光あるところに漆黒の闇ありき、古の時代より人類は闇を恐れた。
しかし、騎士と仲間達の刃と力そして勇気で人類は希望の光を得たのだ。
かごめの実家の日暮神社。
「おじいちゃん。かごめの話は本当なの?」
リビングでかごめの母親と草太と祖父が話している。
「本当だって。中からお化けが出て来てさらって行ったんだ!」
(我が神社に伝わる骨喰いの井戸の井戸の由来。物の怪の亡骸を何処かに消滅せしめる妖しの井戸と言う。)
祖父は、考えると立ち上がる。
(その何処からが時の流れだとすればこうしてはおれん!!)
祖父は、大工道具と木の板を持つと骨喰いの井戸を塞ぎ井戸全体にお札を何枚も貼った。
「これでよしっと!ふっふっふっふっふっ!」
自信満々の祖父、それは宮司として信じているからだった。
「えっ?封印?」
ドライヤーで髪を乾かしているかごめが祖父の言葉に耳を傾ける。
「うむ。霊験あらたかなお札で封印し結界を張った。二度とあの井戸が開く事はない。」
「ふぅ〜ん・・・」
かごめは、少し向こうの世界が気になっていた。
一方犬夜叉とダイチは、森の中を休む事なく走り続ける。
「間違いねぇあの女の匂い。」
犬夜叉は止まるとかごめの匂いを確認した。
「こんなとこに?」
周りを見ても骨喰いの井戸以外に物はない。
「あの女の着物。」
犬夜叉が確認するとダイチも確認する。
「って事は井戸の中か?」
「あいつ本当に逃げ帰りやがったのか?」
犬夜叉とダイチは井戸の中を見る。
「こん中か!」
「よっと!」
二人は、井戸の中に入る。
かごめは自宅の部屋でくつろいでいた。
「はぁ〜〜。やっぱり我が家が一番だ〜〜。」
かごめはベッドで休んでいるが井戸に落ちた時からの戦国時代いたなんて嘘の様にも思えた。
「あの逆髪の結羅って言ったっけ?何者だったんだろ?やっぱり玉を狙って・・・玉の欠片を奪われた事を犬夜叉に知られたら怒るだろうな。」
《いけ好かないんだよお前は一人でも良いんだぜ。》
「そうよね。犬夜叉は私がいなくたって!」
かごめもかなりあの時の言葉に根を持っていた。
パン!
かごめは、両手で一回叩く。
「よし!忘れよう何もかも。もう二度と向こうの世界に行く事はないんだから。」
「かごめ。由加ちゃんから電話よ。それからご飯よ。」
下からかごめの母親の声がする。
「は〜いっ!」
かごめは下に向かう。
「ねぇ、じいちゃん井戸の封印ってもう開いたりしない?」
リビングで草太が心配そうに祖父に聞く。
「無論だ。ありがたいお札で硬く封印してあるのだ。いかなる妖怪や魔物でも突破不可能。だからかごめもワシの霊力を信じて安心するがよい。」
だが
「わ〜〜!おでんだ!おでんだ!おでんだ!おでんだ!おでんだ!おでんだ!」
聞いていなかった事に祖父泣く。
(はぁ〜〜、なんて素晴らしい時代なんだろう。)
かごめは、好物のおでんを見て幸せに思う。
するとかごめの自宅の廊下で二人の足音が聞こえる。
「いっただきま〜す!」
夕飯を食べ始めるその時。
トンッ!
リビングの襖が開く音がすると。
ダイチと犬夜叉がいた。
かごめとかごめの家族はダイチと犬夜叉を見た。
「あっ!夜分遅くに申し訳ありません。自分達かごめちゃんの知り合いなんです。よろしくお願いします。」
「あっ!いえいえ!こちらこそよろしくお願いします。」
「よろしくお願いします。」
何故かつられて祖父と母親はダイチに挨拶する。
一方の犬夜叉は。
「てめぇ、誰が勝手に帰って良いといった?」
「あんた何処から出てきたのよ?」
「井戸に決まってるだろ!?」
「そう、井戸から。」
「えっ?だって井戸は!」
その言葉にかごめは、驚く。
「嘘を言いなさい!あの封印は、我が神社に伝わる由緒正しい」
言い切る前に犬夜叉とダイチがお札を見せる。
「この紙っぺらのことか?効かねえぞ?」
「それじゃ何の役にも立たないよ。おじいちゃん。」
二人はお札をピラピラと祖父に見せる。
ガーン!
祖父は、泣きながらショックを受ける。
「じいちゃん。」
草太も呆れる。
「さぁ!とっとと来やがれ!」
犬夜叉は、かごめの腕を掴む。
「ちょっとやだ!」
「犬夜叉!落ち着け!無理矢理はマズイぞ!」
ダイチは、かごめを無理矢理連れて帰ろうとする犬夜叉を止め入る。
「お待ちなさい!」
かごめの母親が来る。
「なんでぇ!?」
「ママ。」
母親が来て安心する。
が!
モニュッ!モニュッ!モニュッ!
「耳!」
犬夜叉の耳を掴む。
「本物?」
「次僕!」
草太も来るとダイチが抱き上げて母親の後ろに並ぶ。
「よ〜し!じゃあお母さんの次な!」
「次!ワシも!」
ダイチはノリでやっていると祖父までも後ろに並ぶ。
「ママ、そんな事している場合じゃあ。あたしもやったけど・・・」
「んまあ俺もな。」
かごめとダイチも犬夜叉の耳を掴んだ事があるからかごめの家族の気持ちがわかる。
「ん?」
犬夜叉の体に髪の毛が一本見えるのを確認するかごめ。
「犬夜叉、髪の毛。」
「ん?髪の毛だと?」
「あるな。犬夜叉にはそれ見えないらしいぞ。」
かごめは、その髪の毛を掴む。
シュルルッ
掴んだ手から血が出る。
「かごめ!」
「どうしたんじゃ!その血は?」
「お母さん達見えてないな。」
それを確認出来るのは今の所ダイチとかごめだけだった。
「(結羅の操る髪の毛・・・)まさか!」
かごめは、外に出ると骨喰いの井戸の方に向かう。
「!?」
かごめは、井戸を見ると無数の髪の毛が井戸に存在していた。
「髪・・・追ってきている!」
「楓ババアの言った通り目だけは良いらしいな。」
「だな。」
「あんた達!とんでもないもの連れて来てくれたわね!」
そう髪はダイチと犬夜叉を追ってだった。
「かごめ!」
「姉ちゃん!」
外から祖父と草太がやって来た。
「入って来ちゃ駄目!」
骨喰いの井戸へ続く扉を閉めた。
(此処で食い止めなきゃ!)
髪の毛の束が襲い始め正面から襲いかかる。
「犬夜叉!正面!!」
犬夜叉は、かごめの言われた通り切ろうとするが直ぐに髪は避ける。
「たっ!」
ダイチも魔戒斧で自分に襲い来る髪を斬る。
ピクッ!
犬夜叉も耳で髪の音を聞き分けて避けるが直ぐに髪に捕まる。
シュッ!
ズバッ!
犬夜叉が爪でダイチが魔戒斧でそれぞれ髪を切るが髪が未だに無くならない。
「切っても集まってくる。これじゃあキリがない。」
犬夜叉は、髪が見えないので苦戦中。
ダイチも見えるが対抗策をつかめない様子。
「ん?あれは。」
かごめは、一本に伸びた髪の糸を発見した。
「あれだわ。髪を操っている本線。」
かごめは、本線の近くまでやって来る。
「犬夜叉、ダイチさん。この髪を切って!」
「何処だ!」
「すまん!お前達に攻撃する髪を防ぐのに精一杯だ!」
犬夜叉は、本線を見る事もでしないしダイチに至ってもかごめや犬夜叉を襲いかかる髪の束から魔戒斧で守るのに精一杯だった。
「犬夜叉には見えない。だったらこれしか!うっ!」
かごめは本線の髪を手で持つと血が出でそれを目印にした。
「見えた!」
シュッ!
犬夜叉の爪が本線を切ると今まで動いていた髪の毛の動きが止まり消えた。
「収まりやがった。」
「おわったな。」
「(おかしいわ。逆髪の結羅の目的が四魂の玉なら目的は果たした筈なのに。ひょっとしてあたし達を狙っている。)犬夜叉、ダイチさん。戻るわよ。」
「ん?やけに物分りが良くなったじゃねぇか。」
「大丈夫なのか?かごめ?」
「本当は嫌なんだけどね。」
「はぁっ?」
(このままこっちにいたら。じいちゃんや草太、ママまて酷い目にあう。?)
かごめよ頭に何かが覆いかぶさる。
「火鼠の毛で織った衣だ。下手な鎧より強いぜ。」
「あ、ありがとう。」
犬夜叉の思わぬ行動に驚くかごめ。
「なんか、オメェめちゃめちゃ肌弱そうだからよ。」
「あんたが変なのよ。」
「ははは、やれやれ。」
犬夜叉がかごめに対して思いやりに微笑むダイチ。
「まぁ何でも良いや。行くぞ。」
「うん。」
「おう!」
そして三人は、井戸の中に入った。
その頃向こうの世界の結羅は、自分の巣で犬夜叉が来るのを待つ。
「もうそろそろ戻ってくるかな?今度はたっぷりとおもてなししなくっちゃ。」
結羅は、赤い髑髏を持ちながら言う。
またまたその頃楓は。
「良いか犬夜叉。かごめは桔梗お姉様の生まれ変わり。しかし、まだ自分にどんな力を授かっているか分かっておらん。お前の手助けが必要なのだ。」
隠れている所で独り言を言う。
「気をつけて。井戸の周りの髪の毛だらけよ。」
井戸から声がする。
井戸から犬夜叉とかごめ、ダイチが次々と出てくる。
「その逆髪の結羅って言うのが俺たちを狙っているって言うのかよ。」
「そうよ。だって四魂の玉の欠片を奪い取ったのにまだ追いかけて来るなんて!」
「えっ!そうだったのか?」
「えっ!?って取られたのか!?」
ダイチと犬夜叉は驚いているが構わず目の前を見るかごめ。
「この中に何本か光る髪が見える。それが本線の髪。だったらその本線の集まる方向に逆髪の結羅がいる筈。あっち!」
「よっし!」
「おう!」
三人は、行動を始める。
楓も未だに独り言を言い続ける。
「仲違いなどしている場合ではないぞ。お前にはかごめが。かごめにはお前がなのだ。そしてこの困難を二人で乗り越える為に支えてくれダイチ。」
その三人は森の中を走り続けいると焚き火が灯っていた。
「焚き火だ。」
焚き火の周りを見ると首の無い落武者達の亡骸が横たわっている。
「首がない。」
「落武者だ。髪の毛の罠に引っかかったな。」
「運が無い連中だな。」
犬夜叉は、かごめが何かを確認すると気になり始めた。
「何へたり込んでいるんだよ。腰が抜けたなんて言うんじゃねぇだろうな。」
そう言うかごめは、目の前に弓と矢を確認して持った。
「これ・・・借りてこうと思って。(早く結羅を倒さないと。関係の無い人が沢山死ぬ。)」
それから更に奥を目指す三人。
「弓矢なぞ持っていたってどうせ役に立たないだろうが!」
「練習すれば!」
「練習?したのか?」
「したの?」
かごめを乗せた犬夜叉とダイチは木に乗るとかごめに聞く。
「これから!絶対に上手になって見せる。」
(この女、頼りねぇけど根性いるじゃねぇか。)
(良い心がけしているな。)
二人はかごめに感心する。
「本線が集中している。近いわ。」
シュルルルッ!
バッカッ!
髪の糸が木を軽く切断する。
犬夜叉とダイチは、直ぐに避けるが次々と髪のが襲って来る。
シュルルルッ!
髪の束が犬夜叉の片手を掴むと他の髪の束も反対の片手と両足を掴む。
「犬夜叉!」
「ちっ!」
かごめは、犬夜叉を心配しダイチも同様に心配すると魔戒斧を取り出す。
犬夜叉の捕まった近くには髪の玉が存在した。
「髪の玉?結羅の隠れ家?」
そして隠れ家からその結羅が出て来た。
「あら?見事な獲物が引っかかった。」
「くっ!」
犬夜叉は髪を引きちぎろうとしだが全く千切れない。
「あなた犬夜叉ね。」
「逆髪の結羅か?どうして俺を知っている?」
「風の噂で聞いたのよ。犬夜叉っていう半妖が生まれ変わりの巫女の手下になって四魂の玉を守っているってね。」
「はぁっ?俺があのマヌケ女の手下だと?趺坐せるな!」
「そう・・・マヌケよね二人とも。四魂の玉をこんなにしちゃったんだから。」
結羅は、四魂の玉の欠片を見せる。
「あれは昼間かごめが持っていたヤツか?」
「あたしから奪った四魂の玉の欠片。」
ダイチとかごめも結羅が持っている四魂の玉の欠片を見る。
「ともかくあなた達を始末してそらからゆっくりとこれを集めようと思ってね。」
「へっ!俺を始末するだと?お前こそ俺の目の前にノコノコ現れた事を後悔させてやるぜ!」
犬夜叉は、髪の束を力一杯に引きちぎと結羅に向かって攻撃するが結羅は簡単に避ける。
結羅は赤い櫛を使って髪を犬夜叉に襲わせる。
「何度も同じ目に・・・うわあぁぁぁぁっ!」
先程よりもたくさんの髪の束がまた犬夜叉を捕まえる。
「うっ、鬱陶しい!」
そうしている間に結羅が後ろにやってくる。
「綺麗な銀色の・・・あら?ちゃんと手入れしていないわね。枝毛がこんなに。」
「うるせえ!」
犬夜叉も負けずと攻撃するが結羅は直ぐに避けて真下に落ちて下の髪の糸を使って再び真上に上がってくる。
ズバッ!
「ぐあっ!」
結羅は刀を持つと犬夜叉を切る。
「犬夜叉!」
「かごめ、手伝ってくれるか?」
「え?」
かごめはダイチに何かを作戦があるのかと思って聞いた。
「くっ・・」
「このままなます切りにしてあげるわ。」
刀に付いた犬夜叉の血を舐める結羅。
そのまま刀を犬夜叉に向かって斬りこもうとしたとの時!
ヒュウッ!
結羅の目の前に矢が横切った。
結羅は、後ろに下がると下でかごめが弓矢を構えていた。
「犬夜叉を離しなさい!そうしなきと今度はちゃんと狙うわよ!」
かごめは、弓矢を結羅に向ける。
「井戸に消えた女?」
「さぁ!早く!」
かごめは、睨む、
「犬夜叉を離してだって?仲が良いのねお二人さん。」
「馬鹿野郎!俺に構わず隠れていろって言ってるんだ!」
「大した髪じゃないけどあの子のも貰とこうかな?どうしようかな?」
結羅は、かごめには興味が無かった。
「大した髪じゃないですって!?これでも毎日トリートメントしてんだからね!失礼な事言わないでよ!あっ!」
かごめは、弓を放ったが間違えて犬夜叉に当たりそうになる。
「どこ狙ってやがるんだ!このド下手!」
犬夜叉を通り越して結羅の巣に矢が当たると当たった部分が光出し巣の中から無数の髑髏が出て来た。
「はっ!」
かごめも驚く。
「酷い!あたしの獲物が!?」
「さっきの落武者共の髑髏か?」
「あんたの髑髏も直ぐにあの中に入れてあげる。でもその前に。」
結羅は、櫛を持つとかごめに狙いを定める。
「そこの女。あんたの怖いから死んで!」
炎が髪に移ったその瞬間。
ブンブンブン!
回転する何かが結羅がかごめに向かって放った炎を斬って行く。
「!?」
「よそ見し過ぎだろ?」
「いつの間に!?」
結羅は、背後を振り向くと別の髪の糸の上に乗っているダイチが先程まで回転していた魔戒斧を手に戻して気配も無く真後ろに立っていた。
「いや〜〜、本線を利用して此処まで来るのは大変だったな。結構バランス感覚が必要で。魔法衣の頑丈な特性はあるな。」
そう言いながらも余裕の表情のダイチの革靴は魔法衣で出来た靴だったのでそう簡単には壊れる品物でない。
ダイチは、自分が結羅の近くに行くまでの間かごめには逃げられる範囲の囮を使った揺動作戦を行っていた。
「この!」
結羅が刀をダイチに向けると犬夜叉は、自らの爪を身体に刺し血を爪に付ける。
「くらえ!血刃鉄爪!」
結羅の背後から血の刃が結羅を襲う。
(血の刃!?)
もうすでに遅く刀の持っている片手は、血の刃で落ちた。
「髪が緩んだ。」
ブンブンブン!
その隙に犬夜叉の捕まえていた髪の束を魔戒斧で全て投げ切るダイチ。
「あたしの手・・・」
「これで髪も操れないだろう!ええ!」
「あんた達、女には優しくするものよ。みんなに笑われてもしらないんだから。」
巣から落ちている髑髏達が笑う。
「悪いが俺お前を女と思っていないから。」
平然と言い返すダイチ。
「うっ!」
犬夜叉の背後に刀を持っている結羅の片手が髪の糸を使って犬夜叉を刺した。
その刀を持っている片手も結羅の元に来ると髪の毛が集まり直ぐに繋がる。
「犬夜叉!」
流石の光景にダイチも声をあげる。
「ふっ、やっぱり半妖は、半人前か。」
ブチッ
その言葉を聞いてダイチの表情が何時もの落ち着いた表情から羅刹の様な顔付きに変わる。
「・・・・てめぇ今、俺の仲間を馬鹿にしやがったな?」
次の瞬間革靴の裏が結羅の顔に重く見えない早さで蹴りを入れる。
「「・・・・」」
驚きを隠せない犬夜叉とかごめ。
首がへし折られるが髪の毛で直ぐに再生する結羅。
「何すんのよ!あたしの顔に!」
「ああ!何だコラァ!!」
ダイチは、既にボルテージが上がっている。
(こ、こいつ平気なのか?結羅の急所は?)
犬夜叉は、冷静に弱点を探す。
「!」
結羅は、櫛が何かに引っ張られるのを感じ振り向くとかごめが巣だった所を登り始めている。
「あの女!」
結羅は、櫛を操ると巣が動き始める。
「何余所見してやがる!」
落ちている結羅の刀を手にすると結羅に切る。
だが直ぐに髪の毛で再生する。
「うるさいよ!」
結羅は、犬夜叉を縛るがダイチに至っては見えるので何の役にも立たない。
「斬っても殴ってもヘラヘラしていたお前が妙に焦っているじゃねぇか。」
「彼処に嫌な物でもあるんか?」
犬夜叉とキレ気味のダイチは、結羅の行動を直ぐに悟る。
向こうに弱点がある事を。
「犬夜叉!ダイチさん!赤い髑髏に何かある!」
「「赤い髑髏?」」
「くっ!」
結羅は、かごめの方に飛ぶ。
「逃がしゃしねえ!」
「待ちやがれ!!」
犬夜叉とダイチは、そのまま追いかける。
「櫛の檻!」
櫛で巣を変化させるとかごめは、落ちない様にしがみついていた。
「ひぃぃ!!」
流石に髪の中に髑髏が沢山あればビビるのが通常。
「そんなに嫌ならお離し!」
結羅は、かごめに向かって刀を投げた。
が!全くの無傷だったがかごめは髪の束に捕まる。
「あんたなんで傷つかないの!?」
(なんで斬られたのに無事なの?)
するとある事を思い出した。
《火鼠の衣だ。下手な鎧より強いぜ。》
「犬夜叉・・・」
気付くと結羅が近づいてかごめの周りを確認する。
「身体は、普通の人間にしか見えないけど。でもこれでどうかな?」
結羅は、かごめの首に髪の糸で締め付けようとした。
「うっ!」
かごめは、苦しみ始める。
「血刃血爪!」
そう叫ぶと結羅の背中に血の刃の雨が降る。
ピシッ!
ユル
「い・・犬夜叉・・・」
間一髪なかごめ。
さっきの攻撃で巣が完全な崩壊が始まる。
「気絶すんなよ!面倒見切れねぇからな!」
犬夜叉はかごめを抱きかかえてダイチと共に着地する。
「犬夜叉!危ない!」
ドス!
「ぐあっ!!」
刀が犬夜叉に貫く。
「あたしは不死身なのよ!っ!」
結羅が攻撃しようとした時かごめが矢の刃で赤い髑髏を壊そうとしていた。
「これだわ!この赤い髑髏から出ている髪が結羅の手につなかっている。」
かごめは結羅の弱点を見つけ出す。
「あの女!殺してやる!」
刀をかごめに切ろうとした時!
シュッ!
ダイチは魔戒斧が刀の繋がる糸を断ち切った。
「かごめ!俺が時間を稼ぐ!早く壊せ!」
「はい!」
かごめは、壊す作業をする。
「お仕置きの時間だ!」
「身体を髪で引きちぎってくれる!」
ダイチの周りに無数の髪の毛をが絡もうとしたその時!
素早く魔戒斧で円を描き召喚の光が現れるが髪の毛が既に絡まり肌を切ろうとしていたが衝撃波が襲い髪の毛が全て消し飛んだ。
そして深緑色の重い鎧にそれに似合うハルバード獣身斧を持ち現れたのは獣身騎士戯牙だ。
「そんな鈍鎧!鬼火で焼いてくれる!」
櫛から炎が出るが戯牙は全く平然としてそのまま鉤爪の付いた左手で衝撃波を放つと結羅はかごめからかなり離れた距離まで伸びた。
「くっ!」
結羅は、諦めずにかごめの方に行くが直ぐに戯牙に足でも手でも何度でも掴まれると衝撃波で再び離れた距離まで戻る。
ガシッ!
片手で結羅の頭を握るとクルクル周りに地面に叩きつける。
ドシィーン!!!
「「・・・・」」
その無茶苦茶な戦い方にかごめと犬夜叉は驚く事だけだった。
「あたしの顔を!・・・!」
結羅は、動こうとしたが途端に動けなくなる・・・いや正確には動けないが正しい。
『動いてみろよ!』
その威圧感は、昼間かごめ達に見せた鎧とは全くの別物そう猛獣そのものの視線だった。
「はぁっ!」
パキッ!
かごめの矢が赤い髑髏に皹を入れると直ぐに光が出して中にあった櫛も割れた。
「!」
結羅は、煙と変わり消えた。
戯牙もそれを確認すると解除してダイチに戻る。
「はぁっ!はぁっ!はぁっ!」
かごめは、赤い髑髏の中にあった櫛を手に持った。
「それが逆髪の正体か。」
犬夜叉は、確認した。
「この赤い櫛?」
「こんなんがか?」
かごめとダイチも驚く。
「ああ、それりゃ人が死んだ時に使う死化粧の櫛だ。きっと死人の髪をとかすのにウンザリした櫛が化けて出たんだろうさ。この時代櫛の一本や二本化けてもおかしくねぇ。うっ!」
先程結羅に刺された傷をおさえる犬夜叉。
「おい!大丈夫か!?」
「犬夜叉・・・あんた酷い怪我。あたしに火鼠の衣を貸してくれたから?」
ダイチとかごめは、心配そうに見つめる。
「大した事はねぇ。それより四魂の玉は!」
かごめは、探すと結羅の着ていた服の近くに四魂の欠片の入った袋を手にして四魂の欠片を出す。
「これを集めるのにあとどの位かかるんだろう。」
「先が長そうだな。」
「行くぞかごめ、ダイチ。」
犬夜叉がかごめとダイチの名前を呼んだ。
「「え?」」
二人も驚く。
「なんでぇ?」
「初めてあたしの名前を呼んだ。」
「俺も!」
「それがどうした?」
「少しは仲良くする気になったんじゃないの?」
「けっ!調子に乗るな。誰がお前みたいなグズな女と。」
「何よ!あたしのおかげでたすかったんでしょ!?」
トン!
「うっ!」
犬夜叉は、傷をおさえる。
「元気で何よりだ!!」
ドーン!
かごめの倍くらい犬夜叉に叩くダイチ。
「〜〜〜〜〜〜!!」
流石に蹲る犬夜叉。
「ちょっと犬夜叉大丈夫!?」
「ワリィ!つい嬉しくて力入った!!!」
ゴンッ!
「うるせぇ!」
犬夜叉は、力一杯ダイチの頭を叩き頭をおさえるダイチ。
その頃楓は
「犬夜叉よ・・・二人力合わせ戦うのだ。そしてワシを埋めた事を思い出すのだ!ヒェッ、ヒェックシューン!!」
その後楓は、ダイチが来るまでに風邪を引いたらしい。
ダイチ
この物語の影の主人公であり獣身騎士戯牙の称号を持つ28歳の男。
CV:竹本英史
性格
極めていい加減かつマイペースで厳格な秋月ダイゴと正反対の不良魔戒騎士。
普段から喋りが多く卑屈を言う事から他の魔戒騎士や元老院の神官達からも嫌われているが結果を出したりしているのでギリギリのラインで元老院に入られ称号を持つ騎士でいられる模様。例え相手がチンピラでも山賊でもこの人は時と場合によるが腕っ節で倒す事が多く魔戒斧もたまたま使う事もある完全な不良で絶影騎士とは違う。
特に白夜騎士とは犬猿の仲。
自分の事を馬鹿にされるのは平気だが仲間や祖父のコウヤを侮辱した際には鬼の様に怖くなる。
それ以外の魔戒法師などと組むのが多いので魔戒法師からの絶大な人望を持っており組んだ者たちはやる時はやる男と言われる。
モデルは、らんま1/2の真之介。
次回 母親