遊戯王~武神使いの波乱万丈な転生生活   作:コズモ君v

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こんにちは、コズモ君vです。
今回は久しぶりのデュエル回という事で少々文字数がいつもより多くなってしまいましたw
そしてこの回、いつもより少しテンポが早いので少し不自然に思う所もあるかもしれませんがご了承下さい。
余りにも致命的な部分等があった場合、感想欄で指摘して下さると幸いです。
でわでわ


第7話 伝説の後継者VS炎の獣王

「それじゃあ昼食代とお小遣いここに置いておくね。」

 

「あ、はい。ありがとうございます。」

 

「う、ううん。良いの良いの。それじゃあ行ってきます」

 

「い、行ってらっしゃい。」

 

その声を聞き終えた夏目は扉を開けて外に出る。

 

「…………はぁ。」

 

出雲は何処か重い雰囲気から解放されたのかのように床に身を投げ出した。

 

「気まずいなぁ…」

 

昨日のある出来事……実は女性だった夏目とその裸体を見てしまった出雲。

あの後あまりの出来事と刺激に鼻血を吹き、気絶してしまった出雲。

風呂から出た夏目に介抱され、何とか10分後に目を覚ました。

すぐ側にいた夏目の胸は、先ほどと違い豊かな乳は無く、平らな胸だった。

恐らくさらしか何かを巻いて圧迫しているのだろう。

出雲はそう察した。

夏目は先ほどの出来事を無かったことにしようと気さくな感じで話しかけようとしたが明らかにぎこちない喋り方でかみかみだった。

 

出雲はその場から逃げるように風呂場に向かい、ひとっ風呂浴びた後にはもう夏目は寝ていた。

予め案内されていた自分の部屋に行くと、明日は仕事だから家には居ないという旨の手紙が置いてあった。

どうやら今日までの3日間は休みの日だったらしい。

出雲は休みの日にあんな事件に巻き込まれてたのか……と内心同情した。

 

そして今日夏目が出かける直前に起きていた出雲は見送りをしていたのだ。

 

「(夏目さん……俺の作ったデッキ、持っていってくれたみたいだけど、まだ試作品の骨組みデッキだからなぁ…心配だなぁ。)」

 

そんな心配をしていた。

そのふわんを和らげる為に出雲は外に出かけに行くことにした。

時刻は午前8時、出かけにはまだ早い。

出雲は夏目が作り置きしてくれた朝ごはんを食べた後、

デッキでもいじろうとリビングに向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

「賑やかな商店街だなぁ。」

 

出雲は異世界の商店街を見てそう思った。

異世界の、それも遊戯王の世界の商店街だという事で遊戯王カードの専門店もいくつかあるが、それ以外は概ね出雲の居た世界の商店街とあまり変わらないようだ。

出雲は誘惑に負けて買った焼き鳥を食べながら商店街を歩いていく。

少し奥に進んでいくと、何やら人だかりが見えてきた。

よく耳を澄ませてみると沢山の人々の声に混じってこんな声が聞こえた。

 

「どいつもこいつも弱いなぁ?こんなもんじゃわいのデッキは満足せぇへんでぇ!」

 

「………何言ってんだこいつ?」

 

疑問に思った出雲は近くを歩いていた男の人に訳を聞く。

 

「あの、この人だかりってなんですか?」

 

「ん?あんたこの商店街初めてか。あいつはこの商店街じゃちょっとした有名人でな。名前は釣海 南人(つがい なんと)、この商店街じゃ負けなしのデュエリストさ。この商店街はあいつに挑みに来る奴等が居るからこんなに繁盛してんだよ。まっ、全員負けてんだけどな。」

 

「なるほど……」

 

出雲は人だかりの奥に向かう。

 

「ん?なんや坊主、迷子か?」

 

出雲に気がついた釣海は出雲に声をかける。

 

「いえ、僕は貴方にデュエルを申し込みに来たんです。

相手……してくれますよね?」

 

と、挑発気味に言う出雲。

 

「ははは!、威勢のいい子供がいるもんやなぁ、いいで、その威勢に免じて相手してやる。おら!野次馬ども、どけどけぇ!」

 

人だかりをどけてデュエルが出来るスペースを開ける釣海。

 

「ルールはスタンダードでええな。」

 

「?す、スタンダード?」

 

聞きなれない言葉に首をかしげる出雲。

 

「マスタールール3のことや。相手から何の申しでもなけりゃ基本的にこのマスタールール3で起動させるんや。1つお利口になったな坊主?」

 

「あ、ありがとうございます。」

 

ひきつりそうになった頬を押し込め、デュエルディスクを操作する出雲。

 

マスタールール3 スタンバーイ

 

デュエルディスクからそんな電子音声が聞こえた後、ディスクを構える両者。

 

「「デュエル!」」

 

 

出雲

LP4000

 

釣海

LP4000

 

 

「先行は譲るで、坊主。」

 

「坊主じゃなくて出雲だ!俺のターン!」

 

出雲は5枚の手札を見る。

 

「(まずは様子見だ……)」

「俺は手札から永続魔法、炎舞ー「天キ」を発動!」

 

炎舞ー「天キ」

永続魔法

「炎舞-「天キ」」は1ターンに1枚しか発動できない。

(1):このカードの発動時の効果処理として、

デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。

(2):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、

自分フィールドの獣戦士族モンスターの攻撃力は100アップする。

 

 

「このカードの効果により、デッキから武神ーヤマトを手札に加える。そしてそのまま召喚!」

 

地面からヤマトをかたどった石像が現れ、そこから光が溢れたかと思うとそこに甲冑を纏った戦士が現れる。

 

「さらにカードを二枚伏せて、エンドフェイズにヤマトの効果を発動!デッキから武神器ーハバキリを手札に加え、武神器ーヘツカを墓地に落とす。」

 

出雲

LP4000

手札二枚

 

フィールド……武神ーヤマト(モンスター)、炎舞ー「天キ」(永魔法)

 

伏せカード……二枚

 

 

「わいのターンやな、ドロー!」

 

釣海

LP4000

手札…6枚

 

 

「しょっぱなから飛ばすでぇ!手札から、フィールド魔法を発動や!伝説の都 アトランティス!」

 

突如、地鳴りと共に周りの景色が変わっていく。

活気の溢れる商店街から海中に佇む大きな遺跡へと

 

「わわ!ま、周りが海に!お、溺れる」

 

周りの景色が突然海中に変わった為、焦る出雲。

しかし、直ぐにソリッドビジョンだと言うことに気づく。

 

「……うぇっほん!、どうぞ続けて。」

 

「な、なんやおぬし……まあええわ。このフィールド魔法わな、わいの仲間が力を発揮するのに最適なフィールドなんや。今それを証明するでぇ。」

 

「(伝説の都 アトランティス。その厄介さは俺も理解してるつもりだ。水属性のモンスターの攻撃力を上げ、レベルも1つ落とすというその効果はシンプルだが故に強い……けど、)」

 

出雲は自分の手札の武神器ーハバキリを見る。

 

「(俺の手札にはハバキリがある。こいつは自分の場の武神と名のついた獣戦士族モンスターが戦闘を行う時、手札から捨てる事によりその武神獣戦士族モンスターの攻撃力を倍にする。アトランティスの影響下で手札から素で召喚出来る最高攻撃力は確かギガ・ガガギゴの2450、攻撃力1900にアップしてるヤマトで充分対処出来るレベルだ。

返り討ちにしてやるぜ、)」

 

出雲は心の中でそんなフラグを立てていた。

 

「わいは手札から、伝説のフィッシャーマンを召喚!」

 

「で、伝説のフィッシャーマン!?」

 

思いもよらないモンスターの登場に驚き、焦る出雲。

そうこう思っている内に伝説のフィッシャーマンのカードがデュエルディスクに置かれる。

すると、上空…いや、上海からでかい魚にまたがっているモリを持った男が現れた。

その男は上海でグルグル回った後、釣海の前に止まる。

 

 

伝説のフィッシャーマン

効果モンスター

星5/水属性/戦士族/攻1850/守1600

(1):このカードがモンスターゾーンに存在し、

フィールドに「海」が存在する限り、

このカードは魔法カードの効果を受けない。

(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、

フィールドに「海」が存在する限り、

このカードは攻撃対象にされない。

(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での

相手の攻撃は自分への直接攻撃になる。)

 

 

「(ま、まさかそのモンスターを出すとは……いや、この世界だと案外強力なのか?)」

 

出雲はこのモンスターを出した釣海の思惑が分からず混乱している。

 

「(攻撃力で劣っているフィッシャーマンを出すなんて……ここからどうするつもりだ?)」

 

「お前、わいがこれで終わりやと思ってないか?」

 

怪訝な顔を見せる出雲にそう言う釣海

 

「続きがあるなら是非見せてもらいたいもんだね。」

 

と、少し挑発気味に言う出雲。

 

「こんのませがきが……わいはフィッシャーマンをリリース!」

 

「フィッシャーマンをリリースだと!」

 

突如として現れた渦に呑み込まれたフィッシャーマンを見ながら、出雲は今度こそ驚愕した。フィッシャーマンをリリースして出されるカードなど出雲は知らない……いや、1つだけ心当たりがあった。

 

「ま、まさか…」

 

「ふっ、こい!伝説のフィッシャーマン三世!」

 

渦を突き破って出てきたそのモンスターは、伝説のフィッシャーマンによく似ていたが、手に持っていたのはモリではなく水中銃で、乗っている魚にも額に宝石のような物が埋め込まれていた。

 

 

伝説のフィッシャーマン三世

特殊召喚・効果モンスター

星7/水属性/戦士族/攻2500/守2000

このカードは通常召喚できない。

自分フィールドの「伝説のフィッシャーマン」1体をリリースした場合のみ特殊召喚できる。

(1):このカードが特殊召喚に成功した時に発動できる。

相手フィールドのモンスターを全て除外する。

このターンこのカードは攻撃できない。

(2):このカードは戦闘・効果では破壊されず、

魔法・罠カードの効果を受けない。

(3):1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。

除外されている相手のカードを全て墓地に戻し、

このターン、相手が受ける戦闘・効果ダメージは1度だけ倍になる。

 

 

「やっぱり、三世だったか。」

 

 

伝説のフィッシャーマン三世ATK2500→2700

 

 

出雲は目の前をアクロバティックに動きまわるフィッシャーマン三世を見ながらそう言う。

前世では出されると厄介だな程度の認識で使ってる人も少なかったのであまり記憶になかったのだ。

 

「わいは伝説のフィッシャーマン三世の召喚時効果を発動や!」

 

直後、伝説のフィッシャーマン三世がその手に持つ水中銃を上空に向ける。

 

「このカードが特殊召喚に成功した時、相手のモンスター全てを除外するんや!」

 

「(くそ!対象にとってないからヘツカの効果を使えねぇ!)」

 

 

武神器ーヘツカ

効果モンスター

星4/光属性/獣族/攻1700/守1200

自分フィールド上の「武神」と名のついたモンスターが

カードの効果の対象になった時、

墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。

その効果を無効にする。

この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

「やれ!伝説のフィッシャーマン三世!」

 

その声がトリガーになったのか、伝説のフィッシャーマン三世は水中銃の引き金を引く。

水中銃からモリの形をしたエネルギーが発射され、ヤマトに降り注ぐ。

 

『グワァ!』

 

「ヤマト!」

 

武神ーヤマトは苦しそうにうめきながらその体を光の粒に変えていく。

 

「この効果を使った後、このカードは攻撃できへん。

カードを二枚伏せてターン「ちょっと待った!」な、なんや。」

 

釣海のターンエンド宣言に待ったをかける出雲。

 

「罠カード発動!針虫の巣窟。」

 

針虫の巣窟、デッキの上からカードを五枚墓地に送る罠カードだ。出雲はデッキの上に手を置き祈る。

 

「(伝説のフィッシャーマン三世の耐性は強力だ。戦闘でも効果でも、その上魔法や罠まで効かないだなんて……でもつけいる隙はある。その為にはこの墓地送りにあるカード達が一枚でもいけば……)」

「デッキの上からカードを五枚墓地に送る。」

 

出雲はデッキから五枚カードを引く。

 

「(!来た)」

「俺はこのカード達を墓地に落とす。」

 

墓地に送られたカード……炎舞ー「開陽」、武神ーアラスダ、暗炎星ーユウシ、武神器ーオキツ、オネスト

 

「なんやよう分からんけど……わいはこれでターンエンドや。」

 

 

釣海

LP4000

手札一枚

 

 

フィールド……伝説のフィッシャーマン三世(モンスター)、伝説の都アトランティス(フィ魔法)

 

伏せカード……二枚

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

 

出雲

LP4000

手札三枚

 

 

フィールド……炎舞ー「天キ」

 

伏せカード……二枚

 

 

「俺は手札から微炎星ーリュウシシンを召喚!」

 

出雲がそう言い、カードを召喚する。

すると炎の渦が海中にも関わらず起こる。

そしてその中から龍のような炎のオーラを幾つも身に纏った戦士が現れる。

 

 

微炎星ーリュウシシン

効果モンスター

星4/炎属性/獣戦士族/攻1800/守 400

1ターンに1度、自分が「炎舞」と名のついた魔法・罠カードを発動した場合、

デッキから「炎舞」と名のついた罠カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。

また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する

「炎舞」と名のついた魔法・罠カード2枚を墓地へ送って発動できる。

自分の墓地から「微炎星-リュウシシン」以外の

「炎星」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚する。

 

 

『ハァッ!』

 

力強い声を上げたその戦士は得物の槍を構える。

 

「いくぞ!俺は手札から魔法カード、炎舞ー「天枢」を発動、そのカード効果により、俺の場の獣戦士族モンスターの攻撃力が100ポイント、「天キ」と合わせて200ポイントアップする!」

 

 

微炎星ーリュウシシン ATK1800→2000

 

 

「せやけど、ちょっとパワーアップしたくらいで伝説のフィッシャーマンは倒されないで!」

 

フィッシャーマン三世が水中銃を突きつけてリュウシシンを威嚇する。

 

「そうあせんなって、リュウシシンの効果を発動!炎舞魔法、罠カードが発動された時、デッキから「炎舞」と名のついた罠カードを一枚セット出来る。

俺は炎舞ー「天権」をセットする。

さらにリュウシシンの効果、自分の場の「炎舞」と名のついた魔法、罠カードを二枚墓地に送り、自分の墓地から仲間を呼び起こす!俺は「天キ」とさっきセットした「天権」を墓地に、そして暗炎星ーユウシを特殊召喚!」

 

リュウシシンが独特な動きの舞を踊ると二枚のカードを生け贄として墓地から暗炎星ーユウシが復活する。

 

『デェヤッ!』

 

 

暗炎星ーユウシ

効果モンスター

星4/炎属性/獣戦士族/攻1600/守1200

1ターンに1度、このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、

デッキから「炎舞」と名のついた魔法カード1枚を選んで自分フィールド上にセットできる。

また、1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する

「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚を墓地へ送って発動できる。

フィールド上のモンスター1体を選択して破壊する。

 

 

「お、同じレベルのモンスターが一気に2体……せやけどそのモンスター達じゃフィッシャーマン三世は……ハッ!同じレベルのモンスターが2体っちゅうことは!」

 

ニヤッと出雲が笑う。

 

「俺はレベル4の獣戦士族モンスター2体で……オーバーレイ!」

 

この時、今まで静観していたギャラリーが一気にどよめく。

2体の炎星モンスター達はお互いの得物……剣と槍を空中で重ねる。

すると2体のモンスターが炎の光の玉となり上海の渦に吸い込まれる。

 

「2体の獣戦士族モンスターで、オーバーレイネットワークを構築……エクシーズ召喚!」

 

上海の渦が爆発する。

 

「現れろ!ランク4!数多の戦士を従えし炎の王よ、いま君臨せよ!魁炎星王ーソウコ!」

 

新たに現れたそのモンスターは、どこか重厚感漂う黄金の鎧を着用しており、その手には扇子が握られており、止めどなく強烈な炎のオーラを発していた。

釣海は最初、そのモンスターがソリッドビジョンにより構成されたモンスターだと言うことが信じられなかった。それほどまでにこのモンスターの発するオーラはどこか異質な物だった。

 

『フンッ!』

 

 

魁炎星王ーソウコ ATK2200→2300

 

 

「なんちゅうオーラや……でも、攻撃力はわいのフィッシャーマン三世の方が…」

 

「まあ待って下さいよ。俺はソウコの召喚時効果を発動する。デッキから炎舞魔法、罠カードをセットする。

俺は「天キ」をセットする。そして炎舞ー「天キ」をそのまま発動!デッキから武神ーミカヅチを手札に加える。そして俺は炎舞「天枢」の効果を適用する。

俺はこのターン、獣戦士族モンスターに限りもう一度モンスターを召喚出来る。こい!武神ーミカヅチ!」

 

 

炎舞ー「天枢」

永続魔法

このカードがフィールド上に存在する限り、

自分のメインフェイズ時に1度だけ、

自分は通常召喚に加えて獣戦士族モンスター1体を召喚できる。

また、このカードがフィールド上に存在する限り、

自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする

 

 

突如、アトランティスの都の建物が一部崩れた。

そしてその中から一体の石像が現れ、青色の光を放つ。

そして石像がひび割れ、中から武神ーヤマトと似た、しかしヤマトに比べると幾分かスマートで頭部の形状と色彩の違う戦士が現れる。

 

『デヤッ!』

 

 

武神ーミカヅチ ATK1900→2100

 

 

「もう一工夫だ、俺は罠カードを発動、リビングデッドの呼び声。墓地のモンスター一体を攻撃表示で特殊召喚する!こい、武神器ーオキツ」

 

アトランティスの海底を突き破り出てきたのは犬によく似た石像だった。その石像は直ぐにひび割れ、中から一体のモンスターが現れる。

 

 

武神器ーオキツ ATK200

 

 

「ま、また同じレベルのモンスターが2体やて…まさか!」

 

「ご名答、俺は2体の武神モンスターでオーバーレイ!」

 

ミカヅチとオキツが紫色の渦に光の玉となり吸い込まれる。

 

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築……エクシーズ召喚!現れろ、ランク4!伝説の武具を纏い、降臨せよ!武神帝ースサノオ!」

 

爆発した渦から現れたのは幾つもの伝説の武具を身に纏ったヤマト…スサノオだった。

 

『ハアァァッ!』

 

武神帝ースサノオ ATK2400→2600

 

 

「お、王と帝が揃いよった……」

 

釣海はその2体の発するとてつもない濃度のオーラに完全に押されていた。フィッシャーマン三世もどことなく体を後退させたような気がした。

 

「そして仕上げだ、俺はソウコの効果を発動、オーバーレイユニットを1つ取り除く事により、フィールド上の獣戦士族モンスター以外のモンスターの効果を次の相手ターン終了時まで無効にする!」

 

「な、なんやて!そんなん擬似的なスキルドレインやないか!」

 

魁炎星ーソウコ

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/炎属性/獣戦士族/攻2200/守1800

獣戦士族レベル4モンスター×2

このカードをエクシーズ召喚した時、

デッキから「炎舞」と名のついた魔法・罠カード1枚をセットできる。

また、1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、

獣戦士族以外のフィールド上の全ての効果モンスターの効果を

相手ターン終了時まで無効にする。

このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、

自分フィールド上の表側表示の「炎舞」と名のついた

魔法・罠カード3枚を墓地へ送る事で、

同じ攻撃力を持つレベル4以下の獣戦士族モンスター2体を

デッキから守備表示で特殊召喚する。

 

 

 

そんな釣海の悲鳴を無視し、ソウコは手に持つ扇子をひと凪ぎする。すると、扇子を振ったその空間から幾つもの動物や伝説上の生き物の形を模したオーラが飛び出して、伝説のフィッシャーマン三世の体にまとわりつく。

 

『ウグアァァッ!』

 

「フィッシャーマン!」

 

「まだだ!、スサノオの効果!オーバーレイユニットを1つ取り除き、デッキから武神モンスターを手札に加えるか墓地に落とす。俺は落とす方を選択し、武神器ーハチを落とす。

 

 

武神帝ースサノオ

エクシーズ・効果モンスター

ランク4/光属性/獣戦士族/攻2400/守1600

「武神」と名のついたレベル4モンスター×2

このカードは相手フィールド上の全てのモンスターに1回ずつ攻撃できる。

1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。

デッキから「武神」と名のついたモンスター1体を選び、手札に加えるか墓地へ送る。

「武神帝-スサノヲ」は自分フィールド上に1体しか表側表示で存在できない。

 

 

武神器ーハチ

効果モンスター

星4/光属性/獣族/攻1700/守 500

自分のメインフェイズ時、自分フィールド上に

「武神」と名のついた獣戦士族モンスターが存在する場合、

墓地のこのカードをゲームから除外して発動できる。

相手フィールド上の魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

「武神器-ハチ」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

 

「俺はさらに武神器ーハチの効果を発動!自分の場に「武神」と名のつく獣戦士族モンスターが存在する時、このカードをゲームから除外し、相手の場の魔法、罠カードを一枚破壊出来る。俺は自分から見て左のカードを破壊する!」

 

スサノオの体が青色のオーラに包まれた。スサノオは片手をその伏せカードに向け、体の青色のオーラをその片手に全て集中させ、光弾のように放つ。

その光弾は伏せカードを容易く撃ち抜く。

 

破壊されたカード……攻撃の無力化

 

「っし!」

 

思わずガッツポーズをとる出雲。

 

「(ソウコの効果で効果は失われ、攻撃の無力化も破壊した……今がチャンスだ!)」

「バトル、俺は武神帝ースサノオで伝説のフィッシャーマン三世に攻撃!そしてダメージ計算時に手札の武神器ーハバキリの効果を発動!こいつを捨てる事により、場の武神獣戦士族モンスターの攻撃力を元々の倍にする!

やれ、武神連斬!」

 

武神帝ースサノオ ATK2600→4800

 

『ハァッ!ディヤァァァァ!』

 

スサノオが雄叫びと共に空に飛び上がる。その背中の翼のような物が通常の倍近く大きくなり、いつもの倍の推進力を得たスサノオは伝説のフィッシャーマン三世の水中銃による攻撃を巧みな動きでかわし、すれ違い様にその体を乗っている魚ごと真っ二つにする。

 

『ガアァァァッッ!!』

 

苦悶の声を上げた後、フィッシャーマン三世は爆発した。

 

 

釣海

LP4000→1900

 

 

「くっ、効くなあ今の攻撃。」

 

「これで最後です、行けっ!魁炎星ーソウコ!」

 

「魁炎星ーソウコの攻撃力は2枚の永続魔法の効果で2400、わいのLPは1900……」

 

「いっけぇぇ!炎虎爆炎斬!!」

 

ソウコの扇子が炎のオーラを纏い、剣のような形状になり、釣海を襲う。

 

轟音が轟き、辺りを煙が覆う

 

「……なっ!」

 

煙が晴れ、出雲が見たものは

 

 

釣海

LP1900

 

 

ライフの減っていない釣海と

 

 

『グルルルル、』

グリズリーマザー ATK1400→1600

 

 

グリズリーマザーの姿だった。

 




釣海の顔とかは遊戯王DMの梶木漁太にコナンの服部を混ぜたみたいな感じです。


攻撃力とかLPの計算とかが間違っていたので修正しました。



次回予告(出雲)
俺の必殺の連続攻撃を凌ぐ釣海。グリズリーマザー一体で何が出来るのかとたかをくくっていた俺に、釣海は新たなエースモンスターを召喚する。
絶対絶命のピンチ、だけど俺はこんな所で諦めない!
このドローに全てがかかっている、来てくれ…逆転のカード!
次回 決着、氷槍の破壊龍VS蒼炎の帝
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