この漫画なぜか実写映画になっているらしい。いつの間にか連載終えていたのにも、驚きましたが、実写化にはもっと驚きました。)
2011年~2013年春まで「月刊ヤングキングアワーズGH」で連載されていた
コミックのIF結末です。
原作はR18なので、18歳に満たない人は原作を見てはなりません。当作品は、R18的描写はありません。
この作品はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。
18歳に満たない人は原作読んではダメなっしー。大事な事なので繰り返すなっしー。
ユキテル君に救いはありません。
ピクシブ版と内容は同一です。
前編
202x年 11月下旬 東京都内某駅 (GTOの鬼塚英吉(古い方)が、ヤンクミと取引して、陸の孤島に戻って来ておよそ一月後。)
青年が、改札口を入った所にあるトイレの入り口付近で、立ち止まっている。
青年は人を待っていた。何処の駅でも、北海道や飯田線の秘境駅ならともかく、
日毎の利用者が3桁を超える駅の場合、何処の駅でも見られる光景だろう。
(しかし、俺と同じ理由で人を待っているのは、少なくとも日本にはいないだろう。)
そして、通常と違い相手は待ち人がいる事を認識していない。
(理由は、相手を殺害するから。警察もバカじゃない、既に俺の存在に気付いているだろう。チャンスは多分最初で最後だ。)
標的たる少年・・・・環雪輝(たまきユキテル)は、駅構内の売店に入っている。
襲撃する事もチラリと脳裏を過るも、キオスク内には数名の女子高生や、会社員
らしき客がいる。ユキテルを襲撃しても、他の客が邪魔で取り逃がす可能性も考えられる。
(売店での襲撃は止めるか。関係無い人を巻き込む事は避けたい。)
その時、横を通り過ぎた女性客がこっちを見ていた事に気付く。
(うっかり険しい表情になっていたか?ユキテルは俺の顔どころか、存在も知らないだろうが、巡回中の駅員や、警官の注意を引くかもしれない。)
幸い、キオスクのそばには宣伝用の広告が貼られている。US〇の広告の他に、
来年GW前後に公開される映画のポスターが目に留まった。そっちに視線を向ける。
青年(タヒチが舞台か、主演は確か朝ドラ「とんぼ」の主人公…ヒロインの子か。)
その時、誰かの視線を感じた。後ろを振り向くも警官はいない。
(気のせいか、・・・・入口の所に誰か立っているな、刑事か?いや、刑事って感じじゃないな。学校教師か。土曜日だけど、生徒の巡回指導でもしているのかな?)
事の始まりは、およそ一月前になる。
交際していた朝霧エリスが、ビルから飛び降り(自殺)した。
その数時間前、自らサークルの活動内容を全てネットに流してから自殺した様だ。
その内容により、現在のメンバーは全て10月の3連休明け、その週末までには全員退学処分となり更には、OB・OGも大学を退学になり、内定や採用も取り消された。
だが青年はそれだけで済ませるつもりは全く無く、既に二人を始末していた。
最後の一人は、退学後別に交際していた女子生徒の家に逃げている。あまり外出はしていないらしく、
ようやく今日機会が巡って来た。
先の二件も証拠は残していないが、優秀な警視庁だ。既に被害者の共通点に気付いているだろうし、
俺の存在を知っているだろう。僅かに残してしまった証拠があるかもしれない。
やがて、売店からユキテルが出て来る。
(事件の事は知らないのか?テレビが故障でもしているのか?ま、そんな事はどうでも良い。)
ユキテルの背後に付き、階段を上がって行く。掲示板をみると、8分後に到着する各駅に乗るのだろう。
ホームでも、上手くユキテルの背後に付く事が出来た。
電光掲示板を見ると、快速電車通過と表示されその下に
通過電車が来ます、ご注意くださいと表示されている。
「快速電車が通過します。白線の内側までお下がりください。」
メロディを聞き流しながら、ちらりと通過電車のライトを確認する。前に出過ぎていた、何人かの乗客が後ろに下がる。
(よし、ユキテルは先頭だ!ここでやろう!通過電車だから誰も割り込んでは来ないだろう。)
快速電車はやや減速しながらも、止まる事無く進入して来る。
(あと200メートル・・・・・もしかしたら、俺も勢い余って落ちるかもしれんな。
150・・・・100・・・・70……50・・・・30・・・・・20・・・・よし、今だ!)
無防備なユキテルを、背後から突き飛ばし勝利を確信する。
(お前の人生は強制終了だ!)
しかし、その時異変が起きる!ホームの端に向けすっ飛んで行く筈のユキテルの速度
が突如減速した。割り込んできた男が、ユキテルを引っ張ったからだ。
それでも完全に、ユキテルは止まらず入って来た通過電車の側面に右腕が接触する。
「人殺しだー!」
「きゃあああー」
何が起きたのか呆然と考えていた青年は、あっけなく取り押さえられる。
「落ち着いてください!警察です!」
「○○だな、環ユキテルへの殺人未遂の現行犯で逮捕する。」
直後今度は、いかにも刑事らしい顔をした数人がホームに入って来た。
「間一髪って所でしたね。後はこちらで連行します。」
「お任せします。」
「被害者の怪我は?」
「右腕が骨折してる可能性大ですね。右足首も捻挫していると思いますね。既に
救急車は呼んで置きました。」
「そりゃどうも。」
「○○・・・・雨水アルト、生天女シオンに対する殺人及び、御幸セレスに対する傷害の容疑で
お前を逮捕する!」
「通路を開けて下さい。」
「刑事さん・・・」
「どうしました。」
「そいつの靴片方脱げてるよ。」
「あ、どうもありがとうございます。」
最後尾にいた刑事が、赤髪で長身の青年に礼を言い脱げた容疑者の靴を回収する。
強面の刑事が、被疑者を連行して行く。
「御幸セレスって子には何もしていない。」
「本当か!・・・・嘘じゃないだろうな。」
「何もしていない。」
「じっくりと調べてやる・・・・・・・」
リーダー格の刑事が電話に出る。」
「ふん、御幸セレスに対しては嘘はついていない様だな。」
「先輩、空き巣が彼女と鉢合わせたとか?」
「参事官からだ。交際相手が出頭して来たらしい。犯行を認めているんだとよ。」
ホーム
「君の人生、強制終了されずによかったな。」
「しかし、この結末は君の『火遊び』が原因です。入院している間ゆっくりと考えて下さい。」
救急隊が到着し、担架に乗せられるまでユキテルは顔を背けたままだった。
一週間後
ユキテルを間一髪助けた、二人の刑事はそれぞれ紅茶とコーヒーを飲んでいる。
「ユキテルと性的関係があった、桐嶋ユノですが暴行容疑が有るそうですよ。」
「ユキテル君に対してですか?」
「いいえ、中年の男性に対してです。援助交際をしようとして、怖くなったのか相手を蹴飛ばして
負傷させたそうです。」
「相手からの正式な被害届は出ていないのでは。」
「その通りです。認めれば被害者側も児童売春防止法違反で、逮捕は免れません。」
「証拠は未だ無いのですね。」
「被害者側が、事実を認めていないのでは難しいの・・・・・」
その時、隣室から慌てた様子の課長が飛び込んで来た。
「暇か!事件だ事件だ…いや事故か!」
「課長、何事ですか?」
「今、例の事件に関係がある桐嶋ユノって子の事を話していたよな?」
「ええ、彼女には別の暴行事件への関与した疑いが・・・・」
「彼女死んだぞ。ユキテルって奴の恋人の方もだ。いやこっちは未だ生きているか。」
「はい?」
「本当ですか?」
「同時刻に、飲酒運転の車に跳ねられたらしい。早乙女レナって子もその事故の数百メートル先で同様の事故に。桐嶋ユノは即死!早乙女レナは意識不明の重体だそうだ!」
捕まる容疑者の名前が伏せてあるのは、原作でも不明だからです。
裁判の被告席に立っているシーンがあるのみ。