WRDCの出場権を獲得した遊悟。
盛り上がる人々を見て、自身の決心をさらに強くした。
それをここにいる連中は分かっている。
それを忘れない限り、遊悟達
遊悟は
幼馴染とはデュエル・チャンピオンになって帰ってやると豪語してしまったために、
いつもの寝慣れたベッドに入ることはできなかった。
幸い廃墟都市の名の通り、屋根のある所は多くは無いが、寝る場所に困ることは無い。
遊悟はなるべく屋根が付いている民家を探した。
D・ホイールがあるために長い距離も気にせずに人気の少ない場所へと来た。
こういう場所は
今日のところはここで一宿することに決めて、
いざという時のためにD・ホイールに寄り添い眠った。
廃墟の中眠りに就いていた遊悟は、
けたたましいD・ホイールのエンジン音に突如起こされた。
遊悟「うるせえな!眠れねえだろうが!」
そこには4人の
013、221、222、223のナンバーが刻まれていた。
DC013「お前には消えて貰う」
遊悟「なんだと!」
DC221「当然だろう?少しは想像出来た事じゃないか?」
DC013「
気に入らないから排除せよ、との事だ」
世界的な大会に
廃墟に住んでいる下賤で人間以下の存在、クズであると思っている。
この格差は奴隷と王族程に差がある。
力と権力の下にこの国の平和は保たれているのだ。
仕方がないことなのだ。
DC222「お前のような奴がいると
DC223「不穏分子は排除する!」
遊悟がD・ホイールで走り逃げ出すと、
DC013「やってしまえ。手柄はくれてやる」
DC221「了解!
遊悟のD・ホイールは失速し、
DC222「我々から逃げられると思うな」
DC223「
3人が遊悟を囲うと、強制的に
DC221「私のターンからだ!私は「ジュッテ・ナイト」を召喚!
さらに「ジュッテ・ナイト」がいることで「キリビ・レディ」を特殊召喚!」
レベル1のキリビ・レディにレベル2のジュッテ・ナイトをチューニング!
お上の力を思い知れ!
シンクロ召喚!出会え、ゴヨウ・ディフェンダー!
DC221「ゴヨウ・ディフェンダーの効果!出会え!ゴヨウ・ディフェンダー!」
3体のゴヨウ・ディフェンダーが一気に現れた。
遊悟「厄介なモンスターだな。」
DC221「
ピシャリと鋭い雷が遊悟の背を突き刺した。
遊悟 LP4000→3100
遊悟は小さく舌打ちした。
それ故長期戦になればこちらが不利になるばかりだ。
ならば一網打尽にして確実に一人ずつ叩くまで!
遊悟「俺のターン、ドロー!「
オハジキッドの効果!お前の墓地のジュッテ・ナイトを特殊召喚しシンクロ召喚する!」
レベル3のオハジキッドにレベル2のジュッテ・ナイトをチューニング!
その躍動感溢れる、剣劇の魂!その鋭い剣術で活路を拓け!
シンクロ召喚!出でよ、
DC223「我々のカードを使い、さらにシンクロ召喚などとは卑怯な!」
遊悟「3対1で今更何を言ってんだ!カードを2枚伏せてターンエンド!」
DC222「勝利する事。それが正義だ。私のターンドロー。
DC222 LP4000→3000
遊悟は手札の死者蘇生、
DC222「
さらに「ジュッテ・ロード」を召喚する。その効果により「ジュッテ・ナイト」を特殊召喚」
レベル4のジュッテ・ロードにレベル2のジュッテ・ナイトをチューニング。
不届き者を打ち据える鉄鎚の射出機。
シンクロ召喚。お縄を頂戴しろ、ゴヨウ・カタパルト。
DC222「「ゴヨウ・カタパルト」の効果発動。手札の「ゲート・ブロッカー」を墓地に送り、
貴様に600ダメージを与える。カードを1枚伏せ、私はターンエンドだ」
遊悟 LP3100→2500
遊悟「スピードを出させないつもりか!」
DC223「スピードが出なければフィールのパワーも激減する。
クラッシュで倒す事は出来なくなったぞ!私のターン、ドロー!
さらに「サーチ・ストライカー」を通常召喚!」
レベル4のサーチ・ストライカーにレベル2のトラパートをチューニング!
荒ぶる獣の牙もて捕獲せよ!
シンクロ召喚!出会え、ゴヨウ・プレデター!
DC223「行くぞ!私はゴヨウ・プレデターで攻げ…」
DC013「「
DC223「そうか。私は「押収」を発動する!「
DC223 LP4000→3000
遊悟「ちぃ。あの野郎余計な事を!」
メンコートには攻撃モンスターを含める相手の全てのモンスターを守備表示にする効果がある。
遊悟は悔しげにその防御札を墓地へと送った。
DC223「今度こそバトルだ!ゴヨウ・プレデターでチャンバライダーを攻撃!」
遊悟「今だ!
カードから旋風が巻き起こり、ポリス・モンスター達を襲う。
DC222「カウンター
カウンター
旋風を封じ込め、「ウェーブ・フォース」はデッキに戻った。
遊悟「くそ!だがチャンバライダーの効果!バトルする時、攻撃力が100上がる!」
ゴヨウ・プレデターは投げ縄を投げつけ、チャンバライダーは抵抗空しく捕縛された。
遊悟 LP2500→2200
遊悟「うわぁぁ」
3人のフィールがさらに力を増し、遊悟を抑え付けた。
DC223「ゴヨウ・プレデターが破壊したモンスターは我々の場に特殊召喚される!」
ゴヨウ・プレデターの投げ縄に捕らえられたチャンバライダーが、
DC221「チャンバライダーでダイレクトアタック!」
DC222「チャンバライダーの攻撃力は100上がる。
くらえ、「フィール・クラックダウン」!」
チャンバライダーの斬撃の一太刀が遊悟を直撃した。
遊悟 LP2200→100
3方向からのフィールに逃げ場はなく、圧迫され遊悟のD・ホイールにひびが入った。
遊悟「ぐわぁぁぁ」
逃げ場の無い衝撃に遊悟のヘルメットはひび割れた。
遊悟は危うく意識を無くす寸前だった。
DC013「チャンバライダーは2回攻撃できる。これで終わりか…くだらない」
遊悟は俯き戦意を無くした。
DC223「終わりだ!ダイレクトアタック!」
戦意を無くしたように見えた。
へへっと不敵な笑みを零した。
遊悟「そいつを待っていた!
このカードは俺のライフが1000以下の時に発動できる!
手札の「三つ目のダイス」を墓地へ送り、墓地のモンスターを素材にシンクロ召喚する!」
レベル4のメンコートにレベル3の三つ目のダイスをチューニング!
澄明の翼翻し、光の速さで闇を貫け!
シンクロ召喚!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!
光の翼を輝かす白き龍がフィールドに舞い降りた。
DC221「相手ターンにシンクロ召喚だと!?」
DC222「だがもう遅い」
DC223「攻撃力2500か。バトルを中止して…」
遊悟「ダイスロール・バトルの効果により、相手モンスター全てと強制バトルする!」
『なんだと!?』
遊悟「チャンバライダーとクリアウィングをバトルさせる!
この時発動されるチャンバライダーの効果を無効にし破壊、
その攻撃力を得る!「ダイクロイック・ミラー」!」
クリアウィングの攻撃力は4600へと上昇し、翼が輝きを増し巨大化した。
遊悟は巨大化した翼に乗り、
遊悟「全てのモンスターを殲滅しろ!「旋風のヘルダイブ・スラッシャー」!」
遊悟はクリアウィングと一体になり、巨大なフィールを叩き付けた。
『うわぁぁぁ』
DC221 LP4000→0
DC222 LP3000→0
DC223 LP3000→800
上から打ち付けた竜巻は周囲のゴミ山を吹き飛ばすほど強大な力を持った。
3人のD・ホイールは衝撃に耐えきれず大破した。
立ち込める煙の中を2人の
DC013「走れないD・ホイーラーにターンは回って来ない。こいつらはもう使えないな」
遊悟「次はお前の番だぜ!」
DC013「大会主催者が何故、
「まだだ!」
DC223が遊悟を追いかける。
遊悟「しつこい奴だな」
DC223「俺のターンは終了だが、まだこの人がいらっしゃる!」
DC013「俺のターン、ドロー。
5枚の手札を全て捨て、「インフェルニティ・ジェネラル」を特殊召喚する。」
DC223「攻撃力2700のモンスターをリリースやシンクロを使わず召喚とは!」
遊悟「マズいな…」
巨大な半月刀を持つ甲冑姿の悪魔が君臨した。
DC013「インフェルニティ・ジェネラルで…」
遊悟には攻撃を避ける手段は無かった。
万事休すか…
DC223「これで終わりだな!」
DC013「貴様にダイレクトアタックだ」
遊悟「なんだと!?」
DC223「そんな、何故!?」
DC013「
3人の殉職者が出たとなぁ!」
DC013にさっきまでの冷静さが無くなり、雰囲気が豹変した。
漆黒のフィールを纏い、それがDC223を覆った。
DC223「ひぃぃ」
DC223 LP800→0
DC223のD・ホイールは爆発し火に飲まれた。
遊悟「何してやがる!仲間じゃねえのかよ!?」
DC013「仲間じゃないさぁあんなに弱い奴等なんかよぉ!
いつでも貴様は倒せるが、それは今じゃない!」
遊悟「てめぇに手札は無い!俺のターンだ!ドロー!
「ヒドゥン・ショット」を発動!そいつを破壊する!」
放たれた衝撃波が
遊悟「渾身のフィールでてめぇをぶっ倒してやる!ダイレクトアタックだ!」
再びクリアウィングに乗り、空を翔けた。
DC013「ヒヒヒ…」
DC013 LP4000→1500
DC013は何事も無かったかのように、傷一つ負うことも無かった。
遊悟「そんな馬鹿な!?効いてないのか!?」
DC013「俺のターン!チューナーモンスター「インフェルニティ・セイジ」を召喚!
そして、墓地の「インフェルニティ・ジェネラル」の効果発動!
「煉獄の契約」で捨てた「
レベル3のインフェルニティ・ナイトとインフェルニティ・ネクロマンサーに
レベル2のインフェルニティ・セイジをチューニング!!
永劫の檻より魔の龍が放たれる!舞い降りろ闇よ!
シンクロ召喚!出でよ、インフェルニティ・デス・ドラゴン!
異形の姿をした黒き龍が君臨する。
DC013「俺は
2週間後のWRDCの出場者だ!」
遊悟「なんだと!?」
煉「WRDC開催までに、貧弱なフィールとD・ホイールを直しておくんだなぁ!
その白い龍を喰いちぎれぇ!」
死神の龍はクリアウィングの首に噛み付いた。
クリアウィングは悲鳴を上げ無惨に破壊された。
遊悟「うわぁぁ」
遊悟 LP100→0
漆黒のフィールが遊悟を襲った。
遊悟のD・ホイールは操縦がきかずクラッシュした。
煉「WRDCで多くの観客の前で
それが主催者の…長官の狙い!最高のショーじゃないかぁ!
ヒヒヒ…ヒャハハハー!!」
遊悟は廃墟に体を打ち付け、頭から血を流し倒れた。
遊悟「ちく…しょうが…」
薄れゆく意識の中、不気味な甲高い笑い声が耳に残った。
十二獣ウイルスは厄介ですねぇ…
青眼やKozmoと違って間違いなく強いから減らなそうです。
シンクロにも欲しいけどなぁチューナーだけでシンクロとか。
まぁ今のシンクロの向かい風の中で出るわけ無いですけど。
スピードリフトが来ればぼちぼち戦えそうですが、
餅には敵いませんしやっぱり環境って魔境ですわ。
週一投稿でやっていきます。よろしくお願いします。