犬夜叉 獣身狼伝   作:凱聖

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こんにちは今回も戯牙は出て来ません。それでは始まるよ!


接吻

光あるところに漆黒の闇ありき、古の時代より人類は闇を恐れた。

 

しかし、騎士と仲間達の刃と力そして勇気で人類は希望の光を得たのだ。

 

前回のあらすじ

 

犬夜叉達と逸れたダイチは、そこで偶然にも桔梗と再会する。

 

その頃犬夜叉達は、死んだ女の人の魂を集めてる妖怪の群れを発見した。

 

ダイチは、桔梗が死んだ女の人の魂を集めている犯人ある事を知る。

 

そしてダイチは、かごめと再会していなかった間の事をかごめから聞き桔梗のいる場所まで案内した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「眠ってるの?」

 

「そうだな。」

 

かごめ達は、木で寝ている桔梗を確認した。

 

(楓婆ちゃんや犬夜叉は、私の顔は桔梗に似てるって言うけど・・・私より美人よ・・・)

 

かごめは、己が比べ物にならない程桔梗の方が美人であると認めた。

 

(かごめの方が美人だと思うけど・・・・悲しいそうな顔をしているな・・・・)

 

ダイチに至ってはかごめの方が美人だと思いながら悲しそうな寝顔に心配した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《お姉ちゃん!》

 

「兵一。」

 

夢の中で桔梗は、笑顔で桔梗を呼ぶ兵一がいた。

 

「兵一・・・無事だったんだな!やはりそうだったのか・・・良かった。」

 

桔梗は、兵一を触ろうとするが。

 

スゥッ

 

兵一の身体は、透けていった。

 

「兵一!待ってくれ!兵一!!」

 

桔梗は、追いかけるが兵一は、遠くへ遠く行ってしまう。

 

徐々に白い光が現れると直ぐに真っ暗になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桔梗の目がゆっくりと開くと直ぐに驚く。

 

「お前達、私の結界を通り抜けて来たのか?」

 

怖い人ぶってる桔梗がかごめ達に言う。

 

「け、結界?あったっけ?そんなの・・・」

 

かごめは、理解出来なかった。

 

「お前は?」

 

桔梗には理解出来なかったなぜダイチが自分の結界にいられるのかを。

 

「あ?そんなの決まってんだろ?お前よりも強い気合いと根性。」

 

桔梗は、この男ならしでかしそうだと思い聞くのをやめてかごめに視線を送る。

 

「そうか・・・お前は私だからな。」

 

そうかごめは、来世の自分だから結界を通り抜けて来たのだと理解した。

 

「ちげえよ。かごめはかごめ。お前はお前だろ?」

 

ダイチは、桔梗に言い返した。

 

「女の魂を集めていたの貴女何ですか?もしそうだったら返してあげてください。」

 

かごめは、桔梗を説得して魂を返して貰おうとした。

 

「一緒ではないのか?」

 

「え?」

 

桔梗は、犬夜叉と一緒じゃないのかと聞いたがやはりかごめ自身犬夜叉の事はあまり話したがらない。

 

何故なら犬夜叉は、森に入る前に死んだ僧侶の弟子から聞いて直ぐに桔梗を探しに行ってしまったからだ。

 

「犬夜叉は、貴女の事を探しに行くって。」

 

「お前犬夜叉の何なのだ?」

 

桔梗は、かごめに探りを入れる。

 

「今カノ(ボソ)。」

 

「ちょっ!ダイチさん!!」

 

かごめは、ダイチの口を塞ぎ慌てた様子を見せるが今カノ等と言う言葉は桔梗が知るはずもない。

 

ピタッ

 

桔梗は、かごめの頭に指を置くと近くで口を塞がれているダイチも動けなくなった。

 

「お前達は、邪魔だ。」

 

無表情に桔梗は、言い放つと動けなくなったダイチとかごめを自身が操る妖怪・・死魂虫に命じて木に縛り付けた。

 

死魂虫の一匹が魂を桔梗に与えると何かを知ったような顔をした。

 

「犬夜叉が来たか。お前を助けにではない。私に会いに来るのだ。」

 

桔梗の視線がまたかごめに向けた。

 

「まぁそうだろうな、犬夜叉なら。」

 

喋る事が出来たのでダイチは言う。

 

「邪魔は、させない。」

 

憎しみの目をしていた・・・そうあんな夢を見たらそうかも知れない。

 

「邪魔って?あ!まだ犬夜叉を殺すつもりなんじゃ・・・違うの桔梗。あなた達を憎しみ合わせ様とした奴がいるの貴女と兵一って子を殺したのは犬夜叉じゃなかったのよ。」

 

「かごめ・・・・無理だと思う。」

 

ダイチは、先程桔梗にも同じ事を言ったが信じてくれなかったのを知っている。

 

「フッ!喜べとでも言いたい顔をしているな?」

 

信じてはくれなかった。

 

「え?」

 

「俺も同じ事をあの思い込みに言ったんだよ。」

 

ダイチは、かごめに理由を明かす。

 

「私を死に至らしめ兵一を殺した者を殺せば私は生き返るのか?それともあの子の人生が戻って来るのか?」

 

「それは・・・・」

 

言い返せない質問をされた。

 

「死人が望み、それは再び命を得る事だ。フッ!叶わぬ願いよ。だが、死人にも叶う望みがある。私はもっとも私を忘れられ事を許さぬ者の心を奪い尽くしたい。」

 

(なんか・・・恥ずかしい事を言っちゃってるよ?あいつ・・・・・)

 

「忘れる事を許さぬ者の心?犬夜叉の事?」

 

かごめは、ダイチの心境を知らぬまま桔梗に聞く。

 

「奴は、兵一だけでなく私の死を望んでいる。良い事だ、奴は私との戦いに悔いを残していると言うのか?ふふふっ!悔やむが良い!忘れさせはしない!私の事を時は進ませなしない。そうすれば私は止まった時の中で生き続ける事が出来る。あやつの心の中に生き続ける事ができる。」

 

(やめてよ〜〜恥ずかしいよぉ〜〜。)

 

「今だって犬夜叉は、貴女の事を考えている。それじゃあいけないの?犬夜叉は、貴女の事が好きなのよ。ずっと思われているわ!それでいいんでしょ!?」

 

「犬夜叉と私は憎しみ合いながら別れた。お前の言う生ぬるい感情など憎しみを高めた踏み台にしか過ぎぬ。心と言う結ぶ物で恨みと言う感情に勝るものは無い。愛するのであれば私は苦悩に陥るやつの心を愛おしもう。」

 

(厨二病?いや高二病かな?)

 

「違うわ!屁理屈よ!そんなのぜったいおかしいわ!」

 

「おいおい、その思い込みは困るんだけど・・・・あ!」

 

ダイチは、何かを発見したように目に止まるとかごめも見た先は。

 

「はぁっ・・・はぁっ・・・」

 

先程まで走っていたのか犬夜叉は、息を荒れて此処に来ていた。

 

「犬夜叉、桔梗に話して!あなた達の事、奈落に騙された事を!」

 

「おめえの口からこの思い込みに言ってやれよ犬夜叉!」

 

かごめとダイチは、犬夜叉に言うが全く反応が無いいや何かが変だった。

 

「桔梗・・・」

 

犬夜叉の目には桔梗しか見えていないらしい。

 

「かごめ、俺らの声聞こえてないな。」

 

「私達の声が聞こえてないし見えないみたい。」

 

そんな二人の心境を無視して犬夜叉は、桔梗の目を見つめる。

 

「やっぱりおめぇなのか?女の死魂を集めていたのは?」

 

「この土と骨の紛い物の身体は、魂で満たしておかねば上手く動かせない。犬夜叉・・・私が悍ましいだろ?お前への怨念に動かされ死者の魂を纏ってこの世にあり続けているのだから。」

 

(お前な・・犬夜叉は、お前が思ってる事これっぽっちも思ってねぇって・・・)

 

「ば!馬鹿な!お前は俺を憎んでいるかもしれねぇけどな俺は・・・・」

 

辛そうな犬夜叉は、切なそうな顔をすると口が開く。

 

1日だってお前の事は忘れた事は無かった!!!

 

その言葉が森に響き更にはその言葉がかごめや桔梗の心に響き渡る。

 

「・・・・・」

 

予想もしてしない言葉に桔梗は、切なそうなに嬉しそうにも見える。

 

(言っちゃった・・・言っちゃったよアイツ・・・・)

 

気まずそうな顔をしてダイチは、かごめの顔を見る。

 

(やっぱり犬夜叉は、ずっと・・・桔梗の事を・・・そうだよね!なんか寂しい・・・・かな?犬夜叉取られちゃった・・・・え?何言ってんのあたし!?べ・・別に犬夜叉と付き合ってるわけでもなのに。)

 

かごめは、未だに鈍感なのか自覚しているのか曖昧だった。

 

「お前がどんな姿になってたって俺は悍ましいとも憎いとも思わねえ。」

 

犬夜叉は、桔梗に迷いなく正直に気持ちを伝える。

 

「本当なのか?」

 

桔梗は、後ろを犬夜叉に見せると再び犬夜叉に振り向き近寄り手を犬夜叉の顔に付けた。

 

「今、この手でお前を殺すかもしれないのに。」

 

桔梗は、唇を犬夜叉の口に持って行き口付けをした。

 

((え?ちょっと!!?))

 

見てる観客は驚く。

 

「犬夜叉・・・お前に出会ってから私は巫女では無くなった。一人の女になった・・・・生きている時にこうしたかった。」

 

桔梗は、犬夜叉を抱きしめ犬夜叉も抱きしめる。

 

「(犬夜叉・・・受け入れちゃうのね・・・そうよね・・受け入れて当然よね。)こんな近くであたし何やってんだろ?なんかバッカみたい!やっだ〜!なんか涙が出て来ちゃった!」

 

(気づけよかごめ・・・)

 

ダイチは、かごめの鈍感さに辟易してる。

 

(懐かしい桔梗の匂い。昔と同じだ。違うのは温もり無いって事だ。死んでしまってからでは・・・冷たくて・・・・・悲しくて・・・・寂しくて・・・・・)

 

「私達はあの頃には戻れない。だから・・・もう少しこのままでいたい。」

 

「俺は桔梗をいや兵一も助けてやれない。もうお前達を助けてやれないのならこのまま、このまま時が止れば良い。」

 

「良いのか?時を止めても?」

 

ゾッ!

 

(な、何だ!今のあの思い込みの言葉から悪寒が走り鳥肌が立つ!!!)

 

ダイチは、気付いた桔梗が何やら恐ろしい事をしようとしていることに。

 

「ああ!見てられない!もう邪魔しないから動ける様にしてよ!ど、何処かに引っ込むから「犬夜叉!!逃げろおおおおっ!!!」?」

 

かごめは、ダイチが怒鳴りながら犬夜叉に避難をする様な言うと桔梗と犬夜叉の間に何やらブラックホールの様な穴が空き吸い込み始め死魂の次々と吸い込み始めた。

 

「犬夜叉・・・もう逃しはしない。私と共に兵一のいるあの世へ来い。」

 

桔梗は、犬夜叉をあの世の地獄に連れ込もうとしている。

 

「犬夜叉!何やってんだ!!気合いで目を覚ませ!!」

 

「駄目だわ!意識を奪われている!桔梗!アンタには聞こえてるんでしょ!?卑怯よ!犬夜叉は、アンタと一緒に居たいと言ったけどアンタと一緒に死ぬとか言っていないでしょ!?」

 

「犬夜叉はな!お前と違って50年前にハメやがった奈落を倒そうとしてんだよ!」

 

「犬夜叉は、生きて戦う事を望んでんのよ!犬夜叉は、貴女の為にも仇を打とうとしてんだから!」

 

かごめ達が言うと桔梗は、向いた。

 

「わかってくれたの?」

 

「いや・・・あれは・・・・」

 

ダイチは、桔梗の様子があまりにも変わらない事に気付き桔梗の行動に注意をする。

「うるさい貴様等。」

 

桔梗は、人差し指をかごめ達の方に向ける。

 

ピカッ!

 

バリっ!!!

 

人差し指が光ると縛られていた木が直ぐに桔梗の霊力で壊された。

 

「桔梗・・」

 

「それがお前の答えか?」

 

ダイチは、一緒に動ける様になりかごめを起こすと桔梗を睨む。

 

「仇を打った所でこの身だけでなくあの子も蘇らない!なぁ犬夜叉、私や兵一を忘れられずにいるより共に兵一が待っている行こう。私とお前願いは同じ。」

 

言いたい放題の桔梗。

 

(あ、あの思い込み。なんか・・・なんかさ・・・かごめに対して不味いこと言っちゃってるよ。やっちまえよかごめ。)

 

ダイチは、かごめの顔を見るとかなりプンプンな顔に変わる。

 

「あんたねぇ〜〜〜!犬夜叉が気を失ってなければアンタなんかと一緒に行くもんですか!冗談じゃわないわよ!犬夜叉から離れて!犬夜叉に触らないで〜〜!!」

 

かごめは、叫ぶ。

 

【お姉ちゃんやめて!!】

 

「へ!兵一?あ!」

 

かごめが叫ぶと桔梗の頭に兵一の声が聞こえ魂が再びかごめに奪われて行く。

 

(この女、また私の魂を奪う!?それに兵一の声が!?何故なのだ?兵一邪魔をするんだ!?)

 

桔梗は、兵一もかごめに力を貸していると思い戸惑う。

 

「犬夜叉!目を覚ませよ!」

 

「そうよ!犬夜叉!目を覚まして!犬夜叉!!」

 

かごめとダイチの言葉が犬夜叉に向かって大声で訴える。

 

「ダイチと・・・・かごめの声?かごめいるのか?」

 

犬夜叉は、声の方に目を開けるとダイチのかごめがいるのに気づく。

 

「か・・ごめ?かごめ!」

 

犬夜叉は、直ぐにかごめの所に向かう。

 

「・・・・・」

 

桔梗は、かごめの所に向かう犬夜叉を見るしか出来なかった。

 

「かごめ?ん?ダイチ?何でお前までいんだよ!?」

 

「まぁ成り行きだから気にすんな。」

 

「あ、あんたこそ何やってんのよ!?」

 

かごめに至っては犬夜叉の一部始終を全て見ていたのは言うまでもない。

 

「お、おれは・・・?」

 

死魂虫が魂を持って桔梗の所に集まると先程のあの世の穴は閉じて桔梗に魂を渡す。

 

「その女の方が大切なのか?」

 

桔梗は、寂しそうに犬夜叉を見つめる。

 

「「・・・・」」

 

犬夜叉だけでなくかごめも黙ってしまう。

 

(お二人さん・・・なんか言ってやれよ。)

 

ダイチもその気不味さはビンビンに感じる。

 

桔梗は、死魂虫に連れられて空へ登ると犬夜叉を見続ける。

 

「待て桔梗!おれは!」

 

「犬夜叉忘れるな。お前に口付けした気持ちに嘘ではない。忘れるな。」

 

桔梗は、何処かに行ってしまう。

 

「かごめ、大丈夫か?」

 

「うん、けど一人でいたいの。」

 

ダイチは、返す言葉が出ないので返事をしなかった。

 

「お、おい!ん?」

 

犬夜叉は、変な様子のかごめに近寄る。

 

「来ないで!」

 

「何怒ってんだよ?」

 

いや普通は、怒るものだ犬夜叉。

 

「あのさ犬夜叉、あんた1人で四魂の玉を探せる?あたし・・・もう一緒に探せないかもしれない。」

 

「お前何言ってんだ!?お前にしか四魂の欠片は見えねんだぞ?駄目に決まってるだろ?」

 

ダイチが犬夜叉の前に立つ。

 

「犬夜叉よぉ・・・それだけなのか?かごめの存在自体はお前からして見たら。」

 

溜息をつくダイチ。

 

「な!何なんだよお前もさっきからおかしいぞ!?」

 

「犬夜叉?そうか無理ねえな。」

 

「そうね知らないもんね犬夜叉は。」

 

ダイチの後にかごめも続けて言う。

 

「ん?」

 

全く気付かない犬夜叉。

 

「悪いけど私達は全部見てたの。」

 

すると犬夜叉の顔色が変わる。

 

「ぜ!全部って?」

 

「文字通りの意味だ。VIP席でな。」

 

「そう、最初から全部。だからねほっといて。」

 

ダイチは、察しているのかかごめを見るだけだった。

 

「お、おい!ダイチ!全部って!?」

 

「馬鹿なこと言うな。」

 

犬夜叉は、挙動不審になりかごめの方へ行こうとするがダイチが止める。

 

「今はソッとしとけ!」

 

「うるせぇ!」

 

犬夜叉は、飛び上がるとかごめの方に走りながら行く。

 

「はぁ〜〜・・・・」

 

ダイチは、去りながら二人の会話を聞く。

 

「お、おい!かごめ教えろ!」

 

「おすわりっ!!!」

 

ドシィーンっ!!!

 

「全部って言ったら全部よ!!ずっとダイチさんと一緒に特等席で見ちゃいました!!はぁ〜・・帰るわ。」

 

かごめの怒りが犬夜叉に当てられた。

 

「馬鹿だな。お!坊さんに七宝!」

 

目が見える距離から弥勒も七宝を確認した。

 

「お!ダイチ今までどこにいたんじゃ?」

 

「ダイチ殿、こんな所で何を?」

 

「まぁ良いや、詳しいことは直ぐにおすわりされた状態の犬夜叉がいるから聞きな。俺楓婆さんの村に帰ってるから、じゃな。」

 

ダイチは、楓の村に行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楓の自宅

 

「ん?」

 

楓は入り口に物音がして見ると驚いた。

 

そこに・・・

 

「桔梗お姉様!?」

 

「どうした楓?姉の私が怖いのか?」

 

「い、いえ。お姉様は、崖から落ちたと聞きてっきり私は・・・」

 

「そう私は死人だ。どうやら現世にたっぷりと未練があるらしい。」

 

その姉妹の会話をしていると外では。

 

(早えな桔梗は。)

 

桔梗の後から楓の自宅に来たダイチは、気配を殺しつつ外で聞いていた。

 

「まだ犬夜叉の命を狙っておられるのですか?」

 

「今し方その犬夜叉と会って来た。命を取り損ねたがな。話せ楓。」

 

桔梗は、座って楓と視線を合わす。

 

「お前が知っている限りの奈落と言う者の事を。」

 

その後桔梗は、楓から奈落の事を説明した。

 

「そうかあの野盗か。」

 

「はい。四魂の玉は汚れていてこそ美しいとも申しておりました。」

 

楓は、暖炉に火をつける。

 

(私と犬夜叉を醜く殺し合わせ汚れた玉を手に入れようとしたのか。)

 

「お姉様。犬夜叉もまた奈落の罠で深く傷付いた。ですから「私はただ自分が死んだ理由くらいしってておこうとしただけだ。」

 

桔梗は、外へ出ようとするその時止まり楓に振り返る。

 

「ところで犬夜叉は、変わったな優しい顔付きをしていた。昔のあいつは何者も信じないすねた目をしていた。」

 

「かごめは、不思議な子です。犬夜叉の心を少しずつ癒しているのです。」

 

「やはりあの女か犬夜叉を変えたのは。(生きていればこの私が犬夜叉の心を癒す筈だった。兵一・・・すまない。私と出会った為にお前の人生を奪ってしまった。)」

 

桔梗は、犬夜叉を癒すかごめに対する嫉妬の目をすると急変して兵一に対して更に後悔と悲しみを宿す。

 

「お姉様、未練は断ち切れませんか?」

 

「また会おう。」

 

桔梗は、楓の自宅を後にした。

 

「?」

 

「よっ!」

 

外を出るとダイチが待っていた。

 

「・・・・・」

 

桔梗は、無視して行こうとすると。

 

「な〜に怖い人ぶってんだよ?」

 

「何が言いたい。」

 

視線で威圧を放つ桔梗に平然と耳を掘りながら呆れるダイチ。

 

桔梗は、言い続けずに去る。

 

「楓婆さんただいま。」

 

ダイチは、楓に挨拶する。

 

「ダイチお前一人か?」

 

「まぁな。ところで婆さん。」

 

「どうした?」

 

「兵一のお骨や墓って何処にあるんだ?」

 

楓は、黙りそして口が開く。

 

「兵一の霊骨と墓はない。」

 

驚く答えを出した。

 

「どう言うことだ?」

 

「お姉様の遺言で火葬する様に頼まれてな。桔梗お姉様の次に兵一の遺体を火葬する前にお姉様の火葬の時に突然兵一の遺体が燃え上がった。お姉様の火葬が終わっても火は弱まる事はなく数日は燃えていた。そして兵一のお骨は形も無く粉になった。ワシは、残った粉を桔梗お姉様の入った骨壷に入れてお姉様のお墓に入れた。」

 

それが真相だった。

 

「婆さんあんがとな。じゃあ俺かごめの国に行ってるからじゃおやすみ。」

 

ダイチも楓の自宅を後にして骨食いの井戸に行き現代に向かった。

 

その翌朝。

 

現代の骨喰いの井戸から戦国時代の骨喰いの井戸にダイチとかごめが戻る。

 

「かごめ?どうだ?」

 

「うん。少し落ち着いた。と言うよりも何やってんだろ。ボーッとして荷物置き忘れて来ちゃった。ねぇ!その辺に誰かいる?」

 

そうすると・・・

 

「どうするのだ犬夜叉?」

 

弥勒の声が聞こえる。

 

「どっちを選ぶのだ犬夜叉?」

 

また七宝の声も聞こえる。

 

「「さあ!」」

 

おそらく桔梗かかごめのどちらかを選べと選択させようとしていた。

 

「りょ、両方ってのはダメなのか?」

 

犬夜叉の声がとんでもない事を言う。

 

「ふ!二股か!?」

 

七宝は、呆れる。

 

「まぁ、男でしたらよくある事。ただしご本人に悟られてはいかん。」

 

弥勒は、一応忠告する。

 

それ聞いていた骨喰いの井戸のメンバーは。

 

「あ、か、かごめ?落ち着けな?い、犬夜叉だって何かしら理由があるんだしここは・・・「ダイチさん。お願い邪魔しないで。」うんわかった。」

 

犬夜叉の定番のヤツが始まろうとしていた。

 

「万が一バレることがあれば「おすわりっ!!!」ドシィーンッ!!!「そう。おすわりで、ん?」

 

弥勒は犬夜叉を見るとお仕置きされた犬夜叉の姿があった。

 

「天罰が下ると言う事じゃな。」

 

「犬夜叉の場合、悪気はないのだがな。」

 

弥勒と七宝は、ただそれを見ている事だけしていた。

 




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