スーパーロボット大戦G   作:7誌

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この間まで100ちょっとだったよね?


08

 どうもこんにちわ、デビルガンダムです。

 デビルガンダムやデスアーミー達から送られてきた情報に従い、マシーンランドに乗ってやって来ました南アメリカ。

 いやー、襲撃警戒しないでいいって本当にいーわー。ちょっと前まで地面掘り進んでたらメカザウルスとこんにちわ! なんて事態がしょっちゅうだったし、やっぱ無理してでも確保したのは正解だったわ。

 ありがとう帝王ゴール! この間袋叩きにされて無敵戦艦ダイごと木っ端微塵になったらしいけど、貴方が残した国土と国民は俺が有効に活用します。天国でも地獄でも好きな場所に落ちるなり昇るなりしてくれ。

 

 ま、お亡くなりになった恐竜帝国の幹部達への御祈りは後日に回して、東方不敗に気取られない様に地中を掘りながら進むこと数日。東方不敗とデビルガンダムに遅れ過ぎないくらいのペースでギアナ高地に到着した訳だが……ナイスなタイミングで到着できたようだ。

 

「な、何だとっ!? こんな、馬鹿なーーっ!?」

「ひじ撃ち! 裏拳! 正拳! とぉりゃあああああああ!」

 

 明鏡止水の境地を会得し、その装甲を金色に輝かせるドモンのシャイニングガンダムが、東方不敗が駆るマスターガンダムをここぞとばかりに攻めまくる。いいぞもっとやれ。

 

「とぉりゃあああああああ!」

「がはーーーーっ!!??」

 

 シャイニングガンダムの怒涛の連撃がマスターガンダムを打ちのめし、止めと言わんばかりに地面に叩き込んだ。あまりの衝撃に地面に大きなクレータが出来上がり、その中心でマスターガンダムがボロボロの姿を晒している。

 

『ぎゃははははは! ざまぁ見ろ!! ねぇどんな気持ち? 見下してた弟子にフルボッコにされてどんな気持ちぃ!? いやー、終わった後に到着すればいいやって思ってたけど、あの親父が圧倒されてる場面に間に合うとか憑いてるわー。ナビ子ちゃんもそう思わない?』

『その問いには返答しかねます。ですが、あのマスターガンダムからは生体反応が確認できません。おそらくは遠隔コントロールと思われます』

『……え、何ソレ怖い』

 

 爆笑しながら放った俺の言葉に、律儀に答えてくれる内部コンピューターことナビ子ちゃん。

 ……うん、まぁあれだ。マシーンランドのコンピューターと繋がって機能が拡張されたせいなのか、或いは取り込んだゲッターQのゲッター炉心の影響なのか、自我っぽいのが構築されて喋り出しちゃったんだよね。

 いやー、あの時は本当に驚いた。南アメリカに着くまで暇だなーって思ってたら『南アメリカ到着まで72時間を切りました。いかがなされますか』って前触れもなく喋り出したからな。しかも女の子の声で。

 

『どうかされましたか? マスター・アジアが居ない以上、貴方を脅かす存在はこの場には存在しません。また、ドモン・カッシュと手負いのシュバルツ・ブルーダーには地中のマシーンランド、その中枢にいる我々を感知する手段はありません。おびえる必要はないと思いますが』

『あー、別にビビってる訳じゃないから。あんだけ強いのに遠隔操作だって事に驚いてるだけだから』

『左様ですか。しかし、データベースの情報が確かなら彼が使用しているモビルトレースシステムは旧式の筈。旧式のシステム、しかも精度の落ちる遠隔操縦で何故あれ程の動きが出来るのでしょうか? やはりDG細胞によって機体と融合しているのではないでしょうか?』

『あー、うん。その疑問はもっともなんだけど……そこはもうガンダムファイターだからとしか言えんわ』

『………理解できません』

 

 理解できなくて当然だ。Gガンの人間は”ファイター”って名の別のナニカだ。

 非戦闘員のレインだって初めて乗るライジングガンダムで暴走したアレンビーのウォルターガンダムをほぼ相打ちとはいえ倒せたりするのだ。理解しようとしても無駄だから、諦めて受け入れるしかない。

 

 ナビ子ちゃんとの会話を楽しみつつ、改めてモニターを確認。マスターガンダムを一蹴したシャイニングガンダムがデビルガンダムを目指して突撃する。途中、阻もうとしたガンダムヘッドを次々に破壊しながら一気に距離を詰めていく。

 

「キョウジ! ……いや、兄さん…! もう、終わらせるよ! キング・オブ・ハートっっ!!」

 

 ドモンが右手の紋章の名を叫ぶと同時に、機体のエネルギーを右手に集中させる。常ならば緑色に輝くエネルギーが、明鏡止水の境地に至ったドモンの気と同調して金色へと変わる。そして―――

 

「シャァァァイニングゥゥフィンガァァァー!!」

 

 金色のエネルギーを纏った一撃が、悪魔と呼ばれたガンダムの胸部へと突き刺さった。

 

「消える……俺の怒りと悲しみ、復讐は消えていく……」

 

 確かな決着の気配を感じ、シャイニングガンダムのコックピットでドモンが呟く。そして、打ち込まれたエネルギーが光となってデビルガンダムとその肩にいるキョウジの幻を、そして内部にいる本物のキョウジを巻き込んでいく……っておい!?

 

『ちょちょちょちょちょっ!? おいコラ!? キョウジ、キョウジは無事か!? つか躊躇なくコックピット潰すとか、肉親に対して情は無いのかアイツ!?』

『? データベースによればこの時点のドモン・カッシュは兄を憎んでいる筈。確実に息の根を止めようとするのならば、動力があると思われる胸部を狙うのは当然では?』

『ああああぁぁぁぁぁ!? そ、そうだったぁぁぁっ!?』

 

 ドモンの一撃で爆発し、崩れ落ちていくデビルガンダムを目の当たりにして、モニターの前で絶叫する。

 

『不味い不味い不味い不味い!? アレじゃ保険とか関係なしにキョウジが死ぬ!』

 

この時点でキョウジが死ねばデビルガンダムも完全に崩壊する可能性が高い。いや、それ自体は構わないが、そうなったら自棄になった東方不敗や宇宙のウルベが何するか全く予想できない。下手をすればMXの物語が始まる前にドモンやシャッフル同盟が報復で暗殺なり謀殺なりされる恐れがある。

 そうなった場合、戦力が足りなくなってガルファやベガ星連合軍に地球が制圧、そのまま世界崩壊に巻き込まれて死んでしまう。それだけは避けなくては!!

 

『ナビ子ちゃん! 今すぐデビルガンダムに接続! バイパス通して再生エネルギー送ってくれ!!』

『それではデビルガンダムが再生してしまいますが?』

『コアが再生する程度でいい!! 今の段階でデビルガンダムに消滅されたら不味いんだよ!!』

『……了解です』

 

 ナビ子ちゃんが渋々といった感じで返事するが、ソレを無視してマシーンランドから触手を崩壊するデビルガンダム、その背部に向かって伸ばして接続。モニターに死に掛け……つーか、ほぼ【見せられないよ!】状態のキョウジが映ったのを確認し、マシーンランドから供給される力を直接流し込む。

 

『っ、……がはっ!!』

 

 モニターの向こうで、キョウジが吐血すると共に、崩壊するだけだった機体に力が戻り、キョウジの身体と機体を再生していく。

 

『エネルギー供給の成功を確認。このまま再生させますか?』

『いや、数日持つくらいでいいや。……そういえばドモン達の方はどうなってるんだ?』

 

 再生していくデビルガンダムの姿に安心して胸をなでおろし、モニターを切り替える。

 

 そこには、先ほど見た以上にボロボロになっているマスターガンダムと、それを元気にボコっているガンダムシュピーゲルと宇宙へ向かって飛び立つゴッドガンダムの姿が!!

 

 

 

 

………えーと、どういう状況?

 

 




ナビ子ちゃん登場。
そろそろスパロボ本編に逝きたい。
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