「うん?ここは…ああ緑狼って奴と戦ってぶっ倒れたんだっけ?さすがに無理しすぎたな」
レイは森の大きな木の前で横になっていた。
さっき戦った所は最後の一撃で木々が吹き飛んだから別の場所だろう
「あ、起きた?」
「ああ、緑狼だっけ?ごめんな、思っていたより疲れてたみたいで」
「いいのいいの気にしないで、私もここまで強い奴と全力でやりあえたのは久しぶりだから」
「じゃあ改めてよろしく。俺は普通の人間、レイだ。都市を目指してそこらをさ迷ってた」
「都市以外に住んでる人間は初めて見たよ。私は『都市警備隊総隊長』の緑狼だよ。このばかでかい都市の周りを一人で守っているよ」
「じゃあ、お互いによろしくな!」
「ああ、で都市を探してるんだっけ」
「そうなんだ、都市まで案内してくれるか?」
「いいよ、あんたが寝てる間に夜も明けたし都市までそう離れてないから」
今、レイが戦った時とは反対側に太陽がある
「じゃあ、都市に着くまで都市についての説明を軽くしとくよ」
「OK!じゃあ出発だ」
少年少女移動中………………
レイの目の前には高さ十メートルはあるだろう壁が広がっている。
恐らくこれは都市の周りを囲っている壁なんだろう。
「さあ、ここがお前の探していた都市だ!」
「すっげー!ここが都市かあー」
壁の一部が門になっていてその門をくぐると一面にこれぞ未来都市といった様な
風景が広がっていた。
百メートル以上はあるビルが幾つも並んでいてその景色が地平線まで続いている
何故ビルに囲まれているのに地平線が分かるのかと聞かれれば簡単だ
横に30メートル位の道路が都市の中心だろう方向に『曲がる事無く真っ直ぐに』
続いているから地平線が見えるという事だ
その道路に沿ってビル群が続いている。
日本等の現代(?)の都市とは比べ物にならない程文明が発達している事が分かる
都市の外側でここまで発達しているなら都市の中心はどれだけ凄い事やら
「そういえば都市に住みたいんだっけ?都市に住むなら…都市に住んでいない人間は
どうなるんだろう?」
「難しいのか?」
「いや、とりあえず都市の中心に行こう。そこで都市のトップに聞いてみよう」
「そういえば、都市の中心まで五十キロ位あるって言ってたけどどうするんだ?ワープでも使えるのか?」
「ワープもあるけど私は非常時以外は走って行くかな」
緑狼いわくワープの方がはやいけどやっぱり生き物は走った方が良いのだとか
「走って行くって住んでる人達に迷惑掛からないのか?」
いくら緑狼が都市でかなりの強さを持っていて、かなりのスピードで走ったとしても
周りの人達に迷惑は掛からないのか?風圧とか衝突事故とか
「ああー大丈夫、大丈夫!地下に私専用の通路があるんだ」
「なにそれ」
「この広い道路の真下、地下百メートルに作ったトンネルで都市の周りの東門、西門、北門、南門の近くにそれぞれ四本、都市の中心、都市管理センターまでの直通通路があるんだよ!
レイならスピードを上げて私位の速さで走れるだろうから、一緒に走って行こうよ!」
「へーじゃあその通路を通って行きますか」
「やった!まさかあの通路を誰かと二人で走るなんて思わなかったよ!」
そんな事を話ながら緑狼専用トンネルの前へたどり着く。見た目は普通のトンネルだ。
「じゃあ、いくよっ!」
「おっしゃあ!」
少年少女移動中………
ここは地下百メートルにある緑狼専用トンネル、いつもは緑狼一人が走っているのだが
今日は違う。緑狼とレイの二人がトンネルを走っていた
「おっそいよー」
「ばっかやろー!これでもスピード最高なんだぜ!」
「もうそろそろ着くからそろそろ止めてねー」
「はいよー」
レイと緑狼はエレベーターの前へたどり着いた
緑狼はエレベーターの横にあるインターホンに話しかけた
「あーあー聞こえる?」
『ええ聞こえるわ。今回はかなりの時間がかかったのね』
「まあまあ、じゃあ上げてくれる?」
『だめよ、まずはあなたの後ろにいる人間について説明しなさい』
緑狼の後ろにいるレイについての質問が来た、因みに都市の門の時は緑狼の一言「大丈夫、私が許可したので問題ありません」の一言で通された
「えー」
『えーじゃありません!子供が猫を家に連れて家に帰ってくるのとは訳が違うんです!』
レイは
(そういえばここはもう、都市の中心部で都市の外から来た人間が軽く入る事は難しいよな)
と、レイは思っていた
「わかったよ、この人は都市の外で生まれた人間で…『はあ!?何言ってるの!都市の外に人間は存在しないのよ!』」
「ええでも、この人から感じる力は霊力そのものだよ」
『そうなの?………じゃあとりあえず私がそこに行くわ、あなたの連れて来た人間がこの都市管理センターの中に
穢れを持ち込む可能性があるのよ』
「はーい」
『じゃあそこで待ってて、今からそこに向かうから』
そんな会話を聞いた。確かに緑狼は人を信じ過ぎるかもしれないと、レイは思った
そしてエレベーターの到着するチーンという音がして中から人が出てきた。
「あ、着いたのね永琳「今はそんなのいいから早く上がって!そこの君?例の人間は?
貴方も早くこれに乗って」」
「ちょっとちょっとどうしたのよさっきと全然態度が違うじゃん」
しかし永琳と呼ばれた人間は緑狼を無視してレイに話しかける
「貴方が外から来た人間ね、初めまして私は八意 XX 言いずらいなら永琳でいいわ」
「あ、はい、初めまして。でも、何故こんなに急いでるんですか?」
「貴方に会いたいって人がいるのよ。しかもこの世界で一番位の高いお方がね。」
そこに緑狼が口を挟む
「それってまさか」
「そう、ツクヨミ様よ。確かにあなたが連れて来た人は人間よ。確かに都市以外に人間が存在しないのも確か、
私がこの星をスキャンして調べたのだから」
(この星をスキャンしてってこの時代の科学力はどうなってるんだよ)
「でも、それだけならツクヨミ様は動かないわ『そうか、この件は八意永琳に任せる』とだけ言うはずだわ」
「そうよね、十年位前にこの都市の指揮権は永琳に譲るって言ってたよね」
「だからおかしいのよ」
(ついて行けない)
やがてチーンという音がしてエレベーターが止まった。
するとすぐに緑狼が
「あなたらしくない、ツクヨミ様の所に行くならカードをそこに入れなきゃ」
「あ、ああそうね」
と言いエレベーターの階数が書いてあるボタンの横にスイッチを差し込むと
エレベーターのドアが開く事なく、またエレベーターが動き出した
「今のは?」
「今のはさっき話してたツクヨミ様の所へ普通の人間が入らない様に
ツクヨミ様のいる階層だけこのカードで入れる様になっているのよ」
と、永琳が教えてくれた
やがてエレベーターが音もせず止まりドアが開く
そして、永琳と緑狼の二人が緊張した顔で歩き出す
それにつられてレイも緊張した顔になった
「ツクヨミ様、外の人間を連れて来ました」
「は、はい都市の外に居たレイです」
レイの前にはツクヨミと呼ばれた人間が座っていた
見た目は大人の女性といった感じでかなりの威圧感がある
「まあ、そう緊張するな、お前がどこから来たのかなど、知りたいなど思わん」
「え?ならなぜこの人間を連れて来たのですか?」
と永琳が聞く
「永琳、心配するな、こいつは普通の人間だ、それと済まないが永琳はこの部屋の外で待っててくれるか?」
「はい」
永琳はすぐに外に出ていった
「さて、緑狼はここにいてほしい」
「はい、分かりました」
今、緑狼とレイは隣同士で立っていて、その前にツクヨミが立っている
「さて、レイと言ったか聞きたいのはお主は何者なのかということだ」
「え?」
レイがそう言った瞬間に
『レイの上半身が吹き飛んだ』
「嘘…レイ!」
緑狼の叫び声がツクヨミの部屋に響く
さて、レイ君が死にました
レイと緑狼が移動中にした
都市についての説明します
都市について
・半径五十キロあり、建物は全てビルになっている
・ビルの地下は地下五十メートル位に地下鉄があちこちに通っており
地下百メートル位には緑狼専用トンネルが4本、都市のそとへ
行ける門の近くの地下から都市管理センターの地下に向かって
通っている
・都市には東西南北に区画が別れていてその中でも外側、内側と
別れている
→都市の中心は大きな研究施設があり、その真ん中に都市管理センターが
ある
こんなもんです。質問、誤字、批評などあればどんどん書いて下さい!