といった感じにお読みください。
なんか気が付くと、暗くヌメヌメした所にうずくまってる。
なんで、こんな所にいるんだ?
手足を伸ばしてみようと動いてみるが、何か壁にぶつかった。
堅いような…固くないような。少し力を入れると、簡単にきしむ。お、もしかして割れる?ベニヤ板を壊すような感触で、ベキベキと壊れていく。外気と光が入り込み視界が開ける。
目を開けて見えたのは、ローブの裾とそこから延びる靴だった。
問題はそのデカさだ。ジャイアント馬場の16文キックとか目じゃねぇ。どう見ても巨人ジャン。
視線を上にあげていく。
巨人が座っている巨大なイスの肘掛けに、皺だらけの手が見えた。濃い緑色の手だ。指もある。
緑色?
そのまま視線を上げていくと、大黒様のような福助のような横に広い顔が乗っている。しわくちゃのジジイで、目がしわに隠れるほどで瞳は見えない。もちろん肌は緑色だ。病的というよりは異常だ。異常。
「ルンガよ。目が覚めたか」
その口から、そう言葉が漏れる。オレは何て答えればいいんだ?
突如現れたモンスターっぽい巨人をぽかんと見上げて言葉を失っていると、巨人は突如咳込みだした。咳に合わせて、髪のない頭から生えた二本の触角が揺れる。
触角?
「最長老…」
すると、横から一人の緑色をした奴が現れて、前に倒れそうになる巨人を支える。
こいつも頭から2本の触覚が生えている。
巨人よりも小さいが体系はスマートで、皺もない。
「もう大丈夫だ。ネイル。…さて、ツーノよ。ルンガを頼むぞ」
「はい。ご無理をさせました。お任せください」
そういうと、後ろから肩に手を置かれる。見ると、巨人ではないが、それでも巨躯の皺だらけの緑人間が巨人に礼を言っていた。
「さあ、行くぞ」
そういうと緑人間はオレの肩を押すように促す。
ナメック星人である。
水面に映る自分の姿を見て納得する。緑色の肌。頭に生える触角。眉毛も髪の毛もなく、腕にある奇妙な模様。とりあえず人間ではない。人間の範疇をしっかり超えている。鼻がないとか、第三の目があるとかそういうレベルじゃねぇ。
しかも体は子供である。あの皺だらけの緑人間も、巨躯なわけではなくオレの体が小さかっただけだ。
なるほど、最長老か。
ネイル、ネイル。そういえば、そんな奴いたな。ナメック星最強のナメック星人。ピッコロのパワーアップキットみたいな奴が。
周囲を見ると、茎の長いブロッコリーみたいな木々がまばらに生え、ヘドロのような食欲減退する色の海だ。
それらを総計すると…
「あ、オワタ」
星全体にデスノボリ立っちゃってるんですけど。