「ひゃっはろ〜(≧∇≦)」
雪ノ下陽乃。俺のかてきょー…なのか?
千葉の有力企業、雪ノ下建設の社長、千葉大学卒。で、俺のかてきょー。
何の伝手か知らんが親父がかてきょーとして頼んでいたっぽい。で、俺はこの人から愚痴の相手として付き合わされている…と。
ニコニコとこっちみるのはやめてほしい。まじで。
「つーかよ、旦那に愚痴るか親父に愚痴れよ。」
敬語とか知らん。この人限定で。
「いーじゃん、いーじゃん、聞いてよ聞いてよ!」
いや、この人さりげなく帝王学とか経済学、法学から絵画、音楽についての教養、それに数学から日本史、世界史まで会話のなかに入れてるからありがたいんだけどさ…
「でねー、あのゴミがうるさいのよ!」
このひとって基本的に親父と似てるよなぁ、と思う。特に何でもややこしく考えたり、ひとの心見透かしたり…
「あー、あんなゴミと結婚するんじゃなかった。」
おい、めっちゃ言われてんぞ旦那…
この人って全く自分の旦那愛してないよな…
実はらぶらぶなのを隠してるだけ?
「君を息子に欲しかった…」
訂正。うちの親父ラブだ。
「そんなに言うならさ、なんで結婚しなかったんだよ」
かてきょーの耳がピクッとする。あ、これは地雷踏んだわ。親父すら知らないみたいだけど俺だけが多分知ってる雪ノ下陽乃の秘密、それは起こる前に耳がピクッとする。
かてきょーははぁーっと中年のおっさんみたいな声でため息を吐くと、
「やりたくてもできなかったのよ、あの時はいろいろあったの!だから、あの人の子供ぐらいは養子にと…」
おい、それは何かと問題発言じゃないのかかてきょーさんよ。
「あんたは何処まで親父ラブなんだよ…」
かてきょーはニヤリとしてウインクすると、
「まあ、異性云々というより優秀なのよ。参謀として。あのゴミみたいに目立つことしないし。勿論、参謀とするにしてもお粗末なところもあるんだけど、まあ、わりと優良物件だし、顔も別に悪くない。学歴も私より良いし。」
まあ、ソフィア大学出身だしね。
それなのになんで現在そんなに残念なんだよ…
「だからね、うちのぼんくらどもよりよっぽど君のほうが教えがいもあるのよ!全く!」
かてきょーの愚痴はまだ続く。
「それにね、何よりうちの家で腹がたつのは雪乃ちゃんなの!うちの娘息子が優秀?アホか!目が節穴なのかよっつーの!あの子はまったく比企谷くんがずっとサポートについていたのに一体高校生活で何を学んだのか!考えるだけで余計に腹立つわ!」
高校生活で学べることとか基本すくねーだろ…つーか、あんた基準で「学ぶ」とか凡人には無理だよ…
「まったく、君が素直に頷いてうちの娘でも娶って会社でも牛耳ってくれたらどれほど私は楽ができるか…とほほ」
「あんたの教育も悪かったんじゃねーの?」
かてきょーは、またしても溜息をついて
「そうかも…だから、ほんとにうちついでよ…」
そんな目をうるうるさせんなよ…あんた40過ぎだろ、いや、見た目超絶若いけど…
「あんたんとこなら優秀なのが幾らでもゲットできるだろ、娘さんたちに色仕掛けでも憶えさせりゃあいいじゃんかよ」
「はぁ…できるならやってるわ…」
お、おう…そうか、なんかすまんな…かてきょーはくすん、として
「君のとこに子供できたら…うちに頂戴ね…」
しつけぇ…
「あゝ、わーったよ、娘でも息子でもなんでもくれてやんよ…」
「わーい、ありがとう!誠くん!」
だから女ってのは…
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