Fete/Grand Order ~月に酔う花~ 作:sha-yu
過去作を読んでくださっている方はこんにちは。
作者のsha-yuと申します。
今回、FGOで書かせていただきます。色々と完結していない作品があるのですが......書きたくなってしまいましてね。
作者の過去作を読んでいる方はご存じかと思いますが、ヒロインの推しが酷いのでご注意を。作者は欲望に忠実なのです←
そして、今回も完全な見切り発車となってますので、これまた酷いことになりますが......その辺はご容赦を。
今回ものんびりやっていきますので、よろしくお願い致します。
第1話
ーーいいか、
ーーそれが、お前を守ってくれる。
ーーん?そんなに信用ならないか?
ーーはは、まぁ、無理もないな。
ーーじゃあ、特別に教えてやろう
ーーこれはな、大昔に......
ーーーーーー
ーーーー
ーー
目が覚めると、そこには見慣れた自室の天井が映っていた。
またあの夢だ。ここ最近よく見るな。
父さんが死ぬ前の夢。すごい小さいときだったから、かなりおぼろげになってるけど。
「っと、そろそろバイトの時間か」
あんな夢を見たせいで、危うく寝過ごすところだった。
手早く身支度を整え、独り暮らしのアパートを出ようとしたとき、忘れ物に気づく。
「いっけね、夢見たあとに忘れそうになるとか、寝ぼけすぎだな」
俺はベッド横の棚に置いてある物を手に取る。
父さんが最後に残してくれたもの。無くすなと言われた、大切なもの。
ボロボロで、刃こぼれだらけの匕首。
「よし、行くか」
ーーーーーー
ーーーー
ーー
バイト先の洋菓子店についた俺は、とある異変に気づいた。
店の前で店長が誰かと話している。
それ自体別に変なことではないのだけど、今回は相手がいかにも怪しかった。
黒いスーツにサングラスをかけた外国人。体も大きくて、まるでマフィアのようだ。店長の知り合いか?それとも道に迷って、店長に尋ねていたか......。
まぁ、俺には関係のないことだ。
とりあえず、開店準備しないと......
「あ、誘輝君いいところに」
店に入ろうとしたとき、店長に呼び止められた。
俺になにか用があったのだろうか?
「どうしました、店長?」
「ああ、この人たちがね、誘輝君に用事があるって」
「俺に?」
そんなこと言われても、俺には心当たりがないぞ?
てか、近くで見ると本当にヤバイ人たちだろ。
「十根川誘輝だな?」
「あ、ああ......」
「カルデアより召集命令が出ている。ついてきてもらおう」
「は?なに言って......」
「拒否権はない」
男がそういうと、俺のことを突然担ぎ上げた。
「わ、わ、なにするんだ!離せ!」
そしてそのまま、近くに止めてあった黒い車に乗せられる。
いやいや、これ誘拐だよね?おかしいよね!?
「おい、こんなことしてただですむと思うなよ!すぐに店長が警察を呼んで......」
「お前の上司も了承したことだ。黙ってついてくればいい」
なんなんだ、こいつら......
ーーーーーー
ーーーー
ーー
「ここどこだよ......」
黒い男たちの言う通りに黙ってついてきたら、突然飛行機に乗せられ、長時間のフライト。
フライト時間からして外国なんだが、どこについたかもわからず、そのまま男達が用意していた車に乗せられ、数時間。
突然車から放り出され、防寒具と地図を渡されて、目的地まで地図を見ながら歩いていけと言われてしまった。
で、地図見ながら雪山登山中というわけだ。
寒いし、どれだけ登ればいいかわかんないし、そろそろ死ぬんじゃないか、俺。
「結局、この匕首は守ってくれなかったな」
父さんの形見である匕首を手にし、ポツリと呟く。
あんなことを言われてしまった手前、手放せなくなってしまったものだけど、これが直接なにか役立ったことはない。
大昔、ある人物が使っていたものだから、その筋ではほしい人もいるだろうけど......。
「始皇帝の暗殺に失敗した暗殺者、
父さんも、どこでこんなものを手に入れたんだか......。
てか、そんなことを考えてる場合じゃない。今生きるか死ぬかの瀬戸際だった。
「とりあえず進むしか......なんだあれ?」
こんな山奥に建物が......まさかあれが目的地?
た、助かった......。
駆け足でその建物に近づく。
かなり大きな建物だな。それに、設備も整っているように思える。
「どこから入れば......」
『塩基配列 ヒトゲノムと確認』
「な、なんだ!?」
『霊気属性 善性・中立と確認』
突然聞こえてきた声に驚き振り向くと、扉らしきものが見える。
これはいったい......。
『ようこそ、人類の未来を語る資料館へ。ここは人理継続保障機関 カルデア』
カルデア?あの男達が言っていた......。
『そちらの端末に手を置き、名前を名乗ってください』
怪しさ満載だが......寒すぎてどうにもならん。やってやる。
端末に手を置きながら、自分の名前を口にした。
「十根川誘輝」
『指紋認証 声帯認証 遺伝子認証 クリア。魔術回路の測定......完了しました。登録名と一致します。貴方を霊長類の一員であることを認めます』
今さら霊長類認定されても......。
『はじめまして。貴方は本日最後の来館者です。どうぞ、善き時間をお過ごしください』
やっとか......とりあえず、暖かいのみものでもくれないかな。
『......申し訳ございません。入館手続きまで180秒必要です』
「は?」
『その間、模擬戦闘をお楽しみください』
「はぁ!?」
この、あとからボロがいっぱ出でそうな書き出し......うん、いつも通りだね←
次回の前書きで、主人公のプロフィールをあげます。