ヴァンガード The Road -Going My Wayー   作:蟲之字

6 / 10
6話目「ヴァンガード部 見学」

 コロマとのファイトをした次の日の学校。セツマはそわそわしていた。

 (ヴァンガード始めたしこれで話しかけるきっかけできたし思いきって話し掛けるぞ!)

 だが時は既に放課後の前のHR。

 「…えー、それじゃ部活道の書類は明後日までに提出なー」

 (そう、これ。この学校には『ヴァンガード部』があるしそこに入部したいんだよな)

 そしていつもセツマ素通りしているファイター5人組。

「部活はヴァンガード部のままだよな」「当たり前だよなぁ?」「俺らはサッカー部だけどなー」

 案の定部活動の話をしていた。しかし、二人はヴァンガード部ではないようだ。5人組は廊下に出ると二手に分かれた。そしてセツマは3人組になったほうを追いかけた。

 「あ…あのさ。俺ヴァンガード部入りたいんだけどさ、案内してもらっていい?」

 一瞬静かになり、3人は少しセツマを見つめてた。最初は驚き、少し三人で話合って、そして、

 「やっと話しかけてくれたな!うれしいよ」

 「オレたちも話しかけたかったんだけどちょっと近づきにくかったんだよね」

 一気に少年らしさが残る笑顔でみんな一気に話しかける。

 「え…俺ってそんな話しかけずらかった?」

 「うん。めっちゃ。話すきっかけ探してたのになくてさ~。あ、俺『立木コテツ』な。気軽によろしく!」

 「オレは『波沢ユウヘイ』だ。これからよろしく!」

 「『冴島ミノタロウ』だ!気軽に『ミノ』と呼んでくれ!!」

 「うん!三人ともよろしく!」

 セツマたちは廊下で互いに握手して自己紹介をした。

 (こ…これが青春ってやつか!普通こんなの俺は恥ずかしいのにうれしいぞ!!)

 セツマは一人、心の中で燃えていた。

 「それじゃまずは見学か。案内するからついてきて」

 「そうだね。じゃあお願い」

 そして4人でヴァンガード部部室に向かう。

 

~移動中~

 

 そしてヴァンガード部部室と書いてある札がある教室が見えてきた。

 「うぉぉぉぉぉぉ!!!!!生れたての新しいファイター臭いがプンップンッするぜぇぇぇぇぇえ!!!!!」

「な…なんだ?!」

 いきなりなにかが勢いよく教室から飛び出し突進してきたのはなんだ!猪か!スパイクブラザーズか!

 「あぁあれね。ヴァンガードバカこと『堂島ダン』先輩。」

 「でも部内でもトップの実力者なんだよね」

 セツマは戸惑っていたが他の3人は平然としていた。

 「君!言葉は不要だ。オレとファイトしよう!!」

 「え?ちょ、ま?」

 挨拶とかなしでいきなりのファイト宣言。しかも有無を言わさずに言葉は不要とは。

 「ダン!待て。」

 「わん!」

 「…え?」

 ダンは部室から聞こえた女性の声でいきなり犬みたいに座った。

 「失礼。私は道奥中学ヴァンガード部の副部長兼飼育員の『香華(こうばな)リンカ』と申します。以後お見知りおきを」

 「し、飼育員?」

 「はい。このバカと同等、もしくはそれ以上の人を制止するんです」

 これ以上仕事増えるのはごめんだ。という目でにらまれた。

 「さ、とりあえずみなさん部室へ。そこの見学の少年のためにも部の説明をしなければ」

 そしてやっと部室に入る。なかは理科に使う実験室のような長い机が3つ。そして机の下に椅子がたくさん。他の部員はリンカを含めて5人いた。

 「それでは、本日の活動内容ですが、まずは他の部員がそろうまでファイト。揃ったらミーティングを始めます。それでは、少年は私がこの部についての説明をするので他の皆さんはファイトを開始してください」

 部員たちは集合して相手を決め始め、その間にセツマはリンカに渡されたプリントを読み始める。大まかな内容は、

①部活の活動時間:教室は毎日開いていて自主参加性。毎週月曜日は定例ミーティング

②ファイトしたら自分のノートにファイトした人の名前、クラン、ダメージ数をメモする。そのノートは部室で保管。持ち出すときは連絡

③大会に出る際の注意事項

そして、一番下には署名欄。全て読みある程度わかったからセツマはそこに署名した。

 「なにかわからないところはありますか?大会の説明はその時になればもう一度説明はありますが。」

 「大丈夫です」

 「そうですか。なら早速ノートを制作してファイトに混ざってください。私は少々教室を出るので」

 リンカはセツマに一冊の新品のノートとペンを渡し一令して教室を出た。ノートのページには罫線の他に数本の線が引いてあり、すでにファイトのデータを書きやすいようになっていた。

 「さぁ君!それを書いたら俺とファイトだ!」

 背後からダンが獲物を狩る準備をしている。

 「わ…わかりました」

 愛想笑いしてノートに名前を書き、終わった瞬間ダンに引っ張られ机に座らせられ強制的にファイトが開始される。

 そしてファイトをした。だが、ファイトはほぼ一方的だった。

 

「いけ!ビクトール!!!」

ダン ノヴァグラップラー ダメージ3

セツマ ロイヤルパラディン ダメージ6 負け

 

 「ほぉ~、まだまだ始めたばかりの初々しいファイトだった!だがそれで終わりではないぞ!君はいくらでも成長できる!俺は君の成長に期待しているぞ!!」

 「ま…負けた」

 初めて負け、悔しく落ち込むセツマ。その時肩にそっと手を乗せたのはコテツだ。そして他にユウヘイ、ミノも後ろにいた。

 「なぁ継導、始めたばかりだし負けることはあるさ。回数こなして強くなって行こうぜ!」

 「そうだよ。俺だってまだまだだし。これから強くなるって」

 「さ、顔上げて俺達とファイトしようぜ。」

 (うーん…そうか。そうだよな。コロマさんに勝ったのはビギナーズラックだったてことだよな!)

 「うん!みんな、相手頼む!」

 「「「おう!!」」」

 

 「そこだ!ガイア!!」

コテツ たちかぜ ダメージ5

セツマダメージ6 負け

 

 「いけ!レヴォン!!」

ユウヘイ アクアフォース ダメージ2

セツマダメージ6 負け

 

 「やっちゃえ!ヒャッキヴォーグ!」

ミノタロウ むらくも ダメージ4

セツマダメージ6 負け

 

 

 セツマ、さらに3連敗

 「あ…あれ?」

 「まぁ昨日始めたばっかだろ?俺がダブルトリガーしたりしたしさ。よくあるよくある」

 「た…確かにそうだけど…全部負けるか…」

 連敗で少し自信を無くしてやる気が少し亡くなった時、部室のドアが開き人が入ってきた。その人物は少し長めの黒い髪、ジト目。は直接話したことはないがセツマは見たことあった人物だ。

 「お!アヤト!いいところに!セツマとファイトしてやってくれ」

 コテツにアヤトと呼ばれた生徒はだるそうに欠伸をしていた。

 「…べつにいいけど」

 「こいつ『鍵森アヤト』ファイトは部内で最弱だけどアドバイスや指摘はめっちゃ上手だから色々教わるといいよ」

 ミノはそっとセツマに耳打ちをした。

 (え?最弱なのに教えるのは上手…?少し不安だ)

 「なんだ。初心者様のお相手か。ま、俺にはお似合いか」

 少々言い方に毒と自虐が含まれているがアヤトのファイトの準備はとても迅速だった。鞄はすぐに床に置き、制服のズボンのベルトに左右ひとつずつデッキケースがぶら下がっていて左側のデッキをすぐに取り出す。

 「さぁ、始めようぜ」

 けだるげで無気力そうな態度だがやる気はとてもあるようだ。

 「じゃあ頼むよ!鍵森!」

 

 そしてセツマとアヤトのファイトが始まる。




手抜き乙です。ども、蟲之字です。
今回はセツマがヴァンガード部に入部する前に下見に来たはなしですが途中のファイトは完全に手抜きですすいません。
今回出てきたコテツ、ユウヘイ、ミノ、ダン。ファイトはしていないけどリンカのちゃんとしたファイトは今後出す予定です
そして最後に出てきたアヤト。彼は今後どんな感じに出るんでしょうね~

それでは今回は短いですけどここまで!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。