犬夜叉 獣身狼伝   作:凱聖

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こんにちは今回も戯牙出ません。すいません。




光あるところに漆黒の闇ありき、古の時代より人類は闇を恐れた。

 

しかし、騎士と仲間達の刃と力そして勇気で人類は希望の光を得たのだ。

 

前回のあらすじ

 

犬夜叉の父親の墓守をしていた冥加が突如犬夜叉達の前に現れ真の墓の在処を探る者が現れたと犬夜叉に伝えた。

そして死んだ筈の犬夜叉の母親が現れると言う不思議な現象が起こると犬夜叉の兄の殺生丸が現れる。そう殺生丸こそが真の墓の在処を探る者だった。犬夜叉は戦おうとした中で犬夜叉の母親が出した光で犬夜叉達は別の場所に移動していた。だが目を覚ましたかごめが最初に池で見たのは顔の無い母親だった。それは犬夜叉自身も未だに気付き事なく徐々に何かの罠に嵌ろうとしていた。

 

(気付いて犬夜叉!顔が写っていない!その人あんたのお母さんじゃない!)

 

かごめが何度も心で言うが犬夜叉にはその心で言う声が聞こえない。

 

「犬夜叉、母はもうあの世に戻らねば。」

 

「ああ、行くのか?」

 

すると母親が両手から蓮の花を出して池に沈めた。

 

「犬夜叉、水面を見てごらん。」

 

犬夜叉は、母親に言われるままに池の水面を見た。

 

「!」

 

犬夜叉が水面を見た先に驚いた物は幼い頃の犬夜叉と母親の思い出だった。

 

「あれは俺がガキだった頃の姿だ。」

 

「覚えておいてくれたのですね。お前が幼い頃に母が抱きしめていた頃を。」

 

母親は犬夜叉を後ろから抱きしめた。

 

「さあ、いい子だ。心まで抱きしめてあげようね。」

 

グサッ!

 

母親が両手を犬夜叉の背中に刺した。

 

「うっ!」

 

「もう離さない。私と一つになりましょう。」

 

犬夜叉は、気絶しながら母親の中に捕まった。

 

(犬夜叉!何で?何で身体が動けないの!?はっ!)

 

かごめは、よく見ると身体に鎖で縛られておりその原因で喋る事や動く事も出来なかった。

 

更に周りの池も風景も徐々に汚れ始め本来の姿になった。

 

(これは何もかもまやかしかだったんだわ。)

 

「かごめ!ワシじゃ!ノミジジイの冥加じゃ!」

 

「おい!しっかりしろかごめ!」

 

冥加とダイチが現れた。

 

そうダイチは、あの時犬夜叉のニセ母親が光を出す前に素早く森の中に隠れて気配を隠していた。

 

「全く!殺生丸といい邪見といい、嫌な連中だぁ!ん?」

 

すると服に何かが居るのに気付くと直ぐに掴む。

 

「てめぇは、ノミジジイの冥加!?」

 

「覚えていてくれたか。」

 

「潰して良い?潰して良い!?」

 

ダイチは、あのまま掴まずにいたら犬夜叉の様に血を吸いそうだったので生理的に嫌だった。

 

「待て待て!ダイチよ!消えた犬夜叉様たちは必ず近くに居る急いで探してくれ。」

 

「仕方ねぇな。状況が状況だ。協力するさ。」

 

そして冥加とダイチは、先程かごめを発見した。

 

「可哀想に金縛りで動けんじゃろ?今ワシが術を解いてやるぞ。ふふふ、美味そう〜♪」

 

冥加はかごめの首筋に狙いを定めた。

 

が!

 

ドン!

 

そのまま地面にダイチの固くて厚い革靴が冥加を潰した。

 

「犯罪だぞ!?変態ノミジジイ!!」

 

無慈悲なくらいの踏付けで真っ平らになる冥加。

 

タンッ!

 

かごめを仰向けに寝かすとダイチは、両手をかごめの両肩に少し痛い位に叩いた。

 

「ありがとうダイチさん。じーっ!」

 

かごめは、ダイチにお礼を言うと冥加に対して軽蔑の目で見た。

 

池の奥から小船に乗る邪見がニセ母親の元に来ていた。

 

「ぼうや・・・私のぼうや・・・」

 

ニセ母親は、服を脱ぐと犬夜叉を吸収する様に身体に引き込もうとしていた。

 

「こら!無女!」

 

邪見は、走り向かうと人頭杖でニセ母親をやっていた無女の頭を叩く。

 

「いきなり吸い殺してどうする!?」

 

「邪見さま・・・」

 

「お前がこやつをどうしようと構わない。だがその前に探り出したのか!?犬夜叉と殺生丸様の父君の墓の在処を!?」

 

邪見と無女の様子を見ていたダイチ達は、チャンスをうかがっていた。

 

「あの邪見とか言う奴殺生丸の手下よね?」

 

「人頭杖、あの杖には気をつけるのだぞ。」

 

「確かにあのおもちゃは人を簡単に殺れるからな。」

 

ダイチ達はそれぞれ行動を開始した。

 

「犬夜叉、犬夜叉。」

 

無女は、犬夜叉の心の中を探り始めた。

 

《思い出してごらん。父上の墓は何処?》

 

(知らねえ・・・)

 

《よく思い出して。母に心の中を見せてごらん。》

 

無女は、犬夜叉の心の先にあった答えを見つけた。

 

「右の・・・黒真珠。」

 

意識を無くした犬夜叉の言葉からその答えを言う。

 

「右の黒真珠?それだけでは分からぬ!もっと聞き出せ!」

 

邪見は、要求する。

 

「邪見様。これ以上探ればこの子の魂が壊れまする。」

 

無女も本心的にはあまりやりたがらない様子。

 

「構わぬ!やれ!」

 

無女も嫌々行った。

 

が!

 

「おい。止めときな、そんな事しても何にもならないぞ女妖怪。」

 

邪見の後ろから声が響くと杖が無くなる。

 

「え?」

 

ドンッ!

 

ダイチの堅い靴底が邪見の頭をめり込ませる。

 

「この小悪党!」

 

人頭杖を持ったかごめがフルスウィングで邪見を飛ばし池に落とした。

 

「犬夜叉!待って!犬夜叉を離して!」

 

かごめは、無女を追うが無女も距離を置いて逃げる。

 

「嫌じゃ!」

 

無女は、更に犬夜叉の身体を取り込み続ける。

 

「どんどん吸い込まれていく。」

 

「かごめ!」

 

かごめの近くで冥加がやって来る。

 

「犬夜叉様の魂を起こせ!」

 

「魂?」

 

「どう言う事だ?」

 

冥加の言葉に耳を傾ける二人。

 

「あれは無女。飢えや戦で子を亡くした母達の無念の魂が集まって出来たもの。無女の術に抱き込まれた魂を起こせば体も離れるはず。」

 

「つっても!どうするんだよ!?」

 

「魂を起こすって、でもどうすれば?あ!」

 

そう言っている間に無女は犬夜叉のほとんどを取り込んでいた。

 

「ちっ!」

 

ダイチは、猛スピードで無女に近付き犬夜叉の残っている手を握ると引っ張り始めるが全く取れないどころかどんどん吸い込まれていく。

 

「間に合わない!・・・?」

 

かごめは、水面に映る物に気付く。

 

「あの子供?犬夜叉?」

 

「そうじゃ!あれが無女の術の正体に違いない。」

 

「あの写っている物を消せばきっと!」

 

かごめも走り出す。

 

「かごめ!早くしてくれ!!もう限界だ!」

 

ダイチもかごめに言う。

 

「犬夜叉!目を覚まして!」

 

水面に映る子供の犬夜叉を水面を乱すと無女は苦しみ出し犬夜叉を離した。

 

「間に合った・・・」

 

ホッとした表情のダイチ。

 

「犬夜叉。大丈夫?」

 

かごめが犬夜叉に寄り心配した。

 

「・・・・チクショウ!チクショウ!よくもこんな真似を!お袋をダシにしやがって!」

 

犬夜叉が怒るもの無理もない。

 

「あの殺生丸と邪見の仕業よ。」

 

「つくづくムカつく連中だ!全く!」

 

「何だと!?」

 

かごめは、犬夜叉に言うとダイチも不愉快になる。

 

「犬夜叉よ!」

 

「「「!?」」」

 

殺生丸の声が聞こえ三人は顔色を変えて声の方に見る。

 

「墓の在処がわかったぞ。」

 

「殺生丸!」

 

犬夜叉が叫ぶと素早く犬夜叉の首筋を掴む。

 

「ちっ!余所見し過ぎた野良公!!」

 

ドンッ!

 

殺生丸は、空に飛ぶとそのまま急降下でダイチを足で蹴り踏んだ。

 

「くっそ!」

 

ダイチは起き上がろうとするが流石に殺生丸の方が力では上で起き上がれない。

 

「てめぇ!」

 

「まさか、こんな所にあろうとは。この殺生丸も見抜け何だわ。父上も妙な所に墓を託したものよ。」

 

掴んでいたい手を構える殺生丸。

 

「右の黒真珠。おそらく父上は骸を暴かれぬ為にそこに墓を封じたのだろうな。」

 

「てめぇ何言ってる!?」

 

犬夜叉は解こうとしたが全く取れない。

 

「ならばこの兄と一緒に父上の墓参りにでも行ってみるか?」

 

ピカッ!

 

「ああ!」

 

殺生丸の空いた手が犬夜叉の右目に向けると光が出てその光が右目から黒真珠を取り出した。

 

「退け!」

 

ダイチは、足を器用に使い殺生丸を振り払った。

 

「ふっ!いくら地中を探っても見つからなかったワケだ。見えるが見えない場所。真の墓守は決して見る事こ出来ぬ場所。それが貴様の右目に封じられていた黒真珠だったとはな。」

 

殺生丸は、黒真珠を見ながら説明した。

 

「そんな事の為にニセのお袋まで仕立て上げて!」

 

犬夜叉は、殺生丸に攻撃したが直ぐに避けられる。

 

「何処見せやがる野良公!」

 

真上で待ち構えていたダイチが魔戒斧で交戦しながら直ぐに殺生丸の手に持っている黒真珠を奪い返すが!

 

ビリッ!

 

(な!なんだ!これは!?)

 

ダイチは黒真珠を持つとこの一秒にも満たない時間で全ての映像が流れて来た。

 

「ここは・・・?」

 

いつの間にか貴族屋敷にいるダイチ。

 

貴族達が外で蹴鞠を楽しんでいる様子が伺える。

 

「ん?」

 

すると貴族達の輪の中に赤い着物を着た銀色の長髪と犬耳の少年が入って来た。

 

「まさか!これって?」

 

どうやら何だからの理由で黒真珠に宿していた犬夜叉の幼い頃の記憶を見てしまっていた。

 

幼い犬夜叉が蹴鞠を欲しがっているが貴族達はその犬夜叉を汚物を見るような目で見ると蹴鞠を捨てて何処に行く中で「薄汚い半妖め!」と言いながら貴族達は去っていた。

 

「下衆野郎どもが!!・・・犬夜叉・・・」

 

ダイチは貴族達の方が余程の醜い妖怪に変わらない気持ちで軽蔑と共に幼い犬夜叉を心配でならなかった。

 

《半妖?》

 

この頃の犬夜叉は、幼くその言葉の意味を理解していなかった。

 

其処に先程の貴族達とは雰囲気の違う優しそうで美人な女性が来ていた。

 

《母上!》

 

幼い犬夜叉は、母親に抱き付く。

 

《半妖って何?》

 

ポロッ・・

 

母親は、涙を流し犬夜叉を優しく抱きしめた。

 

そう彼女は、息子の行く末を心配して流していた。

 

映像が終わると再び殺生丸と黒真珠を取り合いをしていたが殺生丸の出す光の鞭で黒真珠を奪われる。

 

「死ね!」

 

殺生丸は、次に犬夜叉に目をつけて光の鞭で攻撃をする。

 

ヒュッ!

 

殺生丸の光の鞭が犬夜叉のトドメを刺す前に何かが間に入った。

 

「えっ!?」

 

「あれは無女!?」

 

そう犬夜叉の前に入ったのは無女だった。

 

「犬夜叉を庇ったって言うの?」

 

「無女は、母が子を思う情念の妖怪。子を守ろうとするのも無女の性なんじゃ。」

 

冥加は、説明した。

 

「ぼうや・・・」

 

無女は、まるで犬夜叉が無事を確認すると満たされた声の様に見える。

 

パンッ!

 

殺生丸の光の鞭が無女にトドメを刺した。

 

「ちょっとアンタ!」

 

「逆らうなかごめ!ワシらも殺される。」

 

「だって!」

 

かごめは、言い返したい気持ちでいっぱいだった。

 

「邪見!邪見!」

 

殺生丸は、邪見を探す。

 

「殺生丸様!人頭杖、取り戻しましてございまする。」

 

殺生丸は、人頭杖を持つ。

 

「この時を待ち侘びたぞ。」

 

黒真珠を地面に置くと人頭杖を刺した。

 

【カッカッカッカッカッカッ!】

 

人頭杖の翁の面が鳴いた。

 

「翁の顔が笑った墓が開きまする。」

 

次元の歪みの穴が現れると殺生丸と邪見はその中に入って行った。

 

「犬夜叉様。」

 

冥加が犬夜叉の肩に乗る。

 

「入り口が閉じる前に早く!殺生丸様は、父君の財宝を独り占めなさる気ですぞ。」

 

「そんなモンに興味はねぇ!」

 

「そんな勿体無い!」

 

「黙れノミジジイ!」

 

ダイチが冥加に一括した。

 

「誰が行かないと言った!殺生丸の野郎!ぶち殺してやる!!」

 

「その意気だ!俺も行くぞ!仲間の思い出を利用したあの野良公を許せねえからな!!」

 

ダイチは、黒真珠で見た犬夜叉の過去を見て許せない気持ちになっていた。

 

「おう!かごめ!お前は危険だから此処で・・・ん?」

 

「はぁ?」

 

犬夜叉とダイチは、背後にいるかごめがいない事に気付き振り向くと入り口の近くにいたのに驚く。

 

「何ぐすぐすしてんのよ!」

 

先にかごめが入り口に入る。

 

「おい!」

 

「俺達よりもかごめが勇ましい・・・」

 

二人も続けて入る。

 

「中には殺生丸がいるんだぞ!」

 

「だから一発殴りに行くんじゃない!あんな血も涙も無い奴許せない!」

 

犬夜叉は、かごめを心配したがかごめも怒っていた。

 

「無理すんなよ!」

 

やれやれの顔でかごめを見るダイチ。

 

入り口の空間が抜けると三人は、空の上に出ていた。

 

犬夜叉とかごめは、骨だけで飛んでいる大鳥に乗るとダイチも同様に別の大鳥に乗った。

 

すると大きな甲冑を着た大犬の骨が存在していた。

 

「親父・・」

 

「あれが犬夜叉のお父さん?」

 

「親父さん大きいな・・・」

 

「見りゃわかるだろう。」

 

犬夜叉の父親の骨を見て驚くかごめとダイチ。

 

「父君は年月を経てた大妖怪でしたからな。これこそ変化を解いた真のお姿。父君の亡骸の中に眠る宝刀。殺生丸様の狙いはそれを奪うことですじゃ。」

 

かごめの肩に乗る冥加が説明している間に父親の口に入る。

 

「遂にたどり着いたぞ。父上の骸の体内に納められし宝刀。」

 

先に乗り込んだ殺生丸が骸の中にあるボロボロの刀を眺める。

 

「一振りで百匹の妖怪を薙ぎ倒すと言う牙の剣。その名を鉄砕牙。」

 

殺生丸は、鉄砕牙に触れようと進む。

 

「鉄砕牙は父親の牙から研ぎ出した剣と聞き及びます。すなわちこれを手にすると言う事は・・・父君の妖力を受け継ぐも同じ。」

 

邪見は、殺生丸が鉄砕牙を抜く瞬間を見ようとしている。

 

が!

 

ビリビリビリ!!!

 

なんと鉄砕牙が殺生丸を拒み結界が張られていた。

 

「殺生丸!」

 

「おい!野良公!」

 

真上から犬夜叉とダイチが降ってきた。

 

「まだ決着はついてねぇぞ!」

 

「たぁっ!」

 

犬夜叉は爪で攻撃しダイチも魔戒斧を振る。

 

シュッ!

 

殺生丸は、素早く避ける。

 

「何処に消えた!」

 

「出て来い野良公!」

 

犬夜叉とダイチは、探す。

 

「父の御前だ。静かにせんか!」

 

殺生丸は、真上の骨の上に乗っていた。

 

「何抜かしやがる!お前こそ墓荒しだろうが!」

 

「同感だ!出てけ野良公!」

 

犬夜叉とダイチは、殺生丸に怒鳴る。

 

「犬夜叉様、後ろ!後ろ!」

 

冥加が肩に乗ると犬夜叉に後ろを向かせる。

 

「これです。これこそ父君の牙から研ぎ出した妖刀鉄砕牙。」

 

「何だよ。この刃こぼれだらけのボロ刀。てつなんとかだ?こんなんじゃまともに大根一つ切れねえぞ。」

 

「!?」

 

ダイチは、鉄砕牙を見ていると何やら不思議な力を宿しているのを感じた。

 

「いや、そうでもなさそうだ。」

 

「はぁ?」

 

ダイチの言葉に耳を傾けると冥加が続けて言う。

 

「その通りです。犬夜叉様、その台座から鉄砕牙を抜きください。殺生丸様、貴方様には鉄砕牙は抜けなかった。そうですな?」

 

「犬夜叉なら抜けると申すのか?」

 

「当然じゃ。言わば鉄砕牙は犬夜叉様に形見分けされた宝刀なのじゃから。」

 

冥加は、犬夜叉の後ろに隠れるそうとう殺生丸が怖いと見られる。

 

「父君が犬夜叉様に墓を託された何よりの証拠。」

 

完全に隠れる。

 

「とりあえず抜いてみたらわかるだろう?」

 

ダイチも犬夜叉に言う。

 

「何が形見だ!何が宝刀だ!俺はこんなオンボロ刀に興味はねぇ!」

 

「分かちゃいないな犬夜叉。」

 

「何?」

 

「もしも野良公が抜けないのが抜けたら面白い事になるぞ?」

 

「そうよ!ダイチさんの言う通りよ!抜いちゃいなさいよ!」

 

真上で隠れているかごめがダイチに続いて言う。

 

「かごめ!?」

 

「その刀、殺生丸には抜けなかったのよ。それを易々とアンタが抜いたら殺生丸の面目まるつぶれよ!」

 

「赤っ恥かくのは野良公の方だって事だ!」

 

かごめとダイチの言葉に面白くなる犬夜叉は鉄砕牙の方に向かう。

 

「てめぇの吠え面が見たくなったぜ!」

 

鉄砕牙を握ると殺生丸と違い結界が発動しない。

 

「嘘!殺生丸様を跳ね返した結界が犬夜叉を受け入れた。」

 

邪見も驚きを隠せない。

 

「はやり鉄砕牙は犬夜叉様が持つべきものなんじゃ。」

 

冥加は確信した。

 

「抜いちゃえ犬夜叉!」

 

「抜いてやれ犬夜叉!」

 

二人も続けて犬夜叉に言う。

 

「うおおおお!!!」

 

そう鉄砕牙は犬夜叉に抜ける。

 

と思いきや・・・

 

「ぐおおおおっ!」

 

全く抜けない・・・

 

「え?」

 

かごめは驚く。

 

「はい?」

 

唖然と口を開けるダイチ。

 

「おい!」

 

「ギクリ!」

 

犬夜叉は、直ぐに冥加を掴む。

 

「抜けねえじゃねえかよ!」

 

「何故でしょう?」

 

冥加も困った顔で言う。

 

「おかしいな?・・・あれほどの力が宿っている刀が何故何だ?」

 

ダイチも疑問で仕方なかった。

 

「茶番は終わりだ!」

 

殺生丸は、素早く接近すると犬夜叉とダイチも避けて交戦し始める。

 

「犬夜叉!ダイチさん!」

 

かごめが降りてきた。

 

「ふふふ!殺生丸様ご加勢を!」

 

邪見は人頭杖を構える。

 

「この小悪党!」

 

かごめが降りた場所には偶然邪見が居てそのまま踏み付けた。

 

「卑怯者!」

 

「何を!」

 

邪見は人頭杖で攻撃するが直ぐにかごめに掴まれ力の押し合いに突入した。

 

「この小悪党!」

 

「この小娘!」

 

「人間だってやる時はやるんだから!」

 

「今度は負けぬ!」

 

邪見は、力一杯に人頭杖でかごめを鉄砕牙の方向に押し倒した。

 

「どうした?そこまでか?」

 

邪見は、挑発しているとかごめも負けん気がしたのか無我夢中で背後の鉄砕牙に手を伸ばす。

 

「くそ!まだまだ!あ!」

 

かごめは犬夜叉達の方を見ると殺生丸に徐々に押されているのに気づく。

 

「犬夜叉ぁぁぁぁぁぁっ!!」

 

かごめは、鉄砕牙を手にしたまま犬夜叉達の方に向かう。

 

スポッ!

 

「あれ?」

 

かごめは鉄砕牙が抜けて驚くと。

 

「!?」

 

殺生丸も驚く。

 

「「はぁっ?」」

 

ダイチと犬夜叉も驚く。

 

そう全て此処いる者達が驚きお隠せなかった。

 

「ごめん・・・抜けた・・・」

 

何が何だかわからないかごめが犬夜叉に謝る。

 

「どうしよう・・・」

 

つづく

 




次回 刀
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