの蹴りが迫っていた。

 

 そう、ただの蹴りだ。もっとも丸太ほどの太さで、当たれば自身の盾に挟まれ押し潰されかねないぐらいの威力であるが。

 

 もはや回避が間に合う距離ではない。だが盾はイリヤスフィールの予想通り斧剣を防いでいるためこちら側に顕現しない。

 

 早くも一騎終了。そうほくそ笑んだ瞬間。

 

「喝ッ!!」

 

「◼️ッ!?」

 

 気合いの一喝と共に放たれたマルタの拳により、バーサーカーの脚が、穿たれ、血飛沫をあげた。

 

「なっ!?」

 

 なんですって、とイリヤスフィールが驚きの声をあげる間もなく、拳は更なる猛威を奮う。

 

 続く2発目で蹴りの軸足となっていた右脚を砕く。バーサーカーの体勢がくずれ、遥か高みにあった頭部が、マルタの射程に入る。だがバーサーカーもやられてるだけではない。

 

 空いていた左手でマルタを凪ぎ払わんとする。

 

 だがしかし、不安定な体勢で繰り出された手は俊敏なマルタのフットワークでかわされ、懐に潜り込まれる。

 

「重いのいくわよ」

 

 ドンッッ!

 

 捩るような回転を利かせた拳が、ヘラクレスの左胸、心臓の位置を穿つ。

 

 瞬間、背中が盛り上がり、胸のなかで弾けた心臓と共に血が噴水のように噴き上げる。

 

 マルタはそれでも念入りにやらねばと、僅かに身を引き背中を見せるかのように回転する。

 

 祈りを乞うように跪くバーサーカー、かの聖女は、その祈るものの顔をあげさせるかのように一言。

 

「ハレルヤ!!!」

 

 バックスピンキックをその頭蓋へと叩き込んだ。

 

 

 

 墓場に静寂が訪れる。あまりの一瞬にて行われた猛攻に誰もが唖然として声をあげられない。

 

 胸は穿たれ、頭部の半分以上が砕けたバーサーカーの目に光はない。完全に霊核である頭と心臓を打ち砕かれ、あとは消え行く運命だ。ゆっくりとその身をぐらつかせる。

 

「ヘラクレス、ね」

 

 マルタはいすまいを正して呟く。

 

「私の拳は天使だって裸足で逃げ出すのよ?高々半神で何が大英雄よ。20世紀早いわ、出直してきな」

 

 そう告げると同時、その巨体はゆっくりと後ろに倒れ…

 

「そう、なら悪いけど早速リターンマッチを申し込ませて貰おうかしら」

 

 ることはなく、バーサーカーの死体だったものは跳ね起き、油断しきっていたマルタの頭部にその巨大な掌が迫る。

 

『姐さん!』

 

 どこかしらか声が聞こえたと同時、あの盾がすんでのところでその手を防ぐ。

 

「っ!?ありがとう()()()()

 

 マルタは即座に距離をとると、沈黙していたはずのバーサーカーに目をやる。

 

 確実に壊したはずの両足と頭が再生し、ゆっくりとその身を起こす。

 

「どうして…確実に仕留めたはずなのに…」

 

 流石のマルタも動揺を隠せずに目を見張る。

 

「死者の蘇生…ヘラクレス…って、まさか!?」

 

 凛は何かに気づいたように声をあげる。

 

「そう気づいたのね凛は、いいわ、教えてあげる。私のヘラクレスはね、12個の命のストックを持ってるの。大英雄ヘラクレスが乗り越えた試練の数々、その逸話が宝具となり、その身を何度でも甦らせる。十二の試練 (ゴッドハンド)

 

「でもまさか拳と蹴りで、その命を二個も消費するとは思わなかったわ。流石ね、悪竜を鎮めた聖女サマ?」

「………」

「黙りを決め込んでも無駄よ。さっきのタラスクって言葉。聞こえてたわよ。咄嗟だったんでしょ?」

 

 イリヤスフィールは可笑しそうに笑う。

 

「まさかあの聖女サマがこんな武闘派だなんて予想外だけどね。それじゃリターンマッチと洒落こもうじゃない。20世紀どころか、こっちは紀元前からいる大英雄よ。どっちが出直す必要があるかわからせてあげる」

 

「◼️◼️◼️◼️◼️◼️◼️ーッ!!◼️ッッ!?」

 

 咆哮をあげ、今にもこちらに襲いかからんとしていたバーサーカーは何かに気づいたかのようにイリヤスフィールのもとまで戻り

 

偽・螺旋剣(カラドボルグ)

 

 瞬間、一条の光が夜を照らした。

 

 万全であれば、手にもつ斧剣で弾き返すこともかなったであろうが、マルタから受けたダメージが、僅かながらバーサーカーの動きを鈍らせる。

 

 その僅かな差により大英雄は、斧剣で防ぎきれずその身を挺してマスターを庇わざるを得なかった。

 

 周囲の空間を削り取る一撃が、墓地の尽くを破壊する。

 

 だが、バーサーカーはその破壊を受け止め、捩れた剣をその身に突き刺したまま再び膝をつく。

 

『凛、最後にもう一撃与える。その間に離脱したまえ』

 

「っ!わかったわ。確かにこの場では逃げるしかないわね。任せたわアーチャー」

 

 凛は念話を受けとると、すぐさま士郎の手を掴み、撤退を促す。

 

「ほら行くわよ士郎!ルーラーも早く!」

「わかりました。ヘラクレス、リターンマッチはまた今度受けさせてもらうわ」

 

 最後にそう言い残してマルタは駆け出す。

 

「っ!?バーサーカーいつまで死んでるの!逃がさないで!」

 

『悪いが今日は幕引きだ。壊れた幻想(ブロークンファンタズム)

 

 瞬間、バーサーカーに刺さっていた矢が光と共に爆ぜる。

 

 その光景を尻目に、マルタたちはその場をあとにするのであった。




祈りを捧げればクリスマスにサンタマルタがきっと…!

はい、神性特攻入りましたね。Bクラス以下の攻撃は無効化する十二の試練ですが、筋力B+でスキル盛ってる扱いで攻撃は通ることにしました。
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