「お願い、行ってきてくれる?」「了解です!任せてくださいシエルさん!」   作:grayトミー

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久しぶりにゼロやってたらゼロ愛が再燃してきたから書いて見た。後悔はない。


あなたがゼロさんですね!これからよろしくお願いします

 

レプリロイドと呼ばれるロボットがある。

高度なAIと、機械の身体そしてEエネルギーと呼ばれる燃料で動く人間達の隣人となった者達のことを指す。

彼等が造られた当初、従順な心と、会話を可能とし、心が成長していく様子から良き隣人としてこれからを歩んでいくと思われた。

 

 

しかし、人間でさえ身体と心は容易く操られ、壊されてしまう時がある。機械で造られたからといってそれは例外ではなく、レプリロイド達にも壊れて狂ってしまい、人間に襲いかかるバグを抱えたレプリロイドが出てきてしまう。

 

人間達はバグを抱えたレプリロイド達のことを「イレギュラー」と呼び、彼等を破壊するための組織、「イレギュラーハンター」を組織した。それはレプリロイドにレプリロイドを処分させるための組織であり、やがて「英雄」と呼ばれるようになっていくレプリロイド達が生まれる組織であった。

 

 

やがて、イレギュラーが大量発生する「イレギュラー戦争」、電子の妖精と呼ばれる「サイバーエルフ」と大量のレプリロイド、人間達が死滅した「妖精戦争」が起きるも、その度に「イレギュラーハンター」達が何とかして戦争を終わらせてきた。

 

やがて人間、レプリロイド、双方が伝説と呼ぶようになる2人のレプリロイドがそこにはいた。

 

『エックス』

青を基調とした色を纏ったボディに、腕についたバスターが特徴的なレプリロイドで、そのバスターから放たれるロックバスターで数多くのイレギュラーを屠ってきたことから「ロックマン」の名を冠する英雄。

 

『ゼロ』

赤と黒を基調としたボディに、エックスと同じようにバスターを主流とした武器として使うレプリロイドであったが、同時に特徴的なエネルギーを放つビームサーベル「ゼットセイバー」を使いエックス以上にイレギュラーを屠ってきたとされている『エックス』の盟友。

 

 

この2人の伝説の英雄の活躍により、人間達とレプリロイドを巻き込んだ戦争は全て終わったとされていた。

 

やがて1人の英雄は自らが新たな戦乱を起こす火種となることを危ぶみ永き眠りにつき、もう1人の英雄は彼の意思を背負い人間達を守るために、新たな国を作ることを決心する。

 

 

そして英雄は数多くの犠牲を作りながら理想郷を作り出した。

『ネオ・アルカディア』という人間達にとってのみの理想郷を…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まだか…まだなのか?」「おい、シエルさん達が出発してもう何時間になる?」

「まさか…やられてしまったんじゃないよな?」

「馬鹿野郎!シエル達のことを信じないでどうする!きっと…きっと連れてきてくれる!」

「で、でもよう…本当にあるのかもわからねえ存在だろ!?」

「でもネオ・アルカディアが厳重に封印している土地だぜ?何かあるに決まってる。」

 

この光景を何も知らない人達が見れば目を疑うだろう。同じような姿形をした人間達がそれぞれ集まっているのだ。五つ子か何か、もしくはクローンの存在を疑うかもしれない。

 

しかし、彼等は人間ではない。単に同型機のレプリロイドが数多く集まっているに過ぎない。

 

似たような姿と声でサラウンドで話す姿はまさに平時であれば笑いを誘うかもしれない。

しかし、雰囲気は絶望か希望か、どちらかを待つかのようなものだった。

実際にそうなのであるが…

 

 

 

 

 

 

 

「おい!見ろ!」

 

 

その声に一斉に皆が大型の機械装置を見る。

 

すると機械が突然起動して動き出し、電子をまとう。

 

やがて機械が大きな光を放ち見るものの目を閉ざす。

 

 

 

 

 

次に目を開いた時、

 

 

そこには2人の男女が立っていた。

 

『シエル(さん)!』

 

集ったレプリロイド達はみな現れた少女の方を見て叫んだ。

 

 

「みんな、ただいま!」

 

『おかえりなさい!』

 

 

「話したいことはたくさんあるのだけど…ごめんなさい色々とあって疲れてしまって…また後でいいかしら。

 

 

とりあえず、紹介するわ。みんなが気になっているだろうこちらのレプリロイドが…」

 

 

 

赤を基調としたボディのレプリロイドがいまいち釈然としていない様子で

 

 

 

 

「……ゼロだ。」

 

 

と言った瞬間。

 

『ワーーーー!!』

 

と集まったレプリロイド達が歓声をあげた!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ともかく、ごめんなさい。これから私はこの人と話すことがあるから、しばらく司令室に困るわ。何かあったら通信で知らせてくれる?」

 

シエルと呼ばれた少女と釈然としないながらもゼロと名乗ったレプリロイドが人混みを避けて部屋を出る。

 

 

 

 

その途中で、1人のレプリロイドが言った。

 

「あなたがゼロさんですね!これからよろしくお願いします!ようこそレジスタンスベースへ!」

 

そういって握手を求めた。

そのレプリロイドは姿形がここに集まったレプリロイドとほとんど同じで、特に珍しいという感じではなかった。

 

しかし、

 

 

 

「…………………………………………ああ」

 

 

ここにきてから全てにおいて興味なさげな様子だったゼロという男が初めて、興味深げにそのレプリロイドを見て…やがて握手に答えた。

 

これこそが、英雄と呼ばれるレプリロイド『ゼロ』とレジスタンスの「無名」の出会いであった。




アカルイミライヲーー!

次からはモブ、「無名」視点です。
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