魔法少女が自分たちのパチスロ台を打ちに行くようです。 作:奏せいや
さやか「それにしてもなかなかレア役来ないなー」
マミさん「美樹さん、まだ焦るには早いわよ」
さやか「うわ! マミさん超余裕!」
杏子「金持ってるやつはやっぱ違うね~」
ほむら「あ、スイカ揃った」
まどか「やったねほむらちゃん! チャンスだね!」
ほむら「そうね。でもそうそう当たるものじゃないし。あまり期待しないでおくわ」
まどか「そんなのもったいないよ。せっかく引いたスイカなんだから」
ほむら「そ、そうね。当たるといいけれど。あ、ほんとに当たったわ」
まどか「なにか始まったよ?」
ほむら「これが魔女の結界よ。今回は巴さんの魔女結界ゾーンみたいね」
まどか「マミさん以外のもあるの?」
ほむら「魔女の結界は複数あって成功期待度が違うの。低いのからさやか、巴さん、杏子、私となってるわ」
まどか「ほむらちゃんが一番なんてすごいね!」
ほむら「ふん、まあね」
杏子「なにドヤってんだよ、スタッフのさじ加減だろうが」
さやか「そうだそうだ! 私の不遇っぷりを抗議してやる!」
まどか「さやかちゃん落ち着いて」
さやか「そうは言ってもさー、マミさんはともかくなんで杏子が二番なのよ。あんたマミさんの下に来なさいよ」
杏子「仕方がねえだろ。期待度っていうのは赤がだいたい熱いんだから。私が上なのは妥当なんだよ」
さやか「だからって杏子が私よりも上なのはなんか納得できないなー」
杏子(台)「いつまでもウジウジしてんじゃねえぞボンクラが」
さやか「なんですって!?」
杏子「おい! だからそれは私であって私じゃねえだろ!」
さやか「どうせ心で思ったことをこの台に代弁させたんでしょう!」
杏子「どういうことだおい!?」
マミさん「こらこら二人とも、喧嘩するようなら外でやりなさい」
さやか・杏子「ちぇっ」
まどか「それでほむらちゃん、この魔女の結界ではなにをすれば成功になるの?」
ほむら「魔女の結界ではまず10ゲームでマギカラッシュの抽選を行うの。ここで様々な小役を引けば抽選を受けられるわ。巴さんの場合だとベルやリプレイ、あとレア子役ね。10ゲームを消化するとその魔法少女と魔女とのバトル演出に入って見事魔女を倒すとマギカラッシュ突入よ」
まどか「たくさん小役を引けばいいってことかな?」
ほむら「そういうことね。魔女の結界に当選するのも大事だけど、ここでうまく小役が引けるかどうかがこの台での勝敗を左右すると言っても過言ではないわ。うーん、なかなか引けないわね」
まどか「ちょうどよく引かなきゃいけないなんて難しいね」
ほむら「薔薇園の魔女との対決が始まったわね。ここで魔法少女が強力な攻撃をすればチャンスアップと言って勝利期待度が上がるわ。巴さんならティロ・フィナーレとか」
まどか「マミさんと言えばティロ・フィナーレだよね!」
杏子「あとケーキ」
さやか「それはあんたが食べたいだけでしょ」
まどか「マミさん頑張って! 魔女をやっつけて!」
ほむら「巴さんお願い!」
マミさん「…………。(気のせいかしら、無関係なのにやたらプレッシャーを感じるわ)」
まどか「いけいけマミさん! 魔女をやっつけろ!」
マミさん(うーん、こうして応援されちゃうとな、私もがんばりたいんだけど)
まどか「マミさん違うよ、弱攻撃じゃなくて強攻撃だよ! 大きいの出して大きいの!」
ほむら「このままじゃ負けてしまうわ」
マミさん(そんなこと言われてもどうすればいいのよ)
まどか「ああ……マミさん負けちゃった」
マミさん(え)
ほむら「魔女の結界はこれで失敗ね。……残念だわ」
マミさん(え、わたしのせいじゃないわよね!? でもなにかしら、この言いようのない罪悪感は……)
まどか「はあ〜、なんだかなー」
マミさん(わたしが言いたいわよそのセリフ!)
ほむら「仕方がないわ。成功率はだいたい30%ってことだから。これくらいは普通よ」
まどか「そうなんだ。早く私も引きたいな~。あ、私はチェリーを引いたよ!」
ほむら「それは強チェリーといっていつものよりも当たる確率が高いチェリーね」
まどか「そうなの? 当たって欲しいな」
ほむら「たぶんなにかしらの演出が出るんじゃないかしら」
まどか「なにか発展したよ? まどか&ほむらの弓道一直線だって。あ! ねえ見て見てほむらちゃん! 私とほむらちゃんが一緒に弓道してるよ!」
ほむら「なんですって!?」
まどか「ほらほら、私がほむらちゃんに弓道教えてる」
ほむら「そ、そうね(がんばれ私!)」
まどか「うーん、でも外れちゃった」
ほむら「いいえ、まだ演出は続いているわ。次で当たれば」
まどか「うん、そうだね」
ほむら(当たれ当たれ当たれ!)
まどか「やった! 当たったよほむらちゃん! ボーナス確定だって!」
ほむら「おめでとうまどか!」
まどか「やったやった!」
ほむら「ちょ、離れてまどか。ここじゃ人目が……」
さやか「すごい、液晶再現してる……」
杏子「ちっ、見せつけてんじゃねーよ。ドヤ離席より腹立つぜ」
マミさん「いいじゃない。友達が大当たりしたんだから喜びましょう?」
さやか「マミさん相変わらず余裕っすねー」
まどか「それでほむらちゃん、ボーナスが確定したみたいだけどどうすればいいの?」
ほむら「ボーナスが決まったらまずは表示されるボーナス図柄を揃えるの。そうすればマイゲームベルが揃ってメダルを獲得できるわ。この台は150枚ね。それにボーナス中もマギカラッシュの抽選を行っているから運がよければマギカラッシュにも入れるわ」
まどか「へえ、ボーナスってすごいんだね。よーし、揃えるぞ! ……うーん、……よ! ……えーと」
ほむら「まどか? 難しい?」
まどか「えへへ。なんだかうまく揃わなくて」
ほむら「最初は誰だってそうよ、気にしないでまどか。貸して、私が揃えるわ」
まどか「ほむらちゃんできるの?」
ほむら「ちょっと待ってて」
まどか「変身した!?」
ほむら「こんなもの、時間を止めてしまえば簡単よ」
杏子「魔法を日用品みたいに使う魔法少女だな」
ほむら「ほら揃ったわよまどか」
まどか「ありがとうほむらちゃん!」
さやか「あんた、そんなことに魔法を使ってなにも思わないわけ……?」
ほむら「まどかのために使う魔法なら私はいっさい躊躇わない、いいわね?」
さやか「あ、ハイ」
まどか「ボーナス中は曲を選べるんだね。じゃあ私はこれにしようかな。あ、小さい私たちが踊ってる! かわいいなー」
ほむら「まどかのミニキャラが一番かわいいわね」
まどか「そんなことないよ~。ほむらちゃんのキリっとした目つきもすっごくかわいいよ?」
ほむら「あ、ありがとまどか」
マミさん「そういえばその新曲、鹿目さんと美樹さんが歌ってるのよね?」
まどか「そうですよ! このために二人で収録したもんね?」
さやか「そうなんっすよ~。いやー、緊張したな~」
ほむら(どうして私とまどかじゃないのかしら……)
まどか「ほむらちゃんも早く当たるといいね」
ほむら「そうね。さっきから魔女の結界には入っているのだけどなかなか当たらなくて……」
まどか「やっぱり運がないとダメなのかな? 大丈夫かな?」
ほむら「大丈夫よまどか。朝一でこれだけチャンスゾーンに入っているんだもの、設定には期待できるわ」
まどか「ほんとう? よかった!」
さやか「あ、私も魔女の結界入った! けど私かあ~。嬉しいような嬉しくないような」
杏子「残念! さやかちゃんでした~」
さやか「ちょっと杏子! 馬鹿にしないでよね! 私でも楽勝よ楽勝」
杏子「期待度約30%だろ? 引けるのかよ?」
さやか「当たった!」
杏子「マジか!?」
まどか「あ、私もボーナスからえーあーるてぃ? っていうのに入ったよ! さやかちゃんと一緒だね」
さやか「いぇい!」
ほむら「これで当たっていないのは私と杏子、巴マミ」
杏子「んだよ、私の台外れか? 調子狂うよな~」