神原 桜
LP4000
手札3
モンスター ギガプラント攻2400÷2=1200(アーマード・ビーの効果により、攻撃力が半減)
魔法、罠 セット×1
小波遊一
LP4000
手札3(三枚のうち二枚は大樹海により、補充したアーマード・ビーとミレニアム・スコーピオン)
モンスター デビルドーザー 攻2800
魔法、罠 大樹海
2ターン目 小波遊一
デビルドーザー 星8/攻2800
現れたピンク色の悪魔の蟲に、戦々恐々する神原だったが、すぐにどう対処するかの策を練ることにした。
デビルドーザーは、間違いなく小波遊一のエースカードだと認識した神原は小波のデッキがモンスターが昆虫族のみのデッキだとわかった。そうなると、あのデビルドーザーを破壊しても、大樹海で次のデビルドーザーが補充されるのが、手に取るようにわかった。
(次の私のターンで、“デビルドーザー“を倒しても……)
「ふむ、俺はカードをセットで、ターンエンドだ」
小波遊一
LP4000
手札2
モンスター デビルドーザー 攻2800
魔法、罠 大樹海 セット×1
ギガプラント 攻1200→2400(アーマード・ビーの効果により、攻撃力が元に戻る)
3ターン目 神原 桜
「……私のターン」
私のデッキにはが椿姫ティタニアルいるけど、あの子だと相打ちで終わってしまう……なら、あのカードを使うしかない。
「私は“ギガプラント“を再度召喚します。これにより、“ギガプラント“は通常モンスターから効果モンスターとなり、効果が発動できます」
神原の場にいたギガプラントが雄叫びをあげると、地中から複数の触手が生えてきた。
どうやら、それが再度召喚された合図らしい。
「そして、“ギガプラント“の効果発動、私の墓地にいる昆虫、植物族のモンスターを特殊召喚できます。私は墓地にいる“ローンファイア・ブロッサム“を特殊召喚します。さらに、“ローンファイア・ブロッサム“の効果発動して、私のエースモンスターを呼びます!」
「ほぅ」
遊一が興味深そうに笑うと、ギガプラントの触手によって、墓地から連れ戻されたローンファイア・ブロッサムは紅く光、燃え上がる。
そして、ローンファイア・ブロッサムの先端についた実が落ち、その中から何が咲いた。
「咲くは満開の桜、咲き誇れ“桜姫タレイア“‼」
ローンファイア・ブロッサムから落ちた実は咲き、桜の木へと変貌し、桜の花を舞い散らせる。そね舞い散る桜の花弁の中、一体のモンスター……否、姫が歩み寄る。
桜姫タレイア 星8/攻2800
「先生、いきます!タレイアで“デビルドーザー“に攻撃!」
「っ、自爆か⁉」
タレイアが手に持った扇子を振るうと、桜の花が舞い散る……そして、その桜の花は鋭い形に変わる。
「“桜姫タレイア“は、私のフィールド上の植物族モンスターの数×100ポイント、攻撃力をあげます!」
「な⁉」
桜姫タレイア 攻2800+200=3000
“桜姫タレイア“
効果モンスター
星8/水属性/植物族/攻2800/守1200
このカードの攻撃力は、自分フィールド上の植物族モンスターの数×100ポイントアップする。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、このカード以外のお互いのフィールド上の植物族モンスターはカードの効果では破壊されない。
「桜姫タレイアの攻撃、“百花桜乱“‼」
タレイアが扇子を振りかざすと舞っていた桜の花がデビルドーザーを襲い、デビルドーザーを切り裂き、その桜の花は遊一も襲う。
「ぐ、だが、“大樹海“の効果で手札に“デビルドーザー“を加える」
小波遊一 LP4000-200=3800
「“ギガプラント“でダイレクトアタック」
「痛⁉」
ギガプラントの触手が遊一の頬をビンタした。
小波遊一 LP3800-2400=1400
「私はカードをセット、ターンエンドです」
神原 桜
LP
手札
モンスター 桜姫タレイア ギガプラント
魔法、罠 セット×2
4ターン目 小波遊一
あー、やべー、これ下手したら負けるわー。つか、初めて聞いたんだけど、桜姫タレイアって。
効果を見る限り、椿姫ティタルニアよりは若干優秀か?
……ま、あれを突破しなければ負けるな。
「俺のターン、ドロー」
さて、スタンバイフェイズに移行して……
「先生のスタンバイフェイズに罠発動」
「へ?」
「“マインドクラッシュ“!」
「げぇ⁉」
な、なんつーカードを使いやがりますか⁉
“マインドクラッシュ“
通常罠(制限カード)
カード名を1つ宣言して発動する。
宣言したカードが相手の手札にある場合、相手はそのカードを全て墓地へ捨てる。
宣言したカードが相手の手札に無い場合、自分は手札をランダムに1枚捨てる。
「宣言するカードは“アーマード・ビー“!」
「……手札にいる“アーマード・ビー“は一体だけだ」
アーマード・ビーのカードにヒビが入り、弾かれるように墓地に送られる。だが、これで墓地にいる昆虫族は二体になった。
「墓地にいる昆虫族二体を除外して、“デビルドーザー“を特殊召「“デビルドーザー“特殊召喚時に、罠“奈落の落とし穴“を発動!
“デビルドーザー“を除外します!」……あら〜」
せっかく、現れたデビルドーザーは奈落の底に繋がる穴に、『出オチかよ〜』と泣きながら、落ちていった。
遊一はあ〜あ〜とデビルドーザーが落ちた穴を見ながら、ため息をついた。
「あらまぁ、“マインドクラッシュ“の時に、“アーマード・ビー“を宣言したのは、このためか〜」
「はい」
「へ〜、考えたもんだわ」
遊一はあっははは、参った参ったと頭を掻きながら笑った。
誰もが、生徒会長の勝ちだと確信していた、もちろん、本人もだが……しかし、遊一の次の言葉で誰もが驚いた。
「ま、これで俺の勝ちだな」
「……え?」
「“アーマード・ビー“と“デビルドーザー“がいなくなったから、勝てる!……甘いんだよ‼
罠カード“異次元からの帰還“発動!」
“異次元からの帰還“
通常罠(制限カード)
ライフポイントを半分払って発動できる。
ゲームから除外されている自分のモンスターを可能な限り自分フィールド上に特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズ時にゲームから除外される。
「ライフを半分払い、除外した“ヴァリュアブル・アーマー“と“アーマード・ビー“二体を特殊召喚する!」
小波遊一 LP1400÷2=700
遊一の頭上に巨大な穴が開き、三体の昆虫が再び戦場に戻ってきた。
神原は驚きよりも、してやられたという思いの方が強かった。小波遊一というデュエリストは土壇場で逆転してくるデュエリストだということを失念していた。
「さて、行くぞ!
“アーマード・ビー“の効果発動、お前の場の“桜姫タレイア“と“ギガプラント“の攻撃力を半減させる!」
「っ⁉」
桜姫タレイア 攻3000÷2=1500
ギガプラント 攻2400÷2=1200
(負けた……)
神原は知っているのだ。目の前に佇む、巨大な蟷螂の真の力を……だから、敗北したと理解した。
「“ヴァリュアブル・アーマー“はデュエルモンスター……再度召喚!
これにより、“ヴァリュアブル・アーマー“は全体攻撃が可能だ‼」
“ヴァリュアブル・アーマー“
デュアルモンスター
星5/地属性/昆虫族/攻2350/守1000
このカードは墓地またはフィールド上に表側表示で存在する場合、通常モンスターとして扱う。
フィールド上に表側表示で存在するこのカードを通常召喚扱いとして再度召喚する事で、このカードは効果モンスター扱いとなり以下の効果を得る。
●このカードは相手フィールド上の全てのモンスターを1度ずつ攻撃をする事ができる。
「“ヴァリュアブル・アーマー“で“桜姫タレイア“と“ギガプラント“に攻撃!
ヴァリュアブル・サイクロン‼」
ヴァリュアブル・アーマーの巨大だった鎌は、さらに巨大化し、それを振り回し、巨大な竜巻となり、タレイアとギガプラントを切り裂く。
ヴァリュアブル・アーマー 攻2350VSギガプラント 攻1200=1150
ヴァリュアブル・アーマー 攻2350VS桜姫タレイア 攻1450=900
神原 桜 LP4000-1150=2850-900=1950
「……はぁ」
「“アーマード・ビー“二体でダイレクトアタック!」
「負けちゃった」
「ダブル・ビー・カッター‼」
アーマード・ビー二体が神原に接近し、強靭な針で切り裂いた。
神原 桜 LP1950-1600=350-1600=-1250
勝者
小波遊一
ふぅ、やっとで初めてのデュエルが終わりました。
前作よりはかなり接戦になりましたがw
さて、ちょっとしたネタバラシになりますが本作は以前削除した作品の後に書く予定の作品でした……まぁ、今となっては無意味ですが。
さて、今回使用したデッキは昆虫族主体のデッキです。
ちなみにエースモンスターはヴァリュアブル・アーマーです。
え、デビルドーザーじゃないのかって?
だって、ありきたりじゃかいですか、デビルドーザーだと。
だから、意表を突くことにしました!
さてさて、今回の最強カードは!
ヴァリュアブル・アーマー!
デュアルモンスターで、再度召喚すれば全体攻撃可能ですし、クロスソード・ハンターと組み合わせれば、かなり強力なモンスターになりますし、今回のようにアーマード・ビーとタッグを組めば、大ダメージが望めます!
さぁ、皆さんもヴァリュアブル・アーマーを‼