Persona4 second challenge 作:やってらんねーとか思ってる未成年
この世界は俺が考えているより遥かにHARD、いやRISKYじゃないか。ちょっとした変更ならまだしも死んだ人間が生き返るなんて有り得ない。例えペルソナでも、瀕死の状態から正常に戻すことは出来ても生き返らすなんて真似到底不可能だろう。いや、もしかすると居るのかもしれないが少なくとも俺の知っているペルソナ使いで出来る人はいない。
「じゃ 歓迎の一杯といくか」
元の世界では、テレビの前にあるテーブルを3人で囲んでいたが俺が今居る世界では4人だ。俺と堂島さんと菜々子、そして・・・
「よろしくね?」
千里さん。果たして彼女は普通の存在なのだろうか?イザナミとかが粋な計らいとして生き返らせた、とか。・・・それこそないな。あいつは人の行く末を高みから見物することはあっても、人の生き死にを操るほどお人好しなんかじゃない。うだうだ考えるのは止めて、この場に適応することにしよう。そう思い俺は手にしたジュースに口をつけた。
「しっかし兄さんと姉貴も仕事一筋だな・・・海外勤めだったか?」
「悠くんも一緒に行かなかったの?」
>いえ 親が海外での慣れない生活より日本で暮らしていた方がいいってことで俺は叔父さんの家に預けられる事に
「1年限りとは言え 親に振り回されてこんなとこ来ちまって・・・子供も大変だ」
「ちょっと 振り回すなんて言い方は」
>いえ 大丈夫ですよ
「お兄ちゃん さみしい?」
>寂しくなんてないさ 菜々子だっているんだからな
「・・・」
「あら菜々子ったら 照れてるの?」
あれ?デジャヴか、これ。夫婦ってこんなとこも似るものなのか。菜々子はテーブルをひっくり返し、母親の元へ走り首回りに両手をかけるとコブラツイストをかけた。母親は苦しそうに菜々子のか細い腕にギブアップの意思として何度も手で叩いているが、それも
「ま 俺もいつも仕事で菜々子を千里に任せっきりだからな お前も千里を助けてやってくれ」
「私からもお願いね 悠くん」
「これからしばらくは家族同士だ 自分んちと思って気軽にやってくれ」
>押忍
「お・・・オス」
む、あの堂島さんが驚いた顔をしている。これは初対面のオムツのネタより分かりやすかったか?
「お前 意外と体育会系か?」
違う、そうじゃない・・・ギャグなんです。どうして堂島さんには通じないんだ!俺のネタ!あれか?なんかオムツの一件以来全てスルーしようとしてるのか。
「たぶんちょっとした話のたねだと思うけど・・・」
>・・・はい
止めて。なんだこのいじめ。フォローしようとして逆に俺の心をズタズタに削っているぞ、この人。笑ってるだろ。少し口角上がってる気がするぞ。勘違いか?
「そうだったのか さて・・・じゃ飯にするか」
4人前の寿司がそれぞれの目の前に並んでいるが、記憶が違ってなければここで
「おいしー!」
「よかったわね」
「どんどん食べろよ」
あれ?携帯が鳴るはずじゃ・・・同僚に呼び出されてご飯を一緒に食べれなくなる、と思っていた。まぁ、なんにせよ起こらなかったなら良いのか。
「テレビ つけるね」ピ
{・・・るでしょう では 明日のお天気 時間帯ごとの変化です}
前任のお天気お姉さんだ。そういえば彼女はマリーとチェンジした後どうなったのだろう。・・・そっとしておこう。
{西から張り出した雨雲のせいで明日は終日雨となるところが多いでしょう}
雨、か。マヨナカテレビを確認しておこうか。たしか今日は山野真由美がテレビに入れられた日だ。
{次のニュースです 本日 稲羽市議秘書の生田目太郎氏が次の市議会選に出馬することを明らかにしました}
>!?
「どうした?そんなに驚いて」
>あ あの生田目太郎って言ったら浮気じゃ・・・
「されたな」
>された?
「演歌歌手の柊みすずが浮気してたんですって」
>じゃあ生田目は
「慰謝料も請求せずに離婚したよ 大した男だ」
いや、たぶんそうじゃない。慰謝料請求したら柊から山野真由美との関係をばらされるから言わなかったんだろう。これで晴れて2人はゴールインか。そうすると今回の事件は解決じゃないか。マヨナカテレビを見るまでもない。旅館に被害者がいなければ加害者の方だって事件の起こしようがないからな。それどころか、あいつが旅館に行く必要もなくなる。となると他人をテレビの中に入れるという発想にも結び付かない。結果万々歳だ。
「ニュースつまんないね」ピ
{生田目さんには市議会選 頑張ってもらいたいですね}
他のチャンネルも同じく生田目の出馬を・・・いや、待て。今のコメントしてたアナウンサーは山野真由美じゃないか!?公共放送で恋人の応援とかして良いのか?まぁ、視聴者は知らないから出来るのだろうが。
{ジュネスは毎日がお客様感謝デー 来て 見て 触れて下さい}
そういえば、菜々子はこのCMが大好きだった。しかし、今この瞬間に気づいたことがある。この声って・・・小西早紀じゃないか。あいつ、アルバイトの身でCM担当まで任されていたのか。そりゃ旅行行く資金が簡単にたまっていただろう。陽介のバイト先の先輩、このCMの存在に気づかなかったのか、同級生の声なのに。逆に驚きを隠せないぞ。
{エヴリディ・ヤングライフ!ジュネス!}
というか、小西早紀色々と登場してるじゃないか。どこまで貪欲なんだ。作者のごり押しどころの話じゃないな、コレ。世界を自分の舞台に作り替えようとかしてるだろ。お前の方がイザナミよりよっぽど裏ボスっぽいよ。それに、菜々子がこのCM好きだからと言って俺はお前の事は認めた訳じゃな-
「エヴリディ・ヤングライフ!ジュネス!」
>!
や、やはり菜々子はかわいい・・・!悔しいが小西早紀にもう一度会ったとき再現して貰えるよう頼んでそれを録音しよう。やむを得ないが菜々子に聞かせれば喜んでくれるに違いない。
「菜々子はその曲 好きね」
「うん!」
「こいつ いつもこのCMが流れると歌ってんだよ」
>美声ですね
家族団
自分の部屋に戻ってきた。ダンボールが積まれていて、まだプラモデルも棚に飾られていない。本当にまっさらな状態だ。元居た世界では長旅で疲れていたが今日の俺は一味違う。これから夜の帝王こと鳴上 悠の○○で
>zzz ( ˘ω˘ )スヤァ
俺は眠気に負けた。
1日2連チャンは疲れますね・・・( ̄^ ̄)
ちなみに作者は書き溜めしたことがありませんので、その場で細かな展開は考えております!
ちょいとまた期間空くかも知れませんがご容赦をm(__)m