犬夜叉 獣身狼伝   作:凱聖

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こんにちは今回は原作とアニメを混ぜてオリジナルにしました。それでは始まるよ!


桔梗

前回のあらすじ

 

光あるところに漆黒の闇ありき、古の時代より人類は闇を恐れた。

 

しかし、騎士と仲間達の刃と力そして勇気で人類は希望の光を得たのだ。

 

 

ある夜にダイチがある悪夢を見たその夜に鬼女裏陶が桔梗の遺骨を盗む。それを取り返そうと向かう桔梗の妹の楓と犬夜叉一行。時は既に遅し裏陶は桔梗の仮初めの肉体を作り上げたが肝心の魂がない事に驚く犬夜叉一行が裏陶の住処に潜り込むと人形の兵隊達が現れて交戦する中で騒ぎを聞きつけた裏陶がかごめ見た瞬間に桔梗と瓜二つだと気付きかごめを連れ去り犬夜叉達は、橋の下に落ちてしまった。

 

「犬夜叉は無事じゃろーか?」

 

「あいつは落ちても死なん。」

 

「まあ、頑丈は一番だからな。」

 

七宝の術の大きい葉っぱでパラシュート代わりになり無事に楓とダイチそして七宝は犬夜叉の真下に落ちた。

 

「おいてめぇら!」

 

「なんだよ?こんなトコで寝てる場合か?」

 

「なわけねえだろが!てめぇらが降って来たんだろうが!」

 

犬夜叉が突っ込んでいると楓が目の前に来てる。

 

「犬夜叉よ、覚えているか?かごめが初めてわしらの前に現れた時。わしが言った事じゃ、かごめは桔梗お姉様の生まれ変わりだと・・・」

 

「ん?」

 

ダイチは、楓が言っている事に耳を傾けていると落ちて壊れた人形の兵隊の一体から何かを見つける。

 

「婆さん!これを見ろよ!」

 

「これは人の骨。」

 

フワッ・・・

 

人形の兵隊から光る玉が出て来た。

 

「これは人間の魂。」

 

楓がその言葉を言った瞬間ダイチは、素早く目つきが変わり裏陶の住処に向かおうとする。

 

「婆さん!急いだそうが良さそうだ!」

 

「そのようじゃな!」

 

ダイチの言葉に楓も動く。

 

「おい!どう言うことだ!?」

 

「あの妖怪は人形を骨と魂で動かしていたんだぞ?それだけでわかるだろ?盗まれた桔梗の骨と後は?」

 

「まさか!?」

 

犬夜叉は、直ぐにダイチの言葉に気づく。

 

「我らは今から桔梗お姉様会うやもしれぬ。裏陶に作られた桔梗お姉様と戦う事になるだろう。」

 

犬夜叉達は、直ぐに裏陶の住処に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃かごめは

 

「ちょっと!何すんのよ!」

 

裏陶の住処に連れてかれたかごめは、裏陶に縛られ風呂位の大きさの器に入れられると薬草の入った液を流し込まれる。

 

「うるさい娘じゃのう。これで良しと!」

 

スッ・・・

 

裏陶が薬草の液を流し終わると女がやって来た・・・そうかつて四魂の玉を守っていた巫女だった桔梗の身体がまるでかごめに引き寄らせたかの様にやって来た。

 

「だれ?」

 

自分と瓜二つな顔にかごめは驚く。

 

「おお、着替えか済んだかやはり巫女の姿お前にはよう似合う。霊骨と墓土焼き上げて身体は出来た。後はそこに魂を入れるのみ。」

 

「魂?」

 

かごめは、何の事やら理解出来ない。

 

「薬草の効果により間も無くお主の魂は身体より離れる。返してもらうよ。桔梗の魂を。」

 

(桔梗の魂?この人が桔梗なの?)

 

「うっ!く!苦しい!身体がうごかな・・い・・・」

 

かごめは薬草の効果が徐々に効き始めていた。

 

「何!?この娘、直ぐに意識が無くなるの筈だ?何が?」

 

ピカッ!

 

かごめの首にかけている四魂の欠片が光り始める。

 

「この光り!?四魂の欠片を持っていたのか!?なんたる大幸運!もらっておくぞ!」

 

ピカッッ!!

 

かごめの周りに突然結界らしきものが張られ裏陶が近づけない。

 

「これは怒れる魂じゃ!桔梗の生前の魂が怒り狂っている。凄まじい怨念じゃ!余程前の世に忌まわしい事があったに相違ない。」

 

桔梗の身体はその魂に振り向いた。

 

その先には犬夜叉達がいた。

 

「!?」

 

「お姉様。」

 

「あれが桔梗か?」

 

ダイチは、巫女装束を着た女を見た。

 

(呼ぶな・・・私の名を呼ぶな・・・)

 

「うっ!何だ!?今・・頭に女の声が夢の声が聞こえる?まさか!?犬夜叉!呼ぶな!!!」

 

ダイチは、頭に響く声で夢の中の桔梗の声だと気付き犬夜叉が彼女の名前を呼ぶと恐ろしい事になると気付き叫んだがすでに遅かった。

 

「き・・・桔梗。」

 

犬夜叉の声がするとかごめの様子がおかしくなり魂が全て桔梗に乗り移る。

 

「かごめの魂が桔梗の中に!?」

 

犬夜叉は、確信したかごめは桔梗の生まれ変わりだという事に。

 

「かごめ!」

 

「しっかりしろかごめ!」

 

ダイチと七宝は、かごめに駆け寄る。

 

「この娘は魂の無い抜け殻あとで味噌漬けにして食ろうてやるわ。」

 

「裏陶とやらお主桔梗お姉様の骨を使って!」

 

「察しの通り我が術にて桔梗の霊骨より肉体を蘇らせた。言わばこの裏陶は生みの親桔梗は、ワシの意のままに動く僕よ。さあ桔梗!お前の霊力で出始めにこの邪魔な連中を・・・ん?」

 

桔梗は、フラフラ歩くと裏陶に近づき肩に触れると・・・

 

ボッ!

 

霊力を裏陶に込めて放ち頭と胴体が爆発して分離した。

 

「ばか・・・わしじゃな・・・」

 

「お前だ!私を引きずり出した・・・私は、二度と目覚めるつもりはなかった。」

 

目覚めた桔梗は、裏陶に霊力の力を注ぎ倒した。

 

「犬夜叉?なぜ生きている?お前は私が封印したはずだ?」

 

裏陶を倒した桔梗は、顔の表情を見せずに俯き犬夜叉に質問した。

 

「へっ!生憎だったな50年ほどかかちまったが俺はこの通りピンピンしてるぜ!」

 

犬夜叉の言葉を聞き終わると頭を上げた桔梗の表情は悲しみに溢れていた。

 

「憎い・・・」

 

桔梗の目から涙が出そうな表情で犬夜叉を睨む。

 

「私はお前が憎い!」

 

犬夜叉に桔梗が近づくその時。

 

ピカッ!

 

「うっ!」

 

右肩を左手で抑えると肩から血が流れる。

 

「何故裏切った!?何故、何の罪もない兵一を殺した!!犬夜叉ぁっ!!!」

 

桔梗は、右肩から流れる血らしき物を流しながら犬夜叉に怒りを打つける。

 

「な!なんだ!その血は!?それに兵一のチビがどうしたんだ!?」

 

犬夜叉は、どういう事なのかわからなかった。

 

「犬夜叉、あれはお前が桔梗お姉様を死に至らしめた傷では?そして兵一もお前の爪で命を落としたんだぞ?」

 

「婆さんから俺も聞いたぞ?」

 

楓は、犬夜叉に問いただした。

 

「なんだって!?知らねえぞ楓ババア!俺そんな事した覚えがねえ!」

 

「はぁっ?」

 

「誠か!?何がどうなっているんだ?」

 

ダイチと楓も犬夜叉の口から真実を聞き驚く。

 

「まさかな・・・こんな言い逃れを聞くとはな・・・やめてくれ犬夜叉、見苦しい!やめてくれ、やめてくれぇっ!」

 

桔梗は、犬夜叉の言葉を聞きたくなかった。

 

「犬夜叉・・・お前は申したではないか?人間になると。」

 

「マジでか!?」

 

「人間!?犬夜叉が?」

 

ダイチと楓は、振り向いて犬夜叉を見る。

 

「お前は人間になると言った・・・私はその言葉を信じて四魂の玉を持ちお前の元に行った。幼い兵一と共に行く最中・・・お前は私を切り裂き四魂の玉を奪い・・・そして・・・・・・・その爪で兵一の腹を切り裂き命を奪った・・・」

 

桔梗の言葉は、重く重く念押しする様に犬夜叉に言った。

 

「おい?今のは本当なのかよ犬夜叉?」

 

「俺はやってねえ!」

 

嘘の顔じゃあねえなっとダイチは、犬夜叉を安心して見る。

 

「犬夜叉が?犬夜叉にその様なその様な事が出来たのであろうか?」

 

「俺がやったっていうのか!?」

 

犬夜叉は、自信の潔白を主張するが肝心の桔梗と言うと

 

「そうだ・・・だから私は末期の力を振り絞ってお前を封印した。」

 

桔梗は、犬夜叉の方にゆっくりと歩き始める。

 

「犬夜叉・・・」

 

桔梗が犬夜叉の名を呼ぶ瞬間にダイチは怒りと悲しみだけでなくまるで犬夜叉を愛おしく思う感情が混じっている複雑な物を感じてしまう。

 

「二度と再び巡り会う筈はなかったのに・・・」

 

キュッ!

 

桔梗は、犬夜叉の火鼠の衣の袖を掴む。

 

ビリビリッ!

 

「ぐあああっ!」

 

桔梗が掴んだ火鼠の衣の部分が破れ犬夜叉が飛ばされ倒れる。

 

「はぁっ!何!?霊力ってスタンガンみたいにも出来んのっ!!?」

 

ダイチは、唖然として桔梗の力に絶叫した。

 

「おやめください桔梗お姉様。」

 

楓が止めに入る。

 

「お前?」

 

流石の桔梗も妹が老婆になった事に気付いていない。

 

「妹の楓でございます。お姉様が亡くなって50年生きてまいりました。」

 

「その楓が何故犬夜叉を庇いだてする!?貸せ!」

 

「わっ!」

 

止めに入った楓の弓と矢を奪う。

 

ヒュッ!

 

弓から矢を放つと矢が破魔の矢と化して犬夜叉を狙う。

 

ドカーンッ!

 

「!」

 

犬夜叉は、避けるが破魔の矢の威力が強大過ぎて振動が響き七宝も伏せてダイチが庇う。

 

「楓!」

 

桔梗は、楓の矢筒を見ると矢を取ろうとするが楓が抵抗する。

 

「いけませんお姉様!犬夜叉は敵ではありません!」

 

「何を言う!?貴様もこの半妖に誑かさせたのか!?」

 

「お姉様!」

 

「矢を渡せ!」

 

「なりません!」

 

楓は、必死に拒み続ける。

 

「楓、犬夜叉はお前も弟の様に可愛がっていた兵一を殺した張本人なんだぞ!それにお前は私の何だ!血を分けた実の妹じゃないのか?その妹が姉の命令を聞けぬと言うのか!?」

 

桔梗は、楓の矢が入った矢筒を強引に奪おうとした。

 

「お姉様!」

 

「どけ!」

 

桔梗は、楓を振り払おうとした時だった。

 

ガシッ!

 

矢筒を手にした手を止める手があった。

 

「そのへんにしとけよ。」

 

ダイチが割り込んで来た。

 

「貴様・・・」

 

桔梗は、睨むが動じないダイチ。

 

「いくら実の妹だからって老人だぞ?善良な老人は大切にしろってママから習わなかったのか?」

 

ピリッ!

 

破魔の力がダイチの手に犬夜叉同様にスタンガンのように流れる。

 

「おい、そんなんじゃ俺は負けないぞ?」

 

ダイチも負けず嫌いなのか桔梗の攻撃に倒れない。

 

「何度だってお前を止めるぞ?」

 

揺るぎなき眼で桔梗を睨むが。

 

ドン!

 

「くっ!」

 

今度は破魔の力が宿した弓を振りダイチを払い飛ばした。

 

桔梗は、犬夜叉を見る。

 

「あの時お前は人間になると言った。人間になって共に生きようと。」

 

桔梗は、矢を犬夜叉に向けた。

 

「かごめは、どうなるんじゃ!」

 

「どうなんだよ婆さん?」

 

「桔梗お姉様が憎しみを断ち切らぬ限り魂が鎮まることは無い。魂が戻らない限りかごめは永遠に眠り続ける。」

 

「そ!そんな・・」

 

七宝は、眠り続けるかごめを見る事しかできない。

 

「ダイチ・・・お姉様のその身体を壊せ。所詮は無理に蘇らされた紛い物魂をそこから出してやってくれ。」

 

楓は、涙を流しながらダイチに頼んだ。

 

「俺は嫌だ。」

 

「・・・」

 

「だがよ。止める範囲ながらする。」

 

ダイチは、魔戒斧を手にした。

 

「死ねぇえ!」

 

桔梗は、破魔の矢を犬夜叉に放つと犬夜叉も鉄砕牙を抜き防ぐが破魔の矢が鉄砕牙の変化を時元のボロ刀に戻した。

 

「うわぁぁぁぁっ!!」

 

破魔の矢は犬夜叉の心の臓を目指して貫こうとする。

 

「止めてやるぜ意地でもな!」

 

ダイチは、魔戒斧で召喚陣を描くと戯牙に変わると飛び上がり獣身斧で破魔の矢目掛けて振り下ろした。

 

『気合いジァァァァァァッッ!!!』

 

バキィッ!

 

渾身の一撃を獣身斧で破魔の矢を折った。

 

『おまけじゃぁぁぁぁぁっ!!』

 

バキィッ!

 

さらに桔梗に近づくと弓だけ獣身斧で壊した。

 

「っ!」

 

犬夜叉は、意識があるのか鉄砕牙を捨てるとそのまま戯牙を通り越して桔梗の元に駆け寄り自身の両手で桔梗の両手を掴んだ。

 

「俺はやってねぇ。」

 

「とぼけるな・・・あれはおまえだった・・・あの時お前はその爪で私を斬り裂き四魂の玉を奪っただけでなく何の罪も無い幼い兵一まで手に掛けた・・・」

 

「俺はお前も兵一もやってもねいし覚えもない。」

 

「言うな!私が愚かだったのだ!!一瞬でもお前と共に生きたいと思っていた!!!その結果あの子を死なせ・・「黙れ!!!」

 

その時犬夜叉は桔梗を抱き締めた。

 

「犬・・夜・・叉・・・?」

 

桔梗もいきなりの行動に驚くしかなかった。

 

「わかった桔梗。お前も辛いめにあったんだな。お前は人間で・・・女で俺なんかよりもずっと・・・ずっと辛かったんだな・・・」

 

「犬夜叉・・・」

 

ポロッ・・・

 

桔梗の目から涙が溢れた。

 

「魂が静まった。」

 

遠くから見ていた楓でも驚く。

 

【お姉ちゃん!】

 

桔梗の心の中では微かに笑顔で自分に呼びかける兵一の記憶が呼び起こされる・・・そう犬夜叉と桔梗だけの記憶があるように桔梗と幼い少年の記憶が呼び起こされた。

 

「放せ犬夜叉、もう遅い・・・」

 

先程の殺意が桔梗から湧き上がる。

 

『ヤベェ!犬夜叉!』

 

戯牙は、直ぐに犬夜叉と桔梗の間に入る。

 

ビリビリ!

 

「ぐああ!!」

 

犬夜叉の盾になった戯牙は、破魔の力により鎧が解除されダイチに戻り倒れる。

 

「未だにあの子が冷たくなる感触が忘れなれない!私はおまえを憎みながら死んだ・・魂が・・・魂がそこから動けない・・・おまえが生きている限り救われない!!!」

 

桔梗の中には自分が裏切られた事だけでなくおそらく幼い少年の死を目の当たりにした記憶も強く残っていた。

 

「犬夜叉!!おまえの死だけが!!」

 

桔梗は、憎しみに動かされる様に犬夜叉に襲い掛かる。

 

「逃げろ!犬夜叉!!」

 

破魔の力で怯んでいるダイチが犬夜叉に叫ぶ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

此処は?

 

かごめは、気がつくと暗闇の中にいた。

 

【お願い・・・止めて・・・】

 

「!?」

 

かごめは、振り向くと4才くらいの着物を着た少年がいた。

 

「あんた・・・誰なの?」

 

【お願い!桔梗お姉ちゃんを止めて!優しいお姉ちゃんを止めてあげて!】

 

少年は、何故か泣きながらかごめに訴えた。

 

「ちょっと!待って!」

 

少年とかごめの間が徐々に遠ざかっていく。

 

かごめは、追いかけるが自身が動いていない様に少年が動いているかの如く流れると目の前が白い光に包まれた。

 

 

お願い・・・・お姉ちゃんを・・・・優しい桔梗お姉ちゃんを止めて・・・

 

 

 

ドクンッ!

 

「!」

 

楓に抱き抱えられたかごめに脈動が聞こえると光始める。

 

「!?」

 

すると桔梗の身体に入っていた魂が一つまた一つとかごめの身体に戻っていく。

 

「い!嫌だ!」

 

桔梗は、抵抗するがかごめに魂が帰っていく。

 

「何だよ!?これ?」

 

ダイチも驚き近くにいる楓に聞く。

 

「かごめじゃ、かごめが魂を取り戻そうとしておる。」

 

楓は、説明しながらかごめを見る。

 

「嫌だ!私にはまだ!!」

 

桔梗の中にある魂がかごめに入り治る。

 

「き・・桔梗は・・・はっ!」

 

犬夜叉は、桔梗を探すとまだ桔梗は動いておりこの場を離れていた。

 

「桔梗!まだ魂があるのか。」

 

「あの身体を動かすのは桔梗の怨念よ。」

 

声のする方を見ると先程桔梗の力で首を千切られた裏陶の頭だった。

 

「あらかたの魂は、元の身体に戻ったらしいが陰の気だけは骨と墓土で作った身体に良く馴染んだと見える。清らかだった巫女だった女がもはや怨念の塊ざまあないのぉへっへっへっへっ・・・ドスッ!

 

裏陶が、笑い終わる前にダイチが魔戒斧で裏陶の頭をカチ割った。

 

「ガタガタうるさいババアだ!地獄に行きやがれゴミが!」

 

ダイチは、裏陶の頭だった所を足で何度も踏みつけて散りと化した。

 

「ん?犬夜叉!」

 

犬夜叉が桔梗を追いに行ったらダイチも犬夜叉の後を追う。

 

「はぁっ!はぁっ!・・あの女のそばにいると残った魂も引き込まれる・・・・離れなければ!」

 

桔梗もかごめが来世の自分とわかったらしくだからこそ離れようとしていた。

 

グラッ!

 

「あっ!」

 

足を滑られた桔梗は、崖に落ちようとした。

 

その時。

 

「はっ!犬夜叉・・・」

 

崖から桔梗を助けたのは犬夜叉だ。

 

「おい!平気か!?」

 

犬夜叉の後ろには、ダイチも待機していた。

 

「桔梗・・このままじゃいけねえおめえもかごめの中に帰れ。」

 

「はっ!ば!馬鹿、犬夜叉!!」

 

今の桔梗にその言葉はNGだとダイチは思い犬夜叉に叫んだ。

 

「この私に死ねと言うのか?」

 

「!?」

 

犬夜叉もダイチの言った意味を理解した。

 

「あの女の中に帰ると言うことは私が私で無くなると言う意味だ。犬夜叉・・・それを望むと言うことだな?兵一だけで飽き足らず!死ぬものか!!」

 

桔梗の怒りが再び込み上げると犬夜叉に掴まれていない反対の手で破魔の力を込める。

 

「私が死ぬときはお前の死ぬ時だ!」

 

破魔の力で犬夜叉も崖に落ちそうになった。

 

「おい!早まるな!」

 

ダイチは、犬夜叉の手を掴むと桔梗を説得しようとした。

 

スルッ!

 

犬夜叉の手は桔梗の手を完全に掴めず崖に落ちた。

 

「桔梗!!」

 

犬夜叉は、ただ叫ぶしか出来なかった。

 

そしてダイチに引き上げてもらいかごめの元に犬夜叉は向かう。

 

「・・・・」

 

ダイチには犬夜叉に返す言葉が見つからず悲しい後ろ姿を見るしか出来ずに見るしか出来なかった。

 

「行くか・・・」

 

崖の下流に降りに行った。

 

崖の下流に桔梗の紛い物の身体は存在した。

 

グ・・・

 

手が動くとそのまま身体も動き始める。

 

見ていた小動物達も逃げる。

 

「生きている・・・犬夜叉、私は生きている・・・」

 

桔梗は、歩き始めると!

 

「・・・・」

 

目の前にダイチが立ち塞がっていた。

 

「!!」

 

桔梗も警戒するが今の自身の状態では勝てない事を悟っていた。

 

だが

 

「行けよ。」

 

ダイチは、戦意も見せずに桔梗を見逃し桔梗もダイチから通り過ぎようとした時ダイチの口が動く。

 

「今のお前を見たら兵一って子は涙を流して悲しむぞ?」

 

ピクッ!

 

桔梗は、その言葉を聞き悲しそうに立ち去った。

 

「・・・・」

 

その後ろ姿を見たダイチは、何故か内心心配に見送った。

 

その後ダイチは、犬夜叉達と合流した帰り道。

 

「お前本当に何も覚えてねーんだな?」

 

犬夜叉がかごめに聞く。

 

「うん、全然・・・・ごめんね。」

 

「あやまる事じゃねーんだよ。」

 

犬夜叉も悲しそうな顔になる。

 

「犬夜叉の奴、元気がないのー。」

 

「無理もない。しばらくそっとしておこう。」

 

「それが一番。」

 

犬夜叉とかごめの後ろにいる七宝、楓、ダイチは、今回の件で無理ない事を理解した。

 

「変に意識しないでよりあたしはあたしなんだから。」

 

「(でも、お前の魂は・・・)けっ!あったりめーだろ、おめぇと桔梗じゃあ似ても似つかねえよ!」

 

無理に犬夜叉は、強気になる。

 

「へー、時々あたしのことやらしー目で見るくせに。」

 

嫌味ぽく犬夜叉に言い返す。

 

「テメェ!俺がいつ・・」

 

「やっとあたしの顔を見た。」

 

するとかごめは、笑顔で犬夜叉を見る。

 

「え?」

 

犬夜叉も驚く。

 

「怒った方が犬夜叉らしいよ。」

 

「やかましい!」

 

言い返す犬夜叉。

 

「そうそう、怒って方がお前らしいし、俺もお前がかごめにやらしー目で見てたのは薄々勘付いてたんだよな〜!」

 

「んだと!?」

 

イタズラっぽく笑うダイチに顔を真っ赤にしてダイチを追いかける犬夜叉。

 

「うっわ〜!なんだよ!ジョークなのに退散!退散!!」

 

「待ちやがれ!!」

 

ダイチを追い回す犬夜叉。

 

「元気が出たみたいじゃな。」

 

「ああ。(かごめは、不思議な子だ。桔梗お姉様の強い魂ですらかごめには勝てなかった。この子はただの生まれ変わりでない。ダイチも何処か懐かしい感じがするまるで兵一の様な・・・まさかな・・・)」

 

楓は、何故かそんな風に見えた。

 

「散魂鉄爪!!」

 

「うわっ!それ反則!!」

 

「犬夜叉!おすわりっ!!」

 

ドシィーンっ!

 

いつものおすわりでお仕置きされる犬夜叉だった。

 




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