ダンジョンをとあるチート持ちが攻略するのは間違っているのだろうか   作:しろちゃん

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この作品には一部キャラ崩壊が含まれます


第7話 覚悟

その一撃で黒の少年の体と心は砕け散った。

 

痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイいたい!!!!!!!!!  

 

頭がチカチカする、痛い!、腕の感覚がない、痛い!、体が言う事を聞かない、痛い!

 

死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ

 

死にたくない!死にたくない!死にたくない!死にたくない!

 

止めてくれ、来ないでくれ、近づくな!近づくな!近づくな!!

 

嫌だイヤだイヤだ!逃げたい逃げたい逃げたい逃げたい!!!!!

 

早くここから逃がしてくれ!近づいてくる!あの拳が!あの足が!

 

「・・・・・・ッ!」

 

誰でもいい早く早く早く!誰でもいいから早く!

 

「・・・・・・ッキ!」

 

俺を早くあの巨人から遠ざけてくれ!

 

「・・・・・・・色!」

 

激しい痛みに混濁する意識の中、白い少年がいつものように俺に話しかけた気がした。

 

「大丈夫、僕が色を守るよ」

 

その声を聞て黒の少年、黒鐘 色は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「腹減った・・・」

 

黒髪黒目黒の制服に黒のガントレットという格好の少年、黒鐘 色は、何回も落とされた洞窟の天井を恨めしそうに見ていた。

 

「何なのこの洞窟、全然上に行けないじゃん!」

 

そう言いながら、落ちても全く代わり映えしない洞窟の壁にキックをかました。

 

ドカッ!という音がなったが、それは俺が壁を蹴った音では無いことは解っている。

 

またか、と溜息を吐きながら音がした方に振りむいた。

 

「あのさぁ、もういい加減しつけぇんだよ!」

 

『『『『『グォォォォォォォォォ!!!』』』』』

 

バラバラに向かってくる5体のモンスター、『ミノタウロス』に、俺は小さく舌打ちした。

 

まず一体目、迫ってくる剛腕をしゃがんで避け、腹に手を添えてベクトル操作、体内を無茶苦茶にして、破裂させる。

 

2体目、しゃがんでいる俺に蹴りを加えようと振り上げられた逆の足を掴み、破壊、バランスを崩し迫ってきた頭に黒籠手(デスガメ)を叩きこみ、頭を吹っ飛ばす。

 

3体目、前の二体が倒されて動揺している所を一気に近き、手刀で腹を貫く、体を引き裂いた。

 

4体目と5体目は目の前で引き裂いたミノタウロスの血を飛ばし、目が塞がっている隙に、小さな【プラズマ弾】を作り、纏めて爆殺した。

 

「クソッ、こいつら(ミノタウロス)の体が硬くなかったら、鉄の礫(貫通弾)で一掃してやるのに!」

 

これは試してみて分かった事だ、《ミノタウロス》には鉄の礫が効かない、いや体を貫通しないというべきか。一回試して貫通しなかったので、それからは鉄が勿体ないと思い、肉弾戦と【プラズマ弾】だけで戦っていた。

 

《ミノタウロス》は反射を突破してくるかもしれないから、迂闊に攻撃を食らうわけにはいかないのに、どうしてさっきから、こいつらばかり出てくるんだ!

 

『『『『『『ウォォォォォォォォ!!!!』』』』』』

 

「もう勘弁してくれぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

目の前に現れた6体のミノタウロスに俺は叫びながら突っ込んだ。

 

 

 

 

 

 

「ッ!?・・・ふふ、ふふふ」

 

『神の鏡』を見ながら肩を震わせる女神をオッタルは黙して見ていた。

 

「あははははは!お、オッタル、ちょっとオッタル!おなか痛い!ひぃ!助けて!あははははははは!」

 

爆笑、もう大爆笑である、それでもオッタルは黙して自身の主神を見つめる。

 

だって、いつもの事だし。

 

「ど、どおしてぇ!この子たちはァ!まともにダンジョンにぃ!潜れないのかしらねぇ!?、ね?オッタル!ね?」

 

笑いながらバシバシと自身の肩を叩いて来る主神に、仕方がないのでオッタルは聞くことにした。

 

「今度は何が見えたのですか?」

 

「ひぃひぃ、だって、この子達、ひぃ、ダンジョンを帰ろうとしたらぁ!、ふ、ふぅ、「怪物進撃(デス・パレード)が帰るぞ!逃げろ!」って言って走り去った回りの子供達の地響きで穴に落とされたの・・・ブハァッ!そ、それでね?まだ、まだそこまでは我慢できたのだけれど、フフフフ、あの子がミノタウロスをボコボコにしてるのが、可笑しくって、可笑しくって」

 

そこまで言って、もう色々台無しな美の女神、フレイヤは自身の眼尻に浮かんだ涙を指で掬い、『神の鏡』を再び見直した。

 

「本当に面白いわね、あの子。娯楽に飢えてる神々を楽しませる才能があるんじゃないかしら?」

 

だけど、と続ける。

 

「そろそろ活劇がみたいわね、モンスターの軍団を屠った時みたいな、喜劇じゃなく」

 

フレイヤは見据える、これから色が迎える、本当の死闘を・・・笑いながら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、どうしたものか

 

さ迷い続けて着いた場所は洞窟の大広間、ようやくベル達を見つけた俺は、ベル達に合流できないでいた。

 

(おーいベルー!どうするんだぁー!)

 

(とりあえず!音を立てずに!18階層の穴に入ろう!)

 

俺とベルはハンドシグナルで言葉を交わす、何故なら。大広間を俺とベルが挟んだその真ん中に・・・

 

『グォォォォ、グォォォォォ』

 

巨人が横になり、寝ていた・・・

 

最初見た時に、進撃の巨人かな?と思っていたら、偶然巨人を挟んだ向こう側にいたベル達が見えたので、今こうしてハンドシグナルで話しているというわけだ。

 

勉強してる息抜きにベルと一緒に練習したハンドシグナルが、こんな所で役に立つ時がくるとは。

 

(18階層の穴って、寝てる巨人の真後ろにある穴の事か?)

 

(うん!)

 

(無茶言うな!無理だって!絶対バレるって!他の帰り道を探そうぜ!)

 

俺のハンドシグナルを見たベルは自身の後方を指さした。

 

(リリと、ヴェルフが危ないんだ!18階層まで行ったら安全階層(セーフティーポイント)あるから、なるべく早くそこまで行きたい!)

 

よく見るとベルはボロボロの体で、気絶しているリリとヴェルフを抱えているみたいだ。

 

(そういうことか!、分かった、何かあったら俺が囮になるから先に行ってくれ)

 

(任せたよ!)

 

(任された!)

 

『グゴォォォォォ、グゴォォォォォ』

 

リリとヴェルフを背負いながらベルは巨人の背後に慎重に回っていく

 

『グゴォォォォォ、グゴォォォォォォ』

 

それに目を離さず、いつでも飛び出せるように腰を屈め足に力を入れる

 

『グゴォォォォォ、グゴォォォォォォ』

 

ゆっくりゆっくり、ベル達は近づいて行く、音を立てない様に静かに、静かに。

 

『グゴォォォォォ、グゴォォォォォォ』

 

ゆっくり、ゆっくり、ベル達は中間地点を通り過ぎ。

 

「寝たふりかよ!いい根性してんな!巨人さんよぉ!」

 

ベル達の横合いカから音もなく突き出された手刀を上に蹴り飛ばした。

 

『オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!』

 

「走れベル!俺が時間を稼ぐ!」

 

「ッ!?」

 

ベルは二人を抱えながら必死に走った。俺に返事をする余裕すら無い様だ。

 

ベル達を背後に庇うように、俺はいつの間にか立っていた巨人に向けて、いつものように叫ぶ。

 

「悪ィが、こっから先は一方通行だ。 侵入は禁止ってなァ!大人しく尻尾ォ巻きつつ泣いて、無様にもとの居場所へ引き返しやがれェェェ! 」

 

そう叫んだ俺は・・・

 

 

 

視界の外側から巨人が放った蹴りによって吹き飛ばされた。

 

「しきィィィィィ!!!!」

 

ベルの声が遠ざかっていく・・・

 

 

 

 

 

 

左腕から嫌な音聞こえた

 

「くっそ!イテェ!」

 

「色!大丈夫なの!?ねぇ!」

 

「うっせぇ!早くいけぇ!」

 

叫ぶベルに味わった事の無い激痛をごまかすように俺も叫び返した、目の前の巨人は俺の前で静かにファイティングポーズを取っている。

 

「全く反射が出来ねぇ、クソッ!この世界に来てから、これが初ダメージとか洒落になってねぇぞ!」

 

『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』

 

「ッ!?」

 

悪態をついている俺に巨人は容赦なく拳を振るう、それに合わせるように俺も右の拳を構えた。

 

『オオオオオオオオオオオオオオ』

 

「うぉぉぉぉぉ!!!!」

 

巨人は潰すかの如く拳を降り下ろしてくる、俺は咄嗟にベクトルを操り、威力を最大限まで高めた自身の拳を、死の鉄槌から逃れるように全力でぶつけた、巨人の腕は弾かれた様に後ろに吹き飛び・・・俺の右腕が曲がってはいけない方向に曲がった。

 

「あああああああああああああああああああああ!!!!!」

 

絶叫が17階層の大広間に木霊する。痛みで頭の中が真っ白になっている俺は、ボールを蹴るみたいに繰り出された、巨人の蹴り上げによって宙を舞った。

 

「ブゥッ!」

 

天井に叩きつけられ、重力に従い落下する、その俺の体を正確に撃ち抜くために、巨人は右の拳を引き絞った。

 

「プ・・ラ・・ズ・・マ・・・・弾!」

 

『オオオオオオオオオオオオ!!』

 

落ちながらも、必死に空気を圧縮して放たれた【プラズマ弾】は、巨人の顔面に直撃し、俺の体に目掛けて向かってきた拳の軌道をわずかに逸らした、激しい痛みに蝕まれながら地面に着地し、体制を立て直す。

 

視線を移すと、ベル達はもう少しで着きそうだった。もう少し後もう少し。

 

もう少しで・・・

 

 

巨人がボロボロのベル達に拳を振り上げていた。

 

 

 

 

「ああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

絶叫と共に足元の大地が爆ぜる!

 

届け届け届け届け届け!

 

視界がスローモーションになる。

 

ゆっくりと迫って来る巨人の拳を見ながら、この世界に来てからの様々な事が脳裏を過った。

 

異世界に来て酔っぱらったヘスティアに連れられたこと、ベルに会ったこと、チート能力を貰ったこと、ダンジョンでモンスターの軍と戦ったこと、リリやヴェルフと会った時のこと、Lvが上がったベルに追い付け無かったこと、そして、巨人に手も足も出なかったこと。

 

まだ、あいつらと冒険したかったなぁ

 

様々な記憶が過る中、最後に巨人の方を睨んだ。

 

覚悟しておけよ、必ず成長したベル達が、お前を倒しに来るからな。

 

迫る拳にたどり着く。

 

俺は覚悟をした。

 

死ぬ覚悟を。

 

その一撃で黒の少年の体と心は砕け散った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫、僕が色を守るよ」

 

「・・・・・・・・」

 

ほら、あいつが行くぞ?

 

「・・・・・・・・」

 

何?もう動けないって?

 

「・・・・・・・・」

 

お前はさっき何を覚悟した?

 

「・・・・・・・・」

 

お前は何も覚悟なんてしていないさ

 

「・・・・・・・・」

 

その証拠に何でお前は動けるのに動こうとしない?

 

「・・・・・・・・」

 

『ミノタウロス』の時だって、結局お前は戦わなかった、他のモンスターが来る前に、二人で倒す選択肢があったのにも関わらずだ。

 

「・・・・・・・・」

 

そんな選択肢は無かった?あれが最善?馬鹿言うなよ。お前は自分の《チート》が効かない相手にビビっただけだ

 

「・・・・・・・・ッ」

 

違う?ふーん、それじゃあ何で今までミノタウロスを『震えながら』倒してた?

 

「・・・・・・・・・ァ」

 

そりゃそうだよなぁ、今まで絶対安全圏(反射の膜)からの攻撃しか、したことないもんなぁ!

 

「・・・・・・・・・」

 

何だ?言い返せないのか?情けねぇなぁ、そんなんだから何時まで経ってもLv.が上がらねぇんだよ

 

「・・・・・・・・・」

 

反則みたいなもんだが、特別サービスだ、一回しか言わねぇからよく聞けよ?

 

「・・・・・・・・・・」

 

《チート》使って楽々勝ってる様じゃ、【ステイタス】は上がってもLv.は上がらねぇ

 

「・・・・・・・・・・」

 

世界っていうのはそこまで甘くねぇんだよ

 

「・・・・・・・・・・」

 

お前の全てを持って世界に『英雄録』を刻むんだ。

 

「・・・・・・・・・・」

 

難しく考えるこたぁねぇよ、つまりだな

 

「・・・・・・・・・・」

 

ベル・クラネルに追いつきたかったら、あの巨人を一人で倒してみろ

 

「・・・・・・・・!?」

 

それが出来たらお前の Lv.も上がるだろうさ。

 

「・・・・・・・・・ッ」

 

ほら、行っちまうぞ、お前が追いつきたい家族(ファミリア)がさ

 

「・・・・・・・・・クッ!」

 

やっと行ったか、まったく、早くLvを上げて次のステージにいってくれよ。

 

 

ご主人様

 

 

 

 

 

 

「ベェェェェェェェル!」

 

「しっ色!?」

 

俺は全身から噴き出している血も構わずに、霞む視界の中、ボロボロの体で俺を助けしけようとしている白髪の少年に声を掛けた

 

「無事だったの!?色!?」

 

無事、では無いのだろう、全身の骨は折れてるだろうし、内蔵も多分ヤバいし、走馬燈も見た気がする、ベルがくれたサラマンダーウールを咄嗟にクッションにしていなかったらミンチになっていたかもしれない。

 

体中から無事な所を探す方が難しいんじゃないのだろうか?

 

でも不思議と痛みはなかった、さっきまでの激痛が嘘だったかのように、今は何も感じない。

 

「みんなは?」

 

「大丈夫だよ、18階層の穴に落としたから」

 

落としたって、それ大丈夫なの?

 

「まぁいいか、よし、お前も早く逃げろ」

 

「ッ!?」

 

泥だらけのベルの顔は悲壮感に満ちていた、俺の言葉を「俺はもう助からないから、早く行け」みたいな感じに誤解しているのだろうか?

 

「だ、駄目だよ!色を置いてなんか「あほか」え?」

 

「俺が死ぬかよ」

 

そう言いながら、言う事を聞かない体をベクトルを操作して無理矢理、立ち上がらせた。

 

「こいつ倒してからすぐに追いつく、お前も歩くのがやっとだろう?、だから向こうで待ってろ」

 

「い、嫌だ、僕は色を置いて行きたくない!」

 

テコでもここを動こうとしないベルに、視線を巨人に向けながら「だったら黙って見とけ」と言い、俺はベルの肩を叩き、前に出た。

 

「それと、ああいう言葉は女の子に言えよ、俺じゃ無くてな」

 

目の前の巨人に獰猛な笑みを浮かべる。

 

ああ、俺は今最高にビビってる、だってしょうがないだろ?死ぬって事はすげぇ怖い事だったんだ。

 

だから覚悟を決めよう。

 

生きてベル達とまた冒険する覚悟を

 

 

 

 

 

 

 

白い少年が見守る中

 

黒の少年(黒鐘 色)迷宮の孤王(モンスターレックス)の本当の死闘が始まる。

 

 

 

 

 

『オオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』

 

風を纏い宙に浮いてる俺に、巨人は躊躇なく右の拳を繰り出して来た。

 

落ち着け、冷静になれば対処できる。防御は無理だ、躱しながら攻める!

 

迫る右腕に沿う様に躱した俺は巨人の胸元に風の刃を這わせた

 

『オオオオオオオオオオッ!!』

 

咄嗟に体を半身ずらし風の刃を躱した巨人から、左アッパーが繰り出される。

 

「ボクサーか、こいつは!」

 

真下から繰り出される剛腕、その拳の真上を風圧に乗りながら天高く舞った俺は、そのまま巨人の真上を取り、連続して風の刃を巨大な体に放つが・・・

 

『ウオオオオオオオオオオオ!!!!』

 

巨人は大きな体躯を素早く左右に揺らしかしながら、俺の放った風の刃を見切り、躱した。

 

瞬間、悪寒が走った、自身の操作しているベクトルを手放し、地面に向かって落下する。死角から繰り出された上段蹴りが俺の真上を通り過ぎた。

 

ボクシングに空手か?節操のない奴だな

 

そのまま落下していく体を地面すれすれの所でベクトルを操作して直角に曲がり、巨人の股下をまたぎながら作った小さな竜巻を、巨人の背中にぶつける。

 

「【エアスラスト】!」

 

『オオオオオオオオオオ!!』

 

風の刃によって引き裂かれた巨人の背中を見ながら、空中で荒くなった息を整えた。

 

「はぁ。はぁ、やっと、二撃目・・・・」

 

『ウオオオオオオ』

 

ゆっくりと此方に振り向いた巨人の構えが、唐突に変わった。両方の拳を前に出したボクサースタイルに対し、腰を落とし、拳を胸の方に持っていき、構えている

 

「なんじゃそりゃ、正拳突きのつもりか?」

 

巨人からの動きは無い。黙して佇むその姿は「次の一撃で終わりだ」と言われているみたいだった。

 

「いいぜ、そっちがその気ならこっちも一撃で終わらせてやる」

 

大広間に暴風が吹き荒れた。

 

風を支配し、空気を支配し、世界を支配する。

 

【テンペスト】では敵わない。

 

一点に集めろ、空気を、風を、世界を!

 

『オオオオオオオオオオオオ!!!!!』

 

「地球なめんなファンタジーィィィ!!」

 

巨人が放つ拳は黒の少年の先、地上に降りた神々にまで届かせると言わんばかりの渾身の一撃。対する黒の少年は、目の前の巨人、その先に続く未来を掴み取るために【テンペスト】の力を一点に集めた究極の一撃

 

『オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!』

 

「くらえぇ!【ゴッドブレス】ゥゥゥゥゥゥ!!!!」

 

神に届かせるために放たれた巨人の一撃は、奇しくも神の名を冠する一撃とぶつかり合った。

 

巨人と少年、拳圧と風圧、爆発と閃光に包まれた世界の中で遂に決着がつけられる。

 

 

 

「しきぃぃぃぃぃ!!!!!!」

 

ただ一人、白の少年に見届けられながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次は遅くなるかもです。
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