光あるところに漆黒の闇ありき、古の時代より人類は闇を恐れた。
しかし、騎士と仲間達の刃と力そして勇気で人類は希望の光を得たのだ。
傀儡の奈落との戦いから5日後の退治屋の里
「かごめ、暇になったから手伝う事あるか?」
「ありがとうじゃあ洗い終わった服を干してくれるダイチさん。」
「おう。」
ダイチは、せっせと洗濯を全て干し終わると小屋に七宝がいた。
「どうしたんだよ七宝?」
「ダイチ見てみろ色んな武器があるぞ。」
「これみんな妖怪な素材で作ったのか?」
ダイチも不思議そうに武器を持って眺める。
「これらの武器でこの村の衆は妖怪を退治しとった。」
「あ、ノミジジイ。」
七宝から出て来た冥加は、武器を眺めながら説明する。
「人間も勇ましいおるのぉ。」
「まるで魔戒騎士みたいな事をして来たんだな。」
「それでこの村は妖怪にも怨まれて来たわけじゃ。」
「おいおい、奈落がそれを利用したってのか?」
「さよう。妖怪を嗾けおった。」
その話を聞くとダイチは、小屋を後にしてある所に向かう。
「・・・・・」
ダイチが辿り着くと珊瑚が里の人達の墓で手を合わせていた。
「おい、もう大丈夫なのか?」
ダイチの言葉で珊瑚は振り向いた。
「珊瑚ちゃーん!」
かごめもやって来た。
「もう起き上がって大丈夫?」
かごめも珊瑚が心配だった。
仕方ない珊瑚は、肉親だけでなく里の人達まで亡くなったのだ心の傷が癒える筈もない。
「お墓をみんなのお墓を作ってくれたんだ。」
「ああ、俺らにはそれしか出来ないからな。」
ダイチとかごめは、それ以上言葉が出なかった。
「身体に治ったらあたし達と一緒に行かない?」
かごめは、勇気を出してその言葉を言った。
「坊さんも犬夜叉も根は良いやつらだからよ。」
ダイチも続いて誘う。
「あんた四魂の欠片を持ってたよね?」
珊瑚は、かごめを見る。
「え?妖怪が邪悪な力を増す四魂の欠片。まだまだ元の形に戻るのかわからないけど・・・」
かごめは、首にかけている四魂の欠片を出す。
「奈落は、それを狙ってくるね。良いよ一緒に行っても。」
「親父さん達の仇を討つ気か?」
「まあねそれに四魂の玉は・・・」
「この里で生まれた。」
珊瑚が言う前にかごめが言う。
「俺らよその事を知りたくてこの村に来たんだ。それに・・・・「キューン!」
雲母が珊瑚からダイチの方にやって来て甘え出す。
「お仲間呼んでおいでよ。」
「「え?」」
「みんなの葬いしてもらったしさ。教えてあげるよ四魂の玉が生まれたワケを。」
そうこれが犬夜叉やかごめ、弥勒だけでなくダイチも他人事で無くなる話へなるのだから。
「いよいよ四魂の玉が生まれたこの鍾乳洞に入る事が出来るわけですね。」
「おい、珊瑚。」
犬夜叉に負ぶさっている珊瑚に犬夜叉が聞く。
「で、ここの結界はどうやって外すんだ?」
「さよう、この里に伝わる呪文を唱えれば「そんな呪文なんてないよ。」え?」
冥加は、知ったかの様に言うと珊瑚は否定する。
「そりゃそうだろ?現に俺は何の呪文無しで簡単に入れるんだからな。」
ダイチは、結界を簡単に入れる。
「じゃあどうやって?」
冥加は、知りたくて仕方ない。
「冥加・・・ふぅ〜・・・・」
「ひぇ〜・・・」
犬夜叉が息を吹くと冥加は何処かに行ってしまう。
「此処はお墓なんだよ。」
「墓?」
「見よう見ようと思っていると駄目なのさ。最初は妖怪の怨念か何かが此処へ近づけさせない様にしているとみんな考えたんだけどどうやらあの人が寄せ付けさせないんだ。」
「あの人?」
弥勒は、珊瑚のあの人の言葉に気になる。
「四魂の玉を生み出した人さ。その人の無念な気持ちや悲しさなんかが誰も近づけさせない。あたしはそう感じてる。」
「でもよ。何で俺だけ入れたんだ?」
「さあね。それはその人に聞いて見なよ。中に入った方が話が早いよ。良いよ入って。」
「大丈夫なんだろうな?」
「今まで四魂の玉に関わった多くの人が巻き添いになってきた。その事を哀れんでくれるあんた達ならあの人も受け入れてくれると思うよ。」
ダイチに続いて犬夜叉は、今度は難なく結界に入れた。
「本当じゃ、入れたわい。」
七宝も驚いたが鍾乳洞の奥へ進むが一人だけ・・・・
「がみょーんーーー!!!」
冥加だけ入れなかった。
そして犬夜叉達は奥に進むと少しずつ妖怪の自体が多くなって来た。
「「「「!」」」」
犬夜叉達は奥に辿り着くと其処には・・・
妖怪の死骸とそして女性らしき骸もあるそれもかなり保存の良い状態で保たれていた。
「鬼や龍や土蜘蛛など無数の妖怪が一つになって戦った後だよ。たった二人の人間を倒す為に・・・」
「鍾乳石の中にミイラみたいのがある。」
よく見るとミイラと言うよりも遺体はまるで眠っている様な死顔だった。
「妖怪が食らいついている古い鎧・・昔の武将ですか?」
「いや、坊さん女だよ。」
「そう、女の人だよ。何百年も昔巫女だって。」
「巫女?」
珊瑚からそのミイラの正体を教えられる。
「しかしこの巫女に取り憑いている妖怪の数は半端じゃありません。かなりの霊力を持っていた巫女様の様ですな。」
「昔、まだ貴族が世の中を治めていた頃戦や飢饉が長く続いて人が沢山死んだ。その死体や弱りきった人間を食いながら妖怪の数が一気に増えていった。色んなお坊様や武将が妖怪退治をしていたらしいよ。中でもこの緑子と言う巫女は妖怪の魂を取り出して浄める術を使い十匹の妖怪を一度に滅する程の霊力を持っていた。最も活躍したらしいんだ。そして一度に千匹の妖怪の攻撃を防ぐ力を持つ伝説の戯牙の侍と供に。」
ガッ!
「おい!戯牙って!言ったなどう言う事だよ!おい!」
ダイチは、その言葉を聞いた瞬間に珊瑚に迫って来た。
「ダイチさん!落ち着いて!」
「ダイチ落ち着かんか!」
かごめと七宝に宥められて落ち着くダイチ。
「珊瑚ちゃん。魂を取り出して浄める術?」
「うん。何でもこの世の物は人間も動物も木も石も四つの魂で出来てるんだって。」
「四つの魂?四魂?」
「坊さん悪いけど説明してくれね?」
「はい。」
四魂とは荒魂・和魂・幸魂・奇魂の四つの魂があり、それらが一つとなり肉体に宿ったのが心であると荒魂は勇で和魂が親、奇魂が智、幸魂が愛とこれら四魂が正しく働いた一連を直霊と言い正しく保たれる。
「犬夜叉わかったか?」
ダイチは、チンプンカンプンなので犬夜叉に聞く。
「そ、それがなんでぃ!」
ダイチ同様にわかってないらしいんだ。
「悪行を行えば四魂の働きは邪悪に転び直霊は曲霊となり人は道を誤る。」
珊瑚は意味有りげな言葉を言う。
「つまり人間の魂でも妖怪の魂でも魂と言うものは良くも悪くもなるって事です。」
弥勒が説明を加える。
「妖怪達にとって翠子と戯牙の侍は強敵だったろうね。妖怪の魂ですら無力化してしまうんだから。それよりもダイチだったね。何で戯牙の侍の事を知ってるいんだ?」
そう今のダイチは、少し違っていた。
「俺がその戯牙の称号を持ってるからだよ・・・・ん?」
ダイチは集合妖怪の骸を見てある事に気付く。
「あれは人間か?」
そう集合妖怪の骸の中に人間の男の姿があった。
「翠子を秘かに恋心を抱いていた男がいたんだって。男は戯牙の侍に嫉妬して妖怪達はその男の心の隙につけこんで取り憑いた。たくさんの妖怪が一つに固まるには邪心を持った人間をつなぎに使うのが一番簡単なんだって。」
犬夜叉達はこの話をどこかで聞いた様な気がした。
そうまるで奈落の生まれた話に似ていたからだ。
「奈落と一緒って事か?」
「奈落が?」
珊瑚は奈落が生まれたのも同じで驚く。
「続きを話せよ珊瑚。この巫女は妖怪に勝ったのか?負けたのか?」
「戦いは七日七晚続いたんだってその前から激しい妖怪達との戦いで戯牙の侍は傷が癒えずに戦ってとうとう戯牙の侍は倒れかけたその時翠子が庇ったんだって。そして妖怪達に身体を食われ魂を吸い取られそうになった。その時翠子は、最期の力で妖怪の魂を奪い取って自分の魂を取り込み身体の外に弾き出した。そして戯牙の侍以外翠子と妖怪も死に魂の欠片が残ってそれが四魂の玉。私の先祖達は、戯牙の侍の弟子だったから様々な技を教えると戯牙の侍は羽根を使ってまた自分の国へ帰って行ったけど最期にこう言ってた「翠子は、死んでも玉の中で妖怪達の魂と戦っている。四魂の玉は持つ者次第で善にも悪にもなる誰も持ってはいけない玉だ。」って。」
「!!まさか・・・」
ダイチは、そのミイラの顔に見覚えがある。
「・・・・・・あ!!」
ダイチは、しばらく翠子の顔を見た瞬間に驚いた。
「ど!どうしたの?」
かごめ達は驚きダイチに聞こうとするとダイチが魔法衣からある物を取り出した。
それは写真だった。
ジーッ!チラッ!ジーッ!チラッ!
写真と翠子の顔を二回見渡すと肩の力が抜けた様にあまりの驚きに口が開きっぱなしになる。
「み・・・翠子ってさ・・・・その・・・さ・・・・」
驚きが益々膨らむ。
「どうしたのです?」
「何かあったの?」
「どうしたんじゃ?」
「なんだい?」
「良いからケチらないで言え!」
ダイチの意味有りげな顔に一同は聞く。
「・・・・・・・俺の爺ちゃんの昔の女だ。」
その言葉を聞いて犬夜叉達は・・・・・
「「「「えええええ!!!!」」」」
ダイチの意外な言葉に犬夜叉達は驚いた。
「ほいコレ!」
ダイチは、写真を渡す。
「なんでぃダイチが写ってるだけじゃねぇか。」
「いやいやこれ俺の爺ちゃんの若い頃。」
写真を見て驚く戦国時代の人間達。
「ダイチさんって隔世遺伝?」
「ああ、そうらしい。」
あまりにも似ててかごめも驚く。
「たしか此処に・・・あった。」
魔法衣からコウヤの日記帳を取り出した。
「・・・・」
ダイチは、犬夜叉達と日記帳の中を見ると祖父が若い頃の話が書かれていたが壮絶な戦いの戦記が記されていた。
その中には平安時代に出て来る有名な妖怪達との戦いや翠子に対する密かな想いが書かれていた。
「ダイチさん?」
直ぐに大体を読み終わるとダイチは、近くの石に腰を降ろした。
「けっ!何にせよだ。奈落なんかが奪いに来やがるから話がわからなくなるんだ。四魂の玉の力は俺が大妖怪になる為にちゃんと使ってやるぜ。それで翠子も浮かばれるだろ?」
「ばーか、犬夜叉お前分かっちゃいねーだろ?翠子の前でそんな事言ってると・・・」
ダイチが溜息混じりで言うと犬夜叉の身体が光り出す。
「うわああああっ!!な、何なんだよおぉぉぉぉっ!!」
そのまま犬夜叉は、洞穴から外へ翠子の力で強制送還された。
「ああ言う考えの者はこの洞穴の結界から弾き出されると言う事ですね?」
「翠子のおすわりじゃな。」
「そう言うこった。馬鹿だな。」
それから犬夜叉達が洞穴を出てもダイチは、此処で翠子の骸を見ていた。
その間犬夜叉達は里に残り何故桔梗の所に四魂の玉が来たかの経緯が珊瑚の口から説明されていた。
夜になり月光が輝き始めてもダイチは、翠子の骸を見ていた。
「はぁ〜〜〜・・・ん?」
ダイチは、欠伸をしていると雲母とかごめがやって来た。
「ダイチさん。まだいたのね。」
かごめは、おにぎりをダイチにあげた。
「ありがとな。ああ、四魂の玉がまさか爺ちゃんの代の獣身騎士からの因果なんて思ってもいなくてな。」
ダイチは、この四魂の玉が自分に関わりを持つ事に未だに動揺を隠せなかった。
「ダイチさん。お爺さんってどんな性格だったの?」
「あ?な、何だよいきなり?」
ダイチは、かごめがいきなり祖父の性格について聞いて来た。
「まぁ、魔戒騎士の零やワタルなんかが言うには俺みたいな性格だったらしい。」
「ふぅ〜〜ん・・・」
「あ、でも爺ちゃんの親友の道寺の爺さんが言うには昔は他の魔戒騎士と同様の考えを持っていたらしい。クロノディンの任務の前は。」
かごめは、それを聞いて思った。
(ダイチさんのお爺さんって翠子と出会ってそうなったのかな?)
翠子の影響は、ダイチの祖父すらも変える存在だったのかもしれない。
「と言うか出て来いよ!」
ダイチは、雲母の身体を触ると直ぐに何かを掴んだ。
「だ、ダイチいつから!」
ダイチが掴んでいたのは冥加だった。
「かごめ達が来てから気配をな!・・・・まあ、結界を通れたんだし大丈夫だろう。」
ダイチは、冥加を直ぐに離した。
「翠子とやら・・・ワシとて人を哀れむ心は持ち合わせておる。しかし長く生きていると多くの死を見てると慣れっこになってくるのだ。許せ・・・昼間は探究心が勝ってしまって。通してくれたと言うことはわかってくれたと思って良いのじゃろ?」
「多分な。」
ダイチは、また石に腰を降ろして翠子の骸を見始める。
「あ!」
「どうした?」
かごめは、何かに驚く。
「無い!四魂の欠片がないの!さっきまであったのに!」
「何だって!何処だ!」
ダイチは、四魂の欠片をかごめと探し始める。
「ん?ノミジジイ?」
ダイチは、冥加が何かを持って翠子の骸に近づく。
「おい!何で持ってんだよ!」
ダイチは、冥加がそう四魂の欠片を持ってるのに気付くと翠子の骸に目掛けて走る。
「なんまんだ!なんまんだ!」
冥加は、翠子の骸の首の辺に来ると拝み見渡す。
「ノミジジイ!返せよ!」
「すまん、四魂の欠片を持って近づいておれば何かわかると思ったんじゃが・・・」
「おいおい・・・」
冥加の発想には感心するが時と場合を考えて欲しいとダイチは、思う。
「しかし、膨大な妖怪の数じゃ。これだけの妖怪とたった二人の騎士と巫女が渡り合ったと言うのか・・・」
「本当にスゲーよ翠子に俺の爺ちゃんは。」
「お主の祖父は人間なのだろダイチ?翠子は、数百年前の巫女だがお前の祖父は人間じゃろ?」
「ああ、爺ちゃんは、五十年くらい前だと思う戯牙になったのは。俺の推測だがこの世界と俺のいた世界との時間にはかなり誤差があると思うんだ。こっちが時間の流れが早く俺のいた世界が時間が遅いんだろ。」
ダイチは、その辺はそう言う事だと語る。
「成る程な・・・なら筋が通っているな・・・な、何じゃ!?」
グラララ!!
いきなり揺れ始める。
「じ、地震!?」
下にいたかごめも驚く。
「うわっ!」
冥加は、迂闊にも四魂の欠片を妖怪達の骸に落としてしまう。
「何だよ!?嫌な予想すんだけど!」
「ど、同感じゃ!」
妖怪達の骸から赤い光の玉が出て来た。
「ま、まさか!?」
「し、しまった!四魂の玉の力じゃ!完全に奪いきれいない魂が復活しようとしている!?」
ダイチは、冥加を掴むと直ぐに下に飛び降りて魔戒斧を持つ。
雲母も妖怪の姿に変身する。
「かごめ!下がってろ!」
「うん!」
かごめは、今弓も持っていない状態なので安全な所に身を隠す。
「雲母、ダイチ!犬夜叉様達を呼びに戻ろう!」
冥加は、既にかごめの近くにいた。
「冥加爺ちゃん・・・」
かごめは、呆れている。
「何言ってんだ!このまま四魂の欠片を置いてけばそれが一番タチが悪いだろうが!」
ダイチは、雲母に跨り四魂の欠片を取ろうとしてする。
シュルル!!
妖怪達の骸に龍の身体をした妖怪が霊体のまま動くと雲母とダイチを締め付けた。
「ぐあぁぁ!」
霊体とは思えない肉体を持った様な感覚でダイチは、怯み魔戒斧も落としてしまう。
「ち、ちくしょう・・・」
「ギャウウウゥゥ・・・・」
ダイチも雲母も目が霞んで来てこのまま龍の妖怪に殺されてしまう。
「ダイチさん!!!」
かごめは、叫んだが何もできない。
ピカァァァァッ!!!
四魂の欠片が光ると翠子の骸とそして落とした魔戒斧から光が出る。
「魔戒斧がダイチさんが持ってないのに召喚陣が・・・あ!あれって!」
「あれは・・・!?」
かごめとダイチは、見ると翠子の骸から生きた翠子の姿が魂として現れそして戯牙もダイチが召喚していないのにダイチの目の前に存在していた。
「あの戯牙、ダイチさんが着た時の瞳と違う。青い瞳?」
「じ、爺ちゃん?」
「え!?じゃ、じゃあアレってダイチさんのお爺さん!?」
あり得ない事が起きていた。
『よく見てろよダイチ。俺達の戦いを。』
翠子が先に刀を抜き破魔の力を込めた一振りで妖怪に大きなダメージを与えるとコウヤは何故か獣身斧を地面に刺す。
『はぁああああっ!!』
左手に霊力を込めているが霊弾獣波ではない感じだ。
霊力の玉が徐々に膨らむと直ぐに縮まる凝縮しているがかなりの霊力の量を込め続けている。
『てあぁぁっ!!』
右手で左手にある霊力の玉を伸ばすとそのまま投げる。
『獣爪無双ゥゥゥゥッッッ!!』
投げた霊力の玉が不規則に動き妖怪に襲うが妖怪もそれに負けずと桁外れの体当たりをするが勢いは止めること無くそのまま妖怪の魂を壊した。
「「「・・・・・」」」
ダイチは、その戦いの光景を黙って見ていると冥加もかごめも同様だった。
「じ!爺ちゃん!」
ダイチは、近付こうとするが鎧を着たコウヤは解いて振り向いた。
『ダイチ!本当の意味での強さを探せよ。』
老人コウヤの魂は笑顔でダイチに言うとそのまま四魂の欠片を渡し翠子の魂と共に消えて行った。
「何が起こったんだ!」
洞窟の外から犬夜叉と弥勒が現れた。
「おっ!犬夜叉に坊さん!もう終わった。心配すんな。」
「そうか・・・さてとこんな事する奴は・・・」
犬夜叉は、探している事の原因とも言える奴を。
「居るぞ〜〜!」
ダイチは、冥加を掴んでいた。
「あ、これは!これは!犬夜叉様!まぁ何事も無かった何より。」
「へぇ〜何事もだと?四魂の欠片をかごめから万引きしておいてか!!」
ダイチは、睨んで冥加に威圧をかける。
「こんな所へ四魂の欠片を勝手に持ち込みやがって!」
「そ、それは雲母がですな・・・「白状しろ!」
弥勒も混じって冥加に尋問をし始める。
「ギァァァァァァァッッ!!!」
その後冥加がどうなったかは言うまでもない。
ダイチ達が帰った後雲母だけが翠子の骸に近付きそして丸くなり寝始める。
雲母の夢の中
草原で寝ている青年コウヤがいた。
「コウヤ。またここで寝ているのか?」
「・・・・・」
目を静かに開けると翠子と雲母が自分の顔を覗き込んでいた。
「なぁ翠子、もしもさ戦いが終わって俺の国へ一緒に行けるなら・・・・」
コウヤは、これ以上言えなかった。
「なぁコウヤ何が言いたいんだ?」
真剣そうなコウヤに驚いた翠子は、不思議そうに聞くがこれ以上聞けないので何が話題を変えようとしていると魔法衣に入っているポラロイドカメラがある事に気付いたのである事を思い出した。
「おい、ちょっといいか?」
コウヤは、翠子と雲母を連れて森の中に連れて行くとポラロイドカメラを大きな岩にセットして撮れる範囲で調節する。
「雲母頼みがあるんだ。」
コウヤは、雲母にポラロイドカメラの操作を教えると雲母に操作を教えて翠子の隣に肩を並べそして。
カシャッ!
眩い光が出ると写真が出た。
「コウヤ?今の光は?」
困惑した翠子は、コウヤに聞く。
「心配ない。直ぐに目のチカチカは治る。どれどれ!おっ!上出来だ!」
コウヤは、翠子に写真を見せる。
「こ、コウヤ!魂かぬかれたのか!?」
「大丈夫だ!写真って言って絵みたいなものなんだよ俺の世界ではな。」
「そ、そうか・・・」
「それじゃあもう二枚!」
コウヤは、雲母に指示して写真を二枚撮って貰った。
そうこれがこの時の写真コウヤと翠子の写真であった。
一枚は、今もダイチが所持している。
そして・・・・
寝ている雲母が未だに夢を見ていると翠子の胸に穴が開いていない反対にその写真が収められていたがその事は犬夜叉達は誰も知らない彼女翠子だけの秘密でもあった。
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