遊戯王~武神使いの波乱万丈な転生生活   作:コズモ君v

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どうも、コズモ君vです。
まず……投稿遅れてすいませんm(。≧Д≦。)m
出来るだけ早く書こうとは思ってたんですけどリアルが忙しくなってきちゃって。
失踪したかと思っていた人も居るかも知れませんが、するとしたら絶対に報告するので、してないという事はまだ頑張ってる途中という事なので是非気長にお待ち下さい。
後今回思った程デュエルが出来ていないのでそこだけ注意を。
でわでわ


第2話 実体化するモンスター!

~ファミリーレストラン~

 

「うぅぅ、……ここは?」

 

出雲はとあるファミリーレストランで目を覚ました。どうやら机に突っ伏して寝ていたようだ。

 

「(あれ?この机…でかくないか?)」

 

「お待たせしました~。」

 

そんな声が横から聞こえた。

 

「え?」

 

「こちらポテトフライとエビのグラタンになります。ごゆっくりして下さい。」

 

そう言い店員らしき人は立ち去っていく。

 

「……頼んだ覚えは無いんだけどなぁ。」

 

ポテトフライを摘まんで口に入れながら出雲は首を捻り

 

「あ!」

 

と、大声を出す。

 

「ど、どうしたの僕?」

 

と、店員が心配してくるが、出雲の耳には入ってこなかった。

 

「(俺確か…トラックか何かに跳ねられて。じゃあ何でファミレス何かに居るんだ?)」

 

「僕?」

 

「ん、あぁすいません!何でもありません。」

 

周りの人も迷惑そうにこちらを見ていたので周りの人にも謝っておく。

 

「ふぅ。」

 

出雲は一通り謝った後、考える。

 

「(まずハッキリさせたいのはここが夢の世界なのかどうかか。)」

 

出雲は自分の頬を引っ張ってみる。

 

「いてててて。」

 

引っ張った部分が少し赤くなり、腫れた。

 

「(夢じゃ無さそうだな。)」

 

じゃあここはどこなんだと考え、出雲は何気なく外の景色を見る。

すると外では実体化した風帝(ふうてい)ライザーが、

アーマード・サイキッカーを攻撃していた。

 

「(ふ~ん、ここでも遊戯王はあるのか。)」

 

出雲は冷めない内にとエビグラタンを1口食べる。

 

「ん!美味しい。」

 

そこらのファミレスより味は上だなと、出雲は2口目を…

 

「はぁ!」

 

「ぼ、僕どうかしたの?」

 

しかし、出雲の耳にその声は届かなかった。

 

「な、なんでモンスターが実体化してるんだ?ま、まさか、自力で実体化を?」

 

立て続けに不可思議な事が起きた為、出雲は思った事を口に出して取り乱していた。

 

「僕?」

 

しまったと、出雲は心の中で思う。

 

「あ、すすすいません。気にしないで下さい。」

 

「あ、そうですか。」

 

店員は首を傾げながらその場を離れる。

 

「(て言うかさっきから僕?僕?って、失礼じゃないか?俺高校生だぞ。まあ良いか。)」

 

周りの客に再度謝ると出雲は考える。

 

「(なんで遊戯王のモンスターが実体化を?)」

 

出雲はまた外の景色を見る。風帝ライザーがマスター・ジーグに潰され、光となり四散した。

 

「(やっぱりおかしい。俺のいた世界だとこんなソリッドビジョンは無かった筈だ。じゃあやっぱりここは夢の中の世界なのか?)」

 

ポテトフライを摘まみながらう~んう~ん唸る出雲。すると

 

「あの~」

 

と、誰かが声を掛けてきた。知り合いかと思ったが、声を聞く限り心当たりが無かったので、その方向に振り向く。

 

「はい、どなたでしょうか?」

 

そこにいたのは高校生の筈の自分より大きい中性的な顔立ちをした男?だった。

 

「(あれ、そう言えば)」

 

と、出雲は今更ながらに気付く。

 

「(ここに居る人達、背大きくない?)」

 

出雲はその瞬間、嫌な予感がした。

 

「ま、まさか…な。」

 

「あの~」

 

「あ、はい何でしょうか?」

 

「う、うん。」

 

中性的な顔立ちをしたその男の人はこう言った。

 

「君子供だよね。お母さんはどこかな?」

 

「………」

 

出雲は今の一言で確信した。

 

「(俺、背も低くなってるかも。)」

 

「ええっと……」

 

某頭脳は大人な小学生と同じ気分を味わった出雲は必死に言い訳を考える。

 

「ええっと……実は田舎からお母さんを探しに来たんです。」

 

「い、田舎から?」

 

「はい、数年前にこの町に来たと聞いたのでもしかしたらこの町にいるかな~と思って。」

 

「そ、そうなのか。だが、どんな理由があろうと子供が一人でこんな所に来ちゃ危ないよ。さ、セキュリティまで連れていってあげるから、荷物を持ってお兄さんについてきて。あ、決して怪しい者じゃないよ。安心して。」

 

その言葉に嘘を感じなかった出雲は、取りあえずその男についていく事にした。

 

「は、はい。分かりました。」

 

「(取りあえず危機は脱した……のか?)」

 

出雲はそう考え、何か持ち物が無いか席を探す。すると向こう側の席にパッド(恐らくデュエルディスク?)1つと前の世界で使っていたデッキケース(恐らく中も入っている)のついたベルトが3つ、そしてスポーツバックが1つあった。

 

「お兄さんが運んであげようか?」

 

と、聞かれたので

 

「是非お願いします。」

 

と、出雲は言った。

 

「(正直運べる気がしないからな。)」

 

出雲は腰にデッキケースを巻き、パッドを持ち上げる。

 

「それは最近発売された最新モデルのデュエルディスクじゃないか!」

 

「え?そ、そうなんですよ。気前の良いお兄さんに貰いまして。」

 

「ふーん、世の中捨てたもんじゃないな。」

 

出雲は苦笑いしながら外の景色を見る。すると、このファミレスに明らかに怪しい全身黒色の服を着た5人の集団が入っていったのを見た。

 

「(嫌な予感がする。)」

 

そして、

 

バンッ!

 

「ツインバレル・ドラゴンを召喚!」

 

突如、黒づくめの連中の中でも一番がたいの良い男がデュエルディスクにカードを召喚した。

すると、彼の肩にツインバレル・ドラゴンが召喚された。

 

「手を上に挙げな。さもないと俺のツインバレル・ドラゴンが貴様の顔面を撃ち抜くぜ。」

 

「ひ、ひいぃぃぃ!」

 

会計をしていた男の人は手を上に挙げ、悲鳴を挙げた。

 

「お前らは一ヶ所に固まれ、早くしろ!」

 

バンッ!

 

と、ツインバレル・ドラゴンが上空に向けて発砲した。

その瞬間、そこにいた客全員が一ヶ所に固まり始めた。

 

「(う、嘘だろ。)」

 

出雲は驚きのあまり行動出来なかった。

 

「(つ、ツインバレル・ドラゴンで強盗とか……まじかよ!)」

 

……驚く所が若干ずれているが。

 

「おい!そこのお前!!」

 

「へっ……俺?」

 

「そうだ。何故移動しない!さっさとそこから離れろ!」

 

やばい、と出雲は思った。逆らったら絶対ろくでもない事される。出雲は移動しようとするが、

 

「そこまでです!」

 

と、先程まで話していた男の人が、その男にアンカーのような物を投げた。

そのアンカーは男の手首に装着され、繋がれた状態になった。

 

「な、このアンカーは!」

 

「僕はセキュリティだ。おとなしく投降するか、デュエルしろ!さもなければこのアンカーは取れないぞ。」

 

「せ、セキュリティだ!」

「やった!これなら一安心だ!」

「私達助かるのね!」

 

集まっていた人々は口々にそんな事を言う。

 

「黙ってろ!お前ら!」

 

が、その喧騒は強盗団の男によって止んだ。

 

「良いだろう、デュエルしてやる。但しお前、デュエルに負けたら覚悟しておけよ。」

 

男がディスクを構える。

 

「名乗っておこう。僕の名前は 夏目 汐里(なつめ しおり) だ。」

 

「ふん、女みてぇな名前だな。俺の名前は 立野 銃火(たちの じゅか)だ。」

 

その瞬間、ギャラリーがざわめく。

 

「た、立野 銃火って、」

「あぁ、あのリボルバー強盗団の団長だ。」

「嘘!、プロデュエリスト並みの強さって噂のあの立野?」

 

どうやら相当有名なようで、中にはもう諦めムードの奴もいる。

 

「皆さん、落ち着いてください!」

 

「さてと、デュエル、しようぜ?」

 

「くっ、」

 

 

「「デュエル!」」

 

立野 銃火

LP4000

 

手札5枚

 

 

夏目 汐里

LP4000

 

手札5枚

 

 

「ルールはマスターズルール2で良いな!」

 

「あぁ、」

 

「俺のターンドロー!」

 

立野がカードを引く。

 

「俺は手札から魔法カード 亜空間バトルを発動する!」

 

「はあぁ!?」

 

「な、何だ坊主。文句があるのか。」

 

「い、いえ別に。」

 

「まったく、我らが兄貴にミスなんてあるわけないのに。」

 

と、したっぱが言う。

 

「(亜空間バトルって、未OCGだよなぁ。)」

 

「このカードの効果で、互いにデッキからモンスターカードを三枚選ぶ。俺はこの三枚にするぜ。」

 

「僕はこの三枚に。」

 

「そして選んだカードをお互いに一枚ずつ相手に見せ、攻撃力の高い方を見せたプレイヤーはそのカードを手札に加える。低い方を見せた場合、そのプレイヤーはそのカードを墓地に送り500ポイントのダメージを受ける。つまり、」

 

「最大1500のダメージだね。」

 

「あぁ、じゃいくぞ!一枚目」

 

亜空間バトル (アニオリ)

通常魔法

お互いのプレイヤーはデッキのモンスターカード3体を選択し、

選択したモンスターカードを互いに1枚ずつ同時に相手に見せる。

相手より攻撃力の低いモンスターカードは墓地に送られ、

そのカードのコントローラーは500ポイントのダメージを受ける。

相手より攻撃力の高いモンスターカードは自分の手札に加える。

 

 

 

 

 

 

「俺が選択したのはリボルバー・ドラゴン!」

 

「僕は戦士ダイ・グレファー」

 

夏目

LP3500

 

「二枚目!ブローバック・ドラゴン!」

 

「す、スピリット・ドラゴン。」

 

夏目

LP3000

 

「三枚目!グローアップ・バルブ!」

 

「エルフの剣士!」

 

 

立野LP3500

 

 

「よしよし、俺はモンスターをセット、カードを2枚伏せ、ターンエンド。」

 

 

 

 

立野

LP3500

 

手札6枚

 

魔法、罠 ゾーン

セット2枚

 

モンスターゾーン

裏守備表示モンスター1枚

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕のターンドロー!」

 

「僕は手札からエルフの剣士を攻撃表示で召喚!」

 

エルフの剣士ATK1400

 

「さらに、手札から二重召喚(デュアルサモン)を発動!」

 

 

二重召喚

通常魔法

このターン自分は通常召喚を2回まで行う事ができる。

 

 

「このカードの効果により、手札からコマンド・ナイトを召喚!」

 

コマンドナイトATK1200

 

「コマンドナイトが場にいる時、場の戦士族モンスターの攻撃力を400アップさせる。」

 

 

コマンドナイト

効果モンスター

星4/炎属性/戦士族/攻1200/守1900

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族モンスターの攻撃力は400ポイントアップする。

また、自分フィールド上に他のモンスターが存在する場合、

相手は表側表示で存在するこのカードを攻撃対象に選択する事はできない。

 

 

 

「これにより、エルフの剣士と、コマンドナイトの攻撃力が400アップ!」

 

エルフの剣士ATK1400+400=1800

 

コマンドナイトATK1200+400=1600

 

「バトル!エルフの剣士でセットモンスターに攻撃!

精・剣・斬」

 

エルフの剣士がセットモンスターを切り裂こうとしたその時、そのセットモンスターがエルフの剣士の体にくっついた。

 

セットモンスター…スフィア・ボム球体時限爆弾(きゅうたいじげんばくだん)DEF1400

 

「スフィア・ボム球体時限爆弾の効果発動!裏守備表示のこのカードが攻撃されたダメージ計算前、このカードを相手の攻撃してきたモンスターに装備させる。」

 

エルフの剣士にくっついたスフィア・ボム球体時限爆弾は体を赤く点滅させている。

 

「このカードが装備されたまま次のお前のスタンバイフェイズになった瞬間、こいつのもう1つの効果が発動する。装備モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える!」

 

「な、何だって!」

 

 

スフィア・ボム球体時限爆弾

効果モンスター

星4/闇属性/機械族/攻1400/守1400

(1):裏側守備表示のこのカードが相手モンスターに攻撃されたダメージ計算前に発動する。

このカードを装備カード扱いとしてその攻撃モンスターに装備する。

(2):このカードの効果でこのカードを装備した次の相手のスタンバイフェイズに発動する。

装備モンスターを破壊し、その攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

 

「確かにこれはきついな。」

 

「いい調子ですぜ!兄貴。」

 

ライフが4000のこのデュエルでは少しのダメージが命とりとなる為、かなり凶悪な効果である。

 

「(だけど、抜け道もある。)」

 

「うぅ、ぼ、僕はコマンドナイトでダイレクトアタック!

コマンドスラッシュ!」

 

「罠発動、ガードブロック、そのダメージを無効にし、デッキから1枚カードをドローする。」

 

コマンドナイトの攻撃が透明の壁に阻まれる。コマンドナイトはその衝撃で後方に吹き飛ばされる。

 

「た、ターンエンドだ。」

 

 

 

夏目

LP3000

 

手札4枚

 

魔法、罠ゾーン

無し

 

モンスターゾーン

エルフの剣士(スフィア・ボム球体時限爆弾装備)ATK1800

コマンドナイト ATK1600

 

 

 

「(え、えぇ!)」

 

出雲はそのままターンエンドしてしまった夏目に驚く。

スフィア・ボムのこの効果は融合、シンクロ、エクシーズなどで簡単に除去が出来る。

特に、今回場にいたのはレベル4のエルフの剣士とコマンドナイトの二体。

現在のカードプールだと例えば、相手のレベル5以上のモンスターの特殊召喚を封じる インヴェルズ・ローチや、

デッキからホール、または落とし穴 通常罠を落としてその効果を発動出来る フレシアの蠱惑魔

さらに相手の場の攻撃力が変動しているモンスター一体を破壊し、デッキからカードを1枚ドロー出来る

No.103 神葬零嬢ラグナ・ゼロなど、強力な効果を持つモンスターが沢山いる。

なのにそれをしないという事は

 

「何か作戦でもあるのか?」

 

「俺のターン、ドロー!」

 

立野

LP3500

 

手札7枚

 

魔法、罠ゾーン

スフィア・ボム球体時限爆弾

セット一枚

 

モンスターゾーン

無し

 

 

 

 

俺はセットしていた魔法カード、七星の宝刀(しちせいのほうとう)を発動!」

 

七星の宝刀

通常魔法

「七星の宝刀」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):手札または自分フィールドの表側表示モンスターの中から、

レベル7モンスター1体を除外して発動できる。

自分はデッキから2枚ドローする。

 

 

 

「俺はこの効果により、手札のリボルバー・ドラゴンを除外して2枚ドロー!」

 

立野

手札8枚

 

「ふん、この勝負貰った。」

 

「な、何だと!」

 

「俺は手札から魔法カード融合を発動!」

 

 

 

融合

通常魔法

(1):自分の手札・フィールドから、

融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、

その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する

 

 

「このカードの効果により、手札のブローバック・ドラゴンとヴォルカニックバレットで融合!」

 

 

ヴォルカニックバレット

効果モンスター

星1/炎属性/炎族/攻 100/守 0

このカードが墓地に存在する場合、

自分のメインフェイズ時に1度、500ライフポイントを払う事で、

デッキから「ヴォルカニック・バレット」1体を手札に加える。

 

 

 

立野の背後に光が表れ、その中にブローバック・ドラゴンとヴォルカニックバレットが入り、混ざっていく。

 

「ドラゴンの魂を持ちし凶悪な銃よ、今炎の弾丸と1つになりて、世界を炎で埋め尽くせ!」

 

立野は手を頭上で合わせ、胸元に持っていく。

 

「融合召喚!現れろ、全てを灰塵と化す炎の化身、

重爆撃禽 ボム・フェネクス!!」

 

立野の召喚したボム・フェネクスは、しかしフィールドに居なかった。」

 

「?ボム・フェネクスという者らしきモンスターが見当たらないのだが。」

 

と、夏目が疑問を投げ掛ける。立野も一瞬ディスクの故障かとディスクを見たが、瞬時に原因を探り当てた。

 

「ふ、どうやらここはボム・フェネクスには狭すぎたらしい。」

 

と、立野が言った。

 

「な、何を言って、」

 

「!まさか、外です、ボム・フェネクスは外にいます!」

 

と、出雲がボム・フェネクスの居る場所を推測する。

するとその直後、外の景色が黒に染まっていく。いや、正確にはボム・フェネクスの影に……だ。

 

キュグァァァァ‼

 

と、鳥の鳴き声と人叫び声を混ぜたような声が、上空から聞こえてきた。

やはり出雲の言うとうり、ボム・フェネクスはこのファミレスの上にいるようだ。

 

 

 

重爆撃禽 ボム・フェネクス

融合・効果モンスター

星8/炎属性/炎族/攻2800/守2300

機械族モンスター+炎族モンスター

自分のメインフェイズ時、フィールド上に存在するカード1枚につき

300ポイントダメージを相手ライフに与える事ができる。

この効果を発動するターンこのカードは攻撃する事ができない。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

 

「この俺がボム・フェネクスをだして負けたデュエルは……無い!ボム・フェネクスの効果発動!フィールド上に存在するカード1枚につき、300ポイントのダメージを与える。」

 

今現在、フィールドのカードは4枚よって、

 

「1200ポイントの……ダメージか!」

 

「ふっ、喰らえ不死魔鳥大空襲(フェネクス・ビック・エアレイド)!」

 

ファミレスの上空から、雄叫びのような声が聞こえたかと思うと、上から隕石のような物が幾つも落ちてくる。

 

「うわぁぁぁぁ!」

 

夏目

 

LP1800

 

 

「う、うう。」

 

「(このコンボを使うまでも無かったか……)」

 

「俺はこれでターンエンド。」

 

 

立野

手札6枚

 

LP3500

 

魔法、罠ゾーン

スフィア・ボム 球体時限爆弾

 

モンスターゾーン

重爆撃禽 ボム・フェネクス ATK2800

 

 

 

「ぼ、僕のターン」

 

夏目

手札5枚

 

LP1800

 

魔法、罠ゾーン

無し

 

モンスターゾーン

エルフの剣士(スフィア・ボム球体時限爆弾装備)ATK1800

コマンドナイト ATK1600

 

 

 

 

「このスタンバイフェイズ、スフィアボムの爆弾が作動する。これで1800ダメージで俺の勝ちだ。」

 

エルフの剣士に取り付いていたスフィアボムの点滅が今までのものよりも速く点滅し、全体が赤く光った瞬間

ドカーンと音がし、エルフの剣士が爆散した。

そしてその爆発でできた爆風が、夏目を吹き飛ばした。

 

「きゃぁぁぁぁぁ!」

 

夏目

 

LP0000

 

 

WIN 立野

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま、負けました。」

 

ライフポイントが無くなり、頭を垂れる夏目。そんな夏目を見て、盗賊達は

 

「ふん、あれだけ威勢が良かったのに兄貴に与えたダメージはたった500ぽっちかよ。」

 

「しかもそのダメージも兄貴自身が自分から受けたダメージ。」

 

「実質兄貴のパーフェクト勝ちじゃあねえかよ。まじウケるわ~。」

 

と、盗賊達はその様を見て笑い転げていた。

一方の人質達も

 

「嘘だろ!こんなに簡単にセキュリティが負けるなんて。」

 

「あの立野とかいう奴強すぎだろ。」

 

「て言うかセキュリティってあんなに弱かったっけ?」

 

「あいつ本当はセキュリティじゃ無いんじゃないのか。」

 

「はぁ?じゃ俺達のあの喜びは……」

 

「ぬか喜びって奴だな。」

 

「ふ、ふざけんなよ!この役立たず!」

 

そうだそうだという声がどんどんと広がっていく。夏目はその言葉にただ唇を噛み締めるしかなかった。いつの間にか、その目には涙が溜まっていた。

 

「……ふんっ!」

 

立野は取れたアンカーを投げ捨て、夏目の方を向く。

 

「まっ、現実こんなもんだ。さてと、お前にはこれから人質になって貰うぜ。そろそろセキュリティが来てもいい頃合いなんでな。」

 

そう言い、夏目に手を伸ばす立野。が、

 

ヒュッ

 

と、何かが立野の前を通りすぎ、柱に刺さる。よく見てみるとそれは……

 

「……カード?一体誰だ。こんなもんを投げたのは。」

 

「………僕だ!」

 

その場にいる全員が声をした方向を向く。そこにいたのは

 

「何のマネだ糞ガキ。」

 

「糞ガキじゃない、出雲だ。そしてお前、今から俺とデュエルしろよ。」

 

出雲 光遊 その人だった。

 

 

 

 




次回予告

立野にデュエルを挑んだ出雲。だが立野に子どもだからという理由で断られてしまう。
そこで出雲は立野の部下を4人同時に相手をして勝ったらデュエルをしてくれと頼み込む。
何とか条件を呑んでもらった出雲は、立野の部下4人とバトル・ロワイアルを開始する!

次回、スサノオ降臨 デュエルスタンバイ!
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