と言うか行けませんでした(ネタバレ)
少し前…
御霊が何かを操作して高速転送装置が作動する
部屋が強い光に包まれる中レイは何かが剥がれるような感覚がした
光が消えると『皆いなくなっていた』
「おろ?緑狼ー?御霊ー?居ないのか?」
転送ドームから出ると外の景色は何も変わって居ない
つまり移動していないということ
「あれ?……まさか!?」
レイは一つの考えにたどり着いた
皆はいない…自分は動いていない…何かが剥がれるような感覚…
「その考えが正しいなら!」
能力を最大限使って自分の一部を探す。これは昨日の夜に気づいたのだが
自分から離れた肉体にも意識を移せる事が出来る
それで昨日の夜ツクヨミの部屋に残っていた自分の肉片に意識を移してツクヨミの部屋を探検したのだ。案の定見つかったツクヨミに焼かれたのだが
「あった!」
距離は遠い、しかも異常なスピードで移動している。おそらくまだ、瞬間移動装置向こうの中で移動しているのだろう
「うおっし!今だ!」
レイの体はゆっくりと倒れていく感覚がする、しかし気づくと緑狼と御霊に挟まれて立っている
「ほら、着いたぜ!だから心配するな!」
御霊がそんな事を言ってきた。結構いいやつだな
「なあ、緑狼」
「何?レイ」
唐突に話掛けられたからか少し驚いたような声がでてる
「別れた」
といった物のこれだけでは何も伝わらない事に気付きいい加える
「体が分裂した」
「はあ!?」
少し間を置いて最もな反応をする。誰でも突然『体が分裂した』何て言われたら
そんな反応をする
俺だってする。しかし、急いで体を一つに戻さないと何があるか分からない
何でそんな事になってんのよ!と、言ってる緑狼に適当にそれっぽい説明する(前回参照)
「今すぐそっちに行くから昨日のトンネルにこの体をおいといてくれ」
昨日のトンネルを走ってもう一つの体と合体するつもりだ。昨日は緑狼と軽く走って30分だから
全力で走ればもう少し速く着けるだろう
「…わかった」
緑狼の返事を聞いてもう一つの体に意識を移す
「大丈夫ですか♪」
誰かに肩を叩かれたので目を開ける。そして目の前にはメガネを掛けた男が立っている。
誰だこいつ
「何だ?お前」
目の前に立っている男はニコニコ笑いながら『壁に寄りかかった人が居たから近づいて話しかけたんだよ♪』と
答えた。不思議な奴だな
「済まないが急いでるんだ」
そう言ってそさくさと立ち去る
多分警備隊員だろう、後で緑狼に聞いてみよう
そう考えてレイはトンネルの入り口がある都市管理センターに走って行く
「へえ、さっきまで『心臓が止まってた』のにそこまで速く動くんだ…♪」
男はニコニコ笑いながらレイの入って行った都市管理センターを見ていた
緑狼サイド
あーもーなんだよー唐突にぶっ倒れちゃって!レイの奴!何で分裂なんかするんだよー!
ここまでおんぶしながら運ぶ羽目になったじゃない!
まあ、でも、レイ、良い匂いしたな……じゃなくて!!!
何なんだよぉ最近、と言うか昨日から何か変だよぉ…
永淋に聞いてみようかな…
「あの、緑狼ちゃん?」
「違う!今はそんなに事をしてる場合じゃない!」
「!?」
唐突に叫んだ緑狼に御霊は驚いて固まる
「あ、聞こえた?」
「うん、叫んでた『違う!今はそんな事をしてる場合じゃない!』って」
「リピートしなくていい!」
御霊は思っていた事を聞く
「そういえば何でレイをこんなとこに寝かしたんだ?」
「え、ああレイにそう頼まれてね」
「え?レイぶっ倒れてんだよね」
「そうなんだけどね、私にも良く分からないんだよ」
ああ、レイ速く起きないかなあ、説明が面倒だよっ…!?…
何か来る!
緑狼は何かがすごい速さでこっちに近づいて来るのを感じた
レイ!…違うそれだけじゃない!あのバカ!!!
「雷!!(御霊の名)速く逃げて!」
「え?「速く!雷なら死ねる!」お、おう!わかった!」
御霊は何か良く分からないままトンネルから出ていった
その直後
「やっほ!やっと着いたぜ!「バカ!あんな速さで来たら…」ういぇ?」
ドン!!!
レイの到着に遅れてトンネル内に爆発音が響く、
幸いトンネル内に損傷は無いようで音だけで済んだようだ
といっても衝撃があったらしく緑狼の服は少し汚れていて、レイは『半身が吹き飛んで』いた
「うおおおおお!!いっってええええ!!!!」
「れ、レイいいいい!!!!!大丈夫!?」
緑狼は急いでレイに駆け寄る。
「あああああああああ!!…あ、あぁーー↑……」
レイは何か良く解らない声をあげて黙る
「大丈夫!?」
「うん、回復力を最高まで上げたからあと5分もすれば完全に戻ると思う」
そんな、何でもない様な返事をするレイに向かって
「はあ、本当に心配したんだからね!いくら不老不死でも目の前でレイに死なれたら困るんだからね!」
緑狼は涙目になりながらレイに言った
(なんか、すっごいなつかれた気がする、あっそうだ)
「緑狼、ちょっと離れてくれ」
「あ、ごめん。近すぎた」
緑狼は慌てた様にレイから離れた。そしてレイは『元々ここに置いてあった分裂した片方』の方へ
先に回復させた足で歩いていく
「やはり、意識は無いか。魂は分裂しないみたいだな」
ここに置いてあったレイの片方の体は意識が無く、心臓も止まっているようだ
「レイ、どうしたの?」
と言って緑狼も近寄ってくる
「ああ、これはレイに言われた様に置いといたんだけど…」
「うん、ありがと」
レイはそう言って意識が無い方の体の腹に『自分の指を刺した』
指が刺さった所からは血が滲んでいて完全に腹の奥に指が入っているのが分かる
「多分、これをこうして…」
驚愕する緑狼を横目にレイは指をこねくりまわしている
「ちょっとレイ、自分の体?に何してるの?「あった!」!?」
と言うと共に倒れた方の体がレイに吸い込まれていった
「おし、これでオッケー」
「ちょっとレイ、どうゆうことか説明してくれない?」
レイの説明によると『元々自分の体だから取り込む事も出来るんじゃ無いか』と思い、適当にやったらできたらしい
「はあ、レイの能力って筋力を操るだけじゃないのね」
「己の体を操る能力だからな、やろうと思えばさっきの体を遠隔操作も出来るとおもうぞ」
「やっぱりむちゃくちゃじゃない。自分の体が関わるなら何でもありってことじゃない」
(そう考えるとやっぱり俺のチートさがわかるな)
レイがそんな事を考えているうちに一度地上に上がった御霊が戻ってきた
「なんか外が野次馬で凄い事に……ここは何も問題はないみたいだな」
「あ、御霊やっほ」
「お、レイ起きたのか、どうしたんだ?いきなりぶっ倒れて」
御霊はレイが分裂した事を知らないので、『ぶっ倒れてトンネルに行って起きた』と思っている
「ああ、何でもないよ(能力持ちって知られるとめんどくさいし)」
「じゃあ今度こそ都市の外に行くぞ」
「「はーい!」」
御霊とレイの返事を聞いた緑狼はトンネルの出口へ歩いていく
今回は緑狼のレイに対する気持ちとレイの能力の異常性を知る回になりました
都市警備隊について (都市警備隊用パンフレット風)
階級 上から『総隊長』『隊長』『隊員』の三階級がある
総隊長 緑狼の事
警備隊のリーダーで一番の権限をもつ
隊長 東西南北地区警備隊に一人ずつ、計四人
東地区警備隊隊長 ??????????
西地区警備隊隊長 御霊 雷
南地区警備隊隊長 ??????????
北地区警備隊隊長 ??????????
…なんもわかんねえ
そのうち皆出します
警備隊の仕事
主に都市の警備をしている
普段は都市管理センターで待機しているが事件があれば高速転送装置で
即座に駆けつける
隊員は一警備隊毎に隊長含め三十人
いくら地区一つ一つが大きくても最大でも三分以内に駆けつける事が出来るから
この人数でも問題ない
警備隊の仕事 都市の外の警備
今のところ緑狼一人で行っているが今後、戦闘力が高い隊長四人と
西地区警備隊から数人、外警備が配置される
総隊長のコメント:なんで西地区生まれは戦闘力が高いのだ?
おそらく都市の外の警備は、対妖怪用トレーニングなどで配置までに時間が掛かるが
後半年程で完了する予定
では次回
レイ、初の対人戦
お楽しみに!