光あるところに漆黒の闇ありき、古の時代より人類は闇を恐れた。
しかし、騎士と仲間達の刃と力そして勇気で人類は希望の光を得たのだ。
前回のあらすじ
かごめを(ダイチも)現代に送り二度戦国時代に戻れなくした犬だったが弥勒と考え奈落の事で考えておりそこで楓に聞き昔鬼蜘蛛と言う男の話を聞かされるそこには楓だけでなく兵一も関わっていた。そんな時に狼野干と言う妖怪の奇襲があり犬夜叉は戦うが殺生丸との戦いの傷が癒えておらず苦戦を強いられていた。その翌朝再び狼野干の奇襲があり苦戦を強いられていた。
現代日暮家
ピッピッピッピッピッピッ!!
「はい、日暮でーす!」
ダイチが日暮家の電話を取る。
『あ、ダイチさんですか?』
「あ、由佳ちゃんおはようね。」
『あのかごめいます?』
「それがよ。肝臓にコレステロールで出来る胆石が出来て今病院に行く所なんだよ。」
『え?胆石?』
由佳ちゃんは、驚きを隠せなかった。
「そうな・・・あ!」
色々弁解の流れで言っていると腕を組んだかごめが立っていた。
「誰が胆石よ!貸して!もう!」
かごめが電話を奪い由佳ちゃんに都合の良い言い訳をし始めて事なきに終わる。
ピッピッピッピッピッピッ!
『かごめちゃんお願いします。』
友人の一人が電話をしたら今度は祖父が出た。
「それが糖尿病が再発しましてな。」
『え!?また検査入院ですか!?』
「あ!」
祖父が話を続けようとしているとかごめがダイチ同様に事なきに話を続ける。
ピッピッピッピッピッピッ!
今度はダイチが出て近くにはかごめの祖父がいてまた嘘の病名を言おうと電話に手を出したらかごめの手が先に電話を持った。
「もう!良い加減にしてよじいちゃん!ダイチさん!なんで若い私が胆石とかにならなければならないのよ?」
かごめは、ダイチと祖父に文句を言う。
「ワシだって嘘などつきとうない!お前が戦国時代に行っている間姿を隠す為の手伝いをしてるだけではないか!?ワシらの言っていると事の方が正しいわい!」
「そうだって俺だって犬夜叉達と居なく日暮家にいる時の楽しみがそれなんだぞ!!」
祖父に至っては問題ないがダイチに至っては問題ありありだ。
「何よ!今日はあたしはこっちにいるでしょ!?ダイチさんも悪戯好きはほどほどにしてよ!」
かごめは、北条とのデートの準備で部屋に戻る。
「ん?」
ダイチは、家の中をブラブラしていると草太が格闘ゲームをしていた。
「あ、ダイチ兄ちゃん。ゲームやる?」
「え?良いの?」
ダイチは、草太と一緒に格闘ゲームをして暇しているとかごめがやって来た。
「草太!朝っぱらからゲーム?天気良いんだから外で遊んで来い!」
かごめは、玄関を出た途端にダイチはコントローラーを止めた。
「草太、俺用事思い出したから行くな。」
「うん。また遊ぼうね。」
ダイチも日暮家を出てかごめの後を追う。
「居たな。」
ダイチがかごめを発見すると其処は骨喰いの井戸だった。
「・・・・・」
かごめは、骨喰いの井戸を見ながら無言になる。
「気になるんだろ?犬夜叉が?」
「!?ダ、ダイチさん!?」
「まぁ駄目でも行ってみるか?」
ダイチが誘うとかごめが頷いた。
二人は井戸に入るが井戸自体に全く反応がなかった。
「犬夜叉、デートに行っちゃうからね。」
「らしいぞ犬夜叉。」
二人は、井戸の其処に向かって言う。
かごめは、デートに向かう。
ダイチは、かごめがいつ帰って来ても良いように鳥居で待機していた。
一方戦国時代では
「わぁあああああ!!」
七宝が全力で狼達から四魂の欠片を持ち逃げていた。
だが目の前には骨喰いの井戸があり行き止まりになっている。
「かくなるうえは!」
七宝は、懐から木の葉を出す。
「分身!」
木の葉がそれぞれ七宝に変化した。
狼達は、それらに噛み付いたり攻撃したりしたが直ぐに木の葉に戻る。
「今じゃ。」
七宝は、井戸に入れられた木の幹の中にから出て来るとそのまま逃げようとした。
が!
ゴチーン!!
「くかぁ・・・・」
木の枝が当たり七宝は、目を回して井戸の底に落ちそして四魂の欠片も底の所に落ちた。
現代
「!?」
かごめは、何かに感じたいや四魂の欠片の気配に感じたと言うべきだった。
かごめが井戸に走って行くのを見たダイチは、共に井戸に向かう。
「って何よ!?誰も居ないじゃない!せっかく戻ったのにバッカみたい!」
「かごめ。これ。」
「え?」
ダイチは、紙を渡すと北条の電話番号だった。
「本当は北条って子よりも犬夜叉の方が心配なんだろ?」
「・・・・・うん・・・・そうみたい。」
沈黙後にかごめは、素直に答える。
「電話して謝りゃわかってくれるさ北条君は。」
「ダイチさん・・・」
かごめは、直ぐに家に入ると北条にデートに行けない事を電話で謝罪して井戸に戻る。
(あの馬鹿、死んでねえだろうな。)
ダイチは、心配そうに考えながら骨喰いの井戸を見つける。
「感じる・・・四魂の欠片の気配がする。」
「な、何?」
互いに頷くと再び井戸の中を探しだした。
戦国時代 骨喰いの井戸
ピカァァッ!
四魂の欠片が光り出した。
「う・・・!」
七宝が目を開けると狼野干の狼達が井戸に刺さっている木の間を器用に入ろうとしている。
「み!見つかった!」
七宝は、怯える。
現代 骨喰いの井戸
「く!何処だ!?四魂の欠片は!?」
「も、戻りたい!犬夜叉は、無事なの!?」
ダイチもかごめも必死だった。
「あ!」
ピカァァッ!
かごめが掘り続けると光り出し何かを手にするとダイチと共に何時もの戦国時代に行く空間が開いた。
「こ、これは!?」
かごめは、手にしたものを見ると犬夜叉が没収した四魂の欠片だった。
「「し、四魂の欠片!?」」
気付くと戦国時代の骨食いの井戸だった。
「あ・・・」
突然現れた二人に七宝は、驚く。
「七宝ちゃん。」
「よっ!七宝。」
二人も七宝を確認した。
「かごめ!ダイチ!」
「七宝ちゃん!」
七宝は、かごめに抱きついた。
「七宝・・・感動の再会はわかるけど・・上の狼どもは何なんだ?」
狼達が井戸まで侵入して来た。
「さてといっちょ!やるか!!」
魔戒斧を持ったダイチは、鎧の召喚陣を描き戯牙に変身した。
『伏せてな!!』
かごめと七宝は、嫌な予感がして伏せると戯牙が木を片手で持つと軽く弾みその勢いで反対の片手で衝撃波を放つ。
ドカァーンッッ!!
狼達と木を衝撃波で滅ぼした。
「はっ!かごめとダイチの匂い!」
外からも聞こえる音の後に犬夜叉は、二人の匂いを感じた。
「「え?」」
戦っている楓と弥勒が驚く。
「間違えねえ!かごめとダイチが来た!」
「逃すか!」
行こうとするが狼野干が邪魔をする。
「やかましい!」
ボコッ!
犬夜叉は、狼野干に渾身の拳を一発浴びせる。
「いきなり強くなった!?」
弥勒が驚くと犬夜叉は、そのまま骨喰い井戸に向かって走る。
「こ!こら!トドメくらいさして行きなさい!」
弥勒が文句を言うと狼野干が犬夜叉を追い始めた。
『まぁ、狼どもは掃除したから良いとして七宝?こりゃどう言うことだ?』
戯牙は、七宝に尋ねる。
「犬夜叉は、まだ怪我が治りきっておらん。それを狙って敵が攻めて来たんじゃ。」
「やっぱり危ない目にあっていたんだ。」
『無事でいろよ。・・・・!』
戯牙は、何かを確認した。
「どうしたの?」
『犬夜叉?』
「え?」
戯牙は、確認すると犬夜叉の方に行く。
「ダイチ!?」
『よ!あの狼のが敵か?』
「ああ。」
犬夜叉がそう答えると戯牙は、一目散に狼野干の懐に潜り込みボディーブローの放つ。
「がぁぁぁ!!」
狼野干は、その一撃で倒れたら狼ども達も煙の様に消えた。
「あ。」
かごめが犬夜叉の姿を確認すると犬夜叉もかごめを確認してお互いにゆっくり歩む。
「ば!馬鹿野郎!何で戻って・・・
かごめは、犬夜叉に抱きついた。
「犬夜叉!」
そうかごめは、強く犬夜叉を抱きしめた。
「死んじゃったかと思った。全然向かいに来ないから!」
「もう来るなって言ったじゃねえか!」
「だってしょうがないじゃない!会いたかったんだもん。」
(会いたかった?俺に?)
犬夜叉は、驚く。
「な、何よその顔?あたしに会いたくなかったの?何それ!ずっと心配してたあたしが馬鹿みたいじゃない!もう何もわかってないんだから!」
泣き始める。
「おい、かごめ。泣くのか?そんな事で泣かんで「悲しくて泣いてんじゃないのよ!悔しくて泣いてんのよ!」
かごめは、犬夜叉に怒りをぶちまける。
「会っては喧嘩じゃ。しかしとにかく全てが片付いてよかったわい。」
『ああ、あの二人全くの唐変木だなぁ。』
戯牙は、犬夜叉とかごめの鈍感さに呆れる。
すると弥勒と楓がやって来る。
「かごめ様が戻られた。楓様、かごめ様戻られた様です。楓様?」
「法師殿。妙だとは思わぬか?」
「はい?」
「あれだけ群れていた毒虫が全て姿を消した。」
「確かに。」
最猛勝が全ていなかった。
森の奥には奈落が何かを確認していた。
「あの女?桔梗?いいや、違う。桔梗は、あの女は50年前に死んだ。あの童と共に。」
奈落は監視を続ける。
「『!?』」
かごめと戯牙は、何かの気配を感じた。
『嫌な気配がする!』
「うん何かがいる!感じる四魂の欠片の気配!」
「「「「!」」」」
他のメンバーも驚く。
「『彼処よ(だ!)』」
戯牙とかごめが指を指すと犬夜叉と戯牙が先に先行し気配を感じる戯牙が先に奈落を見つける。
「!」
『よう、初めましてだな。』
戯牙は、獲物を捕らえた猛獣の目で奈落を見る。
「近くにいるのはわかってたんだ。」
犬夜叉は、奈落の背後にいた。
「てめぇ奈落だな?」
奈落はニヤリと笑う。
「ついに追い詰めたぜ。」
弥勒が来ると奈落は、犬夜叉と戯牙に挟まれていた。
「こいつが奈落か?」
そう弥勒自身も祖父の代から風穴の呪いを付けた妖怪を目の当たりにした。
その後ろにはかごめ達もたどり着いていた。
「息の根を止める前に聞かせてもらうぜ。てめぇ、一体俺や兵一に何の恨みがある?」
「恨みか・・・ふふふ。なぜ自分やあの童が恨まれるのか分からぬのでは死にきれぬだろうな。」
理由がある口調の奈落。
「お、お前は・・・」
楓は何かに気付いた。
「楓か?ふふふ、すっかり年老いたな。」
「ワシを知っておるのか?やはり貴様は鬼蜘蛛なのか!」
「鬼蜘蛛?懐かしい名だ。この奈落は鬼蜘蛛ではない。だが50年前に鬼蜘蛛から確かに生み出された。鬼蜘蛛と言う男は愚劣な奴でな己を介抱してくれる心優しい巫女に浅ましい欲望を抱きよった。凄まじき邪気により妖怪達を呼び集めた。」
『俺の腐った魂も捨てたもんじゃねぇな。美味そうだろ?食いてえんだろ?俺は自由に動ける体が欲しい。四魂の玉が欲しい・・・・そして桔梗を俺の物にする為に・・・さぁ!食え!そして体を!力を俺に寄越せぇっ!』
「そうして群がる妖怪が一つなり生まれたのがこの奈落。体を作るには数えきれぬほどの妖怪を要した。巫女が無力な女に成り下がっていたお陰でこの地には妖怪が溢れ返っておった。巫女が・・・桔梗が・・・つまらん半妖に惚れそしてたかが一人の童に母の様に愛情を注いだお陰でな。幼稚な情欲の為に四魂の玉を使おうとした罰。それは犬夜叉お前も身を持って体験したであろう?」
犬夜叉は、奈落が化けた桔梗を思い出す。
「巫山戯んな!全てはお前が仕組んだ事じゃねえか!お前が俺と桔梗を騙し俺達を殺し合わせたんだろうが!」
「では聞こう。お前たちの重んじる信頼とはそんな簡単に崩れる物か?」
「な、なに!?」
「お互いを殺そうとするまでの怒りのみが真実。あれがお前達の偽りない真実の姿なのだ。桔梗も悟れなかった。死などを選ばずとも我が身可愛さゆえに四魂の玉に縋れば良かったのだ。自分だけは生き残りたいと浅ましい願いは受け入れられ闇の心理を悟れただろうにな。愚か女よ・・・四魂の玉が汚れてこそ美しいと言うのに。」
(桔梗は、四魂の玉の力を使って生きようとはしなかった・・・・)
犬夜叉は、その時に少しの間時が止まってしまった。
(桔梗は、死を選んだ。犬夜叉と兵一の後を追って。)
それを間近で聞いていたかごめも驚く。
「て、てめぇ!
シュッ!
目に止まらない速さの戯牙が奈落の顔と顔のすれすれまで瞬発力を使って来た。
『ガタガタうるせんだよ!膿栓野郎!』
ドカァーン!!
戯牙は、ド派手に奈落に目掛けたな拳をぶっ放した。
『そうか、そうか!膿栓野郎は、廃棄ゴミだって事だけ理解した!』
直ぐに上空に飛ぶと奈落もそこにおり戯牙の拳が奈落をマシンガンの様に当てるが奈落は次々と避ける。
「かごめ!幾つある!?奴の懐に!?」
犬夜叉は、目が怒りで宿る。
「四魂の欠片・・・10・・いえ20・・30・・もっとたくさん持っているわ!!」
かごめが奈落が沢山持っている事を把握する。
「おい、奈落。望み通り汚れてやるぜ!おめぇの小汚い血を被ってやらぁ!」
犬夜叉は、構えると上空に飛ぶ。
「三魂鉄爪!!」
犬夜叉が先に奈落を攻撃に当てる。
狒々の皮から人間の男の姿に近いのが出て来た。
『おうらぁ!』
戯牙は、足に衝撃波を出すと再び奈落の元に来て拳を精密に全力で当てる事に成功した。
ブシュウウウッ!
当てたが奈落の体から瘴気が出て来て周りの森を溶かしていく。
「瘴気だ!逃げて!」
弥勒達は直ぐに避難しだした。
「沈んだか。我が瘴気の中に・・・」
奈落は戯牙と犬夜叉が死んだかと思ったそんな時。
「鉄砕牙ァァァッッ!!」
『気合じゃァァァッッ!!』
犬夜叉は、鉄砕牙で瘴気を斬り。
戯牙に至っては己の中にある霊力を全開にして瘴気を浄化していつの間にか獣身斧を持っている。
「刀で瘴気を斬り霊力で瘴気を浄化しているか!?」
逃げようと奈落はしたが鉄砕牙と獣身斧で斬られる。
上半身か裸になり背中が見えそこには大きな蜘蛛の火傷があった。
奈落は瘴気と共に消えた。
「逃げただと?」
『ああ、手応えない。』
そう言うと戯牙の鎧をダイチは、解除した。
「逃げやがっただと奈落の野郎・・・・くそおおお!!!戦いやがれれれれれれれれ!!!!!!」
森だった場所に犬夜叉の声だけがこだました。
「背中に蜘蛛の火傷な。」
「ああ、俺と犬夜叉がハッキリと見てる。」
ダイチは、奈落の特徴を楓に聞き楓も鬼蜘蛛についてかごめとダイチに説明した。
「野盗鬼蜘蛛は、酷い火傷を負っていた。それは、鬼蜘蛛の名残り鬼蜘蛛の名残りやもしれん。」
「背中の蜘蛛、それが奈落の目印になると言うことか。」
弥勒は、右手を見ながらそう言う。
犬夜叉達は奈落の特徴を発見した。
次回 死魂虫