Fate/stray nightmare 作:トーマス・マトン
冬木市 某所
所変わって、とある路地裏。
夜のためかなり薄暗く、しかしさほど狭いわけでもない。
まさに
「んー…最近なんか気が乗らないなぁ〜」
気怠げな声で彼ーーー雨生龍之介は呟く。
彼は筋金入りの快楽殺人犯…もとい、死の探求者なのだ。
誰もが知らない死についてもっと知りたい。
どうした人が死ぬのか理解したい。
そんな思いから始めた殺人であるが、最近深刻なモチベーションの低下に悩まされていた。
そんな中、彼はネットで調べた儀式殺人、と言う新ジャンルに挑戦していたのだが…
「もう16人目だけど、未だに何も起きないよね…」
まだ何も起きない。というかそもそも期待をあまりしていない。
そこで、次は何をしようかな、と思いつつ最近右手に出てきた
光が去ったとき━━━━━━
『━━━━━━問おウ‼︎貴方が狂気のまマに現世に混沌と破滅ヲ齎さンとすル我が主カ⁈』
そこにいたのは、狂気の具現。
数多の王に破滅と崩落をもたらしてきた混沌。
その又の名を━━━━━━
それに対し、龍之介は…
「なんだあんた‼︎超coooooolな気配がするッ‼︎」
歓喜ここに極まれり、といった風に喜び、
「ああ、よくわからないが一緒に頑張ろうぜ?ピエロの旦那」
それに対して道化の格好をした
「ピエロの旦那デすカ‼︎そんナ呼び方は初めてでス!貴方ハ面白イ!ここから先が楽しみデすナ⁉︎」
そこまでゲラゲラと突然笑い始めた
そして幾分か落ち着いた様子で龍之介に尋ねた。
「時に貴方ハドの様な願イを聖杯ニ?」
当然のことながら神秘はおろかまるで魔術など知らない龍之介はちんぷんかんぷんといった様子で尋ね返す。
「━━━━━━聖杯って、なんだい?」
「そこからかよ━━━━━━ッ‼︎」
再び爆笑する
それを見てこちらも再びおろおろし始める龍之介はふと思った
こんなにも煩く騒いでいるのに
しかし、今はそんなことはどうでも良い。
龍之介は彼を連れてアジトに戻ることにした。
無論、先ほど
“犠牲”は放置していった。
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地下のアジト(場所は伏す)
「しっかしねー、旦那はなんなの?妖怪?悪魔?」
「決しテそうイった類のものデハなイ」
まともな意思疎通ができる
というか、狂気の象徴が狂気を得たことで
「聞けば聞くほど旦那のことがわからなくなるよ…」
「そうイッたサーヴァントだカら諦めて下さイ」
そうして、意思疎通を行いつつ、彼のステータスを明らかにして行く。
「凄いよ旦那‼︎この宝具超coooooolだよ!」
「それは襲撃サれた時用のデスな」
こうして、アジトの夜が更けて行く…
短いぜ