気まぐれな悪魔によるデジタル世界   作:ガルGC

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簡潔に内容説明
・主人公がデジタルワールド突入。
・初戦闘。
・初転生者と出会う。
・最高の悪者発動!

以上ですね、詳しくは本編で。


第2話

 目が覚めると、目の前に絨毯があった。

 どんな介入してんだよ。

 天井じゃないのか。天と地が逆だ逆。

 

 とりあえず体を起こして周りを確認する。

 パソコンとベット、後は机とキッチン。

 割と普通だ、悪魔が用意した割には。

 

 とりあえずアヴィリタに頼んだものがあるかを確認する。なければ即効でBAD ENDになりかねん。

 部屋を探せばすぐに見つかり、デジヴァイスの中にはしっかりとパートナーデジモンもいる。型が古いせいかドット型で分かりにくい。

 

 次に確認するのはある意味もっとも重要と言えるパソコン。

 こいつは簡潔に言えば、一番豪華だった。

 元の世界のスーパーコンピュータ並みの性能をもっているぞ。

 

 てか、いま思ったら年齢がかなり下がっていた。

 原作に合わせなければいろいろと厄介だからか?

 ま、ある程度の状況確認ができたところで。いっちょ試しますか。

 

「デジタルゲート、オープン」

 

 パソコンにデジヴァイスをかざすと、俺はパソコンの中に吸い込まれた。

 

 

 

* * * * * * * *

 

 

 

 目を開けると、目に砂が入った。

 最悪の開始だな色々と。

 俺が悪いことをしたか?してないだろ?今はだけど。

 

「てか、ここはどこだよ」

 

 あまりにも砂しかないからつまらんぞ。

 行き先を考えてくればよかったか?

 とりあえず後先考えず動いてみるか、現実世界と比べて時間の進みは遅いからな。気長に行動できる。

 

「まったく、面白いもんはねぇかなー……おっ」

 

 砂漠をしばらく歩いていたらデジモン発見。

 黒い角と黒い鎧を纏った四足のデジモンだ。

 デジヴァイスで確認すれば、あれはモノクロモンというデジモンらしい。

 

 成熟期であるが、俺には関係ないな。

 てか、無視する。戦うのも面倒だ。

 

「他にデジモンいないか、ん?」

 

 俺がその場を離れようとするとデジヴァイスが光だし、中から俺のパートナーデジモンが現れる。

 おいおい、何勝手に出てきてるんだよ。

 

『グルゥゥゥゥゥゥゥゥ』

 

 出てきてそうそう凶暴だな、俺のパートナー。

 

「てか、デジヴァイスに戻れ」

 

『グラァァァァァァァァ』

 

 俺の指示を無視して勝手に飛び出すパートナーデジモン。

 そのままモノクロモンに突っ込んでいった。モノクロモンはその接近に気づき遊撃するため口を開けエネルギーを溜めだした。必殺技の”ヴォルケーノストライク”を放つためだ。モノクロモンはエネルギーの溜まったヴォルケーノストライクを放つと、俺のパートナーデジモンは空中に飛ぶことで躱し、手にあたる爪を伸ばしてモノクロモンのダイヤモンド並みの強度を持つ鎧をいとも簡単に貫いた。

 

 比喩ではない。現実である。

 

 やがて体を貫かれたモノクロモンはその体を0と1に分解され、消滅してしまった。だが、分解されたデータの塊は大半が俺のパートナーデジモンに吸収され能力を向上させる。

 成熟期と戦って普通に勝っちゃったぜ、成長期なのに。

 

 その後も、俺はパートナーである自分のデジモンに数々の成熟期と戦わせた。

 モノクロモン:六体、クワガーモン:八体、シードラモン:五体の計十九体の成熟期を倒し消滅+吸収することができた。

 最初のモノクロモン戦以外はなんとか俺の指示に従ってはくれた。

 

 大体のデジモンのデータを集めることができたので、俺はパートナーをデジヴァイスの中に戻し、現実の世界に戻るためデジヴァイスを上げる。

 

「あれ?人間?」

 

「ん?」

 

 声を掛けられたので後ろに振り向けば、何故か人間とデジモンがいた。

 

「だれだ、お前」

 

「それはこっちの台詞でもあるけど。僕は小宮(こみや)星之(せいじ)君は?」

 

「俺か?名乗らないからパス」

 

「えぇ!?」

 

 てか、だれ?

 初対面で馴れ馴れしいな。

 

「おい、星之が話しかけてるんだぞ!名前ぐらい言ったらどうだ!」

 

「あ、ちょっとコロナモン」

 

 小宮の隣にいるコロナモンってデジモンが怒っているが、意味が分からん。

 

「ごめんね、驚かせちゃって。こっちはコロナモン。僕のパートナーデジモンさ」

 

「パートナーデジモン?」

 

 コロナモンに視線を向けて鼻で笑った。

 

「はっ」

 

「な、なにが可笑しいんだよ!」

 

「べつに、何だか弱そうなデジモンだなと思ってな」

 

「何だと!?」

 

「コロナモン、落ち着いて!」

 

 短気だな、このコロナモン。

 

「何か用でもあるのか」

 

「うん、君を見かけてさ。ちょっと聞きたいことがあって」

 

「聞きたいこと?」

 

「うん、君って。”転生者”かな?」

 

 転生者?もしかして、こいつは転生者か。

 

「神様に転生してもらって嬉しかったんだけど、一人じゃ心細くて」

 

 確かアヴィリタは神が人を転生させた世界に介入させたから、転生者がいることはわかっていたがこんなに早く出会うとは。

 

「ねぇ、僕と一緒に原作が始まるまで強くなろうよ」

 

 転生者に出会った場合、その対応決まっている。

 

「星之がいってんだ、少しは反応したらどうなんだよ!」

 

「やめてったら、コロナモン。僕は気にしてないから」

 

 何事も冷静に、物事を行うなら残酷に。

 

「えっと、返事をしてくれないと困るな。名前も教えてほしいけど」

 

「そうだな、名前を教えないといけないよな」

 

 やるなら徹底に、過程は迅速に。

 

「俺の名は荒喜(あらき)操練(そうれん)

 

「へー、何て呼んでいいかな?」

 

「好きに呼んでいいぜ」

 

 なんたって俺は――――

 

「……ごふっ!」

 

「星之ィィィィィ!」

 

「ま、呼べるもんならな」

 

 ――――最低最高な悪者だからな!

 

「てめぇ、何をしやがはぁっ!」

 

 デジヴァイスから出ていたパートナーデジモンの爪がコロナモンの胸を貫いた。もう片手で貫いている小宮を放り投げる。

 

「うっ!」

 

「星之っ!?」

 

「やれ」

 

 コクリと黙って頷くと、コロナモンの体は徐々に分解され吸収されていく。

 

「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「コ、コロ……ナモン!」

 

 吸収されるコロナモンを涙を流しながら顔を歪ませる小宮。俺はコロナモンを放っておき小宮に近づいた。

 

「よぉ、気分はどうだ?」

 

「どおして……こん、なこと!?」

 

「どうしてか?そんなもん決まっているだろ」

 

 パートナーデジモンは完全にコロナモンを吸収し終えると、俺の隣に近寄った。

 

「――――俺が最高の悪者だからよ!」

 

 俺は手を下す、それは攻撃の合図。

 デジモンの爪が小宮の体を再び貫く。

 そこから手を横に動かす、それは吸収の合図。

 このデジタルワールドは全てがデータの塊。つまり、この世界では人間《・・》もデータの塊の一つにしか過ぎない。

 ゆえに彼の体からは血が流れず、データとなって吸収された。

 

 さて、現実の世界に戻るとしようか。次の戦闘における準備をしなければ。

 俺はデジヴァイスを使い、現実世界に戻った。

 

 小宮が吸収されいなくなった場所には、一つのデジヴァイスが点滅していた。

 

 




次はどうしようかな。
原作まで飛ぶ? もう少し最高の悪者発動する?
決まるまで少し待って。
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