遊戯王-旋風の疾走決闘者-:Re   作:ケケマロ

4 / 12
執念の復讐者

遊悟「よし、これでOKだ!」

 

ジャンク屋でステッカーを貰い、それを貼った。

広告文に加えて、大きく「サテライト魂」と書かれていた。

ジャンク屋の店主ははっはっはと笑った。

 

店主「忘れられたと思ってたよ。まあ頑張れや」

 

遊悟「それじゃあ行って来る!」

 

遊悟はジャンク屋を、廃墟都市(サテライト)を後にした。

 

孤児院から中心街へは意外と近かった。

時間にして3時間といったところだろうか。

廃墟都市(サテライト)から抜けるには検問を通らなければならなかったが、

自身の名を告げることであっさりと通ることができた。

ため息混じりだったことは不快だったが。

 

遊悟「ここが中心街か。初めて来たがすげえな」

 

中心街は廃墟都市(サテライト)と打って変わって、

整備された道路、ビルの森、綺麗な町並み。

頭上には疾走決闘(ライディング・デュエル)専用のデュエル・レーンが通っている。

そのデュエル・レーンの先は検問所の手前で工事を止めてしまったらしく、

通行止めになっていてこの辺りは人気の少なそうな道になっている。

 

WRDCの会場は富裕都市(トップス)の中心にある。

遊悟はWRDC会場へと向かっていた。

 

「そこのD・ホイール今すぐ止まれ!」

 

遊悟「なんだなんだ!」

 

警告を出したD・ホイールには221のナンバーがあった。

 

DC221「貴様!止まれと言っている!」

 

遊悟「見覚えがあるな…何の用だ!」

 

DC221「仲間達の仇打たせて貰う!」

 

遊悟「仇だと?知らないなそんな事!」

 

DC221「惚けるな!!私だけが助かったんだぞ!!

私と一緒に倒れていたヤツも!

もう一人貴様を追ったヤツも死んでいたんだぞ!!」

 

遊悟「ちょっと待て!お前と一緒に倒した奴はともかく、

もう一人は鬼瓦って奴がやったんだぞ!」

 

DC221「あの方がそんな事するはずがない!

「スピード・ワールド-ネオ」強制発動!」

 

遊悟「やるしかないのか!」

 

遊悟とDC221はデュエル・レーンへと上がった。

 

『ライディング・デュエル・アクセラレーション!!』

 

遊悟「俺のターン!自分フィールドにモンスターがいない時、「SR(スピードロイド)ベイゴマックス」を特殊召喚!

さらに風属性モンスターがいる事で「SR(スピードロイド)タケトンボーグ」を特殊召喚!

そしてチューナーモンスター「SR(スピードロイド)赤目のダイス」を召喚!」

 

DC221「合計レベルは7、来るか!」

 

遊悟「レベル3のベイゴマックスとタケトンボーグにレベル1の赤目のダイスをチューニング!

シンクロ召喚!出でよ、「クリアウィング・シンクロ・ドラゴン」!」

 

白き龍が雄叫びを上げる。

 

DC221「来たな!仲間達の仇!」

 

遊悟「カードを1枚伏せてターン終了だ!3人目は鬼瓦って奴がやったんだっつってんだろ!」

 

DC221「黙れ!私のターンドロー!

私はジュッテ・ナイトを召喚!そしてキリビ・レディを特殊召喚!

レベル1のキリビ・レディにレベル2のジュッテ・ナイトをチューニング!

出会え、ゴヨウ・ディフェンダー達よ!」

 

3体のゴヨウ・ディフェンダーを特殊召喚する。

 

遊悟「またこいつらかよ、ワンパターンだな…」

 

DC221「ゴヨウ・ディフェンダーは攻撃される時、

場のゴヨウ・ディフェンダーの数だけ攻撃力はアップする!

私はターンエンドだ!」

 

DC221は明らかに冷静さを欠いていた。

 

遊悟「俺のターン!俺は「SR(スピードロイド)ダブルヨーヨー」を召喚!

その効果により、墓地の赤目のダイスを特殊召喚する!

レベル4のダブルヨーヨーにレベル1の赤目のダイスをチューニング!」

 

    双翼抱く煌くボディー、その翼で天空に跳ね上がれ!

  シンクロ召喚!現れろ!レベル5、HSR(ハイスピードロイド) マッハゴー・イータ!

 

高速を誇る新たなシンクロモンスターが疾走する。

 

遊悟「マッハゴー・イータのモンスター効果!

お前のゴヨウ・ディフェンダー1体のレベルを5に変更する!」

 

DC221「それが何になる!」

 

遊悟「マッハゴー・イータでレベル5になったゴヨウ・ディフェンダーを攻撃!」

 

DC221「返り討ちにしてやれ!ゴヨウ・ディフェンダーは攻撃力3000になる!」

 

マッハゴー・イータが突進すると、ゴヨウ・ディフェンダーは束になって迎え撃つ姿勢をとった。

 

遊悟「この瞬間、クリアウィングの効果発動!

レベル5以上のモンスター効果を無効にし破壊する!「ダイクロイック・ミラー」!」

 

DC221「その為のレベル変更か!」

 

守護兵はクリアウィングの放つ光に飲まれた。

DC221は悔しげに言った。

 

DC221「ゴヨウ・ディフェンダーは破壊された時、他のゴヨウ・ディフェンダーも破壊される…」

 

光に飲まれた守護兵に呼応するように爆散した。

DC221の場はがら空きになる。

 

遊悟「クリアウィング!ダイレクトアタックだ!」

 

DC221にクリアウィングのブレスが襲った。

 

DC221「ぐぁぁぁ」

 

DC221 LP4000→500

 

遊悟「俺は急いでんだ!仇討ちなら後にしな!」

 

DC221「ふざけるな!お前は私が今倒すんだ!私のターン!

私は「ミラクルシンクロフュージョン」を発動!

私が融合するのは、墓地のゴヨウ・ディフェンダー2体!」

 

       2つの捕縛者の魂が今1つとなりて昇華する!

  出でよ、荘厳なる捕獲者の血統を受け継ぎし者!ゴヨウ・エンペラー!

 

DC221「これが決闘警察隊(デュエル・チェイサー)の最高上位モンスターだ!」

 

遊悟「ヤベーモンスターが来やがった!」

 

DC221「ゴヨウ・エンペラーでクリアウィングを攻撃!」

 

ゴヨウ・エンペラーは炎を放ち、クリアウィングを直撃した。

 

遊悟「ちぃぃ」

 

遊悟 LP4000→3200

 

DC221「ゴヨウ・エンペラーが攻撃したモンスターは私がコントロールする!」

 

遊悟「くそ、お前ら人のモンスターを奪ってばかり!それでも警察か!」

 

DC221「犯罪者相手に手段を選ぶものかよ!

クリアウィングでマッハゴー・イータを攻撃!これは永井の分だ!」

 

DC221は1週間前と違い、鋭く刺すようなフィールを放つ。

 

遊悟「ぐぁぁ」

 

遊悟 LP3200→2700

 

DC221「貴様のモンスターは全て貰った!これは首を落とされた沖本の分だ!」

 

遊悟「ちぃ!」

 

遊悟は旋回してフィールの直撃を避けた。

 

遊悟 LP2700→700

 

DC221「逃げるな!罪を償え!死んでしまえ!」

 

DC221の声には怒気を帯びていた。

 

遊悟「話が通じねえ奴だ!鬼瓦煉が殺したんだ!本当の事なんだよ!」

 

DC221「嘘だ!あの方が…あの方がそんな事をするはずが…

言うはずが無いんだ…そうだ…あの人が取り逃すなんて…

決闘警察隊(デュエル・チェイサー)最強のあの人が取り逃す事なんて有り得ないんだ…」

 

________________________________________

 

目覚めた時、鬼瓦さんはこう言った。

 

「奴を取り逃した…こいつ等がこうなったのも俺の責任だ…すまなかった…

このカードでこいつ等の仇を討ってやれ。」

 

そう言って「ゴヨウ・エンペラー」のカードを渡された。

 

________________________________________

 

あの時、鬼瓦煉は廃墟都市(サテライト)のクズを強くするために画策していた。

少なからず自身の所属する「治安維持局」よりも強くするため。

自身の価値を上げるために。自身の闇を研ぎ澄ますために。

そのために利用したのである。

部下の中から純真だった者を選び、他の者には止めを刺したのだ。

風薙遊悟を潰すための算段を立てる狡猾な作戦の足掛かりに過ぎない。

彼は最初から期待などされていなかった。

 

________________________________________

 

DC221「うぅぁぁあ!」

 

DC221は呻いた。

己の無力さに。行き場の無い憤りに。

 

遊悟「何を1人でぶつぶつ言ってるか知らねえが、(トラップ)カード「救世の導き」を発動!

デッキからワンショット・ロケットを特殊召喚する!」

 

DC211「くそ!だが私の場には貴様のクリアウィングがいる!

レベル10のゴヨウ・エンペラーを倒す事は難解だ!」

 

遊悟「俺のターン!俺は手札から魔法カード「ハイ・スピード・リレベル」を発動する!

赤目のダイスを除外し、フィールドのモンスターのレベルは全て1となる!」

 

DC221「クリアウィングの効果を封じたか!それでも私の優位に変わりは無い!」

 

遊悟「俺のモンスターは返して貰うぜ!「レフティ・ドライバー」を召喚!」

 

  レベル2のレフティ・ドライバーにレベル1のワンショット・ロケットをチューニング!

           未来を翔けるサテライトの星!天まで昇れ!

         シンクロ召喚!飛び立て!ワンショット・キャノン!

 

小さき新たな切り札を披露する。

 

遊悟「ワンショット・キャノンの効果!モンスターを破壊し、

そのコントローラーに攻撃力のダメージを与える!「ファイナル・キャノン」!」

 

DC221「馬鹿な馬鹿な!馬鹿なぁぁぁ!鬼瓦さん!みんな!俺は…」

 

ワンショット・キャノンの一撃でゴヨウ・エンペラーは吹き飛ばされた。

クリアウィングとマッハゴー・イータは遊悟の元へと戻った。

 

DC221 LP500→0

 

遊悟「前と違って良いフィールだったぜ…

今度戦う時は仇討ちなんて言わず、正々堂々とした疾走決闘(ライディング・デュエル)をしようぜ」

 

DC221は泣き崩れていた。

 

遊悟「ソレは見なかったことにする…さらに強い決闘者(デュエリスト)になってくれよ!」

 

遊悟はDC221を置き去りにWRDC会場へと向かった。

 

今までにない強敵が待っているはずだ。

俺はその強敵と戦うことを待ち望んでいたんだ。

準備運動も万全、心を燃やしたまま遊悟は進み続ける。




書き溜め分を吐ききりました。次話は期間空くかもしれません。

スピードリフトは良いカード。ウレシイウレシイ
十二獣は割といけますが餅の方が脅威なんだよなぁ。
規制免れそうだしホントコンマイ無能。
十二獣とABCと餅が規制されれば良環境になるんじゃない?
青眼DD時代が懐かしい上に楽しかった…

追記
名前を入れ忘れていました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。