東方物理録   作:熱海 麗

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レイが死んだ所からです


第五話 ツクヨミ様

緑狼サイド

 

私はこの都市が大好きだ

都市の人達が大好きだ

だから都市を守る為に危険地帯の都市の外側を一人で守っている

 

私一人では広い都市の周りを守るのは無理だと思うが

そもそもツクヨミ様の守護で都市に近寄る妖怪が少ない

多く来たとしても日に二体ほど、さほど辛い訳ではないし

相手も強くない、だから一人で都市を守るのが辛い訳ではない

 

しかし相手が弱いといっても警備隊の人間では

歯が立たない、だから都市の外には警備隊の人間はつれていけない

しかし、最近の妖怪達は力を持ってきた、だんだん都市に近寄る妖怪も増えてきた

自分一人で都市を守るのも辛くなってきた。いい加減都市の外側を守る人間を選んだ方が良いのかも知れない

 

今、都市の人間で飛び抜けて強い能力持ちの人間はいるのだが、

まだ、妖怪と戦えるかも分からない

 

 

 

そんなとき現れた不思議な人間 『レイ』 

かなりの強さを持ち、その強さは私に匹敵するほど、しかもレイはこの都市に

友好的な態度をしている

 

この人間ならこの都市を守る事ができるかも知れない!

しかも、この実力なら私の組手に付き合えるかもしれない

そう思ってきた

 

しかし、そのレイはいま自分の目の前で、ツクヨミ様の一撃で、

死んでしまった

 

「嘘…レイ!」

 

 

 

 

 

 

 

「ツクヨミ様!何故レイを殺したのですか!」

 

緑狼は気づいていた、今ツクヨミが光弾を飛ばしたことに

あの技はツクヨミの神力を集めて撃つ、霊力等を扱える者なら比較的簡単に使える技。

それをかなりの速さでレイにぶつけたのはわかる

しかしぶつけた、いや殺した理由が解らない

そう思いツクヨミに何故殺したのかを聞いたのだ

 

「何を言っておる?あやつは普通の人間ではない」

「何を言ってるんですか!」

 

ボゴ

そのとたん何かが沸騰するような音がした

勿論何かを料理している訳ではない

その音は先ほどツクヨミが吹き飛ばしたレイの死体からしていた

死体は上半身が吹き飛んで肉片があちこちに散らばっている

下半身は形を残して倒れているがその断面から音がしている事が二人にはわかった

 

「え…何これ」

「やはり、こいつが」

 

そして、その断面から肉がぼこぼこと溢れ出てきて、その肉が人の形を作っていく

そして、レイの体は元の姿に戻っていた

 

「あー痛たかった、なにすんだよ!」

「レイ!死んだかと思った!」 

「ふむ、レイとやら」

「何だ、あ!何ですか?」

「ふん、無理に敬語など使わんでもよい。後ろのそれに心当たりはあるか?」

「?何で…うわ!何これ!グロ!」

 

後ろには先ほどのレイの上半身だったものが散らばっている

 

「ふむ、心当たりはないか」

「いや、何となく分かる…俺か」

「そうだ。おまえは私が一度殺した。しかし、お主はいきている」

「まあ、そうなるな」

「お前はもしかして「不老不死、老いることも死ぬこともない存在、魂の輪廻から外れた存在ともいえるな」…そうか」

 

レイは正直に言った、言い訳を考えるのが面倒だったと言えばそうなんだが

ツクヨミはレイが普通の気付いているだろう

じゃなきゃ自分から正体をあかしたりしない。いつの時代でも不老不死は異常だと思うから

 

「そうか、やはりな」

「え、え、なになに?どうゆうこと?」

 

一人だけついていけてない緑狼が聞く

それに答えたのはツクヨミだった。

 

「このレイは普通の人間ではない」

「しかしツクヨミ様、レイは霊力を持っています。彼は人間です!」

「確かに人間だ。しかしこいつは、自分で言った通り不老不死、老いることも死ぬこともない存在。普通の人間とは言えないのだ」

「え?」

「詰まり、俺は殺しても、殺しても、何度でも蘇ってくるバケモンだってことだ」

「まあ、私が全力で魂ごと消滅させれば死ぬと思うがな」

「え!まじ!?」

 

(おい、どうゆうことだ神サマよー聞いてねーぞ!)

レイはそんなことを考えているが実際、殺される様な事はするつもりは無いので何の問題もない

 

「と言うことでレイの正体が知れたから私は十分何だが、何のために都市の中心まで来たのだ?」

「え?なら何故にレイを?」

「ただ、緑狼が連れてきたレイが普通の人間とは桁違いな程の魂と体の繋がりを感じて気になっただけだ」

「そうなのか、俺は都市の近くに現れた「現れた?どうゆうことだ?」……言葉の通りそこにふと現れた」

「何を言っているのだ?」

「俺も何を言っているのか分からねえ。ただ、確かに今から二時間程前に現れた、

それまではこの世界に存在していなかったことは確かだ」

「はあ、とことんお主は不思議な人間だな」

「と言うことで今、俺の家はない。住む場所を探しているのだが」

「そういうことか……しかし、お前には色々と分からない事が多すぎる!監視

ということで緑狼の家に住んで貰う事になる」

「え、ちょっとツクヨミさまぁ!?ななななに言ってるんですかあああああ!!」

 

緑狼は顔を真っ赤にして手をブンブン振っている

いくら警備隊総隊長だと言っても(見た目)同じ位の異性との暮らしには

恥ずかしい物がある

 

「何を言っておる?先ほどレイが死んだ時、この私に怒鳴ってきたではないか」

「いや、確かにあのときはかなりのショックだったのでぇ!そっそれに!レイだって」 

「あ一、一人暮らししたかったけどしゃーないか」

「レイイイイイイイイ!?」

 

ちなみにレイはノリでは無く本気でそう思っている

ツクヨミはニヤニヤしている

 

「もしかして緑狼は男と暮らすの嫌だったり?する?」

(てか普通は嫌がるもんか)

「ういぇ!?、嫌じゃないけど……その…ね」

「で、どうなのか?今、お主の家は空いてる部屋は在るのか」

「は、はい「なければ新しい家を支給するが」あ、じゃあ新しい家が欲しいです」

(今、家汚ないんだよなあ、なら新しい家を貰って誤魔化そうかなあ)

 

なかなかのぶっ飛び理論である

 

「ということでレイと緑狼は一緒に住む事に問題はないか」

「俺は特に問題はないかな」

「あ、もう、特になしです」

(諦めよう、レイだって嫌じゃなさそうだし)

「明日からは、永琳、先ほど私が追い出した奴に聞け、多分明日から警備隊副隊長にでもなるのだろう」

「いきなり副隊長か」

「緑狼と互角に戦える奴が何をいっている」

 

緑狼と互角に戦えるレイを警備隊員にしないのはもったいないからとのこと

 

「そういえばなんで永琳を追い出したんだ?」

「彼女は最近不老不死の研究をしていてだな」

「あー、研究材料にされるかー」

「そういうことだ」

 

永琳は研究熱心で、自分の研究の為なら少しの犠牲なら特に何とも思わないのが

難点である。

と、言っても血を抜いたり皮膚を少し貰ったりするていどだが。

 

「後は不老不死は実際、実現不可能だからレイの存在で変に

 希望を持って欲しくないのもある」

「結構優しいんだな」

「部下に優しくなければこんなに大きな組織のリーダーは出来んよ」

(でも実現するのが永琳なんだよなあ。原作だと不老不死だし)

「まあ、ここでの話は終わりだ。住む所は私が決めるが、後は永琳の指示に従ってくれ」

「「はいっ!」」

 

こうしてツクヨミの働きで都市管理センターのツクヨミのいる階の一つ下の58階のフロアすべてが

緑狼とレイの家になった訳だが

 

「じゃあこれから当分お世話になると思うんでこれからもよろしくね」

「ああ、よろしくだな」

 




第5話を書いてたら何か緑狼チャンがヒロインみたいになってたので
このままヒロインでいいかなあと思うこの頃


ちなみに自分の緑狼ちゃんのイメージは髪が緑色の影狼をポニーテールに
した感じです


UA200いきました!
ありがとうございます!
この調子で頑張って書き続けるのでよろしくお願いいたします!
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