スーパーロボット大戦G   作:7誌

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01

 どうもこんにちわ。アルティメットガンダムです。

 現在、意識のないシュバルツを放置して、高笑いしてるキョウジを中に乗せながらゆっくり療養できる場所を目指し、生んだデスアーミー達を引き連れて移動中。

 

 途中、どこかで俺の情報を知ったのか恐竜帝国やらミケーネ帝国やらが戦闘獣やメカザウルスを差し向けて来たのだが……全部デスアーミー達が全滅させてくれました。

 いやー……アニメとかゲームとかで蹴散らされまくってたせいで弱いと思ってたけど、こいつ等思ってた以上に強いわ。正直、デスアーミー舐めてた。

 

 変異させる物さえあればほぼリスクなしで量産できるし、倒されても残骸さえ残ってれば勝手に増殖・再生するので問題なく、コアとなる人間を取り込んでいないせいで若干動作が鈍いが、数が数なのであまり気にならない。

 今も変異させた戦闘獣やメカザウルスの残骸から増殖中だし、そりゃこれを率いれば世界だって手に入れられるって思うのも無理ないわ。

 

 

『まあ、それ以上にやばい連中が居るから取れる訳無いけど。キョウジもそう思うだろ?』

「ふはははは! くははははは!!」

 

 そんなこんなで、増えまくったデスアーミー軍団を引き連れて放浪していたのだが、大所帯になったせいで更に各勢力がちょっかい掛けて来るようになったせいで迷惑してます。正直うざいです。

 今のところ襲ってくるのは戦闘獣にメカザウルス、最近増えた化石獣ばかりなのでどうにかなっているが、時々巨烈獣が混ざってるので鬱陶しい事この上ない。

 幸いというか何というか、空中戦が出来るデスバーディがいつの間にか生まれていたお蔭で問題なく撃退できているが、このままでは俺の生体コアになっているキョウジが消耗しすぎてやばい。

 ただでさえ地球降下の際のダメージが回復していないというのに、このペースで消耗していけば間違いなくやばい。

 

 

 

さてどうしたものかと内心困っていた、そんなある日の事。

 

 

「こちらブラック・ウルフ! 各機、状況を報告しろ!!」

「本体が……本体が再生しています!」

「デ、デスアーミー、更に増殖中!!」

 

 連邦軍のPT部隊に襲撃されました。

 いやー本物のゲシュペンストってマジカッコいいわー。

 うさ耳みたいなセンサー、キラリと輝く赤色のゴーグル、太い手足に、戦場に映えるパイロットに合わせた色の装甲。

 戦場の漢が駆る機体はこうあるべし! と叫んでるような機体だわ。デスアーミー軍団の物量に押しつぶされてるけどね、囲まれて袋叩きにされてグシャっと。

 

「糞っ! 糞おおおおっ!死んでたまるかああああ!!」

「やめろ! やめるんだ、イーサン!!」

「うあああっ!」

「……イ、イーサン? イーサン!?」

 

 あ、また一機撃墜された。

 駄目だぞー撃墜されたゲシュペンストのパイロット。頭に血が上った状態で突っ込んでも。

 袋叩きにされても生還できるのは主人公か極まった化け物だけだぞー……いや、割とマジで。

 

「馬鹿な、命中しているのに!」

「効果がない!? いやそんな筈は……うわー!!」

 

 いやーこの地獄絵図を見てるとドズル中将が言ってた「戦いは数だよ兄貴!」ってのは間違いじゃなかったんだなー。

 倒しても倒しても減らない敵ってのはそれだけでマジで悪夢だわ、しかも目の前の敵倒しても後ろから殴られたら終わるし。

 しかし妙だな? さっきからペシペシとこいつ等の攻撃直撃してるのに、ダメージ入る所かU細胞がめっさ活性化してんだけど。デスアーミーどんどん増えてるし。

 

「フハハハハハ! アッーーーハハハハ!」

 

 お蔭でぐったりしてたキョウジも元気になってるからいいけど……少し気になるな。

 武器の違いかね? 撃墜されて戦闘不能になってんのも中には何機かいるようだし、やっぱり気になる。

 

 つー訳で触手伸ばして近くのゲシュペンストを捕獲。

 そのままU細胞を流し込んで浸食開始、ゾンビ兵にする要領で情報抜いてくれるわ。

 

「あ、あああ…!? し、死にたくな――」

 

 大丈夫大丈夫、情報抜くまでは殺しはせんよ。知りたい情報抜いたらゾンビ兵に転生させっけど。

 つーかスパロボ世界の軍人はメンタル強そうだから生体ユニットにしたくねーんだよなー。下手にキョウジと入れ替えたら俺の意識が無くなるかもしれんし。

 どっかに健康優良で脳死状態の人間いないかねー……え、人間殺して平気なのって? 俺基本は関係ない人間殺したりはしないよ?

 命狙ってきたら速攻で『人間』のカテゴリーから外して『敵』のカテゴリーに入れて始末して『資源』に変えた後でデスアーミーとかの原料にするけど。『敵』は人間じゃないから気にする必要ないから罪悪感湧かんし、そもそも襲ってきたこいつ等が悪いし。

 

「どうした、レッド・ウルフ!? ヒューゴ!!」

「た、隊長…! フォリアが、フォリアがあいつに!!」

 

 ……ほうほう、地球連邦軍所属の特務部隊、デビルガンダム追撃任務、ウルベから支給された特殊エネルギーキャノン、『アルベロ・エスト』に『ヒューゴ・メディオ』ねぇ……?

 ん、んんんぅ? ……やべー!? こいつ等クライウルブズじゃねーか!?

 

「……おや……じ…」

「フォ、フォリア? フォリア!? 貴様ぁ!」

「よせヒューゴ! 今のお前の機体では無理だ!!」

 

 やばいやばいやばい!? こいつらがいるって事は此処はMXの世界か!? メイオーで有名なゼオライマーがいるって事じゃねーか!?

 

「フハハハハハ! 撃てっ!」

「うわぁあ!」

 

 ってオイコラキョウジ!? テメー何て嫌すぎるタイミングで喋るんだよ! 思わず拡散粒子弾撃っちまったじゃねーか!?

 

「ヒューゴ!? 貴様、貴様ぁぁぁ―――っ!!」

 

 ……あー、一周回って頭冷えたけどこりゃ修復不可能だわ。部隊壊滅したしヒューゴ撃墜したし、ついでにフォリアゾンビ兵にしちゃったからがっつり恨まれたろうし。

 ここでデスアーミー嗾けりゃ確実に殺せるだろうけど……それやったら虫の息のヒューゴも確実に死ぬな……。

 

 ……よし、逃げよう!

 

 デスアーミー軍団の二割くらいにアルベロのゲシュペンストを包囲させつつ、原型を留めてるエネルギーキャノンを回収させながら全力で後ろに向かって前足前進。

 

「貴様、待てぇぇぇ―――っっ!!」

 

 必死にデスアーミーを捌きながら、地獄からの叫びのような怨念を込めてアルベロが叫ぶ。部下と息子も殺されて悔しかろうが、こっちの命を狙って攻撃した時点で俺にとっては『敵』でしかないので気にしない。

 精々こんな任務を押し付けた上司とU細胞を活性化させる武器を支給したウルベを恨むがいい。

 

 

『さて、ゆっくり考え事が出来る場所でも探すかね……キョウジはどっか行きたい所ある?』

「ハハハハ! アッーーハハハハ!」

『相変わらず平常運転だね畜生……』

 

 

 

 デスアーミー達を引き連れすたこらさっさ。

 クライウルブズとの戦闘で荒野となった土地を駆け抜けつつ、アルベロが追って来れない場所目指して取りあえず西へ西へ。

 




うちの主人公、やばいもんになったせいで物騒な思考になってます。
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