ナメック星人奮闘記   作:シムCM

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あた~ま空っぽ~の方が~夢詰め込める~♪

といった感じにお読みください。




1話 生まれ変わってナメック星

なんか気が付くと、暗くヌメヌメした所にうずくまってる。

なんで、こんな所にいるんだ?

 

手足を伸ばしてみようと動いてみるが、何か壁にぶつかった。

堅いような…固くないような。少し力を入れると、簡単にきしむ。お、もしかして割れる?ベニヤ板を壊すような感触で、ベキベキと壊れていく。外気と光が入り込み視界が開ける。

 

目を開けて見えたのは、ローブの裾とそこから延びる靴だった。

問題はそのデカさだ。ジャイアント馬場の16文キックとか目じゃねぇ。どう見ても巨人ジャン。

視線を上にあげていく。

巨人が座っている巨大なイスの肘掛けに、皺だらけの手が見えた。濃い緑色の手だ。指もある。

 

緑色?

 

そのまま視線を上げていくと、大黒様のような福助のような横に広い顔が乗っている。しわくちゃのジジイで、目がしわに隠れるほどで瞳は見えない。もちろん肌は緑色だ。病的というよりは異常だ。異常。

 

「ルンガよ。目が覚めたか」

 

その口から、そう言葉が漏れる。オレは何て答えればいいんだ?

突如現れたモンスターっぽい巨人をぽかんと見上げて言葉を失っていると、巨人は突如咳込みだした。咳に合わせて、髪のない頭から生えた二本の触角が揺れる。

 

触角?

 

「最長老…」

 

すると、横から一人の緑色をした奴が現れて、前に倒れそうになる巨人を支える。

こいつも頭から2本の触覚が生えている。

巨人よりも小さいが体系はスマートで、皺もない。

 

「もう大丈夫だ。ネイル。…さて、ツーノよ。ルンガを頼むぞ」

「はい。ご無理をさせました。お任せください」

 

そういうと、後ろから肩に手を置かれる。見ると、巨人ではないが、それでも巨躯の皺だらけの緑人間が巨人に礼を言っていた。

 

「さあ、行くぞ」

 

そういうと緑人間はオレの肩を押すように促す。

 

 

 

 

ナメック星人である。

水面に映る自分の姿を見て納得する。緑色の肌。頭に生える触角。眉毛も髪の毛もなく、腕にある奇妙な模様。とりあえず人間ではない。人間の範疇をしっかり超えている。鼻がないとか、第三の目があるとかそういうレベルじゃねぇ。

 

しかも体は子供である。あの皺だらけの緑人間も、巨躯なわけではなくオレの体が小さかっただけだ。

 

なるほど、最長老か。

ネイル、ネイル。そういえば、そんな奴いたな。ナメック星最強のナメック星人。ピッコロのパワーアップキットみたいな奴が。

周囲を見ると、茎の長いブロッコリーみたいな木々がまばらに生え、ヘドロのような食欲減退する色の海だ。

 

それらを総計すると…

 

「あ、オワタ」

 

星全体にデスノボリ立っちゃってるんですけど。

 

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