原作に関わらなかったけど悲惨なことになった(胸糞注意) 作:kaitolian
あらすじが最後まで載ってなくて慌てて全部写した
⇒2話目以降載せたら、あらすじが表示されたので修正
幼き
痛みからか快感からか
スイカが入るくらい
何時からか身に付いてしまった習慣を繰り返す
どうしてああ思っていたのだろうか
どうしてなにもしてこなかったのだろうか
どうしてこうなってしまったのだろうか
どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、どうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドうして、ドウして、ドウして、ドウして、ドウして、ドウして、ドウして、ドウして、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ、ドウシテ―――
もうどうにもならない現状で思考だけは正常に働き、
意味のない答えのない価値のない問いを幾度と繰り返すことだけはやめられない
ただ1つだけわかることは
おれが無能な部類の馬鹿だった
ただそれだけだ
♦ ♦♦♦
俺、いやおれこと一条葵には前世の記憶がある。
わかりやすく言うと『前世の人格がそのまま丸々ある』である。
生まれた瞬間から記憶も自我もそっくりそのまま覚えていた。
まあ、記憶や自我というものは曖昧で流動的で多かれ少なかれ忘れているだろうが、一条葵の根本的人格は前世の物である。
それで気になるおれの前世は………まあ、普通というよりは、特別に突出したものを何も持たないただの大学生であった。
一応言っておくが俺は剣道も剣術も扱えないし、家族間で何か確執や問題もあるわけではなく、大きな不幸や悪意に晒されたこともない、他人から見たら人生で大きな谷や山など本当に何もない、どちらかと言えばちょいプラス側の正真正銘ただの大学生であった。
なぜ社会人ではないのかって?
それは俺が死んだのが大学生の時であったからだ。
死因は刺されたことによるものだ。
それが俺個人への恨みなのか不特定多数の中から偶然選ばれたよるものなのかはわからない。
勿論他人の恨みを買うようなことはしたことは無かった気がするが他人の心は解らないと言うし、偶然選ばれてしまったというのならそもそも判りようがない。
随分あっさりと他人事のように聞こえるかもしれないので、勘違いするかもしれないが犯人を恨んでいない訳ではない。
もしもう一度会えたのなら証拠が残らないようにしてから犯人をこの世から消し去りたい。
しかしどんなにおれが思っても、望んでも、恋い焦がれようとも、思わなくても、望まざるとも、疎ましくても、もうそんなことは関係ない。
なぜなら、ここが曰く「並行世界」「異世界」「可能性の世界」という奴だからである。
ここが太陽系第三惑星の地球であることは変わりないし、国名も変わらない。
しかし世界大戦時の陣営が微妙に増減があったり大統領が違っていたり地名が変わっていたりおバカな国の敵意を向ける先が変わってたりなど様々な差異があり、以前の俺が暮らしていた地球とは別物である。
従ってこの世界に存在するかも分からない犯人について考えてもどうしようもないのでスッパリ忘れることにした。
今まで長々と述べてきたがまとめると結論はこれだ。
「深く考え過ぎずに楽しく過ごそう」
母さんのおれを呼ぶ声が階下から聞こえる。
それを区切りに思考を切り替え、朝食を迎えに行く。
「いまいくー!」
♦ ♦♦♦
「バイバイ~。また、明日~。」
一緒に下校している友達の女の子と別れ、1人帰路につく。
あの娘や幾人かのクラスメイトは学校が終わったこれから塾に行くらしい。
わざわざ私立である私立聖祥大学付属学園に入って、今は4年生であるのに更に勉強するなんて、志が高すぎて前世を覚えている身としては危機感を募らせるばかりである。
真面目な話として今はレベルが低いのでノー勉で100点も不可能ではないが、中学や高校に進んでもこのまま何もしないで楽勝、という訳にはいかないだろう。
まあ、こちらとしても負ける気は無いので一応最低1日1時間は勉強しているが。
そもそも両親の勧めではあったが入っておいてワザと手を抜いて成績が平均だなんてことはおれが許さないので常に学年TOP3には入るようにしている。
え、なんでTOPじゃないのかだって?
そんなの美人なおれが成績TOPだったらそれこそ要らぬ恨みを買うかもしれないだろ。
美人で天才で性格いいってどこの天使だよ。
え、ここにいるだって?よくわかったな!!
などと脳内で1人でふざけているともうすぐで家が見えるところに差し掛かる。
あ、ちなみに最近の暇つぶしは鏡の中の可愛い(重要)自分を見つめて(男目線で)喜ぶことです。
そんなことは置いといて、
今日は家に帰ったらどうしようなどと考える。
「おーい。そこの君!」
思考を中断して声の方を振り返る。
「え、ん!?んーーー!!!」
「うええ、軽い軽い。案外楽だな」
それが今後の人生を決定するものとも知らずに
♦ ♦♦♦
一条葵が存在している世界によく似た世界がある。
その世界にアリサ・ローウェルという娘がいた。
アリサ・ローウェルという娘は4年生の時に不良達に襲われた。
その後は悲惨なもので詳しくは語らないが弄ばれ、辱められ、殺された。
ではこの世界でもそんな悲劇が起こるのだろうか?
いや、アリサ・ローウェルという娘は居らず似たような娘も周囲の警護や守りは固く、追跡能力も突出している者達が多いので彼女は安全だろう。
ならばその様なことは起こらないのだろうか?
これから起こるだろうことに因果関係があるのだろうか?
起こらない悲劇の代わりだとでもいうのだろうか?
そんなことは誰にもわからない。
もしわかる者がいるとすれば、そういう人物が神と呼ばれるだろう。
♦ ♦♦♦
「おらっ、寝てんじゃねえっよ!」
「がっ、あぁ、うぅ…… はぁはぁ……
お、はよ、うござ、います……」
「おいおい、あんまり乱暴に扱うなよ。
死んじまったらどうすんだよ。
なあ、おい」
「うぅ、すまん。」
「わかりゃいいんだよ、わかりゃ。
まあ、五体満足で顔が綺麗で穴さえありゃ、どうでもいいがな。あっははは!
あ、でも俺とお前の愛の結晶が壊れちまったら大変だな、腹は止めてくれよ。
なるべくな! あっははは、はははー」
これがおれの目覚め
気の向くままに殴られ蹴られ穢される
人間としてではなく、物として扱われる
総てがあの日から壊れた
いや、総てが壊れたのは前世のあの日
その時からわかっていたはずなのに
世界はいきなり理不尽が襲い掛かって来るものだと
どうして、もしもに対しての備えを何もしなかったんだろうか
何時までも後悔する
自身の能天気さに
何も学ばなかったことを
声に振り返ったことに
何時までも
何時までも
もう1年が経つ
おわりは見えない