ダンジョンをとあるチート持ちが攻略するのは間違っているのだろうか 作:しろちゃん
「おい、なんだよこれ・・・」
それは悪夢のような光景だった
「こんなの、ありえねぇだろ」
信頼していた仲間が次々と敵に寝返り、俺を追い詰めていく
「まさか、お前まで」
ずっと一緒に戦って来てくれた相棒もそいつの前では歯が立たず、堕ちてしまった
「嘘だ、こんな」
俺を追い詰めた金色の少女は薄ら笑いを浮かべ、容赦無く死刑宣告を下す
「ここに飛車を指して詰みですね」
「相棒ぉおおおおおおおおおおお!!!!!!」
「それでは約束通り一緒に出掛けてもらいますね、色様」
「へいへい、それにしても春ちゃん将棋強ぇのな」
「ふふっ、これでも参謀を任される予定ですからね。頭脳戦では色様にだって負けません」
どや顔を向けてくる春ちゃんを横目に、手早く出掛ける準備を済ましていく。まぁ準備といっても部屋から財布を取って来て制服のポケットに突っ込むだけなのだが。
「はぁ、やっぱり行きたくねぇな」
「以外と色殿はそういう事を気になさるのですね。てっきり自分の道は自分で切り開くッ!!と言われて気にしないのかと」
俺と春ちゃんの対局を観戦していた命ちゃんが心底意外そうに聞いてくる。命ちゃんの中の俺のイメージは一体どうなっているのだろうか?
「そこまで気にはしねぇけど、流石にこの結果は不安になんぞ?っていうか命ちゃんの方こそ、こういうのって気にするんじゃ無いの?」
「当たるも八卦当たらぬも八卦、ですよ色殿!」
「・・・・・・はぁ」
親指を立ててくる命ちゃんから、視線をスマホの画面に移すと、そこにはこう表示されている。
《基本運》
今日のあなたの基本運は大凶。ライバルには絶対負けたくないと言う気持ちが、空回りしてマイナスに働きます。個人的な感情を表に出すことは極力避けて。相手によってコロコロ態度を変えないことが、不安定な運気をスムーズに乗り切れるポイントです。運気を安定させたいならば、家でお茶でも飲みながらゆっくり音楽を聴いたり本を読んだりがお勧め。
《恋愛運》
今日のあなたの恋愛運は大凶。運気が不安定で、恋愛にとてつもない疲れを感じてしまう一日。過ぎたことをアレコレ悔やんでもダメ。落ち込めば落ち込むほど運気は下向きになっていきます。また、夢の内容には気をつけて。それは貴方の未来を暗示しています。
アンラッキーアイテム 薬
アンラッキーカラー 金色
なにこれ、何でどっちも大凶なの?しかもアンラッキーアイテムしか無いってどういう事だよ・・・
気紛れにおみくじアプリなんて起動するんじゃなかった。
「それじゃ行きましょうか」
「はいよ~」
しかし将棋に負けた俺は19階層進出の為の
何も起きませんように。
「結局何事もなかったな。寧ろおまけで
「む、駄目ですよ色様。
巨大なバックパックを背負っている俺に春ちゃんが人差し指を立てながら言ってくる。この子は占い等をよく信じるタイプで今日一緒に出掛ける事になったのも、ラッキーカラーが黒色だからだとか。
そして俺のアンラッキーカラーは金色・・・徹底抗戦した理由が分かっただろうか?
まぁ所詮はスマホのアプリだ、何にもないだろ。そう思いながら帰り道を二人で歩いていると、人混みをかき分け、見知った褐色の女性が声をかけてきた。
「カラスくーん!!やっほー!!」
「あれ?ティオナさんじゃないですか」
手を降って駆け寄って来たのはアマゾネスのティオナさんだ。【ロキ・ファミリア】の団員で、アイツと喧嘩をしている時に何度も仲裁に入ってもらっている人の一人だ。
「この前はありがとうございました。お陰で五体満足で歩けます」
「いいよいいよ、何時もの事じゃん。それに悪いのは止められなかった私達だしね」
「その通りよ、気にする事ないわ。て言うか貴方本当にLv.3なの?アイズにあそこまでボコボコにされてるのに、自分の足で帰れるって普通じゃないわよ?」
ティオナさんの後ろからひょっこり顔を出してきたのは双子の姉のティオネさんだ。一部が似ても似つかないって?言ってはいけない。
「だから俺はLv.3ですって。何なら背中の【
そう言いながら背中を指差すと、ティオネさんがため息を吐きながら頭を押さえた。ティオナさんも苦笑いしている。冗談で言ったつもりなのだが、信じたのだろうか?
「二人ともな、最初にアイズたんと色君が喧嘩している時に止めへんかった事を気にしてんねんで」
「あ、お久しぶりですロキさん」
「久しぶりやな色君!!」
二人の間を割って入ってきた赤髪の女神、ロキさんに挨拶をする。この
「最初の喧嘩って
「それでも謝らせて頂戴。私達あの時貴方の事を第一級冒険者だと思っていたのよ。それがまさかLv.2だったなんて、道理で動きが拙かった訳ね」
「ごめんね、ゴライアスを単身で倒したって聞いたから勘違いしちゃてて。今まで謝ろうと思ってたんだけどタイミングが悪くてさ」
うーむ、本当に気にしてないのだが。すまなさそうな顔をするアマゾネスの姉妹に何て言おうか迷っていると、服の裾を引っ張る感覚が
「あの、色様?この方達はいったい?」
後ろに目を向けると春ちゃんが金色のケモ耳をピコピコ動かしながら上目遣いで俺を見上げていた。そのモフモフした耳を撫でくり回したい衝動に駆られるが、この人達を紹介する為に我慢するとしよう。
「この人達は「アイズたんなんでここにいるんや!?あの量のじゃが丸もう食べたんか!?」ん?」
なんかロキさんが叫びだしたんだが・・・もしかして、俺の背中に隠れた春ちゃんを金髪と勘違いしてる?
「いや、この子は「クッ、やっぱりこうなったわね。ティオナ、取り押さえるわよ!!」え?」
「わかった!!駄目だよアイズ!!何時もカラス君に謝ろうと思ったら喧嘩するんだから!!!」
途端に臨戦態勢に入るアマゾネスの二人。この二人も勘違いしているらしい、とりあえず春ちゃんを前に押し出して勘違いを解くとしましょうか
「春ちゃんチェンジ」
「え?」
「「確保ー!!!」」
「え!?」
飛び掛かるヒリュテ姉妹、二人の手にはそれぞれの武器が握られている。まぁ、つまり・・・タイミングミスっちゃった
「ひょえええええええええええ!!!!!!!!」
ごめん春ちゃん、飯奢るから許して
「ヒッグ・・・グズッ・・占い・・・ウゥ・・・だいぎぢだっだのにぃ・・・ヒッグ・・」
「ごめんね
「ほら、料理が来たわよ。全部食べていいから泣き止んで、ね?」
ただいま『豊穣の女主人』、泣き止まない春ちゃんの目の前には恐らく食べきれない量の肉や魚がドンッと置かれている。お詫びとして奢ると言われ、連れられて来たのだが、あれでは逆効果なのではないのだろうか?
「いやーごめんな勘違いして」
「いいですよ。悪いのは全部あの金髪なんですから」
「本当に自分ら仲悪いな。でも安心してや、今アイズたん
「一応参加者を聞いてもいいですか?」
「ベートとレフィーヤや」
ベート君とレフィーヤは哀れじゃが丸馬鹿の犠牲になったのだ。そう言えばあの二人とも最近会ってねぇな、19階層から帰ってきたら飲みに誘ってみるとしよう。
「それでラキアから二億ぶん取ったんか。流石色君やな!!」
「ニシシ、それほどでも無いッスけどね。まぁヘスティアの借金チャラに出来て良かったですよ」
それからしばらく、酒を飲みながらお互いの近況報告をしていると話題はこの前のラキアとのイザコザの話になっていた。
「それにしても、あのじゃが丸おっぱいも易々誘拐されるなんて不用意やな!どうや色君、あんな危なっかしい
「またまたぁ、冗談がうまいッスねロキさん!!」
「「あっはっはっはっはっはっ!!!」」
うん、こんな冗談を言って来たって事はロキさんも結構酒が回ってきたのかもしれない。そろそろお開きにしようと立ち上がると、『豊穣の女主人』の扉から見知った人影が入ってきた
「あ、やっと見つけた!!さっき色達に渡したおまけの
入ってきたのは【ミアハ・ファミリア】のナァーザだ。彼女は何か騒いでいるが、しかし俺の意識はそこには無く、開いた扉の隙間から見えた人物に注がれている。
「すみませんロキさん、ちょっと席外します」
「え?ちょっ色君!?」
この時の俺は相当酔っていたのかもしれない。
「ぶっ殺してやるぜェ、金髪ゥ・・・」
何故なら、初めて自分からアイツに攻撃したのだから。
漆黒の暴風が金色の少女に襲い掛かった。しかし周りの人間はその先制攻撃に気付いた様子は無い。
声を圧縮して放たれた見えない砲弾は、嘗て格上の
切り裂かれる
そんな事は解っていたとばかりに次の攻撃が繰り出される。それは上空からの雷槍、その数五つ。音速を超え放たれた死の槍は少女の死角から確実に当たる角度で打ち込まれた。
切り裂かれる
その瞬間、少女の周りを包み込むように砂鉄が回転を始めた。回避は不可能、透き通るような肌をズタボロにする死の砂が
切り裂かれる
突起した地面が少女を襲い
切り裂かれる
風の刃が
切り裂かれる
切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる切り裂かれる・・・・・・・・・
「死ねェ!!金髪ゥウウウウウ!!!!」
「うるさいゴミ虫ィイイイイイイ!!!」
街中は二人の戦いで完膚無きまでに破壊されていた。その光景にアマゾネスの姉妹は頬を引きつり、赤神の女神が頭を抱える。そんな三人を他所に周囲のオラリオの住人がどうしているかと言うと・・・
「おい!!また【剣姫】とカラスが戦いだしたってよ!」
「黒金戦争の幕開けだ!!今日は勝たしてもらうぜ」
「はーい!押さないで押さないで!!黒に賭けたら1835倍だよ!!」
「さぁ、張った張った!!黒に賭ける奴はいねぇのか!!」
「あ、
もう慣れたとばかりに破壊される部分に予測をつけ線を引き、声を張り上げ賭けをしていた。勿論、
「チッ、じゃが丸を食いきったアイズが居なくなったと思ったらやっぱりこうなってたか」
「ベ、ベートさん、どうしまウップッ・・・まだじゃが丸が」
そんな中、人混みを掻き分け現れた
「おっそいよベート!!」
「うるせぇ馬鹿ゾネス!!こっちはアホみたいな量のじゃが丸食って腹一杯なんだよ!!!」
「二人とも喧嘩している場合じゃないわよ!!ほら、武器を構えなさい!!!」
「そうですよ二人ともウップ・・・喧嘩してる場合じゃオェ・・・・」
「レフィーヤは先にトイレや!!大衆の場で吐くのは不味いで!!!」
かくして、第18回黒金戦争は【ロキ・ファミリア】により終結に向かって行った。
目を覚ますと、そこには懐かしい光景が飛び込んできた。昔ながらの木造建築、よく駆け回った広い庭。珍しく弟がワガママを言ってきたので、代わってやった二階の部屋の窓。
つまりは俺の家がそこにあった。
「・・・帰って来たのか?」
そう呟いた俺はガラガラと横開きの扉を開き玄関を抜け、靴を脱いで中に入った。よく嗅ぎ慣れた家の匂いに包まれ、リビングを目指す。
「あ、お帰り色君!!もうすぐご飯出来るぜ!」
リビングに入ると、触覚の先端にじゃが丸を付けたヘスティアが、ピンクのフリフリエプロンを揺らしながら料理を並べていた。
「夢ですよねー」
なんとなく気づいていたけどね!!確か最後の記憶は金髪の拳が顔面に迫っていたと思うから、そのまま気絶したのだろう。おのれ金髪、目が覚めたら覚えとけよ。
「さぁ、腕によりをかけて作ったご馳走だ。今日は結婚して一年の記念日だから気合いはいってるぜ」
「・・・・」
へスティアはそのまま料理を盛り付け終わるとエプロンを外し、俺に笑顔を向けてきた。何故か料理の中央に置かれた大量のじゃが丸が気になるけど、我ながら分かりやすい夢を見たものだ。
いやー、まさかこんな所で自分でも自覚がなかった秘めたる気持ちを知ることになるとはな!!そっかそっか、ベルには悪いけど俺ってヘスティアのことす「それじゃ、後は若い二人でヨロシクやっといてくれよ!アディオス!!!」・・・・ん?
ロリ巨乳の主神様は玄関を開けると「待ってろよォ!べぇるぅくぅうううううううううううううん!!!!」と叫びながら足をロケットに変え、鉄腕ア○ムよろしく飛んでいってしまった。
「あ、あれ?」
呆然と玄関を見ていた俺の耳に二階から降りてくる足音が聞こえる。成る程、ヘスティアと見せかけて別に新ヒロインがいたって事か。さぁ、カモーン秘めたる想い!俺の心の奥底で眠っていた恋心を呼び覚ましたのは誰だ!!目が覚めたら猛アタックしてやんぜぇぇえええあえええええ!!!!
降りてきたのは飾りげの無い青いスカートと、フワッとした白いブラウスを着ている少女
「あ、帰ってたんだ。お帰り、色」
今まで一度も見たことがない笑顔を俺に向けてくる金髪の姿があった。
そして悪夢が始まる・・・
どうしてこうなった。
「ハムハム。うん、やっぱり小豆クリーム味美味しいね」
どうしてこうなった。
「色、醤油取って・・・ありがと」
どうしてこうなった。
「あれ、色は食べないの?美味しいよ?」
どうしてこうなったぁあああああああああああああ!!!!!!!!!
おかしいじゃん!!おかしいよ!?何これ!?ほんとなにこれ!?バグった!!ついに俺の頭がバグった!!そうに違いない、きっとあれだ、【
「・・・食べないの?」
「・・・パク」
「美味しい?」
コクコク
「良かった」
そんなはにかんだ笑み見せられても、こちとら頷くしか選択肢ねぇんだよ!?理解して!!恐怖で支配して無理やり食べさせてるの理解して!!!
「ご馳走さまでした」
「ゴチソウサマデシタ」
終わった・・・地獄の晩餐が終わった。終始喉がひきつって変な声しか出せない時間が終わりを告げた。
よし、もう夢から覚めよう、【
不意に裾をクイクイと引っ張られる感覚、振り向くと金髪が頬を朱色に染めながら上目遣いで見上げていた。
「お風呂、入ろっか」
「やだよ!?」
「え、何で?」
え?何で凄く不思議そうに首を傾けてるの?馬鹿なの?死ぬの?むしろ、
「何時もは色から一緒に入ろって言って来るのに?」
「言った覚えねぇえええええからああああああああああああ!!!!!!!!!」
遂に叫んだ俺に金髪はビクッと肩を揺らした。なにその反応!?ていうかもう夢から覚めろよ!!覚めてくださいお願いします!!!
「・・・・グズッ」
泣いたぁあああああああああ!?夢さん!いや夢様!!俺の中の金髪をどうしたいの!!!これ以上俺に何をさしたいの!!慰めたらいいの!?
「ナカナイデヨ」
片言だよ!!
「だって・・・折角の結婚記念日なのに・・・・・・名前も呼んでくれないし」
一言だけ言おう
キャラ違い過ぎて罪悪感の前に違和感しか湧いてこねぇよ!?もうコレ別キャラだよ!!金髪の皮を被った、アイズ・ヴァレンシュタインさんだよ!!!まぁ風呂なんて入らないけどな!!!
「ふぅ・・・色、身体流してあげようか?」
あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!
俺は奴の前で階段を登っていたと思ったら、いつのまにか風呂に入っていた
な、何を言っているのかわからねーと思うが、俺も何をされたのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった、【
「よし、俺上がるわ。じゃ」
「あ、駄目だよ!ちゃんと湯船に浸かって100数えなきゃ」
「子供かお前は!っておい!?」
そう言って湯船に引きずり込まれる俺、夢の中だからだろうか、全く温度を感じなかった。しかし顔を背けていたことで見えなかった金髪の裸体が正面に・・・
「グッジョブ聖なる光」
「?」
胸と大事な所は謎の光でガードされていた。R18じゃないからね、仕方ないね!!
「まさか色と結婚するなんて思わなかったな」
謎の語りが始まりました!!
「俺もまさか金髪とこんなことになるなんて思わなかったZE」
本音を吐き出す事にする。何回も言おう、どうしてこうなった。横を見ると憎き金髪が微笑んでいる姿が・・・お?ちょっと不機嫌な顔になってる?ははーん、成る程な、あれか、油断させておいて実は喧嘩しようぜって夢か。オーケー、それなら思いっきり暴れてやるぜぇええええええええええ「どうして名前で呼んでくれないの?」ゑ?
裸のアイズ・ヴァレンシュタインが黒鐘 色にすり寄ってきた
「ちょっとまてぇええええええええ!!!それ以上いけない!!や、やめっ!?名前で呼ぶから!!!アイズ!!アイズさん!!!アイズ様!?ちょっ近づくな!!抱きつくな!?あ、アッーーーーーーー!!!!」
「さっぱりしたね、色」
「酷い目にあった」
危ない所でギリギリポルナレフ現象が起こり、場所は寝室に移動した、ていうか俺の部屋だ。
ゲームやラノベが所狭しと置かれている部屋の中央には一組の座敷布団が敷かれていた。
うん、一組の座敷布団だよ。もういいよ諦めたよ好きにしろよ。
「それじゃあ寝ようか、アイズ」
「うん」
青い水玉模様のパジャマを着たアイズが俺の入っている布団の中にモゾモゾと、何の抵抗もなく入ってきた。
「死にたい」
「何か言った?」
「何でもない」
今の現状を説明するとこうだ。日々自分をボコボコにしてくる女と結婚して、一緒に食事して、一緒に風呂に入って、一緒に寝る夢を見ている・・・
うおおおおおおお!!!フロイト先生助けてください!?いやむしろ殺してください!!何でこんな夢見てんの!!はっきり言うけどアイツをそういう目で見た事なんて一回もないからね!?むしろ殺意しか浮かんだことないからね!!
ギュッ
背中に抱きつくの止めろォ!!
「色は・・・・私と結婚して幸せ?」
幸せ処か恐怖を感じてるんですけど!?こんなシチュエーションだったらアスフィさんやフリュネ師匠やリオンさんの方が万倍よかったわ!!!それだったらコンマ数秒で幸せって言い返せたね!!
「・・・やっぱり私じゃ、嫌?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁああああああああああああ糞ったれぇ!!!!
振り向き、アイツの顔を見ることにする。金色の瞳から頬に流れ落ちる大粒の涙、それに手を添えて言ってやった。
「俺はアイズと結婚して幸せだよ」
不幸だよ!?俺の右腕大丈夫?
「暖かい、私も色と結婚して幸せだよ」
え?なに!?待って、顔を近づけないで!?俺初めてだから!!やめっ・・・ヤメロォー!!!!!
「あれは悪夢ミール、夢ミールを作った時に偶々出来た粗悪品。だから飲ますなって言ったのにー」
「だって仕方無いではありませんか、
声が聞こえた。そうだ、俺は確か・・・
「あ、起きられましたか色様」
「おはよう色、身体の方は私とミアハ様でバッチリ治したから大丈夫だと思うけど、調子はどう?」
えっと何があったんだっけ?確かロキさん達とあって
「色様見てください!!臨時収入でこんなにお金が入りましたよ。これで嫌なことを忘れるぐらいパーと飲みに行きましょう!!」
「春姫、悪夢ミール無理やり飲ましたの隠す気?」
「ち、違います!!何を根拠に、それにあれは事故です!!」
「えー?でも、ここで倒れたら掛け金が、て言いながら無理やり飲ましてた」
そうだ、なんか夢を見て・・・
「ま、まぁよろしいではございませんか。結果的に色様の最後の攻撃がアイズ様にクリーンヒットし共倒れ、こうして大金を」
アイズ・・・あぁ、金髪のことか・・金、髪・・・・・
「色様、どのような夢を見られたのか存じませんが、気を落とさずに」
「死ねぇええええええ!!金髪ぅううううう!!!!」
「ひょえええええええええええ!!!!!!!!ごめんなさぁああああああああああい!!!」
その日の夜、眠れなくなった俺は【
占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦ですよ!!