どうです!前の投稿から12日しか経ってませんよ!
これはもう革命……レボリューションですよ!
……という訳で10話です
でわでわ
「そいつは!5年前に起きたギアル工業爆破事件を起こし、逃亡した犯人の一人娘なんだよ!」
…………………………………
「で?」
その言葉を発した瞬間、辺りがまるで凍ったかのように止まる。
「………話をちゃんと聞いてたのかな?そいつは殺人者の娘「だからなんだよ」!!」
今度こそ、完全に勝人が黙る。
「俺からしてみればそんなのはイジメの理由にはならない。春咲ちゃんが君たちに直接危害を加えたのかどうか……僕が聞いてるのはそれだ。」
その言葉にクラスメイト一同が黙り………
「彼女がいるだけでクラスの空気が悪くなるんだ!理由ならそれだけで充分だ!!轟龍!」
狂ったようにそう言うと勝人は攻撃の指令を下す。
主の命令を待っていた機械仕掛けの白龍は口から極大の閃光を武神ーヤマトに放つ
出雲 光遊
LP4000
手札…3枚
フィールド……武神ーヤマト ATK1800→1900
伏せカード……2枚
新島 勝人
LP4000
手札…無し
フィールド……光神機ー轟龍 ATK2900→3900→4700→6200
装備魔法 愚鈍の斧…光神機ー轟龍
団結の力…光神機ー轟龍
魔導師の力…光神機ー轟龍
伏せカード……無し
「出雲君!」
思わず声に出してしまう春咲。そんな春咲に心配しなくていいよ……なんて目線を一瞬向け
「俺は手札から武神器ーヤタの効果を発動、相手の攻撃を無効にし、その攻撃力の半分のダメージを相手に与える。」
武神器ーヤタ
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1700/守 800
自分フィールド上の「武神」と名のついた
獣戦士族モンスターが相手モンスターの攻撃対象に選択された時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
攻撃モンスターの攻撃を無効にし、
そのモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。
「武神器-ヤタ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
極太の光がヤマトを呑み込む直前、ヤマトの体を青色の光が包み込む。青色の光が極太の閃光を弾き、勝人に向かい跳ね返される。
「ば、馬鹿な……グワァァッ!」
新島 勝人
LP4000→900
凄まじい衝撃とまさかの反撃による驚きにより、勝人は半身を起き上がらせたまま立ち上がれなかった。
「………言いたい事が幾つかある。」
そう言い出雲は人差し指を立てる
「一つ、愚鈍の斧はずっと効果を無効にしてしまうから使うなら小回りのきく禁じられた聖杯の方がいい」
続いて中指を立てる
「二つ、攻撃力が高いだけの木偶の坊なんて、かっこうのカモだ。もう少し考えてカードを入れろ。」
そして……
「三つ、以下の点から言うと……お前、弱いよ。デュエルの腕も……精神も。」
そしてゆっくりと出雲はカードを引き
「手札から武神器ーオロチを捨て効果を発動、勝人……お前に直接攻撃する。」
武神器ーオロチ
効果モンスター
星4/光属性/鳥獣族/攻1700/守 500
自分のメインフェイズ1で、このカードを手札から墓地へ送り、
自分フィールド上の「武神」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。
このターン、選択したモンスターは相手プレイヤーに直接攻撃できる。
ヤマトはゆっくりと勝人を向いて歩き、軽く拳を当てる。それだけで、勝人は完全に倒れた
新島 勝人
LP900→0
ライフが0になった瞬間、勝者を称えるブザーが鳴り響く。直ぐに動けた者は居なかった……誰もがそのデュエルに目を奪われ、驚き、恐怖と尊敬が混じったような目で出雲を見ていた。そんな出雲わというと
「………(やっべぇぇぇ!!ちょ、調子のり過ぎたぁぁ!!)」
この空気に耐えきれずプチ発狂していた。
「(やべぇよ…やべぇよ……完全に失敗したよ、完璧怖いやつ認定されたよ……みんなぜってぇ内心 こわいよぉぉ(>_<)とか思ってるよ!)」
そんな感じに焦っていると
パチパチパチ
と拍手の音が聞こえる。
「素晴らしい戦いでしたよ出雲さん、私たちの見たことのないカードを自在に扱うその姿に思わず目を奪われてしまいました……ね?由実にシナ?」
「っ!は、はい、とても素晴らしい戦いでした。」
「えぇ!まるでプロの戦いを見てるようでした。
取り巻きの二人は姫華の声に急いで反応し、言葉を出す。
「(…………助け舟のつもりか?)」
一方の出雲はその声を受け若干落ち着き、一応軽く会釈する。
姫華はそれを受けニコっと返す。
「(……ほんとうに小学生かよ。)」
出雲はそう思った。
「い、出雲君……。」
と、姫華達の後ろから春咲が遠慮がちに話しかける。
「お、春咲ちゃん。どうよ、俺強いでしょ」
そう言いニカッと笑う出雲。
その言葉に何かを言おうとする春咲……その時
「チガウ……」
「!!」
急いで声のした方向を向く。そこにはなんと、体を浮かせ目が虚ろになっている勝人の姿が……
「お、おい勝人?」
「勝人君……大丈夫?」
恐る恐る声をかけるクラスメイト達……しかし次の瞬間
「ガァァァァァァァッッッ!!!」
そんな異質な叫び声と共に、勝人の体から濃密な闇が溢れ出す
「っ!キャァ」
女子生徒が叫び声を上げる間もなく、辺りがその闇に包まれ始める
「うわっ!」
反射的に目をつむり、腕で顔を隠す出雲。
数十秒程経ち、体になんの影響も感じなかった為目を開ける……すると
「お前……ヤマト?」
なんと自身の目の前で武神ーヤマトが自らの体を使い出雲を闇から守っていたではないか。
「お前が…助けてくれたのか?」
そう問いかける出雲に、ゆっくりと頷くヤマト。
「!他の人は」
そう言い辺りを見渡す出雲。幸い闇といっても霧のようなもので、少し先くらいならヤマトから発せられる光もあり辛うじて見えた。
しかしそこにはさっきまでの自分と同じく顔を腕で隠したままピクリとも動かないクラスメイト達がいた。
「これは……」
その光景に言葉が詰まる出雲……その時
『!ハァァ!!』
ヤマトがいきなり大声を出し、出雲の前方に光を纏った拳を突き出す。いきなりの出来事に固まる出雲だが、その拳に先ほど放たれた濃密な闇がぶつかる。光の拳と闇……二つは真正面からぶつかりあい、拮抗している。
その事に半瞬遅れ気づいた出雲は自分にできる事はないか考える
「?デュエルディスクが起動して……」
出雲が見たものはデュエルが終わったのに何故か起動していたディスクとその上にある武神ーヤマトのカード
「(!もしかしたら)」
そう言い出雲はデッキからカードをドローする
「俺は手札から武神器ーハバキリを捨て効果!ヤマトの攻撃力を倍にする!」
出雲のサポートを受け、力を増したヤマトは先ほどの拮抗が嘘のように闇を押し返す。
「やっぱり……カードの力が具現化してる。」
この空間の引き起こした現象なのか……それとも自分の力なのか……出雲が思考していると
『ギギギ…マダ立ッテイルカ』
闇の放たれた方向からそんなかすれ声が聞こえてくる。
ヤマトは出雲の前に立ちその何かに向けて構える
『オマエ、コノ世界ノ人間違ウ。ナンデコノ世界、イル。』
その何かは出雲へ一歩、また一歩と歩んでゆく。
辺りに充満している闇のせいでぼんやりとしか見えないが、それは辺りの闇より一際濃い闇を放っており、一目でこの現象の原因だという事が分かった。
「お前、何者だ。何で俺がこの世界の人間じゃない事を知っている。」
その何かを警戒しながら出雲は質問を投げ掛ける。
『ギギ……答エル必要ナイ。オマエ、イマココデ俺ニ負ケルカラ。』
そう言いその何かは姿を現す。
「!お前…勝人?」
そう、その何かは勝人の形をしていた。
『勝人、違ウ。俺コイツニトリツイタダケ。コイツノ感ジル愉悦、俺ノ飯。ダカラコイツノ闇増幅サセ辺リニヒロメタ。』
「なるほど、要約すると……お前がイジメの原因って訳だなくそったれ。」
そう言うと出雲はカードを全てデッキに戻しシャッフルさせる。
「リアルアタックはこれまでだ。俺とデュエルしろ!」
そう言いディスクを構える出雲。その言葉を聞きギヒヒ…と笑う何かは
『イイゾ、ダガタダノデュエルジャツマラナイ。』
そう言い何かは黒い鎖のような物を出雲の心臓に向け投げつける。
「っ!………」
いきなり投げつけられたそれを回避する間もなく受ける出雲。それは出雲の心臓をがんじがらめにする。
『ソノ鎖、ライフガヘルゴトニオマエノ体ムシバム。ライフガゼロニナレバ、オマエ死ヌ。』
「な、なるほど、つまり闇のゲームって訳か。」
出来る限り冷静に答えたつもりだったが、やはり動揺は隠しきれなかった。負けたら死ぬ……前に一回その経験をしてるからこそ、出雲はその言葉に嫌なリアリティを感じる。またあの苦しみを味わうかと思うと冷や汗が出てくるし、次死んでも今回のように別の世界へ行けるとも限らない。
嫌な想像ばかりが出雲の頭をよぎる。
「(なに弱気になってんだ 、ようは勝ちゃいいんだろ勝ちゃ!!それに、このくそったれがイジメの元凶ならこいつをぶっ飛ばせば春咲ちゃんはイジメから解放されるんだろ?)」
「それだけでやる意味はあるってもんだ!」
そう言い再びディスクを構える。
『ククク……サァ!!』
「『デュエル!!』」
出雲 光遊
LP4000
勝人??
LP4000
マスタールール3、ステンバーイ!
『先行ハモラウ、俺ノターン!!』
勝人??
LP4000
手札…5枚
『オマエノ戦術、観察シテタカラワカル。オマエノデッキ、ヤマトガ起点。ダカラソレヲツブス』
何かは手札からあるカードを発動させる。
『俺ハ手札カラ魔法カード、次元の裂け目を発動』
次元の裂け目
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除
外される。
『コレデオマエノ墓地ヲ封ジタ。サラニ手札カラ魔法カード、平和の使者ヲ発動』
平和の使者
永続魔法
フィールド上に表側表示で存在する攻撃力1500以上のモンスターは攻撃宣言をする事ができない。
このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に100ライフポイントを払う。
または、100ライフポイント払わずにこのカードを破壊する。
『コレデヤマトノ攻撃モ封ジタ。オレハ手札カラ悪夢の拷問部屋ヲ発動!』
悪夢の拷問部屋
永続魔法
相手ライフに戦闘ダメージ以外のダメージを与える度に、
相手ライフに300ポイントダメージを与える。
「悪夢の拷問部屋」の効果では、このカードの効果は適用されない。
『オレハボーガニアンヲ召喚』
ボーガニアン
効果モンスター
星3/闇属性/機械族/攻1300/守1000
自分のスタンバイフェイズ毎に相手ライフに600ポイントダメージを与える。
『ソシテ波動キャノンヲ発動』
波動キャノン
永続魔法
自分のメインフェイズ時、フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送る事で、
このカードの発動後に経過した自分のスタンバイフェイズの数
×1000ポイントダメージを相手ライフに与える。
『ククク……オレハコレデターンエンド』
勝人??
LP4000
手札5枚→0枚
フィールド……ボーガニアン ATK1300
永続魔法……次元の裂け目
平和の使者
波動キャノン
悪夢の拷問部屋
伏せカード……無し
「……俺のターン、ドロー!」
出雲 光遊
LP4000
手札…5枚→6枚
ドローしたカードを見た出雲は、苦虫を潰したような顔になり
「……俺は武神ーヤマトを召喚」
武神ーヤマト
効果モンスター
星4/光属性/獣戦士族/攻1800/守 200
1ターンに1度、自分のエンドフェイズ時に発動できる。
デッキから「武神」と名のついたモンスター1体を手札に加える。
その後、手札を1枚墓地へ送る。
「武神-ヤマト」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。
「カードを2枚伏せ、エンドフェイズにヤマトの効果、武神器ーオハバリを手札に加え、カードガンナーを墓地へ……遅れないので除外する。」
出雲 光遊
LP4000
手札…6枚→3枚
フィールド……武神ーヤマト ATK1800
伏せカード……2枚
『オレノターン、ドロー』
勝人??
LP4000
手札…0枚→1枚
フィールド……ボーガニアン
永続魔法……次元の裂け目
平和の使者
悪夢の拷問部屋
波動キャノン
伏せカード……無し
『コノスタンバイフェイズ、平和の使者とボーガニアンの効果、平和の使者の効果デライフヲ100払イカードを維持、ボーガニアンの効果デ600ポイントノダメージ!』
勝人??
LP4000→3900
ボーガニアンの放った弓が出雲の体を貫く
「ぐあぁぁっ!!」
出雲 光遊
LP4000→3400
『サラニ悪夢の拷問部屋ノ効果ニヨリ300ポイントノダメージ!』
悪夢の拷問部屋のカードから現れた影が出雲の体を締め付ける
「あぁぁぁっ!!」
出雲 光遊
LP3400→3100
「はぁはぁはぁ………」
地に足をつけ息を荒くする出雲。その姿を見て何かは興奮する
『ソウ!ソノ感情ダ!ソノ感情ガオレノゴ馳走ナンダ!モット苦シメ!』
そう言いドローしたカードを瞬時に使う
『オレノ手札カラ火炎地獄ヲ発動!オレニ500ノダメージヲ、オマエニ1000ポイントノダメージヲ与エル!』
火炎地獄
通常魔法
相手ライフに1000ポイントダメージを与え、
自分は500ポイントダメージを受ける。
出雲と何かの体を地獄の業火が包み込む。
「あぁぁぁっ!!うあぁぁぁっっ!!!」
『ハハハハハ!苦シメ苦シメ!!』
地面に倒れもがき苦しむ出雲の姿を見て更に愉悦に浸る何か。顔を大きく歪め出雲を嘲笑う。
勝人??
LP3900→3400
出雲 光遊
LP3100→2100
『更ニ悪夢の拷問部屋ノ効果!』
「あ……がっ……!!」
出雲 光遊
LP2100→1800
最早叫ぶ気力すらないのかかすれた声を出す出雲。
「(や……やばい、想像以上に……きつい。それに……なんか目が霞んできた……)」
フラフラな体で起き上がる出雲。彼の心臓を縛っている鎖は確かに彼の体を蝕んでいた。
「(これ以上ダメージを受けるのはまずい!何とかして逆転のカードを引かないと……)」
そう言いデッキトップに手を置く出雲。
「俺の……ター『誰ガターンエンドト言ッタ?』…まさか!」
出雲は青ざめた顔で波動キャノンを見る
『オレハ波動キャノンノ効果!コノカードヲ墓地ニ送リ1000ポイントノダメージ!悪夢の拷問部屋ト合わせて1300ポイントノダメージダ!』
カードから現れた波動キャノンが出雲へ照準を合わせる。
「嘘だろっ!あんなの今受けたら……」
ただでさえ今でもギリギリの状態なのに今そんな大ダメージを受けたら、おそらくライフが残っていてもまともにデュエルできる状態ではなくなるだろう。
『最高ニウマイ悲鳴ヲ聞カセテクレヨォォ!!』
よだれをたらしながら狂気の表情で言う何か。
そして、波動キャノンが放たれた。
「(あれ?苦しく……ない?)」
苦しみに耐えようと目を閉じていた出雲だったが、いつまでたってもこない衝撃に首をかしげていた。
『バ……バカナ!』
なにやら何かが叫んでいる。出雲はそっと目を開く
『グゥゥゥ……』
そこには出雲を波動キャノンから必死に守るヤマトの姿があった。
「お前……また俺を庇って……。」
ヤマトはその身にヒビが入ろうとも決して主の前から退こうとはしなかった。
出雲 光遊
LP1800→500
やがて波動キャノンが破壊され、今度こそ何かは発動するカードがなくなる。
『クゥゥ、オレハターンエンドォォォ!!』
イライラした様子でターンを回す何か。出雲はまだ苦しむ体を引きずり、ヤマトに近寄る。
「お前は……何で俺を守ってくれるんだ?」
その言葉に何も答えないヤマト、その代わり手を出雲の心臓にあてる。すると体を支配していた苦しみが和らいだ。
「……ありがとう、絶対勝つから。」
そう言いデッキトップに手を置き、集中する。
「!最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえも、デュエリストが想像する!全ての光よ!力よ!我が右腕に宿り、勝利への道筋を照らせ!……シャイニングドロォォ!!」
出雲は今までで一番力強く、想いを込めてドローする
出雲 光遊
LP500
手札…3枚→4枚
フィールド……武神ーヤマト
伏せカード……2枚
「!来た」
そう言い出雲はドローしたばかりのカードを発動させる。
「俺は手札から魔法カード、炎舞ー「天キ」を発動!」
炎舞「天キ」
永続魔法
「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。
(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。
「このカードの発動時の効果により、デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスターを手札に加える。俺は勇炎星ーエンショウを手札に加える。そして勇炎星ーエンショウを召喚!」
闇が包み込むフィールドを眩い炎が吹き荒れていく。そしてその中心には勇ましく獲物を構える戦士がいた。
勇炎星ーエンショウ
効果モンスター
星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守1000
1ターンに1度、このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。
また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する
「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。
フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。
「俺はエンショウの効果、場の炎舞ー「天キ」を墓地へ送り、お前の場の平和の使者を破壊する!」
『ナンダト!ダガ次元の裂け目ノ効果デお前ノカードハ除外サレル筈』
「次元の裂け目で除外されるのはモンスターカードだけだ、魔法、罠は除外されない!……ってかそうじゃないと波動キャノン使えないだろ……」
エンショウは手に持つ青龍偃月刀と呼ばれる太刀に炎を纏わせ、平和の使者のカードを一刀両断する。
「よし、バトル!俺はエンショウでボーガニアンに攻撃!そして罠カード、炎舞ー「天セン」を発動、俺の場の獣戦士族モンスターの攻撃力を300アップさせ、更にエンショウの攻撃力を700ポイントアップ!」
炎舞ー「天セン」
永続罠
このカードの発動時に、自分フィールド上の獣戦士族モンスター1体を選択する。
選択したモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで700ポイントアップする。
また、このカードがフィールド上に存在する限り、
自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
「更にさらにぃ!罠カード幻獣の角をエンショウに装備!更に攻撃力アップ!」
幻獣の角
通常罠
発動後このカードは攻撃力800ポイントアップの装備カードとなり、
自分フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体に装備する。
装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
武神ーヤマト ATK1800→2100
勇炎星ーエンショウ ATK1600→2300→2600→3400
『ハァァッ!!』
エンショウはその手に持つ太刀でボーガニアンを串刺しにし、破壊する。
ボーガニアン ATK1300 vs 勇炎星ーエンショウ ATK3400
『グギャァァァァ!!!』
勝人??
LP3500→1400
「幻獣の角の効果で1枚ドロー……そして、俺は武神ーヤマトで…」
『ヤ……ヤメロォォォォ!!!』
「ダイレクトアタック!」
武神ーヤマトは高速で何かに近づき、拳を思いっきり引き絞る。
「武神連打!!」
ヤマトの拳が何かを何度も何度も殴打する。その途中、勝人の体から何かが引き剥がされ、尚も殴られ続ける。
『アァァァ!!体ガァ!オレノ体ガァァァ!!』
段々と周りの闇が……出雲の心臓の鎖が薄れていく。
そして最後に渾身の一撃を受けた瞬間
パァッ……と、周りの闇も、鎖も、何かの姿も無くなる。
何か
LP1400→0
「…………………」
ドサリ
と、出雲は体から一気に力が抜ける。
「や……やばかったぁ。あそこで天キが来てくれなかったらどうなってたことやら……ツイツイとか入れた方がいいかなぁ?」
出雲は先ほどのデュエルを軽く振り返る。
「………あれ?私……」
段々と周りのクラスメイトの意識がハッキリし始める。そして
「う……あれ?僕は………」
そう言って勝人の意識も覚醒する。
「!出雲君大丈夫?」
そう言い出雲のそばに春咲が駆け寄る。
「大丈夫です、ちょっと疲れただけですから。」
そう言い自力で立ち上がる出雲。
「さて……勝人君、何か言いたい事は?」
「………僕は……」
出雲の言葉につまる勝人。
「私も是非聞きたいわ、去年までは彼女を庇っていた貴方が何故いじめる側にまわったのかを……」
「(………え、そうなの?)」
まさかの姫華のカミングアウトに内心驚く出雲。春咲にマジ?……と聞く。
「…うん、前は私の事一生懸命庇ってくれて……でも春休みが明けてから様子が変わってきて………」
成る程……と、出雲は思考する。
「(大方春休みの間にあいつにとりつかれたんだろうな。)」
と、考察する。
そして勝人は口を開く
「………ギアル工場の爆破事故、その現場には僕の両親もいたんだ。」
「っっ!!」
勝人の言葉に口を押さえる春咲。相当のショックを負ったようだ。
「分かってたさ、春咲ちゃんは悪くないって……悪いのは春咲ちゃんの両親だっていうのは……何度も何度も自分に言い聞かせた!でも……」
言葉を重ねる事に、勝人の目には涙が浮かぶ
「でもやっぱり……春咲ちゃんへの憎悪は隠せなかった!日に日に大きくなってた!春咲ちゃんを庇うたび、僕の心の中ではドス黒い感情が荒れくるってた!」
今までためていたものを解放するかのように、辺りに吐き散らす勝人。あまりの迫力に誰もが口を開けずにいた。
「そんな時……夢を見たんだ。闇のようなものが僕の中に入ってくる夢……そいつが入る事に、僕の中にあった善の心みたいなのが無くなっていくのを感じたよ……その日からかな?僕が春咲ちゃんに対して憎悪をむき出しにしたのは………」
自嘲気味に笑う勝人。しばらくは辺りを沈黙が支配していた。
「………ごめんね」
途端に、春咲が口を開く
「私のせいで……貴方の人生を滅茶苦茶にしちゃって……ごめんね……ごめんね…ごめんなさい………」
顔をくしゃくしゃに歪め、涙をポロポロ落とす春咲。何度も何度もごめんなさい……ごめんなさい……と、繰り返す。
「……今ならまだ間に合う、今の勝人君なら……いや今の君たちなら!春咲ちゃんと仲直りできる。一人のクラスメイトとして接せられる事ができる。…さぁどうする!」
と、出雲は部屋いっぱいに響くように言う。
「……まだ、僕の事をクラスメイトと思ってくれるかい?」
「私は……ヒグッ………一度も勝人君の事をクラスメイトじゃないなんて思った事はないよ?」
途中しゃくり上げながらも、言葉をつむぎだす春咲。
「……俺も今まで悪かった!これからは優しく接するぜ!」
「私も!これからいっぱい仲良くするね!」
「今まで悲しくしちまった分これからいっぱい楽しくしてやるよ!」
「いっぱいガールズトークしようね♪」
「……仕方ないから仲良くしてあげるよ」
「俺たちの満足はこれからだ!」
「いい話だ……感動的だな……」
次々とクラスメイト達が春咲に駆け寄り、暖かい言葉を浴びせる。春咲は涙をポロポロ流しながらうん……うん……と、答える。
「……とりあえずは一件落着か………」フラリ
ドサッ……と、倒れかけた出雲の体をいつの間にか近くにいた勝人が支える。
「君が僕を解放してくれたんだろ?……ありがとね。」
「へっ、どういたしまして。」
そう言い勝人の肩を借りる。
「……これからは光遊って呼んでいいかい?」
一瞬キョトンとする出雲だが、すぐに笑顔になり
「もちろん!」
そうサムズアップする。その言葉を聞いた勝人も、人懐っこい笑顔を浮かべるのだった。
次回予告
未定!!
2018.4.23 追記
次回予告
今回の話は夏目さんの話!他の部隊との連携作戦でデュエル強盗のアジトを叩く夏目さん。
後一歩まで追い詰めたその時!その男の様子がおかしくなる
「僕は負けられないんだ……このデッキに賭けて!」
頑張って下さい……夏目さん!
次回:大地の騎手 デュエルスタンバイ!
※次回予告の内容は変わる可能性があります