犬夜叉 獣身狼伝   作:凱聖

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こんちにはようやく出来ました。それでは始まるよ!


風穴

光あるところに漆黒の闇ありき、古の時代より人類は闇を恐れた。

 

しかし、騎士と仲間達の刃と力そして勇気で人類は希望の光を得たのだ。

 

街の中で煙が出ていた。

 

「何だ?何だ?火事か!?」

 

「妖怪退治をやっているそうだ。」

 

「臭えな何だこの煙は?」

 

街の人達が騒ぎでいると外で退治屋の衣装を着た珊瑚が飛来骨を構えていた。

 

「良い?こっちに追い出すんだよ。」

 

珊瑚が言うとかごめが竹筒から煙が出ている物を扇子で仰いでいた。

 

「なんか害虫駆除みたい。」

 

その様だね。

 

その他のメンバーは・・・

 

「う〜〜〜・・・」

 

犬夜叉は、煙の匂いでダウンしていた。

 

「犬夜叉大丈夫か?」

 

「犬夜叉は、臭いに弱いからの。」

 

「ん?」

 

弥勒は、集まる人ごみの中に美女を発見した。

 

(これはお美しい。)

 

弥勒は、美女の後をついて行く。

 

「あ!(あの女目に生気がない妖怪か?)」

 

ダイチは、弥勒の見た女を見て瞬時に妖怪と疑う。

 

「七宝、俺小便してくるから後頼む。」

 

「ああ。」

 

ダイチは、七宝にそう言うと弥勒の後をついて行く。

 

【シャァァァァッ!!】

 

建物から妖怪が現れ襲おうとしていたが!

 

ガコーンッ!

 

だがそう大きくなくむしろヤモリほどの小さい妖怪だったので珊瑚が飛来骨で叩き倒された。

 

「かごめちゃんもう良いよ。」

 

こうして仕事は終わり宿に戻る。

 

「う〜〜〜・・・」

 

「犬夜叉、まだ辛いの?あれ弥勒様は?」

 

かごめは、弥勒がいない事に気づく。

 

「知らない女について行ったぞ。」

 

「まっ!」

 

女癖の悪い弥勒に若干の引き気味なかごめ。

 

「なにそれ?人が働いていたときに?」

 

珊瑚は、呆れている。

 

「その女子美人じゃった。きっと子供産んでくれと頼みに行ったんじゃ。まぁダイチが付いて行ったから大丈夫じゃろ。ダイチは、チャランポランな所はあるが常識のある大人じゃしな。」

 

「え?子供!?」

 

珊瑚は、驚いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃の弥勒は

 

「さようですか。さる名家の姫君であると?」

 

「はい、家は戦で攻め滅ぼされわたくしは一族最期の生き残り。再び家を起こすために強い殿方の子を産みたいと。」

 

「それで私と?お目が高い。」

 

女は弥勒に抱き締めてきた。

 

「願いを叶えてくれますか?」

 

女の背中から蟷螂の鎌が見えた。

 

「はぁっ・・・・まぁ話が上手いと思っていましたがね。」

 

「坊さんもそう思う?」

 

隠れていたダイチが出て来て互いに溜息をつく。

 

ドーンッ!

 

弥勒とダイチがそれぞれの武器で女の頭を叩くと女の皮を破って大きな蟷螂の妖怪が出て来た。

 

「すごい手品だな。あんだけの大きさどうやって収まっていたの?」

 

「大蟷螂!女子の皮を被っていたのか!?」

 

【中身は喰らってやった!】

 

大蟷螂は、弥勒とダイチを攻撃した。

 

二人は攻撃を軽々と避けて大蟷螂の後ろに行った。

 

「狙った相手が悪かったな!風穴!!」

 

大蟷螂は、そのまま弥勒の風穴に吸い込まれた。

 

大蟷螂は、悪足掻きで鎌の刃を風穴に切り付けて吸い込まれる。

 

「おい!坊さん!今風穴が!!」

 

ダイチも驚くそれは風穴が開くと言う事は弥勒がその穴に吸い込まれるのが早まっていると言う事だからだ。

 

「ちっ!風穴を切られた・・・ダイチ殿・・この事はかごめ様達に内密に。」

 

今の弥勒の目が血走っているのを感じる。

 

「俺は何も見なかったし聞いていねぇよ。心配すんな坊さん。」

 

「かたじけない。」

 

と言っているが弥勒自身かなり動揺していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして宿に戻り夕飯を食べている時。

 

「気のせいでしょうか犬夜叉?女子達の視線が冷たいのだが?」

 

「おめえ女を引っ掛けに行っただろ?」

 

「ああ、坊さん綺麗な女に目が無いよな。」

 

「だから汚ねえ物を見る様なもの目で見てるんじゃねえか?」

 

「誤解ですな信じて貰えないかも知れませんが・・・・「信じられない。」「嘘だね。」一応弁解だけでもさせて貰えませんか?」

 

「いや坊さんの日頃の行いが現れているだよ。」

 

最期にダイチがトドメの言葉を言う。

 

夜みんなが寝静まっている時を狙って弥勒は風穴を封じている手が痛みながら昔の事を思い出していた。

 

[父上ええぇぇぇぇぇっっ!!!]

 

それは弥勒の父親の最期を見た瞬間だった。

 

そして気配を消しながら弥勒は夜明けと共に出て行こうとした。

 

「よっ。」

 

外でダイチが待っていた。

 

「治しに行くんだろ?」

 

「・・・・」

 

何故かダイチは、弥勒の後ろを付い行く。

 

「私について行く気ですか?」

 

「ん?何かあった時の護衛。」

 

ダイチは、即答で弥勒に言う。

 

弥勒は、ダイチの性格を知っているので駄目と言っても付いてくるのは承知で何も言わずにダイチを連れて行く事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

「夜明け前に出て行っただと!?」

 

翌朝犬夜叉達は弥勒がいないので宿の主人に聞くと出て行ったとの事だった。

 

「はい、法師様ともう一人のお連れの方がこの紙を渡してくれと言っていました。」

 

主人が渡すと犬夜叉は、紙を開く。

 

「なになに?」

 

ダイチの字をかごめは、覚えていた。

 

それもそのはずダイチは、草太のサッカーの練習が終わった後にかごめの受験勉強を手伝っていたからだった。

 

(間違いないダイチさんの字とボールペンだ。)

 

神社で手伝って集めたお金で良い外国のステンレス製のボールペンを買ったから魔法衣の左胸ポケットに入れると言っていたので思い出した。

 

坊さんと少し遊んでくるから早く追い付いて来てくれ。なるべく早く。ダイチ

 

っと書かれている。

 

「あの野郎何かあったんだな弥勒に!」

 

察しの良い犬夜叉は、直ぐに弥勒とダイチの後を追うためにかごめ達を連れて追いかけ始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃の弥勒は

 

狸妖怪のハチの変化でダイチを連れて飛んでいた。

 

「親父は、自分の手の風穴に吸い込まれて骨も残さず消えた。俺もいずれはああいう風に死んで行くのかな?」

 

ダイチが寝ているので独り言の様に呟いた。

 

「・・・・・・」

 

ダイチは、寝たふりをしながら弥勒の話を黙り込んで聞いていた。

 

弥勒の今抱える死の恐怖を。

 

 

【弥勒の旦那見えて来ましたぜ。】

 

ハチが言うととある場所に着いたそこは大きなクレーターの様な場所がある所に着地した。

 

着地すると起きた様な素振りのダイチも起き上がり地面に降りた。

 

「坊さん?これは?」

 

「そうですよ旦那。この大穴は?」

 

「親父の墓ですよ。」

 

「「・・・・」」

 

ハチとダイチは、揃って手を合わせる。

 

(坊さんの親父さんはじめましてダイチって言います。)

 

ダイチは、そう心で話すとすぐに弥勒の後ろに付き近くの寺の中に入った。

 

「無心様。居られるますか?弥勒でございます。」

 

寺の中に入ると酒臭い爺さん和尚がいた。

 

(坊さんの育ての親なのか?)

 

「また飲んでやがる。起きろ!生臭坊主。」

 

そう言うと無心は、起き上がる。

 

「ん・・・なんじゃ弥勒まだ生きておったか?」

 

「無心様そこまたお酒を飲んでいる時長生きできませんぞ?」

 

「お前説教しに来たんか?」

 

弥勒は、無心にただ風穴の手を見せた。

 

「ええ、妖怪に風穴を切られました。治してくださいますか?」

 

無心は、弥勒の風穴を封じている手を観察していた。

 

「ん!?お前!今夜あたり死ぬぞ!!」

 

無神は、驚きそう答える。

 

「!!」

 

「な!!!」

 

弥勒の顔が険しくなりダイチも大声を上げる。

 

「なーんてなっ!冗談!冗談!ヒックッ!」

 

ゴギィーンッ!!!

 

ゲンコツ×2

 

「吸い殺すぞテメェ!」

 

「馬鹿な冗談言ってんな!」

 

流石にダイチも無心に弥勒と一緒にげんこつして怒った。

 

「まぁ待て。治してやるが一つだけ言っておく治療の後傷がしっかりくっ付くまで風穴を開いてはいかんぞ。」

 

「開くとどうなる?」

 

弥勒はその最悪の事態を無心に聞く。

 

「裂け目から風穴が開き死期が早まる。そうなったらワシでももう助けてやれんは・・・さてとワシは薬草の用意せにゃならん。その汚れた身を清めて来い。」

 

無心は、薬草の準備をしに行くと弥勒も寺の裏にある滝に当たり身を清めていた。

 

「え?じゃあやっぱりあの無心の爺さんが坊さんの育ての親なのか?」

 

「ええ、悪い事は全て教わりました。」

 

「なんか惚けたお方ですけど良い方ですね。」

 

弥勒は、ハチとダイチに教えた。

 

(弥勒のヤツあれくらいの傷で弱気になりおって。無理もないかあまりにも過酷な身の上なのだからな。)

 

遠くから無心は、隠れて心配していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「犬夜叉どうやって弥勒様とダイチさんを探すの?」

 

犬夜叉は、自転車を押してるかごめが手がかりがあるのかと聞く。

 

「ああ、するな。あの臭いが。」

 

犬夜叉は、鼻をかきながら走りかごめが自転車に七宝を乗せると走り珊瑚も雲母に跨り追う。

 

「あの臭いって何よ?」

 

「ダイチが以前位置が分からなくならないように臭いが出る鉄の筒で知らせるって言っていたんだ。お前の国の忍者食の臭いをな。」

 

そうダイチは、以前の桔梗の件で迷わないようにその時の対処を犬夜叉に知らせていた。

 

「それと臭いが消えたら犬笛でも知らせるって言っていた。あっちの方が正確だからな。」

 

犬夜叉達はその臭いがする方角に向かって行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何じゃ?まだ昼だと言うのに暗いのう。」

 

無心は、水を飲みながら窓から空を眺めていると・・・

 

 

キラリッ!

 

奥から赤く光る二つの光が現れる。

 

「な!何者じゃ!?」

 

無心は驚き見ると変な壺を持つ妖怪が現れ壺から煙が出て無心の口に入って行った。

 

それも知らないハチは、弥勒が寝ている建物の中で座って寝ている。

 

「薬は飲んだか?」

 

「ああ。何かボーッとしている。」

 

「安心しろ直ぐにすむからな。」

 

「ああ、頼んだぜ。まだ死にたいねえ・・・」

 

弥勒はそのまま意識が失う。

 

それを見計らったのか無心の口からは煙が出て来た。

 

「他愛ない直ぐにすむからな。」

 

無心は、懐から包丁を取り出す。

 

包丁が弥勒の喉笛に振り下ろされるその時!

 

ガキィーンッ!!

 

「ふぅー・・・間に合った。」

 

ダイチが魔戒斧で弥勒を包丁から盾として守った。

 

「何!?」

 

操られた無心は、ダイチの存在に驚く。

 

「坊さん起きてるか?」

 

「ん?ダイチ殿?・・・・!?これは無心様!?」

 

「坊さんどうやら少し前に爺さん妖怪に操られたらしいな。」

 

ダイチは、弥勒を背負うと魔戒斧を構え直した。

 

「テメェは誰だよ?」

 

「ふっ!奈落から四魂の欠片を貰う代わりに殺しに来た妖怪じゃ。」

 

「奈落だと?」

 

弥勒は先程飲んだ薬で身動きが取れない状態らしい。

 

「(俺一人でも大丈夫だが坊さんの状態を考えると無茶ありありか・・・・・)戦略撤退だぁぁぁぁぁぁっっっ!!!」

 

ダイチは、背後の戸を黒い革靴で蹴り壊すと真横に偶然いるハチも驚く。

 

「えっ!?弥勒の旦那!ダイチの親分!?」

 

ハチはいきなりの状況に戸惑うがいつの間にかダイチに対してのあだ名をつけられていた。

 

「タヌ吉!!行くぞ!!」

 

「へ!へい!」

 

ハチは、術で煙を作り弥勒とダイチを逃した。

 

ハチは弥勒を背負うダイチと共に走っていた。

 

「ハチ、お前はダイチ殿と一緒に逃げろ!」

 

「え?で!でも!」

 

「後ろから妖怪が来てるな。」

 

振り向くと妖怪の大群がやって来ていた。

 

「仕方ない・・・・使うか・・・・」

 

ダイチは犬笛を力いっぱい吹いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「!?」

 

遠くない森にいる犬夜叉達が弥勒達を探していると犬夜叉が犬笛の音に気づいたらしい。

 

「犬夜叉どうしたの?」

 

「笛の音が聞こえる!あっちか!って事はヤバイって事かよ!」

 

犬夜叉の言葉を聞いたメンバーも驚き珊瑚もすぐに退治屋の衣装になる為に準備を終えるとその方向に向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さてと目立つ事でもするか。』

 

魏牙になったダイチは、弥勒とハチを弥勒の父親の墓の周りにに避難させると墓の外の妖怪達と対なっている。

 

「霊弾獣破!!!」

 

ドカァーンッ!!

 

魏牙は、その一発を昨日の大蟷螂と同じのに放ち殺すと他の妖怪達が我先にと弥勒の所に向かうが。

 

ドシィーンッ!!

 

魏牙が身体に似合わずに瞬足で妖怪を蹴り倒す。

 

『面倒だな!よ〜しっ!新しい技の実験台になれゴミども!』

 

ダイチは、通常の霊弾獣破の構えの霊力の弾を出すとその弾からもう一個出て更に一個と少しずつ出て三つ位になると一個目の弾を右手で放つと二個目を放ちそして無くなると更に二個出て来た。

 

『霊弾獣群!!!』

 

右手の拳が放たれるペースが徐々に上がって行くのと同時に弾の作る速度も上がって行った。

 

『ハァッ!ハァッ!ハァッ!ハァッ!飛ばし過ぎてシンドいな・・・くっ!』

 

疲れを見せた戯牙を見計らったのか妖怪達は、墓で座って動けない弥勒に襲いかかろうとしていた。

 

「ひいぃ!!」

 

弥勒の近くにいるハチもビビる。

 

「さぁ食いたきゃ食いな俺は誰さん達と違って往生際がいいぜ・・・犬夜叉やダイチ殿と違ってな・・・」

 

弥勒が死を覚悟した。

 

『くそっ!間に合わない!!』

 

戯牙は、疲れのせいか鈍くなっている。

 

ズバッ!

 

弥勒を襲おうとしていた妖怪達が何かに斬られた様に倒された。

 

『この斬撃は!』

 

戯牙がよく見ると犬夜叉がいた。

 

「弥勒!テメェこんな所でダイチに子守させてたのか!?やい!弥勒!ダイチ!テメェらな!「弥勒!」「弥勒様!」

 

犬夜叉が言い切る前に七宝とかごめが動けない弥勒の元に駆け寄る。

 

「無事だったんだね法師様!」

 

続いて雲母に跨った珊瑚も弥勒を心配する。

 

「本当は心配の言葉を言いたかったんだろ?」

 

戯牙の鎧を解いたダイチが犬夜叉に呟くと・・・・・

 

ゴキィーンッ!!

 

ダイチの頭に犬夜叉の拳骨が当たる。

 

「な、何で俺が・・・・・?」

 

「けっ!」

 

ダイチは、大きなタンコブ頭を抑えながら痛がり犬夜叉に至ってはすねる。

 

「誰じゃ!!ワシの寺を騒がす奴等は成敗してくれる!」

 

無心が寺から現れる。

 

「テメェか!」

 

「おい!犬夜叉!あれは坊さんの育ての親の無心って坊主で妖怪に操られているんだ!!」

 

「犬夜叉!頼むその人を殺してくれるな!」

 

墓から出てきた弥勒が犬夜叉に頼む。

 

「そういう事だ。何たってワシは弥勒の育ての親じゃからのぅ。」

 

「そんな事は知ったこっちゃねえ!行くぜ老いぼれ坊主!」

 

犬夜叉は、鉄砕牙て無心に攻撃にかかる。

 

無心は、大きな数珠を鉄砕牙めがけて投げると数珠が鉄砕牙に絡み元のボロ刀に戻った。

 

すると今度は数珠が犬夜叉に絡まり電撃を帯びている様に犬夜叉の動きを封じる。

 

それを見計らったのか無心の背後から妖怪の群れが犬夜叉に向かって来た。

 

「散魂鉄爪!!」

 

「てりゃっ!!」

 

ダイチも魔戒斧でブーメラン投げして戦う。

 

「ほう!元気なことよのぅ!」

 

無心が指で印を結ぶと更に犬夜叉に絡まる数珠の力が強くなる。

 

「犬夜叉!くそっ!外れねぇ!!」

 

ダイチは、犬夜叉に絡まる数珠を離そうとするが離れない。

 

「我が法力の前でまだ動けるか。だがいつまで保つかな?」

 

口から煙を出す無心の背後から次々と妖怪の大群が入った球体が現れる。

 

 

「何あれ!和尚様の口から煙が!「蟲壺虫じゃ!」冥加ジイちゃん!」

 

「和尚は、あれに心を操られておる。」

 

「助からんのか?」

 

「近くに蟲壺虫を使う蟲使いがいる筈じゃ。其奴から壺を奪って和尚に向ければ蟲壺虫は離れ壺に戻る筈。」

 

「わかった蟲壺虫を使う蟲使いを探しに行くよ冥加ジイちゃんダイチさん!」

 

「おう!サンゴン!犬夜叉と坊さんを頼む!」

 

「珊瑚!」

 

冥加は、珊瑚の所へ行こうとするが!

 

ガシッ!

 

「逃げるなコラ!」

 

「ひぃ〜〜!!」

 

冥加は、珊瑚の方へ避難する筈がダイチに捕まり逃げられなかった。

 

「かごめ!ダイチアレじゃ!」

 

七宝が指差す方を見ると蟲壺虫を操る妖怪が屋根にいた。

 

「アレか?ノミジジイ!?」

 

「間違いない奴じゃ!」

 

ダイチが魔戒斧を投げ飛ばすが避けられかごめの矢も直ぐに避け切る。

 

「よっし!行くぞかごめ!」

 

「うん!」

 

「サンゴン!雲母!犬夜叉と坊さんの援護を頼む!蟲壺虫を操る奴を倒したら直ぐに向かうからそれまで何とかしてくれ!!」

 

ダイチとかごめは、寺の中に向かう。

 

犬夜叉は、無心の術で力を封じられ動けない。

 

犬夜叉もやりたいが無心がその時口を開き。

 

「ワシをもし殺しでもしたら弥勒の風穴を治すのはワシしかおらん。明日にでも己の風穴に引き込まれてかねんからな。」

 

無心の背後の空には味もわからないクズ妖怪の大群が犬夜叉と珊瑚に襲いかかろうとしていた。

 

それを見た弥勒は右手の風穴を開けようとしていた。

 

「弥勒のダンナ!動ける様になったんで!?えええ!!風穴を!!」

 

「ハチ覚悟は良いな?たぶん俺もお前も吸い込まれるぜ?あんな連中に食われる位ならその方がマシだろ!?」

 

「へっ!へいっ!付いて行きますぜ弥勒のダンナ!」

 

そして風穴を開くと妖怪の大群は、次々と風穴に吸い込まれて行く。

 

「弥勒の奴!アレでは四魂の欠片まで吸い込んでしまうではないか!」

 

操られている無心の術が弱まったのを見計らって犬夜叉は、数珠を引き千切り無心を殴り気絶させた。

 

「踏ん張りが効かねえ!」

 

弥勒は薬のせいか力が入らず風穴を閉じてそのまま倒れそうになり倒れ落ちそうになったその時だった。

 

右手の手首を犬夜叉が掴み背後では雲母に乗る珊瑚が支えていた。

 

「い、犬夜叉、珊瑚?」

 

「この野郎!もう一度風穴開きやがったらこの腕へし折るぞ!」

 

「早まった真似しちゃいけないよ法師様!」

 

犬夜叉は、直ぐに鉄砕牙の元に行く。

 

「テメーが死ぬのは勝手だが俺とつるんでいる時に簡単にくたばるな!」

 

犬夜叉は、鉄砕牙を握る。

 

「俺が見捨てたみていで明日の目覚めが悪いだろうがァァァァァァァァァッッ!!!」

 

その時犬夜叉の振った鉄砕牙から強烈な力が放たれ全ての妖怪の大群は、直ぐに消滅してしまった・・・そう殺生丸が鉄砕牙を一振りした時のあの感覚だった。

 

「おい!かごめ!あれって!?」

 

「よ!妖怪が一瞬で消し飛んだ!?」

 

ダイチとかごめが蟲壺虫の操る妖怪を探している最中に犬夜叉の驚くべき攻撃に目を奪われた。

 

「アレが野良公が言っていた鉄砕牙の本来の力か?」

 

「初めて出せたのね。」

 

その隙を見て蟲壺虫の操る妖怪が屋根から逃げようとする。

 

「逃すかよ!」

 

ダイチの魔戒斧のブーメラン投げで蟲壺虫の操る妖怪は、横真っ二つになり消滅して壺もダイチの側にいた七宝が見事にキャッチした。

 

こうして無心に取り憑いた蟲壺虫も無事に壺に戻りこの件は一件落着に終わった。

 

そして再び無心が弥勒の治療を開始してからかなり経つが未だに来ない状態だった。

 

「まったく無茶しおって・・・」

 

無心が扉を開けると言う事は無事に終わったという事でもある。

 

「和尚様!弥勒様は!?」

 

かごめが無心に尋ねる。

 

「寝ておる。犬夜叉とダイチと言ったかなちょっと来い。」

 

ダイチと犬夜叉は、無心に連れられて滝のある場所に連れられた。

 

「おい坊主。風穴の傷は直したんだろうな?」

 

「つーかよ爺さん。アンタさ来たあん時に【お前今夜死ぬぞ】って嘘言っていたがあの時の目冗談に見えなかったぞ。風穴開きかかっているんだろ?」

 

ダイチの洞察力で無心の心理を読んでいた。

 

「勘が良いのお主。出来る限りの事はしたが既に風穴は開きおっていた。」

 

「!?」

 

ダイチは、深刻に黙る。

 

「じゅ、寿命が縮まったのか?後どのくらい生きられる!?」

 

「分からん。兎に角弥勒の持つ風穴は、妖怪奈落の呪いで生まれた物。即ち奈落さえ倒せば呪いは解けて弥勒の命は助かる。一刻も早く倒す事だ。それしか手はない。」

 

ダイチと犬夜叉は、頷いた。

 

一方かごめ達は寝ている弥勒の側にいた。

 

「心が強い人なんだね。何で何時も明るくしてられるんだろ?」

 

「うん。本当は毎日不安でたまらないんだと思う。」

 

珊瑚とかごめが話していると弥勒が眼を覚ます。

 

「もう大丈夫よ!和尚様が手当してもらったから。」

 

「?」

 

弥勒は、風穴のある右手を見る。

 

「ああ!!こ、これは!?」

 

弥勒は、何かを驚いたかの様に右手を見る。

 

「手がどうかした!?」

 

一同は驚く中、珊瑚は、背後から誰かにそれも下半身の一部を触れる感覚に襲われる。

 

スリスリ

 

なんと!!あのスケベ坊主の野郎はあろう事か珊瑚の尻を撫でまくりセクハラをしたのだ。

 

神様、どうかこのスケベ坊主の脳内構造を教えてください。

 

パチィーン!

 

珊瑚は、無論弥勒の頰をビンタする。

 

そりゃ、最もですね。

 

「こ、こんな時までセクハラを・・・・」

 

一同は、弥勒を呆れる。

 

 

「いやあれば死なねえだろう。」

 

ダイチはアナログ式のカウンターで弥勒の珊瑚ビンタ数(後の珊瑚のお尻に対するセクハラ略と称して尻愛の数)を水神の件から計っていた。

 

「ああ、あれは当分は死なねえな。」

 

「恐るべき弥勒一族。」

 

犬夜叉や無心も弥勒のスケベに呆れる。




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